『君の目を見つめると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の目を見つめると
君は不機嫌そうに目をそらしたね。
何日目だい?
前に君は目を腫らして
「面倒くさい」って泣いてたよね。
いいんだ。失敗は誰にでもあるから。
そこで二人で話し合ったじゃないか。
2週間に一度にしようって。
それでも上手くいかなかったっけ。
そのコンタクトレンズは
ワンデイアキュビューだよ。
何日換えていないんだい?
君の瞳を真正面から見つめる
おかしいな、誰も映ってないじゃないか
君の目を見つめると
いつかの君が、差し伸べた手を
僕は取らずにとっておきたかった。
それは、初めて君が
僕をちゃんと見てくれたって
ちゃんと思えたことだったから。
君はいつも目を逸らす。
ブロンドのまつげに縁取られた細い目
黒いパーカーの袖から見える白い手
全部が君で
世界も君だ。
閉じることのなくなった
君の目を見つめると、なんだか
とても
君の目を見つめるとどうも惹かれてしまう
私はその美しい瞳、まつげ目頭そのどれもがとても愛しい
覚悟を問われているのか
あるいは値踏みをされているのか
試されているのだろうか
暗く泥んで、澱んだような目を覗き込めば
貴方が口角をふっと上げて
挑発するように笑う
何もかも捨ててこちらへ堕ちておいで、と声もなく
誘うように 私を見つめる
全てを引き換えに飛び込みたくなるような夜
私は目を閉じて ミルクティーの舌触りに逃げ込んだ
お題:君の目を見つめると
「ん?どうしたの?俺の顔に何かついてる?」
最近彼氏になった瑞稀君。
こんな風に学校以外の、しかも遊園地で二人きりでデートできるなんて…。
夢みたいな幸せと、隣にいる瑞稀君のかっこよさにポーッとしていたら、見つめすぎてしまったらしい。
「なっ!なんでもないよ!見つめちゃってごめんね!」
慌てて顔の前で手を振る。
「あはは!見つめられるのは大歓迎だけどね」
笑いながら優しい目でそう言われて、私の顔がみるみる赤くなっていくのを感じる。
「さ、そろそろ開園時間だ。行こう!」
にこにこしている瑞稀くん。
言わなきゃ。
今言うんだ、私!
ぎゅっと手を握りしめて、軽く深呼吸をする。
「あ、あの!」
「なに?由衣ちゃん」
思ったより大きな声が出た私に、瑞稀君が不思議そうな顔でこっちを向いた。
言え!私!
「きょ、今日…」
「ん?」
「今日1日、私と手を繋いでもらえましぇんかっ!?」
噛んだー!
噛んだ噛んだ噛んだー!
どうしよう。あまりの恥ずかしさでまともに瑞稀君の方を見られない。
「由衣ちゃん、こっち向いて」
「で、でも…」
「ゆーいちゃん?」
「はいっ!」
思わず顔を上げて瑞稀君の目を見つめると、瑞稀君がほんのり顔を赤くしていた。
「ほら、手」
「え?」
「手、繋ぐんでしょ?」
「あ、うんっ!」
がしっ!
しまった!思わず両手で差し出された瑞稀くんの手を掴んでしまった。
さっきから何やってるんだろう私…。
案の定瑞稀君笑ってるし…。
「ははっ!そんなに必死にならなくても逃げないから大丈夫だよ」
「うう…」
「じゃあ、行こうか」
私は手を引かれながら、瑞稀君と遊園地のゲートへ向かう。
不意に立ち止まる瑞稀君。
「由衣ちゃん」
「なに?瑞稀君」
「由衣ちゃんの手、由衣ちゃんが嫌だって言っても離してあーげないっ!」
「…!」
耳が赤くなった瑞稀君の背についていくように、更に真っ赤になった私は歩き出す。
今日は、ぜったい、素敵な一日になる。
テーマ『君の目を見つめると』
君の目を見つめると
ドキドキが止まらない
ずっと目をそらさず
見つめてたいよ
「昔やったホラーゲームに眼球愛好家が出てきてね」
「へー」
「そういうの、オキュロフィリアっていうんだって。調べると結構色々あるみたいで…あれも多様性なのかなぁ」
「時代が追い付いてきたのかもな」
何の話?と思いながらそんな当たり障りのない返しをすれば、彼女も小さく頷く。かと思えば、「ねえ」とやけに柔らかな声。
「話は変わるんだけどね」
「うん?」
「目の色、綺麗だよね」
本当に話が変わったのかをまず教えてほしい。
"君の目を見つめると"
君 の 目 を 見 つ め る と
君 の 目 を 見 つ め る と ど う し て も
諦 め る 事 が で き な く て 、
明 日 、 君 に 伝 え よ う と 思 っ て も
君 の 目 を 見 つ め る と 言 え た く て 、
た っ た 一 言 を 君 に 伝 え た く て
で も 君 の 目 を 見 つ め る と 言 え な く な る
助 け て ?
30 作 目
君の目
とても澄んだ水色で、どこまでも広がる青空のよう。
でも、その奥はなにがあるかわからないくらい、深い
なにを考えているのか、どう思っているのか
それを、青空が隠す
でも、魅力を放つ
君の目を見つめると、なにも考えられない
ただただ、ぼぅっと、見つめるだけ
なぜ?君の目は、なぜそんなに、魅力的なのか
わからない、この胸の高鳴りの意味は、まだ
君の目を見つめると、操られてしまう(かもしれない)ので、
そっと目をそらす。
誰も気づいていないけれど(ぼくの氣のせいかもしれないけど)、君が微笑みかけた人はみんな君の思うままに動くみたいだ。
君が、誰もが憧れてしまうくらい綺麗なひとだから…?
最初はそう思っていたけれど……
みんな君のために、生きている…みたいなことになっていく………?
いまいち確信は持てない。
ささやかなことなんだ。
暗い影を引きずっていたはずのひとが、君がいちばん好きな花を教室に飾る…
よけいなひとことで孤立していたひとが、君のたしなめる微笑みに恥ずかしそうに微笑み返す…
蛇蝎の如く嫌われてた先生が、いつのまにか君が見つめると自分にちょっとストップかけて、言葉を選ぶみたいに口籠る…
良いことだよね。そう思うよ。
でもぼくは、ぼくが操られるのは嫌なんだ。
自由でいたいからとか、君が氣にくわないとか、あるいは君が好きだから…なんてことじゃない。
全然、ない。…もっとずっと切実な、命にかかわる感じだ。
もう、ただ、嫌だ。
理由もなく嫌だ。
どうしてもだ。何でかわからないけど嫌なんだ。
そして、(多分)そう思われてるのを君は気づいている。
どうしようかな?放っといてもいいんだけど…って思ってる。
もしかしたら君は本当にいい人で、ただ、自分が生きやすいように教室を「整えて」いるだけなのかもしれない。
でもさ…ぼくは「整え」られたくないんだ。
ああそうか…。ぼくは「整え」られたくないんだ。
花を剪定するひとと、自然に繁茂する植物みたいなものかな…?
ぼくの勘違いかもしれないレーダーが今日の気づきを経て、新たに囁きかけて来る。
目をあわせたら、剪定される。綺麗にされる。
だってこの教室でぼくがいちばん、本当は、はみ出した、暗闇みたいな陰火みたいな、心を持ってるんだから………
まだ君には気づかれていない(と思う)けれど…。
君の目をみつめると
君は目をそらす
回り込んでさらにみつめると
落ち着きを邪魔された君は
あっという間に立ち上がり
行ってしまった
そう
猫と見つめあいたいんだけど
眠そうなとき
甘えモードのとき
少しはなれた場所から
こちらをじっと見つめているとき
ならば
目と目があって
ゆっくりまばたきして
ダイスキをつたえることができる
伝わっていたかな?
君の目を見つめると
吸い込まれそうな大きな瞳
何を考えているのか
わかればいいのに……
君の目を見つめると
僕が映っているけれど
この想いは
君に伝わっているのかな
君の目を見つめると思い出が蘇って来る。そう貴方とあったときからのことを。時間が経ち、貴方と結婚した。嗚呼、あの日が懐かしい。(実話ではありません。) 【君の目を見つめると】
君の目をみつめると
だめだ
黄身と味噌を煮詰めると
しか思い浮かばない
無理だよ〜
もう何十年も
恋してないんだもん
君の目を見つめると私が映っていた
私の目には君が映っている
君の目を見つめると、君の真っ直ぐな瞳に全身が吸い込まれそうになるの。
君の目を見つめると、私の時が止まってこの世界に2人しか居ない様な気持ちになるの。
君の目を見つめると、私の心が幸せで満たされるの。
君の目を見つめると、君の瞳に私以外だれも映さないでって気持ちになるの。
君の目を見つめると、幼い頃夢見たディズニーのプリンセスになった様な気分になるの。
君の目を見つめると、君が私に微笑んでくれるから幸せで胸が苦しくなるの。
君の目を見つめると、私の全てを見透かされてる気分になるの。
君の目を見つめると、出会ったあの頃の胸のトキメキを思い出すの。
君の目を見つめると、心も脈も嬉しさで激しく踊り出すの。
君の目を見つめると、もう他に何も要らないからこの幸せが一生続けばいいのにって心から願うの。
小さかったころ、鏡の前に立って懐中電灯で自分の目を照らしてみたことがある。
きゅーっとすぼまる瞳孔、虹彩のぎざぎざした花のような模様、古くなった蜂蜜みたいな色。こんなにきれいなものが、自分の顔にふたつ、嵌まっているのが変な感じがした。ずっと、日本人の目は黒いものだと思いこんでいたぼくは、そのときはじめて、自分のほんとうの目の色を知った。その表面には、どこか呆然としたようすでこちらを覗き込む、自分そっくりの姿がうつりこんでいた。
君の目を見つめると照れてる
恥ずかしい
恥ずかしいから見ないでよ
そんなに見たいならなんか言ってよ
あぁなんか楽しいね
幸せを感じるよ
「君の目を見つめると」
幼なじみの彼の瞳は青色だ。
「綺麗な瞳」と独り言をつぶやく。
彼に聞かれていた。
私は、恥ずかしくなって下を向いてしまった。
「君は、いつも僕の瞳を褒めてくれるね」
彼は、ニコッと笑った。
「だって本当に綺麗な瞳だと思うから」と私は言った。
君の目を見つめると、顔が熱くなる。
私は、彼に恋をしていると自覚した。