『喪失感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今、まさに喪失感に襲われている。
ただ、与えられた毎日をこなしているだけ。
そう思っているからだ。
どう生きて良いのか、わからない。
テレビをつけてもスマホを見ても時間を潰しているだけになっている。
なぜ、私の心はこんなガスの抜けた風船みたいになってしまっているのだろう。
目標、夢、憧れ、希望。
何か1つでも持っていれば、風船は膨らむのか。
とりあえず、今夜は早めに寝る。
明日、起きたらゴミを出し、仕事に行く。
それだけは決まっている。
あとは何があるか、わからない。明日の私が知っているはずだ。
喪失感、、、私は何を失っているのだろう。
それすら、わからない。
少し考えてみたい。
消えた名前
還らない声
墓に埋めた記憶
もう2度と戻らない
#喪失感
「喪失感」
喪失感と、いえるうちは
なくしたような気になっているだけで
本当はまだある。
無色透明になって
目には見えなくなっただけ。
だからこころでみないとね。
「喪失」してないわけで。
あなたがそのことを思って
口に出して話題にしているなら
「なくなっていない」んだから。
「喪失」した気になってるだけ、
ってことだろうが。
だから大丈夫。
そこにあるから。
そばにいるから。
「喪失感」
何となく別れることを感じていた。
そしてそうなった。自然にそれを受け入れた。
だから喪失感は無い。
思い出は過去に置いて、普通に生活している。
だけど、どうして離れていったのか、
それはもう分からないままで。
未練は無いけれど、もし何かで再会したとしたら、
訊いてみたい気持ちがわくかもしれない。
でもそれを口には出さないだろう。
なぜなら、それをすると、思い出が顔を出し、
今の生活が変わっていくかもしれないから。
そしてそうなった時、今度は再開が終わった後、
喪失感を味わうのかもしれない。
「喪失感」
蟻地獄のような喪失感を
ゆめで君と会うのが幸せ
どうかボクを覚えていて
喪失感
母が連れてきた子犬。小さくて暖かい子犬。よちよち歩くその子犬は、兄弟がいない私にとって弟のような存在になった。
暑くても寒くても散歩に行き、寝る時も一緒、時々、お風呂にも一緒に入った。元気がない時は心配し、私が体調を崩した時は寄り添ってくれた。
一緒にたくさん笑った。辛い時、いつも側にいてくれた。
子犬はすぐに大きくなって、そして私よりも早く歳をとっていった。散歩の時間も短くなった。
ごはんもあまり食べられなくなった。
そしてある寒い雪の日、その犬は冷たくなって死んでしまった。
喪失感。心にぽっかり穴があいた。
雪が穴を埋めてくれるだろうか。
雪はたぶんすぐに溶けてまたぽっかり穴が空く。
だから春を待とう。
散歩の時、ふたりで見た桜の下。
きっとピンクの花びらが暖かく穴を埋めてくれるだろう。
彼女が小説を書いていると知ったとき、私の中には少しの喪失感がわいた。
彼女は可愛くて、人気者で、生徒会に入っていて、彼氏がいて、私とはとても似つかない。
小説を書いているのは、この学校で私だけだと思っていた。
喪失感____.
ごめん、喪失感って何?
___________________________
喪失感って何から始まったこの物語。
そういえば私の大切な人がいなくなっちゃったんだった。
私の心の中は喪失感でいっぱいだ
喪失感
舞台でかがやく友を観客席から観ている自分。
自分もあそこにいたはずなのにと思い渦巻く。
思うように動かない身体と心が、もがくほど
蟻地獄のように落ちていく。
でも、それも終わりが来る。
失うことで身軽になって、新しく得るものが
あるのだから。
家族も恋人もお金もすべて失ってしまった。
世界は残酷だ。
1度知ってしまったら
もうその感触を忘れることなんてできないのに
こんなことなら最初から何も要らなかったのに
私に残るものは
すべて奪われてしまった空っぽの心と
拭いきれない喪失感だけだ。
#喪失感
滑り落ちるって、こう言うことかな。
それとも、削り取られたってことなのかな。
ただ、もう、君の側にはいられないって思ったんだ。
本当はね、ずっと一緒にいたかったんだよ?
でも、ダメだった。
君の明るさが、君の優しさが、君の全てが。
いつだってズタズタにしていくんだ。
あんなに心地よかった君の隣。
その心地よさが、もう感じられなくなった時点でおしまい。
”喪失感”なんてもんじゃない。
好きでも、一緒にいちゃいけない相手がいるんだって。
君を見ていて思い知らされたんだ。
喪失感
喪失感
「君はぼくが今目の前からいなくなっても、悲しくないの?」
そんなことを口にされても、私は涙すら浮かべられない。
いつも私の感情は、少しズレているから…。
恋人に別れ話をもちかけられても、泣いてすがることすら出来ない。
涙は決まって、一人きりの暗闇の中でしか流せない。
「ひとみ、お父さんはお前のことをずっと忘れないから。元気でお母さんとおばあちゃんと仲良くやるんだよ。」
お父さんの肩車が大好きだった。
でも…あの夜も私は泣き顔を父に見せることは出来なかった。
悲しいのに。淋しいのに。
電気の消えた真っ暗な部屋の片隅で膝を抱えて、一人泣いた。
私の前から、大切な人が消えてなくなるとき。
喪失感だけが残った。
感情が溢れてくれたらいいのに…。
とてつもない喪失感と引き換えに、自分を呪った10代と20代。
今なら、あの時の私に言える。それでも大丈夫だよ、何も悪くないよ、と。
30代になった私は、自分で自分を慰める術を手に入れた。
明けない夜がないように。
独りの暗闇から、静かに抜け出した35歳の春。
喪失感。
喪失感は今なのかな?
ライブが終わった。
でも喪失感が
ないのは
いつも
元気だから。
出会うべきして出会ってる。
だから離れるときも決められた運命の時期なんだよ。
ってさ。わかってる。
けど君を失ってしまったら私はどうやって生きていけば良いのか分からないよら離れなきゃいけないって決まったときどうしようもない喪失感に襲われちゃって、苦しくて今も抜け出せないよ。
いつか、いつか、あなたがいなくても幸せって思えるようになれたら。
『喪失感』
ぴーちゃんがいなくなった。朝起きたらベッドの上からいなくなっていた。もちろんベッドの下にもいない。そもそも部屋の中にそれらしい姿は見えない。ぴーちゃんがひとりでに外へと出かけるはずもなく、私は1人立ち尽くす。
「まあいいんじゃない?いなくても1人で寝れるんだし、あなた高校生なんだから。」
大体もう長いことベッドの隅に追いやってたでしょ、母は飄々とした態度でそう言った。ぴーちゃんはうさぎのぬいぐるみだ。物心ついた時にはそばにいて、それから今までずっと一緒に過ごしてきた。けれどもここ数年は母の言う通りベッドのオブジェクトと化していて、今朝なくなっていることに気付くまでは1度も目に入れずとも違和感なくその日を終えられるような存在だった。
しかしそれはぬいぐるみに執着するような歳ではなくなった、ただそれだけのことで、誰もが通る道なのだと思っていた。不思議なのだ。どうして私は、今日ぴーちゃんがいなくなったことに気付いたんだろう。特別愛着を持っていたわけでも、人一倍物を大切にする性格というわけでもない。それなのに今日の朝食のトーストは味気なかったし、今も前方不注意で電柱にぶつかりそうになっている。
私は自分で思うよりよっぽどぴーちゃんのことを心の拠り所としていたのか。
自覚した途端に胸が苦しくなった。今更どうしようもないのに、後悔ばかりが募っていく。昔のようにぬいぐるみで遊べば、とはいかなくてももう少し気にかければ良かったし、いなくなってしまうなら、最後にまた抱いて眠りたかった。今日の空は曇天だ、晴れやかな日々が懐かしくなる。校庭の中ほどで思わず足を止めた私に後ろからやってきた友人が声をかけてきた。浮かない気分を後ろ手に隠して挨拶を交わし、そのまま他愛のない会話を続ける。友人とのおしゃべりは楽しいはずなのに、やっぱりどこか寂しくて。この気持ちはきっとしばらく私の胸の片隅に居座って、1人の時間に頭を埋め尽くすのだろう。すると今度はいても立ってもいられなくなってくる。今日、家に帰ったらもう1度部屋の中を探そう。部屋になかったら家中、隅から隅まで探してやればいい。そうしてまだ消化できる悔しさを全て晴らして、そうやってこの気持ちの名前と対処法を見つけよう。辛いときは今までそうやって乗り越えてきたしこれからもそういう風に生きていくのだ。私がなんて考えを巡らせている間に、薄暗い気持ちをいとも簡単に察しては探りを入れてきた友人をなんとかあしらって、気持ちを切り替えるように一度大きく深呼吸をすると、さあまずは1歩、と教室に足を踏み入れた。
私の隣の席に、ぴーちゃんが座っていた。
ぽっかりと何かが抜け落ちた感覚
何かを求めていて
何もない
ただ空洞が空いている
何の為に生きているのかすらわからない
何が何なのかよくわからない
まず、何を失ったのかすらもわからない
からっぽの瓶が抱えるビー玉は大人たちには要らないらしい
僕の彼女は無関心
彼女との出会いはスペインのあるイベリア半島
学生時代同じサークルに入っていた先輩に『四月!海外旅行に行こう!』と誘われた場所が彼女の故郷だった
先輩と僕は同じ大学で芸術・芸能系サークルに所属
主に写真をメインに活動していました
僕と先輩は各自自分の好きな場所で風景を撮影していた
その時背後から"ふわり"と風が吹き僕は甘い香りがした方向に目を向けました
そこには彼女の姿がありました
初めて会ったにも関わらず僕の目には彼女がとても愛らしく見え彼女が風に揺らぐたび甘い香りがし僕は心をひきつけられた
彼女の頭には綺麗な白い髪飾りがついていて花弁が4枚
外側にも大きな花弁が2枚、僕にはそれがまるで砂糖菓子の束のように見えたのです
僕は反射的に彼女に挨拶をしたが彼女からの返答は無い
彼女からすると僕と言う存在は初めから無かった様に彼女はその場所で凛としているのです
僕はどれほどの時間彼女を見つめていたのか覚えていない
すると遠くから僕を呼ぶ先輩の声が聞こえ(もうそんな時間か…)と頭の中で思った
僕は彼女との別れが惜しくなり最後に彼女と出会った記念として写真を数枚撮り先輩と合流
その後はホテルに泊まり次の朝は別の現地を観光して帰国しました
僕はあの日あの場所で会った彼女のことが忘れられず1人で八月に休暇を取り彼女に会いに行くことにしました
(確か。スペインのあるイベリア半島…だったよなぁ)僕は再度確認し、また彼女に会える!心が躍る様な気持ちになり僕の口元も緩みます
僕は写真を頼りに彼女がいた場所まで歩きました
写真と見比べ何度もその周辺を確認しましたがそこに彼女の姿は何処にもありませんでした
あの日あの場所に彼女が居たのは偶然でまた同じ場所に行けば彼女に会えるだなんて…そんな奇跡あるわけがない
僕はひとりで舞い上がっていたのです
分かっていたのに何故?僕は…
次の日も同じ場所へ足を運びましたがやはり彼女の姿はなかった
僕は彼女に会えないまま帰国した
帰国し家に帰る途中微かに知っている香りがして僕は考えるより先に体が香りのする方へ走っていた
やがて僕はある店の前で足を止めた
何故なら彼女がその店に入っていく姿が見えたからだ
僕も彼女が入った店に入り店内をくまなく探しましたが彼女の姿はなく困り果てていると1人の店員に『お客さま何かお探しでしょうか?』と声をかけられ僕の体は"ビクッ"と小さく震え上がった
僕は店員に一枚の写真を見せました
すると店員は"にこり''と微笑み僕に少し待っていてくださいと言い残し店の奥部屋へ入って行った
僕は言われた通り店員を待った
すると先ほどの店員と一緒に奥の部屋からこちらに向かって歩む彼女の姿が見え僕は嬉しさのあまり目から涙をこぼしていた
僕が急に泣いてしまったので店員は驚いてちり紙をそっと渡してくれました
僕はちり紙で涙を拭った
店員さんは僕に言いました『探しもの見つかって良かったですね!それと貴方が涙を流すほど喜んでくれて彼女もきっと幸せね』と僕は笑顔で『そうですね』と答え彼女と共に家に帰りました
早速僕は彼女の部屋を用意し一緒に食事を楽しみました
お店から出る際、店員の方に彼女は他の子とは違い与えすぎると体調が悪くなるので気をつけてね。と忠告をいただき(彼女は僕と違って少食なんだなぁ…)とか1人でそんなことを思いながら彼女の食事には気をつけています
彼女が笑ったり話したりはしませんが唯一彼女が笑顔になる方法を知っています
それは日当たりのいい場所で彼女に話しかけること
そうするとなんだかいつもより彼女が笑って喜んでいるように感じるのです
僕はそんな彼女のことが大好きだ。
彼女の名前はイベリス
花言葉 心をひきつける 初恋の思い出
甘い誘惑 無関心
喪失感……。
人生そのもの。
あのゲス女に台無しにされた。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
喪失感……。
あっ! 失くした。
って言うより。あとで気付くこと。
その大きさにも。
喪失感
今の私にぴったりのテーマではないか。
私は今年で社会人になり働き出した者だ。
働く前の私は、あれになりたい、これもやりたい
と多くの夢を持っていた。
夢を叶えるためには金がいる。
その為に働き出した。
仕事は辛くない。
自分にあった仕事を見つけられたと思う。
節約をしながら貯金も出来ている。
確実に着実に溜まっている。
だが、こんな生活をして半年もせずに
心が空っぽだ
それはもう空っぽの瓶のように何も入っていない。
このままではいけない、と変わるために毎日のルーティンとして、このアプリを使っている。
だがそれでも、こんなに空っぽだ。
好きなことも嫌いなことも、欲しいものも心からやりたいことも分からない。
ただ分かることは、このままではいけないこと
こんな人生は楽しくないこと
なぁ
この心には何が埋まっていたのだろう
もう一度、思い出させてくれ
#12