『命が燃え尽きるまで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「特別だ。君にどの道がいいか選ばせてあげよう」
目の前に佇む奇妙な男が不敵に笑う。
「のんびりと楽な生活のまま長生きできるけど、一生孤独な道。または険しく困難だけれども、誰からも賞賛されて名誉な地位を築ける短命な道。あとは金持ちになれるけど病気がちとか、貧乏だけど身体は丈夫っていう道もある」
さあ、どうする?
男の問い掛けに俺は「どちらでも」と、素っ気ない態度で答えた。
男は「そんな適当でいいのかい?」と、心配もしてなさそうな声音で言う。
「選ぶのに意味なんてないだろ。いい道なんてどこにもありはしないんだから」
生きてるうちはいつだって、何かと戦うもんなんだ。だから──。
「俺はただ俺の前に続く道を行くだけだ」
命が燃え尽きる、その日まで。
【命が燃え尽きるまで】
燃え尽きるまで 何かに夢中で熱中出来る事は
きっと素晴らしい。
けれど、私は安寧に穏やかに生活していきたい。
ただそれだけが 本当はとっても
難しい事じゃないかと思う。
「この命が燃え尽きるまで
君を愛し続けよう。」
彼のその言葉は
私ではなく
私の娘への言葉だった。
この命、燃え尽きるまで生きよう。
たとえそれが何も生み出さなかったとしても、無駄な死なんてひとつもないのだから。
人生の選択肢はたくさんある
今までの日常が突然変わることも
ずっと同じ日々でもきっと幸せなんだろう。
でもやっぱり新鮮味って味わいたくなる。
だからたくさん挑戦してく
生きてる限り
たまごぽーろ🐣
「命が燃え尽きるまで」
毎日一生懸命でも惰性でも
生きていくしかない
この命が燃え尽きるまでと
そんなふうに情熱を注げる貴方を
ずっとそばで見ていたいのに
美しく散るその瞬間だけは
私の見えない所で起こっていてほしいと願う
(命が燃え尽きるまで)
僕は夜の街を歩いていた。1日の疲れが溜まりきった体は重く、思わず深いため息がもれる。
少しでも気分を上げたくて、僕は空を見上げた。
しかし、街灯や建物から漏れる光の明るさに霞んで、星はほとんど見えない。虚しさがより胸に染み込んでいくのを感じた。
今、死んだら楽だろうな。
空を見上げながら、そんな考えが頭をよぎった。そしてすぐさま、僕の中でその考えを否定する。
僕が今死ねば、多くの人に迷惑がかかるだろう。それに、僕の苦痛などありきたりで、自殺の免罪符にはならないだろう。何より、僕に自ら死に踏み切る勇気はない。
出来ないことを考えても、余計虚しくなるだけだ。
僕は歩く足を速めた。
結局、僕はこうして命が自然と燃え尽きるまで生き続けるのだろう。
《題:命が燃え尽きるまで》
『白玉楼中の人となる』
"白玉楼"は白玉で造った天帝の高楼のことで
文人が死ぬと白玉楼へ行くといわれている
中国の唐の詩人、李賀は臨終を迎えたとき
夢の中で天帝の使者が現れた
すると天帝の使者はこのように告げた
『天帝が白玉楼を完成させたので
あなたを招いて詩を書かせることになった』
李賀はゆっくりと頷くと
大勢の門弟が泣き崩れる中
天に召された
命が燃え尽きるまで
作詩に精進すれば
我々もいつか
白玉楼に招かれるかもしれない
"命が燃え尽きるまで"
《命が燃え尽きるまで》
不安だらけのこの世の中を生きていかなければいけない
もしかしたら想いもしない幸せが訪れることを願ってね。
あたしって強欲だね
この、命が燃え尽きるまでに
私は人として「何か形ある物を残し」
私は親として「形のない大切なこと」
を、どれだけ伝え切ることが出来るだろう。
どれだけ、生き尽くすことが出来るだろう。
【お題:命が燃え尽きるまで】
命が燃え尽きるまで。情熱ってやつだな。精力的に生きられる人は羨ましい。もうとっくに俺の情熱はなくなっちまった。
しかしまだまだ暑いな。最近は涼しげだけど30度とかよくある。
もうエアコンいらないな、いやいる。やっぱいらないな、いる。最近はこの繰り返し。特に夜。消したら寝苦しくて結局つけ直すことになる。
短いけど今日はこんなもんで。今日と明日は部屋の天井がはがれちゃったのを直す工事をしてもらうから大変だ。
題:命が燃え尽きるまで
私の命が燃え尽きるまでに、
私は何ができるかな。
少なくとも自ら燃やさないようにしておくよ。
私はどんな人生を歩んでいくのかな。
苦しいかもしれない。。
命が燃え尽きるまでに、苦しいと思う事を
減らせるようにしたいな。
苦しい事、辛い事、そんな感情を
全ていいふうに考えられるようになりたい。
そーすればきっと命が燃え尽きる直前も、燃え尽きている最中も、燃え尽きた後も、
私は笑顔でいる事ができる。
それはとっても、大事なことだよね。
9/14 「命が燃え尽きるまで」
窯の中に爆ぜる炎。ハンマーが金属を打つ音。
名のある戦士のために、一品物の、一級品の武器を作る。それがアタシの仕事だ。
作業場に満ちた熱気に、汗がだらだらと流れ落ちる。ひと打ちごとに、アタシの魂が鉄の塊に伝わっていく。
アイツらが命をかけて敵と戦うように、アタシにはアタシの戦いがある。
最高の武器を作り続ける。命が燃え尽きるまで。
(所要時間:6分)
命が燃え尽きるまで
命が燃え尽きるまで。
このお題を見たとき、タコのメスの子育ての話を思い出した。
タコは数年の寿命の最後に一度きり繁殖を行うそうだ。その後すぐオスは死んでしまい(そう命がプログラムされている)、海の生き物では珍しい方らしいが、メスが卵を守り続けるという。
それはマダコなら一ヵ月、冷たい海に棲むミズダコなら卵の発育が遅いため、六ヵ月から十ヵ月に及ぶとのこと。その間メスは餌も摂らずに、卵を大切に抱きかかえて世話をする。卵に新鮮な水を送り、卵に付いたゴミを取り払い、敵が現れれば全力で闘う。
餌を摂らないから次第に体力は失われる。最後は弱って泳ぐ力もなくなる。そして卵の孵化を見届けると母ダコは静かに死んでいくという。
生き物の世界は過酷でシンプルだ。なのになぜ人間は繁殖ができない年齢まで、生き続けられるようになったのだろう。その意味を考えてしまう。
そのようにプログラムされたのなら、与えられた命が燃え尽きるまで、生き切ったと言える人生を私は送りたい。(タコに負けたくないよね。)
タコのお話に興味を持たれた方のために…
こちらにもっと詳しく書かれています。他の生き物のお話もありました。
『生き物の死にざま』草思社 稲垣 栄洋
#27
僕の命はあと1日
だから、この命が燃え尽きる前に
さっさと、やりたいことをやってしまおう
# 123
百物語かって突っ込みたくなるほど、蝋燭がならんでいる。けれど、それらは少しずつ長さが違って中には火が消えてしまっているものもある。
30歳の同窓会。元3年3組のメンバーが集まっていた。社会に順応して初めてだったから、なんだかみんなやつれていて、僕にはもう人とは思えない。
僕には、約40本の蝋燭しか見えなかった。特に個性を持つことなく、火が揺れている。僕の蝋燭は何色だろう。
#命が燃え尽きるまで
私はまだ
あなたの命が燃え尽きるのを願っちゃいない
それどころか、末長く生きて欲しいとさえ思う
そっちで死ねと言われていても、
私は生きろとあの世で言う
ある若い有名な舞台脚本家がいた。
私は彼との接触を試みた。
彼は快くインタビューに応じてくれた。
どの作品もとても魅力的で
大絶賛の嵐ですが
舞台脚本家いつまで続けるとかあるんですか?
彼は間髪入れずに
「命が燃え尽きるまでだね」
そう言った。
「まぁ、命が燃え尽きるまでと言っても
この才能が無くなったら自分は何も出来ないけどね。」
そう少し寂しそうに答えた彼は
舞台の魅力について次々と話し始めた。
命が燃え尽きるまで
私もあなたの魅力を伝え続ける
そう思った彼の取材
─────『命が燃え尽きるまで』
幸せでした。
貴方と出会えて、貴方の側で貴方を支えることができて。
もし先に私が死んでしまっても、悔いはなかったんです。貴方のためにこの命が燃え尽きることは、本望ですから。
でも、貴方はそれを許さなかった。ご自分の命を燃え尽かせた。
何で、燃え尽きても良い命が残り、燃え尽きてはいけない、燃え尽きてほしくない命が消えてしまうのでしょうか。