『君は今』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君は今何してるんだろう。
寝てるかな、遊んでいるかな、ご飯を食べているかな。
何にせよ、天国では楽にしてて欲しいなぁ
でもね、
せめて顔ぐらいは見たかったよ、お兄ちゃん。
#君は今
手紙というものは、なかなか捨てられないもの
だ。
転校したクラスメイトに。学生の時の恩師に。
地元を離れて就職した友達に。
結構、文通をしていた。手紙を送った時は、
返事が来るのが楽しみで仕方なかった。
手書きの文章は、その人となり、が出ているみた
いで、そこが魅力のひとつなんだろうと思う。
文字を間違えても直せるように、ボールペンは
使わなかった。
元気?仕事、がんばってる?
近況を伺うのに、書き始めはの一文は、いつも
こんな感じ。
いろんな事を書いた。いろんな事を返事で教えて
もらった。
思い出がつまっている手紙。あの頃が懐かしい。
「君は今」
クラス替えの日は一緒になれないかいつも期待してた。
音楽室でピアノの演奏を綺麗だと言ってくれて嬉しかった。
お昼休みにはサッカーをする賑やかなグラウンドを眺めてた。
帰り道で偶然会えないかいつもさり気なく探していた。
卒業式。去っていく後ろ姿を見えなくなるまでただ見つめた。
あの頃の自分はただ毎日必死だった。
目が合ったなんて小さいことで、その日は一日有頂天。
恋したときの熱に浮かされるような感覚も
お互い好きだけではどうにもならない悔しさも
誰かを想うだけで涙が溢れてくることも
全部全部、君が教えてくれました。
私の初恋の人。
君は今も元気で毎日を過ごしていますか?
すっかり大人になって、今では随分良い思い出だけれど。
もしいつかまた会う日が来るのなら、
その時は笑ってたくさん話せると嬉しい。
「君は今」
あの頃泣き虫だった君は今どうしていますか?
ちゃんと笑っているかな
すぐ泣いちゃったりしていないかな。
僕が最後に残した言葉が
"幸せになってね"
なんて
重荷すぎたかな笑
でもどうか幸せに笑って毎日を過ごせることを
僕は青い空の上から願っているよ。
またね
【君は今】
┈┈┈┈┈創作┈┈┈┈┈
僕は動画で何度も調べた。
心が疲れているサイン。
心が壊れてるサイン。
全て精神的な問題のものばかり調べていた。
何度調べても結局全てあてはまっていたんだが、、
でも、ある日思ったんだ。
こんなものを調べていくら見たって
解決法が分からなければ意味がなくて
でも、もし解決法が見つかったとしても
その効果が出なければ意味が無いんだと。
そして、その日から調べることをやめ
自分は壊れていないと信じ込ませた。
君は今
私は今__
いや今更、
この世界の汚さに気付いた
気付いてしまったんだ
ところで、君は今、何をしているのだろうか
私よりも多くのことを知っていた君は今、どこにいるのだろうか
生きているかな、それとも死んでいるかな。
そうだった。そんなこと関係ないんだった。
私は、君を探し続けるから。
君がどこかで生きていても、死んでいても。
大好きな君へ
今年も紅葉が降る季節になりました
アメリカの学校はどう?
友達と仲良くしてる?
浮気とかしてないだろうな
って浮気性だった俺が言えることじゃないんだけどな
俺さ、夢があったんだ
世界一大好きな彼女と結婚して
子供といろんな所に行ったりする夢
わがままだけどさこの夢叶えてくれないかな
過去の君も未来の君もきっと好きだ
でも、今の君が一番好きだ!
俺はもしかしたらまだ大学生だから高いのは買えないかもしれないけど
指にはめる輪っかを用意しているから
二年後に帰ってくる君に言わせてよ
君のことを世界一愛してる俺より
ふわふわとした浮遊感。
地面に足が着いていない感じって、きっとこんなのかもね?
でも、ボクにとっては普通かな。
いつだって生きる行為は曖昧で、夢も現実も狭間では無意味で、終われない事実だけが希望で絶望だったから。
だからね、こんなのはボクにとっては”日常”でしかないんだよ。
それでいいんだって、そうしていかなきゃいけないんだって、思ってたのにねぇ。
それなのに君は今、こうして知りたいと思ってくれてる事実が、哀しくて仕方ないんだ。
君は今
君は今、何を思って、誰を想っているのだろうか?
#君は今
電車内にて、向かい側に座っている人が本を読んでいた。カバーがかかってなかったから、何の本を読んでいるのかはすぐに分かった。サガンの「悲しみよこんにちは」だ。
ああ、昔読んだことがあるけれど細かい内容はほとんど忘れてしまったな。自分の境遇とはあまりに異なるので共感はあまりできなかったが、物語としては嫌いではなかった気がするのだけれど。今の自分が読んだら、どう感じるのだろうか。
ふと、その本を読んでいるのがどんな人なのか気になりそっと観察してみた。恐らく、大学生だと思われる青年。私が初めて読んだ時もそれぐらいの年頃だった。君は今、どの辺りを読んでいるのだろう。そもそも、どういうきっかけで手にしたのだろう。当然聞けやしないのだけど、仲間を見つけたような嬉しさが確かにあった。
きっと眠りについている優しい雨になりながら
『君は今』
君は今、ウキウキしているね。
デートの時は、普段しない髪のセットをするって知っているよ。
君は今、デートプランを思い出しているね。
昨日いっぱい調べていたし、さっきから返事が上の空だもん。
君は今、デザートを悩んでいるね。
ご飯は即決なのに甘党だからデザートはいつも決めるのに時間がかかるんだよね。
君は今、手を繋ぎたいと思っているね。
手ばっかり見て、自分の手を伸ばしては引っ込めてを繰り返してる。
君は今、もっと一緒にいたかったって思っているね。
優しいから笑顔で見送るけど、1人の帰り道で大きなため息ついてるもん。
君は今、デートを振り返っているね。
いい事があるとシャワーを浴びながら大きな声で歌うもんね。
君は今、いい夢を見ているね。
寝顔までニヤニヤしているよ。
私は君の今をずっと知っているよ。
早く“今”を共有しようね。
『君は今』
君は今
あるアプリを始めたとき、何も分からなくて戸惑う私に
手取り足取りやり方を教えてくれて助けてくれた君。
段々と会うことが少なくなっていって
気づけばもう会わなくなってしまったね。
君は今何をしてるのかな、性別も年齢も何もわからないけど
君がいま幸せにしていたらいいなってずっと願ってるよ。
今でも時折思い出す
「それじゃ、また」
「うん、また」
次はいつ会えるかわからないのに、そんな軽いノリの別れだった。
諦観しているわけじゃない。
寂しいし、悲しい・・・
でも、私達は受け入れるしかなかったからせめてお互い前を向いていこうと決めた。
いつか再び会えることを信じて・・・
君は今、元気ですか?
結婚を期に疎遠になったトモダチ。
君は今、幸せですか?
君は、今、どう思っただろう。
気になっては考えて悩んで
思い出しては、恥ずかしくなったり
一喜一憂してみたり。
君の何気ない行動に
深い意味なんてない台詞に
いちいち、反応していたり
こんな風に思ってるなんて、今、君は
気づきもしないんだろうなぁ。
#__君は、今__
君は今
君は今、どこで何をしているんだろう。
どこか知らないような遠い場所にいたりするんだろうか。それとも案外近くにいたりして。
何をしているかなんて、君のことは今も昔もよく知らないけれど。たしかにあのとき同じ場所にいて、同じ時を過ごしていたんだ。
名前も顔もよく覚えていないけれど、もしかしたら知らなかったかもしれないけれど、君は今、どこで何をしているんだろう。
君は今____
2023/02/26 小説日記
汗ばんだ手。震える息。全身に鳥肌が立つ。終わると体全身にネバネバとドロドロの黒いものが駆け巡る。いつも、そうだった。いつも映画を見終えると気持ちが悪くなる。いても立っても入れない気持ちになる。そして、どこかに消えてしまいそうにも。
私は親友とカラオケに行き、そのままイオンへと買い物に行った。見るつもりはなかったが時間があまっていたため映画を見ることになった。
映画。なんて、素晴らしく気持ちの悪いものなんだろう。私は、映画が嫌いだ。好きだけど嫌い。
何を見るかと話していると親友は、
言ってはほしくない言葉を口にした。
『すずめの戸締まり』
始まってから約40秒。手の震えが止まらなかった。全身が身震いを始め手汗が出る。音が鳴り響きビクッとはねる。私は強く強く手を握りしめ叫びたい衝動を抑える。
映画を見ている途中何度も何度もその瞬間があった。逆に普通に見られていた時間のほうが圧倒的に少ないかもしれない。
私は、何度も何度も涙を流しながら手を握りしめ、なんとか映画を見終えた。映画館をそそくさと出ると、全身に黒いわだかまりのようなものが走る。泣き叫びたくなる。
今までで一番やばい。そう自分でもわかった。
なぜ、自分はこんな体質なのだろうか。なぜ素直に大好きな映画を楽しめないのだろうか。私はまた涙を流した。親友に心配されたが、映画に感動しただけだよ、と親友にはぐらかす。
幼い頃からジブリや細田守監督の作品を見るとモヤモヤが残るようになった。でも、その頃はみんな同じ思いをして映画を見ているんだと思っていた。
しかし、小学三年生。信じられないぐらいの気持ち悪さが襲い、私は映画が終わるとすぐそばのトイレへ駆け込み胃にあるもの全てを吐き出した。
『君の名は。』それは、信じられないぐらい気持ちの悪い作品。ということは信じられないぐらいいい作品だということ。こんなに感情を揺さぶられる映画は初めてだった。
トイレから出ると『君の名は。』をみた人たちが笑顔で帰っていく。面白かったね、だとかすごくきれいだったね、だとか。そんな脳天気な感想を言い合っている。
どうして?
どうして普通でいられるの?
なんで気持ち悪くないの?
なんで泣き叫びたくならないの?
その時初めて気がついたんだ。
自分はおかしのだと。
『天気の子』は映画館では見れなかった。私は、新海誠監督の作品や細田守監督の作品が死ぬほど好きだ。DVDもグッツも持っている。それでも、そのDVDは一度も見たことがない。『君の名は。』も買ったけれど見なかった。見れなかったんだ。
エモかったり
幻想的だったり
神秘的だったり
綺麗だったり
感情だったり、
朝方や夕暮れ、
誰もいない町や駅、
廃墟になった遊園地や
自然に包まれた森や海。
そういうものが人一倍好きな自信がある。学年の中でも周りからエモい鑑定というものを頼まれたりすることが多い。
それなのに、そういう映画や映像、音、文字を読むとどうしようもなく吐き気がする。
だから、音と映像が気持ちの悪いほど素晴しい新海誠監督の作品は一度しか見れなかった。そして、映画館で見るのはやめようと決めていた。
なのに、今日、6年ぶりに映画を見てしまった。でも、成長したせいか吐くことはなく、ただただ感情がぐるぐると体を駆け巡っていた。
どうして、こんな体なんだろう。
なんで、感情が揺さぶられてしまうんだろう。
私は、ただ、
映画を楽しみたいだけなのに。
大学受験があるから別れようって言ってきた君は今
その後の女の子とは続いているのでしょうか
ネカマをまだ続けているのでしょうか
どうでもいいけど私はあなたとわかれてよかったです。
よくなくてもよかったと言えるようにあなたより勉強をしてあなたより偏差値の高い大学に挑んでいます。
別れてくれてありがとう幸せになれよなんて思ってないけど幸せになれよ
君は今
何を考えているのかな
頭の中がそのことばかりで
何をしようとしても全く手がつかない
何度も諦めようとしたのに
その度に君はこっちをみて微笑んで
本当、ずるい
楽しくない恋愛をした。
彼氏と彼女という関係になったものの
私はその人を愛することができたけれど
その人は私を愛せなかった。
一緒に居るのがしんどいのに離れられなくて
悪い夢を見るくらい悩んだし
色々なことが気になってずっとイライラしたし
しょっちゅう泣いたし
楽しい話しなんか浮かばなくて
不安をぶつけてばかりだった。
その人は私を鬱陶しがりながらも
ちゃんと別れようとはしなかった。
その関係を断ったのは私だった。
私がその人から離れるわけがないと皆が思っていたようでびっくりされた。
その人もびっくりしたようで
何とか関係を戻そうとしていた。
駄々っ子みたいに色々と言って来たのをあしらったのが最後の遣り取りで
以降は連絡先も知らない。
あれからいい人できたのかなぁ。
たくさん傷つけられたから、是非、幸せにならないで欲しいです。