『君の目を見つめると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人の目を見るのは苦手だ。女とか子どもは特に。
こちらが相手の目を見ているということは
相手もこちらの目を見ているのだから。
僕の頭や心にぐちゃぐちゃと汚い足跡を着けられている気分になる。
「うーん。ねえねえこれわかる?」
「わかんない。」
「もー!せめてちらっとくらい見てよ。」
嫌だよ。自分で考えろ。
そういえば。こいつってどんな顔してたっけ。
丁度いい。にらめっこしよう。
「ん?なに?問題わかった?」
「……ふっ。」
「なんだよ!人の顔見て笑うな!」
「お前、にらめっこ強いね。」
「はあー?どういう意味?でも強いよ!」
頭に?がたくさん浮かんでいそうなまぬけ面。
クロスワードの問題を考えるよりこいつを見ている方がよっぽど面白い。
今度から嫌なことがあった時はこいつの目を見ることにしよう。
なんでも笑い飛ばせてしまいそうだ。
君の目を見つめると
〝君の目を見つめると〟
生きてはいないが、柔らかく温かい瞳。
幼い頃からずっと一緒にいる、大好きなぬいぐるみだ。
悲しい時はぎゅっと抱きしめて、元気をもらっていた。
大人になった今でも、
君の目を見つめるとなんでも出来る気がしてくるんだ。
ありがとう、相棒。
君、二人称“君”、日常使わない言葉なのにまだ生きていている言葉。うっすらと権力勾配を感じる言葉。坂の上にいるものが坂の下にいるものに使うのではないか。逆はないだろう。
の、うん。助詞だ。連体助詞あるいは格助詞。わたしの体はわたしのものだから君の体は君のものでもちろん君は君の目のことも所有している。
目、体の部位。視る能力を期待されがち。君の体のわたしの体のほんの一部。
を、えー、助詞。連用修飾語。だから、動詞をつなぐもの。をの後には動詞がくる。
見つめる、ということで動詞だ。見るとは違う。よそ見をせずそのものをじっと見ること、とかなんとか。じっとり湿った感じがして好きな言葉ではない。個人の感想ですが。
と、と?助詞だね。連用修飾(わたしと会う)か、並列か(あなたとわたし)なわけだけど、連用修飾語だと考えるのが妥当でしょう。
「この“と”をつけることで続く動詞を考えたくなるでしょう!動詞!何かが動く様子ですから、そこには主体がいます。行為者がいる。ここで”見つめる“に戻ってみると、その行為の主体が書かれていないことがわかりますね。はい、ですから想像してください。誰が、どこで、どんな風に“見つめ”、そしてこの、“と”以下です。何かが起こるわけです。“と”以下に続くであろう動詞の行為者と、“見つめる”の行為者は同一でもいいし、そうでなくてもいい。“君”というのは二人称ですから、少なくともこの場には2人、人で無くともいいわけですが、行為の主体となりうるものが、2体以上いるということです。そういうことを考えさせようというわけですね」
うーん……なんか、いや……いやーうん……
(長いし説明省いているのでだいぶ意味不明です。フィーリングで読んでください)
琥珀やね、と狐の青年はにんまりと笑った。
「琥珀、ですか」
「敬語いらんて。琥珀色。その眼ぇは、うん、琥珀色や。言うてうちもそう何度も見たことあるわけやないけど、金とも違う銅とも違う、黄色とも違う橙とも違う、言葉にするなら琥珀やろ。ちょっと淡い気ぃもするけど」
すぅ、と細い目を開いて、彼は相手の瞳を覗き込む。丸眼鏡の向こうの瞳は、これは多分十人いたら九人がそうと言うだろう見事な黄金色だった。縦に裂けた瞳孔に爛々とした金の虹彩。捕食者の眼。
この視線の先にあるのが、例えば獲物とされる鼠や兎などであったら、それはそれは哀れなほどに震え上がって逃げ出すなり気を失うなりするだろうが、残念ながら此度の相手――――琥珀の眼を持つ少年は、さほど感動も感情も乗っていない視線を緩慢に返しただけだった。
まあ、それはそうであろう。金の眼を持つ青年が狐ならば、琥珀の瞳を持つ少年は猫である。それも比較的野生で生きているタイプの。毛並みは美しく血統書付きと言われても信じられるくらいだが、育ちが実にサヴァイヴァルだったことはこれまでの数ヶ月で嫌と言うほど聞いてきた。聞いてきたと言うか、普通に殺し合ってきた。きっかけはもうよく覚えていないが、壮絶な数ヶ月だったことは確かである。言葉よりも雄弁な戦いと言うか試合と言うか死合いだったが、終わった今はすっきりしてこうして穏やかに会話する余裕もあった。
「………琥珀、ですか……」
「なんや、含むなあ。嫌なんか、琥珀色。綺麗やと思うけど」
「嫌、というわけではなく、」
「敬語」
「うっ………別に、嫌じゃない。ただ、もうそれくらいは変わったのか、と思っただけだ」
「変わった?」
青年が首を捻ると、頭の上の三角耳がふよんと揺れる。泥と血で汚れ若干煤けている狐耳は、それでも尚見事な黄金色だった。
髪も睫毛も眉毛も夜に溶け込めるくらい真っ黒なのに、この耳とついでに尾はどうしてこんなに目立つ色なのだろう。目の前でぼろぼろになった服をどうにか畳もうと苦心している仔猫は、髪も耳も尾も全て暗い銀灰色なのに。
猫の少年は服の残骸を諦めたように投げ捨てて、二股の尻尾でぺしんと地面を叩いた。
「やっと色が付いた。髪と、耳と、尻尾は、自分で見れるから知っていたけど。この眼もちゃんと色が付いてきた」
未だ視線に感情が乗っている様子はないし、表情もすとんとした真顔に近い。
けれど確かに、そう、初めてこの仔猫に会った時、狐は思ったはずなのだ。「どこもかしこも真っ白い、面白みのない猫又だな」と――――
「俺には何もなかったから。何も見なかった。何も聞かなかった。何も知らなかった。だから必要なかった。けど、こうして少しでも自分の足で歩いて、世界を見ていると、何だか世界には色々な物があって、色々な事があって、沢山の色があって……羨ましくて」
真白に産まれた小さな仔猫は、産まれた途端に生き方を奪われ、死に方を決められた。色のない姿は意味を持たない姿なのだと、心が生まれる前に死んでしまった。
けれど彼はその場から逃げ出して、決められた死に方を踏み潰し生き方を模索する権利を掴み取った。そうして、少しずつ、少しずつ、意味を掬い上げるように身体に色が付いていったのだ、と。
「俺の片方は黒猫だから、毛は黒くなるんじゃないかと予想してたけど。でも、眼の色だけは兄弟それぞれ過ぎて全くわからなかった。ちょっと色付いてから暫くそのままだったから、銀色なんじゃないかと思ってたんだけど」
多分、貴方の色を写したんだろうな。
そう言って、猫の少年は徐ろに手を伸ばし、爪の先で優しく狐の耳を引っ掻いた。
「貴方が眩しく見えたんだ。自由に生きている、生きて良いんだって。きっと他の誰かよりは、貴方は俺と近しい立場だろうから、貴方がそうして生きているのなら、俺もそうして良いのかなって。貴方のように生きていきたい、貴方の傍で……は、高望みかもしれないけど」
「………まだまだやねぇ、仔猫ちゃん」
にんまり、と。狐の青年は笑顔を作って、再び猫の瞳を覗き込んだ。
「その程度なんか、まぁだまだやで。『自分がそうしたいからお前もそうしろ』くらい言わんとうちみたいにはなれへんよ」
「………慣れてないんだよ、察しろよ。何かがしたい、なんて鳴いたことないんだよ。未経験がそんなに図々しくなれるはずないだろ」
「うん、せやねえ。これから、一緒に色々慣れてこうな」
猫ははちりと瞬いた。縦長の瞳孔が少しだけ円くなる。
はち、はち、と両目を瞬かせて、細められた金眼とにんまりした笑顔を見つめた猫は、言葉の意味に思い至ってぐぬぬと口を結んだ。
「………あんまり、甘やかすなよ。図々しくなるぞ」
「構わんよ、幾らでも図々しくなりや。うちは幾らでもわがまま聞いたるから」
ぐぬぬ、と唸っていた仔猫は、ややあって「………よろしく」と小さく頷いた。
――――それが、大体今から二百年くらい前の話。
長い時間をかけて色々な土地を渡り、沢山のものを見てきた。小さな仔猫は凛とした成猫となり、感情豊かに、心を言葉や行動に移すようになった。狐は姿こそあまり変わらなかったけれど、ちょっとだけ物草になり、だいぶ猫に甘くなった。
二匹は旅の終わりに美しい森を見つけ、そこに身を落ち着けることにした。いつか旅立つかもしれないけれど、今は少し、一つのものが時間をかけて変わってゆくさまを見てみたいと思ったので。
森の動物達にも歓迎され、小さな体や拙い手足では届かなかったことを手伝って、何でも屋のような相談役のような扱いになってから、そこそこの時間が経った。小さな動物達は何代も営みを重ねて、そこに住まう生き物の中では木々の次に古くなってしまった。
思ったよりも長く留まってもうたな。時々そう思うが、それを口に出すことはない。なにせ彼の相棒が、この森をとても気に入っているようなので。
きらきらした光の下で忙しなく動いていた猫又は、今は鷹の仔と楽しく戯れているらしい。竹箒一本で空から突貫してくる鷹を軽やかにいなしている背中に声をかける。
「楽しそうやね、コマ」
「――――キキさん」
三角耳がぴくりと動いて、髪と尾をふわりと揺らして振り向いた艷やかな黒猫は、幸せそうな表情で狐の名を呼び返した。
蜜のように濃く煮詰まった琥珀色を覗くと、今日も黒と金の狐が微笑んでいる。
狐猫ノ家「君の目を見つめると」
物言いたげにじっとこちらを見ている。他人を気にしない彼が他人と目を合わせるなんて、何かを伝えたいとき、または何かを疑っているときだけだ。さて恋人の自分に一体何を疑っているのか。どうした、と声をかけて回答を促す。時間にして約十秒。おもむろに頬を染めて「何でもない」と逃げようとするから思わず笑ってしまった。なるほど、前者だったか。せっかくだから捕まえて問いただすことにした。
(題:君の目を見つめると)
君の目を見つめると
君のその真っ直ぐな嘘偽り無い目を見つめると、キュンとして何も言えなくなってしまう…そして、「あー、今、彼の瞳に私だけが映っている」と思うだけで尚更、彼の目を真っ直ぐに見れなくなる…彼の事を本気で愛してる。いつも私の我儘に付き合ってくれて、叶えてくれる。例えどんなにお金がかかる事でさえも…彼は、今日再びお金がめっちゃかかる私の我儘を引き受けてくれたね。今日の私の我儘は…前から話してた《婚約指輪》について。前から、私は、《婚約指輪》に憧れていた。そして、今日、再び、その話題を話し、《婚約指輪の得》の様な、何で私がそんなにも《婚約指輪》が欲しいかを力説しまくったら、彼は、「仕方無いなぁ。君が欲しそうだから、買ってあげるよ。」と約束をしてくれたね。「近々、一緒に買いに行こう」と…いつも沢山お金がかかる様な私の我儘でも何でも聞いてくれてありがとう。いつも私が訳有りでお金無くて困ってる時、彼は、救いの手を差し伸べてくれる。貸してくれたり、時には、サプライズでその場でプレゼントしてくれたり…その彼の優しさにもう何度も助けられてる…だから、そろそろ、次は、私が彼を救う番だね💕︎待っててね💕︎いつか、どんなに時間がかかっても、必ずこの恩は、返すから…倍にして…
君の目を見つめると
コバルトブルーと黒く輝く
宝石
なんて綺麗なんだろう
大切にまもろう
大切にしてきたはず
君の目を見つめると
私の目からティアドロップ
k
君の目を見つめると
私の彼氏は自分の顔が嫌いらしい。特に目、
彼曰く、母親に似ているらしい。
彼を生後半年で捨てた母親に。
「あんたの目は母さんに似ているね」と言われる度に、彼は自分があのクズと一緒なんてという言いようのない不快感に苛まれていたのだとか、
でも、私は彼の目が好きだ。漆黒の瞳に綺麗な切開ライン、そこに知的なメガネをかければ正直、自分の好みどストライクである。
だから、目を嫌いにならないで欲しい。たとえ、その綺麗な目が君の母親に似ていたとしても、それは母親の目なんかじゃなくて、君の目なんだから、
君が目を嫌いだからって、目を閉じないでよ。
私は君が大好きだから。君を捨てた母親の分まで君を愛すから
君の目を見つめると
何もかもが透けて見えたんだ
君と見つめる もうひとつのセカイ
その中に、どうか僕がいますようにー
_君の目を見つめると
私のすべてが見抜かれていそうで
"大丈夫"の仮面なんて意味をなさないのね。
私を離さない貴方と貴方の目にも惹かれているの。
君の目を見つめると
君の目を見つめると吸い込まれそうになる
君の丸い水晶みたいな綺麗な瞳が僕を
捉えるとまるで自分の奥底を覗かれて
いる様な気分になり逸らしたいのに
逸らせないんだ....。
君の目は橄欖石
あるいは初夏の木漏れ日のよう
見つめているとなんだかどうしようもなく
君の優しさに甘えてしまいたくなるんだ
じっと目を離せないでいたら君が気づいて
緩やかに目を細めて笑うもんだから
泣きそうになるのをグッと堪えて
歪な笑顔を返すのが精一杯だった
テーマ『君の目を見つめると』
君の目を見つめると
君の目が綺麗なことに気づく。
君の目を見つめると
私が汚いことに気づく。
君の目を見つめると
あなたが見る世界が輝いていることに気づく。
君の目を見つめると
私が見る世界がくすんでいることに気づく。
君の目を見つめると
君の目が潤んでいることに気づく。
君の目を見つめると
私があなたに恋していることに気づく。
君の目を見つめる度に、貴方に惹かれていく。恋をしたくないと決めていたはずが、貴方の目はどこか寂しく、鋭く心に残る。そんな目で見つめないでよ…
君の目をみつめると
僕の1番大切な君…いつも前を向いている
その目に映るのはどんな景色だろう。
置いていかれる感覚がした。
君に振り向いてもらうために、僕が考えられる色んなことをやってみる
振り返って笑った君の顔と目と声、全てが愛おしい
君の目を見つめると
君は3秒でふいっと顔を逸らす
君の目を見つめると
君は赤くなる
君の目を見つめると
君の未来が明るくあって欲しいと願う
君の目を見つめると
自分の愚かさに気づく
君の目を見つめると
君の目を独り占めしたくなる
君の目に僕はどう映ってるのだろう
君の目には僕たちの未来はあるんだろうか
君の目をみつめると…
みつめていたら
それまでは気付かなかったのに
ふと目が合っている事に気付いて
急に恥ずかしくなった
君の目を見つめると、
なんだかやる気が出るんだ。
いつもの私じゃない気がして
そこからパワーがあふれるんだ
その動きに身を委ね、
私たちは今日も白鳥座の旅を続ける。
そこで僕たちが待っているだろう。
君に新しい世界が用意されているよ
君の目は苦手だ。
心の中を見透かされるような、真っ直ぐで透明な黒。
死を連想させる、不吉な闇の色。
冷たい光を湛えた、君のその目が苦手だ。
それは出会った時から、現在に至るまで変わらない。
なのに、目を反らすことが出来ない。
君の目に映る、私はいったい何色だろうか。
テーマ「君の目を見つめると」
「君の目を見つめると」
彼女はサラサラとした黒髪ロングで、いつも冷静でおとなしい。
顔は特別かわいい訳ではないがそこが良い。
そんな可憐な姿に一目惚れしていた。
チラッ
「んっ」
すかさず目をそらす。
後ろの席何気なくあの子に目をやると目があってしまい息が詰まる。
体の中心から一気に熱がこみ上げ自分でも耳が赤くなっているのがわかる。
その後の授業はその時のことが忘れられずおかげでずっとフラッシュバックしていた。
多分、授業中は異様にニヤけていて先生からは懐疑の目で見られていたと思う。
こんなもやもやする関係を一年半くらいずっと続けている。
出会った当初から一目惚れだった。
ずっと一方的。
相手は自分なぞ眼中にないだろう。
同じクラスになれたときは千載一遇のチャンスだと思った。
三年生も同じクラスになれたらいいな〜じゃなくてこの2年生で勇気を振り絞るしかない。
でも、なかなか切り出せないし、今の状況のままでもいいと思っている自分がいる。
それだと何もなく卒業だ。
というもどかしい葛藤を今、帰るときだ。
まずは敵の情報収集からだ。
現在僕の意中の人の周りには二人いる。
いつもの二人だ。
一人はおしゃべりで少しぽっちゃりしている子。
もう一人は意中の人と同じくおとなしめ、そしてかなり細い子だ。
この二人はいつもいつも一緒。
何をするにしても一緒だから隙がない。
今もいつもの二人とぴったりくっついて下校している。
そういえば彼女の家を知らない。
少し犯罪的な気がするが今日はついて行ってみよう。
一年半片思いをしている人間が、好きな人の家すら知らないのはあってはならないことだ。
「おっ!」
細めの子が二人に別れの挨拶をし、彼女の自宅らしき家に入っていった。
「なるほど、あの子はここが自宅なのか…。ん?」
細めの子の自宅を横目で見ていると聞き捨てならない話が耳に入ってきた。
「アイツほんと陰気臭いよね」
ぽっちゃりした子が細めの子の悪口を言っていた。
好きな人は苦笑いをしながらただ頷いているだけだ。
「良かった〜。あの人は悪口に加担してない。これで悪口言ってたら裏切られた気持ちになるよ。にしても女の友情は怖いな」
好きな人は悪口に加担していなかったのでほっと胸を撫で下ろす。
その後もぽっちゃりした子は独りよがりに悪口をマシンガンのように喋っている。
「なるほど」
ぽっちゃりした子はマンションへと入っていった。
「とうとう一人か」
あの人がとうとう一人で歩いている。
あの人が一人でいるのはかなり珍しい光景だ。
もはや邪魔する人間はいない。
「やぁ」
なるべく声を低くならないよう努め、明るめに細心の注意を払って話しかける。
「え?どうしたんですか…。」
「良ければ僕の家に来てくれないかな?」
「えっと…でも…先生」
すると男はカバンから鋭く光るものを取り出そうとしている。
目線をそのまま顔に向けると人間とは思えなほど光を失った眼差しと目が合った。