『善悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「善悪」
人に対して優しくすることって一種の本能だと思う。
人類は個々の力では生き残ることができないから、他者と調和する道を選んで進化してきた。
だから俗にいう性善説、性悪説の論争で私は性善説を信じている。歴史はひとつひとつのいざこざが尾をひいてしまって、もう簡単にはどうにもならないくらい複雑になってしまっているけど、せめて私だけでも、私たちだけでも思いやる心を大切にしていかなければならない。
綺麗事かもしれない。生きることは殺すことでもある。私たちは常に業を背負っている。本当に優しくありたいなら、なんにも食べるべきじゃない。でも人間らしく「生きる」ことを尊重するなら、それがたとえ中途半端な偽善であろうと、本能に従ってそれぞれ等身大の善に尽くすことが美しい生き様だと私は思う。
それはぜったいに間違ってなんかない。はず。
善悪。
物事は、常にこの両方を持っている。
だから、生きにくい。
自分もだし、
だから、人にもとやかく言わないようにしている。
善悪の判断、考え出すときりがない。
できることは
謝ること
ごめんね、いつも迷惑かけて、
ありがとう、一緒にいてくれて。
善悪
雨に 濡れても 君は 僕を あの道で 待ってる?
僕は 自転車を 止めて 春の 風の 匂いの する丘で
君を ずっと 待ってる
雲を 割いた 太陽が 君の 髪を 光らせ
雨が 上がった 道端に 可憐な 花の 匂いを 飛ばし
善悪も 忘れてく 記憶の 薄れた 景色
遮る ものは 君が 残した
花びら 飛ばす 丘の 上で 歌った
春の 景色を 染める 日差しが
泣いて 風化する 雲が 風に 靡いて 昇華する
あれは 眩い 光が 満ちた 世界で
君を 求めた 歌が 溢れる
悲しみ 忘れた 昼下がり
遠くへ 鳥が 飛んでいく
噂も 雲も 消散し
長く たなびく 風に 靡いた
髪を 揺らし ながら
音も 忘れて
歌も 掠れて
愛も うたかた
君も 消えてく
あの日の 午後に 雨は 上がって
晴れ空の下 君と 並んで 歩いた
あの道に 香る 花は
雨で 少し 濡れて
君を 見つめる 視線は
何処か 雲の 上の 方を そっと そらしながら
あれほど 君を 思って いたとき
膨らんだ これからの 世界は
今 季節が 過ぎゆく時に
なぜだか 心 代わりを しようと している
あの丘で 君と 自転車で 受けた 風は
同じ 時間で 過ぎゆく ものだろう
それでも あの時と 違う 感覚が
何処か 僕らを 支配して
今 さりがたし 季節となって 去来 している
天使と悪魔
あたしの家には天使さんと悪魔さん
が暮らしている。
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~Temperance~
👼「化学調味料は悪魔の食材!
特に味の素!
あんなもの食べたら地獄に落ちるわよ!」
天使さんは自然派。
だから外食なんて行った事ない。
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~Gluttony~
悪魔さんの部屋にはコーラやポテチなど
たくさんのお菓子が用意されている。
😈「好きなだけ食べていいよ」
ゴクゴク、パリッ、モグモグ
おいしい。
炭酸もスナック菓子もこんなに
おいしい食べ物なんて知らなかった。
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~Lust~
悲しい事があった日には
😈「どしたん?話聞こか?」
悪魔さんはそっとあたしを
抱きしめてベッドで慰めてくれた。
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~Chastity~
👼「あなたの部屋のゴミ箱にこんな物が入ってたわよ。なんて汚らわしい!」
勝手に部屋入んな。
👼「私のいい子はどこへ行ってしまったの?」
あーもう、うるさいなあ。
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~Wrath~
あたしの赤く汚れた手や服を見て
悪魔さんは笑った。
😈「君は本当に悪い子だ」
お題「善悪」
『善悪』
汚水が流れる橋の下には
家や職を持たない貧民層が暮らしている。
そこに住む一人の老人に、ニヤついた笑みを
浮かべる若者たちが押し寄せてきた。
手には木材で作られた棍棒が握られている。
「お前さんたち、一体何のようじゃ」
「社会のゴミを掃除しに来ました〜w」
猛然と老人に襲いかかる若者たち。
武器を持った若者に老人が敵うはずもない。
彼らは頭を両手で押さえたままうずくまる
老人を取り囲み、笑いながら暴行を加えた。
「やめとくれ…お願いじゃから」
「うるせーよジジイ。お前らみたいなのはな、
生きてるだけで害悪なんだよ!」
弱々しい声を上げながら老人は懇願するが、
彼らが攻撃の手を緩めることはない。
やがて老人は動かなくなった。
「え、嘘、死んじゃった?」
「とっととずらかろうぜ」
興味が失せたようにその場を後にする若者たちと
ボロボロの姿のまま取り残される老人。
暫くすると、一人の騎士がやってきた。
白銀の鎧を身に纏い、騎士団の紋章が
刺繍された真紅のマントが風ではためく。
この場で行われた惨劇を想像した騎士は眉を顰め、
倒れている老人の傍まで駆け寄り屈みこんだ。
「すまない、オズワルド。貴殿に
この様な事を頼んで…」
「いいえ、貴重な体験をさせていただきました」
老人のしわがれた声は若い男の声に変わり、
紫色の瞳が妖しく光った。
老人に扮した魔術師は懐から
水晶玉を取り出して騎士に渡した。
そこには先程の若者たちが今までしてきた
犯行の一部始終が収められている。
あのクズ共は我々と同じ貴族の生まれ。
彼らの親は、子どもが働いた悪行の数々を揉み消し、
民から搾り取った税で私腹を肥やす輩だ。
民たちの生活はよくなるどころか
上がり続ける税により苦しくなる一方。
腐りきった連中が権力を持ち、
守るべき民たちに圧政を強いる。
この悪しき現状を変えねばならない。
我々のより善き未来のために────
ただ好きなだけやのにな、なんで邪魔されなあかんのやろう。
俺はあいつが好きで、あいつは俺が好き。それだけ。
好きやから、愛し合ってるだけ。触れたかったから、触れた。
その薄い唇に、その少しニキビができた頬に、やんわりと割れた腹筋に、スラリと伸びた脚に、まだ誰にも汚されていない身体に。俺を求める甘く掠れた声が愛おしくてしゃあないだけやのに。
ーー神様、俺たちが何をしたって言うんですか。
愛した人がただ、家族だっただけやんか。
「きみが、きみじゃなかったらよかった……っ」
そんなんあいつに言わせたくなかった。
「次はしあわせになろうな、しんご」
これで誰も邪魔出来ない。俺たちだけのハッピーエンド。
『善悪』
(唯、愛があっただけ)
作者の自我コーナー
いつもの。ふたりはどうなってしまったんでしょうね。
こういうお題って説教くさくなりがちなので、そうならないように全く文章中では触れないようにしました。
タイトルから何となく香ってくれればなと。
善があるから悪が生まれるのか。悪があるから善が生まれるのか。
私は圧倒的後者だと思っている。
例えば、ある国の経済状況について想像してみて欲しい。
ある少女は下民としてこの世に生まれ落ちた。毎日飢えに耐え、寒さにこごえ、賑やかな平民街の裏で生き抜いている。
少女にとって最悪なパターンは奴隷として貴族に買われることであった。貴族は少女を生き物として扱わず、きっと痛い目に遭うだろう。
このような貴族を『 悪』としよう。
そして悪があるからこそ生まれる『 善』。
少女にとって嬉しいパターンは、奴隷として貴族に売られた所を助けてもらうこと。少数派の貴族や平民が少女のことを可哀想と思い助けてくれる。運が良ければ、施設に入れてくれたり、養ってくれたりするのではないか。
このような人々が『 善』。
悪が神に背くようなことをすると、それを指摘しより良い世界にしていこうと現れる善。
善と悪
悪と善
皆さんはどう考える?
【善悪】
意味を調べれば 『グーグル日本語辞書』
善‥正しい。道徳にかなった。徳行。
立派な。すぐれた。
悪‥正しくない不道徳。また、法律に反すること。
みにくい。不快な。不調和な。不適当な
そう示される。
でも正しい、立派ってなんだろう?
正しくない、不適当ってなんだろう?
その善悪は誰がいつ決めたの。
誰が決める権利があるのか。
周りから見れば悪に見えることも少数派からは善に見えるかもしれない。
善と思って行った行為が時に牙を剥き悪になるかもしれない。
善も悪も曖昧な定義でしか語れないのに。
善悪は勝手に指をさして私達のような人間が決めることの出来るのか。
【善悪】
何が正しくて、何が悪いのか。
生き物がこの世界にいる限り善悪は沢山でてくる。
人としてやっていい事悪いこと、自分で区別し判断する。
それが果たしていい事なのか、悪いことなのか。
その時の状況にならないと分からない。
他人からみたら、それは悪なのかもしれない。
自分の価値観や経験によって左右し
社会のルールを学んで皆と共通の判断をするといい事なのかも知れない。
あれ、聞いてる?
傷つけておいて
自分は安全なところにいるなんて
そんなこと許されないよ?
同じように傷つけられても文句は
言えないよね。
ちょっと?聞いてる?
だから、あなた達が私にしたことは
悪意がなくても私が傷ついてるの。
言い訳しないでくれる?
だから、どんな仕返しされても
仕方ないよねってことだよ。
恨み辛みは一生だからね。
悔いるなら自分達の行動を悔いなよ。
ふふ。
でも、腹の虫は収まらないよ?
今の私は善悪も判らないくらい
狂ってるから。
ねぇ?狂わされた人間は一番可哀想で
一番怖いんだよ?
失うものがないもの!
あれ、聞いてる?
人の話を最後まで聞きなよ。
ふふ。二人仲良く最後まで一緒にいれて
良かったね。私の善意だよ?
感謝してね!
ありがとう、はないの?あれ。
あーあ。あっけないね。
ぐちゃぐちゃな顔面お似合いだよ?
可愛いね!
私は二人に話しかける。
あぁ、スッキリしない。
そうだ!
貴方の実家にあるお母さんの車の上に
二人の首を置いておこう!
息子と未来のお嫁さんのプレゼント!
元嫁からのサプライズ!
きっと声をあげて喜んでくれるね。
痛いけど、我慢してね?
私に負わせた心の傷は
こんなもんじゃないからね?
我慢できるよね!
ふふ。楽しいな。
善悪
『善悪』という概念がある。
物語の世界では非常に明確に描かれるこの概念は、この世界において一言で言い表せない。
ユートピアでの善をどこに置くかによるものなのだ。
僕を『善』と置くなれば、権力者は紛うことなき『悪』になる。でも、迷い子から見て必ずそうかは分からない。
僕が元の世界に返すことを拒む子だっているはずで。そういう人からしたら僕は『悪』で彼女が『善』で。
⋯⋯⋯⋯そういう風に考えると、『善悪』なんてまがい物に見えてくる。
僕は目をふせながらそう思った。
「善悪」
私の為に頑張ってくれたの知ってるよ、
私の事を思ってくれてたのは充分伝わるの。
でもね、それでも貴方のやった事は間違いだったの。
苦しみながら頑張ってくれてたのも嬉しかった。でも辛かった。
貴方からするとその行動は「善」なのかもしれない。
でも私や、周りから見るとそれは「悪」なの。
私の為に頑張ってくれて、でも度が行き過ぎてしまった。それだけの事なの。
だからね、これは誰も悪くないの。
こんな仕組みをしている世界が悪いの。
好きなバンドが活動をやめた時に思ったよね。
「ずっと応援してます!」って送ったあのDMは、もしかしたらあの人にとっては呪いのようなものだったのかな、って。
#善悪
原因探しとか犯人探しとかってさ、糾弾しているさまを、もしくはその内容を目の当たりにすることで慄いたり傷つく人もいて、わりと関係のない周りの人もまとめて斬りつけることあるよなあ。ちょっと通り魔みたいなとこあると思うよ。善悪ってなんだろうね。
あの人のこういうとこは良くないね、それ比べてあなたは、みたいに、目の前の人に労いをかけるために、またある一方の人を生贄に出すとか普通にあるんだよな。
良くない、と非難する気持ちは自分のなかの正義で、誰かに認めてほしくなるけど、せいぜい自分か自分の大切な人だけ知っておけばよいんだって、そのどちらかを守るときだけに出せばよい伝家の宝刀くらいに、思っておこうとおもうよ。
善悪とか、貴方がいなけりゃ全部意味を成さないのに。
善も悪も何も知らない。僕はただ僕の正義に従って、僕のすべきことをなすだけ。どれだけ周りから責められようと、人が離れていこうとやることは変わらない。
だって、僕は僕にしかなれないから。
テーマ:善悪
『善悪』…!?
また、なんというテーマかと…。
そうね…。
何を書こうかね…。難しいですね。
諸説あるかと思いますが。聖書で言うアダムとイブが食べたという禁断の果実の善悪の実。だったり。キリスト教で言うところの、人間の『原罪』ですね。
哲学、心理学的に言えば、私の意見ではないですが。悪いこととわかっていながらも、あえて何らかの理由で意図的にその行為に及んだりとか。
善意という理性がありながらも。(難しい。)
あと、私の大好きな思春期、青年期で言えば、
正しい知識が書籍等、情報によって身についていないため精神的にあどけなく。
未熟で、善という理性がありながらも、ぎこちなく悪にズレてしまったり。人はそうして右往左往してぶつかって、丸く、丸く。成長していく。
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あと長くなってきましたが、性善説と性悪説かな。人間の本来持つ人によって意見は分かれますが、今のわたくし的には、人間は原罪というのもあり小さい頃、子供の頃は知識がなく、
善悪の区別がつきにくいため人間とは『性悪説』を根底とし、様々な知識や情報、プラスマイナスの経験を経て立派な成熟した『人間』へと成長してゆく。性善説を得ていく。と、言う考え方。
難しいですね。善悪とは。学問の世界ですね。
善悪がわからなくて、か、無意識にかめちゃくちゃだった
若い頃・・・・
歳を重ね・・な~ンとなく善悪に対して偉そうにできないです^_^
善悪
私が思う善悪とは自分がいいと思ってしたことは誰かからしたら嫌なことかもしれない、結局人それぞれの世界があるから私は私の世界での善悪を判断し過ごしていきたいと思う
善悪
「君は正しくて優しい。それはきっと素晴らしい事だよ。でもそれが必ずしも正解だとは限らないんだよ。その正しさや優しさが人を傷つける時だってあるんだよ。…難しいよね。僕もたまに迷う時がある。でもきっと迷いながらで大丈夫なんだよ。答えなんて出ないんだから。きっと相手の事を考えながら使った言葉は遠回りしたとしても伝わると思うんだ。まあこれも願望なんだけどね!」