『命が燃え尽きるまで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「命が燃え尽きるまで」
僕は幼い頃から知的好奇心が非常に強かった。
「なぜだろう?」「どうしてだろう?」と,周囲の大人に
問い続けた。
最初は笑顔で答えてくれた大人もやがて答えに詰まり,
最後には学校の先生に聞いてご覧とか,自分で調べなさい
というお決まりの台詞を吐くようになった。
本という存在に出会ってからは一気に世界が広がった。
幼少期はお小遣い,学生時代はバイト代をほとんど全て使い,
「床が抜けるから止めろ」と両親に言われるまで本を購入して朝か
ら晩まで読み耽った。何度もの引越しの際に大量に処分したが,
それでもまだ五千冊程度は手元にある。
そのお陰で大学院まで進学する事になり,今でも仕事で研究
に携わっており,複数の研究会に所属して研究発表をしている。
公的な研究機関では足らずに,民間企業主催の研究会にも手を
出そうとしている。しかし,それでも知的好奇心は衰えなかった。
毎朝,物理・化学・生物・地学の勉強をし,文学や歴史や心理学
や哲学や宗教等の本を読み,素人文化人類学者・民俗学者のよう
なフィールドワークを行っている。
おそらくこれは死ぬまで続けるだろう。
別に目的は無く,知りたいから,面白いからやるだけである。
何とも浅はかで,自分勝手な理由だろう。
しかし,自分にぴったりのやり方でもある。
心に従って思い切り研究したいことをし続けていく。
命が燃え尽きるまで
ミーンミーンとけたたましく煩い位に
蝉が鳴く まるでもうすぐ終わりを迎える
夏の様に 自分の命が燃え尽きるまで
その鳴き方を止めない
3日で終わる君の命のカウントダウンを
告げる様に全身を使って全力で
木から地面に落ちるまで
自分の存在を主張する
命の灯火を輝かせて
そんな生き方に美しさと儚さと格好良さを
見出して憧れている自分がいる。
自分の命が燃え尽きるのを心待ちにして、俺はそこに座っていました。貴女を悼む碑の前で、何日も何日も何日も座って待ちました。
腹が減り、喉が渇き、背が痛み、それでも座り続けていたら、そのうち全てが消えていきました。
その時が来た瞬間は、覚えていません。
気づいたら、死んでいました。
貴女は昨夜、死ぬのが怖いなぁと、ぼんやり思いを巡らせていましたね。大丈夫ですよ。怖がる必要はありません。貴女の今世の命が燃え尽きることは、一つの終わりではありますが、貴女の魂は輝き続けます。俺たちの見立てでは、貴女はまだまだ何度も転生するでしょう。
それに、転生を終えてあの大きな廻り続けるものに回収されることも、恐れるべきことではありません。それは魂の、最後にして最高の救済なのですから。
この命をつかって、一体何を燃やしていくのか。
わたしはこの火が消えるまで、何に火をつけて、どんな煙を出すのだろう。
煙たいものではなく、細い狼煙のようにまっすぐ萎み、灰が風に流れて、静かに土に混じりたい。
【命が燃え尽きるまで】
#命が燃え尽きるまで
「人生最高」って思えるように
限界まで楽しみ尽くしてやる
ろうそくの最後の炎が
静かに消えゆくように
この命が
燃え尽きたなら、
最後に
どんな思いが
わくのだろう?、
閉じゆく瞳の
景色の中に
あなたはいるだろうか?
心とは火だ。
薪がなくては盛らない。
迸る火花と煤けた匂いに、身体は燻る。
一度は捧げた以上、その魂も緋色に帯びる。
赫耀、赫灼、赫奕、赫焉。
灰燼に帰すまで突き進め。
決してその歩を留めるな。
有漏路の地にて夢を追え。
老いさらばえても尚熾れ。
自分と交わした契り故に。
成した末には灰がかっているだろう。
その証は決して蔑んだものではない。
尽力——この焦げ跡は誰にも削ぎ落とせない。
前進——この燃え続ける轍は誰にも消せない。
例え、誰からも忘れ去られようが構わない。
命果てるまで焔に生きたことを、自分自身に焼き付けていれば良いのだから。
【命が燃え尽きるまで】
#命が燃え尽きるまで
私が私だってことをちゃんと憶えていたい
育ててくれた人や愛をくれた人を想い続けてたい
美味しいものや何かの功績なんていい
この世界を信じていたい
最後まで側に居させて
だってあなたを愛しているから
この命が燃え尽きるまで
命が燃え尽きるまで
河骨が光って咲いた
本当は死ぬまで君を護りたかった
♯命が燃え尽きるまで
㊸命が燃え尽きるまで
朝目覚めて
おはようを言って
行ってらっしゃい
を伝えて
おかえりなさい
でご飯をたべて
おやすみと
共に眠りにつく
この命燃え尽きるまで
あなたと一緒の
幸せ
命が燃え尽きるまで
例え嫌われようと
自分を見失おうと
自身がどうなろうと
命が燃え尽きるまで
愛する貴方を守ります。
命が燃え尽きるまでに
息子に自分の力で生きていけるようにさせなければならない。
親に愛されていたことを信じられるようにしなければならない。
善悪がわかるようにちゃんと話をしあわなければならない。
もし無理でも、私の代わりにそれをしてくれる人が前を向けるようにしなければ。
あとどれくらい時間ある?
怖がっても仕方ないけれど、こわいよ。
命が燃え尽きるまで…
カラダに悪くても好きなもん食いたいんじゃあ〜!
【命が燃え尽きるまで】
「死神」の蝋燭
吹き消せば簡単に消える
静かに細く永く
燃え尽きるまで灯していたい
命の火が燃え尽きるまで
ぱっと目を覚ます
暗闇の中、蝋燭を持っていた
蝋は長かった
向かい風が吹いた
火を消すまいと
風を背中で受けた
火はゆらゆらとしたが
消えはしなかった
雨が降ってきた
雨あしはどんどんと増した
蝋燭を地面に置き
体を屋根にして
火を守った
火はゆっくりと燃え
蝋は半分ほどになった
向かいから見知らぬ人が歩いてきた
蝋はあるのに火は消えていた
目に光はなかった
「火はどうされたんですか」
「或る人に吹き消されたんです
もうどうなるか分かっています」
憐れに思った
「よければ私の火を分けましょうか」
「良いのですか」
「減るものでもないですしね」
火は燃え移り
小さいながらも蘇った
「アジャラカモクレン、ナンタラカンタラパってね」
「フフ、何ですかいそれ」
その人の目に光が宿った
「ほんとうにありがとう」
そしてまた別れた
雨を凌ぎ 風を凌ぎ
火を分けて 火を貰って
長かった蝋は随分短くなった
火はもう少しで消えそうだった
フードを深く被った人が近づいて来る
「火が消えそうですね」
「ええ、消えそうです」
「あなたが火を分けたように
誰かから蝋を分けてもらえばよいのでは」
「火は減りませんが、蝋は分ければ減ります
そこまでしようとは思いません」
「ああ、消える…」
「ああ、消えるね」
笑みを浮かべ
すっと目を閉じる
火は燃え尽きた。
〜命が燃え尽きるまで〜
この命燃え尽きるまで君を愛して
書物を愛し
言葉を愛すると誓おう
『命が燃え尽きるまで』
命が燃え尽きるときまで、あなたの隣にいたいと思った。
それが、私の願いだから。
だから、そんな顔しないで。
私の最後を、あなたの笑顔で飾ってね。
【命が燃え尽きるまで】
〜Mrs.GREEN APPLE様〚インフェルノ〛〜
永遠は無いんだと無いんだと云フ
それもまたイイねと笑ってみる
輝けばいつかは光も絶える
僕らは命の火が消えるその日まで歩いてゆく
「命が燃え尽きるまで」
僕は、命が燃え尽きるまで。
君の隣で一緒に生きるよ。
君を守りたいんだ。と君の笑顔を見ながら思う。