『命が燃え尽きるまで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
湧き上がり、溢れ出す。
澱みなく、止めどなく。
仕事か趣味か将又それは
誰もが見つけられず、
誰もが出逢っているはずの熱。
灯火が消えるその時まで、
蝋を溶かすそれは
『』
/命燃え尽きるまで
命が燃え尽きるまでって…………
実感なんかわかないし、現実味がない。
良く、アニメのキャラクターでこんなセリフをいうキャラクターが居るけれど、それは二次元だから許されることで、日常でそれを使うやつなんか居ない。
いたら、きっと引く………。
「命が燃え尽きるまで、亜理沙に好きだって言いたいな……、」
私の彼氏が、今日、こんな事を言った。私は呆気にとられてしまった。
「命が燃え尽きるまでって、やめてよ。なんか、気色悪い」
「どうして?俺は強い意志を感じるけれど」
彼はそういうと椅子から立ち上がり、ビール缶を一缶持ってきて、それをプシュッと開けながらこう続けた。
「世の中には、毎日命を燃やしている人達が少なからず居る。命を張って、戦っている人達が居る。
俺達は、当たり前の日々を過ごせているけれど、俺達の当たり前とは違う日々を過ごしている人達だって居る。」
「俺達だって、どうなるか分からない。そんな不安定な世界に居るんだと、俺は思ってる。だから言うんだよ?
命が燃え尽きる事があるのなら、命が燃え尽きるまで俺は愛とか、優しさを伝えたいって。馬鹿にされようが何を言われたって構わない。
俺が、そうしたいから」
あ、これ伝えなかった、って、後悔したくないからさ。彼はど真面目にそう言い切った。
彼のことばに圧倒され、私は何も言えなくなり、何だが恥ずかしさを感じただけなのかも
けれど、私は彼の、真宙(まひろ)のこういうところに惚れたのだと、改めて思ったのだった。
全く身勝手だが
自分自身の手で護れないことが
どうしようもなく悲しい
生きてほしい
私が考えつかないような奇跡を願う
もう護れぬとも愛している
燃え尽きるその時まで
どうか希望あれ
線香花火の様。
頑張ったもの
やったこと
思い出。
全てがパチパチと散って、
美しく見える様に消える。
芯の部分は燃える私。
心は揺らぎ。
何でもいいから
何かをやる
側から見れば美しい
本人は熱いだけ。
燃やせ燃やせ燃やせ
人が美しく見えてるのは
そういうことなら。
–命が燃え尽きるまで–
僕は熱いやつが嫌いだ 熱血、熱血教師、熱血漢。
何がかっこいいんだ 暑苦しい
根性論より論理的に物を言えと思う。
だが僕の友人はそういうタイプだ
陸上部で補欠だったあいつはなかなか成長しなかった
周りもそういう目で見ていたずっと補欠だろうと
でもあいつは諦めなかった
毎日遅くまで練習して練習して
少しづつ良くなってきたと放課後の教室から
覗いていた僕も思う
いつの日かあいつは言っていた
好きこそ物の上手なれだろ?笑
今日がダメでも明日
毎日毎日一生懸命それこそ命が燃え尽きるまで
頑張れば いつかはレギュラー取れるよ
だとさ。
やっぱり僕は熱いやつが嫌いだ
命が燃え尽きるまで
どのくらいかかるだろう
どんな風に燃えるんだろう
私、生命線2本あるんだよね
なかなか終わらないんだろうな
//命が燃え尽きるまで
命が燃え尽きるまで(2023.9.14)
その日、その時、あたしは生まれた、
なんにも、なんにもわからないまま、隣を見たら、
あなたが、ぱちぱち、ぱちぱち、激しくまたたいて、
ああ、なんて、なんてキレイなんだろうって、
あたしもつられて、ぱちぱち、ちかちか、またたいて、
そのうち、だんだん、体が重たくなって、
ああ、終わるんだなって思ったけど、だけど、
最後まで、あなたを見てたいなって、思ったから、
あなたが、ひときわ大きくまたたくのを見て、
あたしは消えたの
ー遠き日の線香花火に寄せてー
命が燃え尽きるまで。
命が燃え尽きるまで
何をしてるんだろ?
お友達の
お子ちゃまが
今日産まれた。
生命の始まりから
終わりまでの途中。
最後に後悔しない
ようにいたい。
命が燃え尽きるまで
生きてらんないよ。
もう辛いの。
もう消えかけてる、
希望と命。
もう、自分で消してしまおう。
誰かを想うというのは意外と難しいと感じる私がいる。
一人だけと思っていても、他の人がいたらと
揺れる心。それとは別に自分も他の人に誘われると
とやはり揺れる。雨水が落ちた、池のように。
ただ、それでもその想いは本当であり
あの人も同じで在るならば
命が燃え尽きるまで、貴方を慕い
いつか、と星にも願う。
死ぬ時まで、燃えている。この情念のようなものは、ずっと煙を吐いている。
煙があるということは、火元があるということ。男の本質は、炎だった。決して消えない炎だった。
燃え盛る男は、ひとりでいる。ずっと、そうだと思っていた。
しかし、炎に包まれると知りながら、男を抱き締めてくれた者がいる。
だから、死ぬ時まで、おまえの隣で燃えている。
命が燃え尽きるまで。
『私は人を救います』
そう彼女が言ったのだ。
彼女は本当に命が燃え尽きるまで人を救っていた
でもそれを救われた人は妬み、悪口を言い
それでも彼女は皆を許した、そう自分が何言われててもだ。
次は僕の番だ。
彼女は僕に救うのを託して、燃え尽きた___。
命が燃え尽きるまで
今目の前を全力で取り組んでいく
したいことをあきらめず
ワクワクしたまんま
何よりもその事について考え
何よりもその事の為に行動し
何よりもその事を中心に生きる
その事に全てを捧げ
その事を心から愛し
その事に真正面から向き合う
その事と共に生きた情熱は
誰かの心の炎となりて
いつまでも消えることのない
固い意志となっていくのだろう
海人
命が燃え尽きるまで
この言葉の次にくる言葉を私はずっと考えていた。
自分のなかでは挑むという言葉
(挑み続ける)
これが1番腑に落ちた。
でも、もう既に人生の下り坂に差し掛かっている私には、途方もない野心を今から抱くことは無理だろう事は想像するに難くない。
ならば命が燃え尽きるまで挑み続ける。
これを、今の私が出来そうな事柄は何か?
いろいろ考えた末に辿りついた答えは…
長生き、つまり寿命を延ばすこと、それも
健康寿命を出来るだけ先延ばしする。この事を一生懸命頑張る。ということに決めた。
もし、それが実現できるなら、私は、いつ死んでもいい!
なんて、よくある落ちで申し訳ない。
命が燃え尽きるまで
愛していたい
命が燃え尽きるまで
忘れないでいたい
命が燃え尽きるまで
私は私を好きでいたい
命が燃え尽きるまで
大事な人に悲しい想いをして欲しくない,だから,私は貴方のその笑顔を守るためにこの命尽きるまで頑張ろうって思えた。
これからも,笑顔でいて欲しいな、悲しくなっても貴方の周りには沢山のお友達が居ることを忘れないでね。
私はその輪の中には入れないから,影で見守るね。
私の友達は…私と友達なの。
ああ、ごめんなさい。わかりにくかったわよね。
私は紙なの。そう、植物とその他の繊維を膠着させてつくった、字や絵をかいたりする、あの紙。
あの子は…私に自分の思いを吐き出す。きっと人間には言えないのね――内容も、気持ちの良いものばかりとは言えないし。
だから、人間ではない、だけれど友達の私にあの子は言う。思いを、考えを。
熱烈なそれは、時に苦しくなることもあるけれど。
…ええ、受け止めるわ。そう難しいことではないの。
あの子とはずぅっと昔から友達よ。助けてあげたいと思うの。
受け止めるわ――そう、消えるまで。私が燃やされてしまうまで。この命が燃え尽きるまで、ずっと。
【命が燃え尽きるまで】
――最低だ、私……。
――なにやってるんだろう……。
……
…………
仕事が終わるなり、すぐに走って帰ってきた。
そして、家に着くや否やこの部屋に直行して……
「…………」
(ああ、死んでる……)
部屋の片隅に設置していた、小動物用の小さなケージ。
その中で、うさぎのルナが力尽きていた。
この体勢で目を閉じて眠っているのは、ルナにはよくあることで……
それでも、眠っているのではなく死んでいるのだと、一目見ただけで判ってしまった。
「…………」
ケージの前にしゃがみこんで、動かないルナをじっと見つめる。
頭の中が真っ白で、何も考えられない。
「…………」
それでも、やがて感情が巡り始める。
ごく小さな火花のように発生したそれは、たちまち業火と化した。
(最低だ、私……)
(なにやってるんだろう……)
それは、悲しみが入り込む余地もないほどの――
激しい怒りだった。
ここ数日、ルナは調子が悪かった。
ごはんに全く手をつけず、辛そうに目を細めて静かに丸くなっていた。
仕事を休み、慌てて動物病院に連れて行ったのが一昨日のこと。
(なんて言っても、もう9歳だし……)
(人間に換算したら80歳……)
(そろそろ何があってもおかしくない……)
そんなことを考えつつ、薬を飲まして……
それでもあまり様子が変わらなかったので、私は昨日も会社を休んで付きっきりでルナの傍にいた。
(これが最後かもしれない……)
(だったら、ずっと傍にいてあげたい……)
そんなふうに思ったのは、実際にはルナのためというより、自分のためだったのだろう。
でも、辛そうなルナの介助をして、少しでも苦痛を和らげてあげたいと思ったのも嘘じゃない。
「大丈夫、一緒にいるからね、ルナ」
そして、今朝――
ルナは少し元気になっていた。
私がケージに近付いて中を覗き込むと、嬉しそうに寄ってきてくれた。
(ああ、薬が効いてくれたんだ!)
自発的に水を飲むルナを見て、安堵の涙が出てきた。
だから私は――
(よし、それじゃ、今日は会社に行こうかな)
――なんてことを考えてしまった。
そして、いつも通りの時間に家を出て、会社に向かった。
途中、幾度となく、
(でも、本当に元気になったのかな?)
(まだ様子見をした方がいいんじゃないかな?)
と、不安になったが、
(でも、さすがに3日連続で休むのはみんなに迷惑掛けすぎだし……)
(今日は、お客さんとの打ち合わせの予定もあるし……)
(きっと大丈夫、大丈夫よ……)
などといった考えに流され、心のどこかで感じ取っていた『嫌な予感』から目を逸らしてしまった。
その結果、私は……
最期の時を、ルナに寄り添って過ごしてあげることが出来なかった。
ひとりぼっちで旅立っていったルナを思うと……
「ごめん……ごめんね、ルナ……」
申し訳なさに、涙がぼろぼろと溢れ落ちた。
魂の抜けたルナを見つめながら、私はルナへの謝罪の言葉を唱え続ける。
その間も、心の内では自責の念が止まらない。
(なんて身勝手なんだろう……)
(私は、どうして……なんで……こんな、いつも、自分本位で……)
握りしめた膝に爪が食い込む。
怒りと憤りに、両手がわなわな震えていた。
(ルナ、ごめん……)
(私、自分のことばかりで……)
(ごめんね、ごめんね……)
(何となく嫌な予感がしてたの……)
(でも、私はそれを無視した……)
(仕事なんかより、ルナの方がずっと大事なのに……)
(そういうつもりでいたはずなのに、結局は仕事を選んでしまった……)
(しかもね、プロ意識とかそういう立派な理由で仕事を選んだんじゃないの……)
(職場のみんなの目を気にして……ただ「悪く思われたくない」って、単にそれだけ……)
(そんなくだらないことを重んじて、ルナのことを軽んじて……)
(本当に……どうしようもないクズだね、私……)
(あとね、本当はこんなの間違ってるの……)
(ルナが死んでしまったのだから、ここは心の底から悲しみに暮れるべき場面なの……)
(なのに、私は自分に腹を立てて、悔やんで、自己嫌悪して……)
(ルナのことそっちのけで、自分のことばかり考えてる……)
(ああ、どうしてこうなの、私は!)
(いつだって自分のことばかりで、大切な存在さえ大切に出来なくて!)
「ル、ナ……ルナぁ……」
「ごめんなさい! ごめんなさい!」
「寂しい思いさせて、ごめんなさい!」
子どもみたいに声を上げて――
涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして――
私はルナに謝り続けた。
どれだけ謝ってももう届かないし……
何より、届いたとしてもルナにとってはどうでもいいことだろうに……
それでも賤しく謝り続けた。
―END―
『命が燃え尽きるまで』
たとえそこに愛が無くても。
僕が君に認識されてなくても。
"これ"を誰かに咎められても。
僕は君を見守るんだ。
命ある限り。