『命が燃え尽きるまで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
思い出の中で秒針が刻む価値を反芻して
音もなく風化していく蝉の聲を、未だ心の一室で描いている。
命が燃え尽きるまで薪をくべたい
完
自分の最期なんて想像もつかないけれど、
その時が来るまで、何のトラブルも無い穏やかな
人生を送っていきたい。
「命が燃え尽きるまで」
お互いの最期
隣に居ることはない
最期が訪れたことにすら気づけないかもしれない
せめて
己の最期まで
貴方を深く想い続ける
#85【命が燃え尽きるまで】
この声が枯れるまで叫び続けるから
この手がちぎれるほど手を振るから
どうか羽ばたきを止めないで
どうか輝きを止めないで
呼び続けるから
祈り続けるから
この命が燃え尽きるまで
テーマ:命が燃え尽きるまで #305
命が燃え尽きるまで
絵にこだわった男がいた。
変わった男だと皆言った。
そんな彼にも一人の友がいた。
友は体が弱く、目が見えなかった。
その男の描いた絵も見ることはできない。
男は一生懸命自分の絵を描いては友に見せる。
そして話す。
自分の作品について。
友だけは自分の作品に触れていいと男は言う。
友は男の作品を見ることはできない。
でも想像した。
感じた手触りや男の作品についての話から
想像を膨らませた。
命が燃え尽きるまで
絵にこだわった男がいた。
友がこの世を去ったその日にも絵を描いた。
何かに取り憑かれているかのように
何時間もキャンパスと向き合った。
腹が鳴っても
眠気で目が痙攣し始めても
汗が頬を伝っても
決して手を止めることはなかった。
命が燃え尽きるまで
絵にこだわった男がいた。
彼は絵に囲まれたまま
眠ったように深い眠りについていた。
彼の手には筆が一本。
最後に描いていたであろう作品は
一人の男が微笑む絵。
目は固く閉ざされていたものの
穏やかな表情でこちらに微笑んでいる。
命が燃え尽きるまで
絵にこだわった男がいた。
※
♡3800.ありがとうございます。
ふと、
想う事がある。
この地球は生命体の宝庫である。
動物 動く生き物
植物 土に根付く物
全てに命はある。
人間以外は感情を持たないとされているが、
私は
そう思わない。
何かしらの
意思を持って次の命を繋いでいるのだから
自然を感じる度に、
幾度なく癒される。
彼たちは、
その場所から動く事はない。
ただ、そこにあり続ける
時に
動物達にエネルギーよを与えて
生きる力をくれる。
何かを奪う事も、
見返りを求める事もなく。
ただ、そこにあり続け、
生命体としての、
役割を全うする。
力を尽きても、
時を経て
再び、大地から芽吹く。
生命体としての
使命を
命が燃え尽きるまで、
ありのままであり続ける姿は
何より
美しく感じる。
命が燃え尽きるまで、
何度でも挑戦して、周りを見返すようなかっこいい存在になります
朝が来れば
おはよう
夜になれば
おやすみ
当たり前のように
言葉を交わし
他愛もないことで
笑いあった
あの頃の
優しい日々が
恋しくて
いつになれば
どこに行けば
あなたに
会えますか
心があなたを
求め続け
隣にいない夜
ふと...
考えてしまう
何を支えに
何を希望に
生きてるんだろう
って
ごめんね
遥か彼方にいる
あなたは笑って
支えてくれてるのに
独り言
【命が燃え尽きるまで】
磔にされた私の足元で、炎がパチパチと音を立てて徐々にその威力を増していく。
周囲を取り囲むのは有象無象の民衆だ。皆下卑た笑みを浮かべながらこちらを見上げている。
一人の男が言い放つ。
「悪魔に魂を売った卑しい魔女め!」
その一声により、周囲の有象無象もあとに続く。
「このアバズレが!」「あれもお前がやったんだろう!」「早く死んでしまえ!」
一人が石の礫を投げると、同じように礫がいくつも投げられた。例え小さな石であっても、それが一定の距離から力を加えられて投げられればそれなりの拷問となる。
下半身を覆い尽くし始めた炎に包まれながら、体中を礫に痛めつけられ、苦痛のあまり私は獣のように呻いた。
「うあ、うあああああ‼︎ うぐああああ‼︎」
思考はこうも澄んでいるというのに、口から吐き出される音は言葉にはならなかった。
煙が肺に入り込みいやに息苦しい。朦朧とした意識の中で、私は周りを取り囲む悪魔共を睨み付けた。
悪魔共は、磔となった私の周りで笑っていた。人間の皮を被って、気味の悪い笑顔を貼り付けていた。
私は呪った。この境遇を、周りを取り囲む悪魔を、この世に人間として生を受けた自分自身を。
この身が焼け爛れ命が燃え尽きるまで、ジュクジュクと皮膚が溶け始めるのを感じながら、私は全てを呪い続けた。
命が燃え尽きるまで #1
その瞬間はいったいいつになったら訪れるでしょう。
わたしの命が燃え尽きて
全てが灰になった時
それは誰かの上に降り注ぎ
小さな灯りを灯すでしょう。
だからどうかそれまでは
ただ一人 貴方のことを。
命が燃え尽きるまで笑っていたならどうなるだろう
辛いだろうか
疲れるだろうか
幸せで居られるだろうか
命が燃え尽きるまで何をやるだろう
呼吸して
瞬きをして
寝て起きて
ご飯を食べて
歩いて
学校や会社に行って
雑務を熟して
家に帰る
いつも同じようなルーティンを過ごすのだろう
命が燃え尽きるまで何が出来るだろうか
僕がやれる事は耐える事ぐらいだろう
空は偽物の青空
命が燃え尽きるまで
苦しい
死ぬってこういうことなのかな
こんなにも
あっけなくて
こんなにも
さみしい
1枚の紙切れがあっという間に燃えるように
私の命も簡単に燃え尽きてしまう
時を告げる
ポーン
ポーン
ポーン
ポーン
パタン、と扉が開いて真っ白な鳩が飛び出す。
勢いよく羽ばたいた後には、小人が周囲を踊りながら回る。
やがて小人が帰っていき、鳩もまた巣へと戻った。
部屋に静寂が戻る。柔らかな夕陽が窓から差し込み、部屋を温かく染めていた。
コンコンコン。
ドアを叩く軽い音に頬が緩む。時間ちょうどだ。
「じいちゃーん! きたよ!」
「ああ。よく来たな」
元気な声。バタバタと忙しない音。
部屋の時間が動き出した。
今日のお題 命、燃え尽きるまで
自分の探究
どこまで出来るのかな
今は仕事を通して、技術を磨いてる。そうしながらの自分磨き。視野を広げれば広げるほど、ゴールは遠くなっていく。
その一歩一歩を埋める作業がたまらなく良い。
いつか、定年が来て、現場を離れることになるだろう。
その時は何を支えにこの作業を続けていくのだろう。考えると不安。
人は死ぬまで成長出来るはず。
その気持ちを失わない限り。
命が燃え尽きるまで
出来るだけ長く、ずっと一緒にいて欲しい。
前までは、この世界に未練なんてなかったし
あれやりたい、これやりたいなんて思えることなんてなかったけれど
お前と出会ってからは、これからの時間を一緒に過ごせない事が
悔しくて...悲しかったから
だから、だから、
最後の最後に未練が残らないように。
...只々、お前と過ごす時間を
一分でも、一秒でも
長くしたい
#命が燃え尽きるまで
58作目
【命が燃え尽きるまで】
命が燃え尽きるまで君を愛したい
命が燃え尽きるまで
誓いを立てよう
生涯君を愛し続けよう
君が悲しい時は寄り添い
困った時は力になろう
君に笑顔でいて欲しい
君の喜びを共に分かち合いたい
幸せな人生だったと
最期には思って欲しい
君に尽くし、君を守ろう
この命、燃え尽きるまで
命が尽きるまで
命など何時でも尽きてしまうものだ
命が終わるまで何をしたいかなんて、
そんな事考えることであない。
人に命が尽きる理由など、わかりあしない
その事を不快に思うことの無い。
いつか、尽きてしまう理由がわかる時が来るのであれば
私は、喜んで涙をながそうか。
命が燃え尽きるまで
命を炎に例えたとして
私の命は燃えているのだろうか
緩やかな風でさえ
消えそうになる危ういひかり
弱く繊細で気まぐれで
なぜか助けてくれる不思議なご縁が
ここまで導き繋いでくれた
いつ消えたっておかしくない
いつ消えたって構いはしない
そんな時に現れた
小さく幼く濃いひかり
眩いほどに輝く炎に取り憑かれた
もしこの炎が消えるのなら
私は自分を燃やすだろう
たとえ自分が無くなってでも
この炎が繋がるのなら
輝く未来に賭けてみたい