『君の奏でる音楽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
暑い。嫌だ。涼しい所へ行きたい。そんな事を心の中で思うくらいいんじゃないの。
話する人は選んだ方がいいかもね。心に余裕がないと全て否定的に受け取る傾向がある。
精神的視野狭窄状態って感じ。
百万年に一回会えたらいいかもね…ってくらい何処かへ行きたい。
漠然とひとり旅したい
「君の奏でる音楽」
君の奏でる音楽はとても綺麗で、音は大きいのに儚くて…消えてしまいそうなほど細い音が何重にもなって、聞こえてくる。
僕はその音を僕はとても愛しく思ってしまうんだ。
君の奏でる音楽は、君の心を表していると、僕は感じたんだ。
君が奏でる音
僕は君が奏でる全てが好き
歌声も
楽しそうに話す声も
笑い声も
そして
泣き声も
全て君が奏でる音
僕はその全てがだぁいすき♡
私は、吹奏楽部を辞めた。放課後に聞こえてくる楽器の音は、私の胸を引っ掻いた。
雲間からさすひかりが
ウィンドウチャイムを鳴らすみたいに
早朝の木にあつまる小鳥のおしゃべりや
ソーダをそそいだコップの中の氷や
高くけり上げられたボールのたてる音
君の何気ないしぐさや表情が
私のなかで音を鳴らす
無軌道な音楽を奏でている
『君の奏でる音楽』
‘私の朝’
夢は正直だ
普段隠れて自分でも見えない
私の心を写し出す。
朝は希望だ
朝日は明るくて私の心を軽くする。
いつもと同じ朝なのに。
今日から1から頑張ろう。
私は、高校の頃、吹奏楽部だった。吹奏楽部に入部した理由は、一目惚れしてしまった先輩の奏でる音楽が素敵だったから。他の人も、綺麗なハーモニーを奏でてるのに、何故か、君の奏でる音楽は、周りと違う魅力があった。あの頃の私は、その周りと違う魅力がある君の奏でる音楽は、良い方向だと思っていた…もし、あの頃のうちに、周りと違う君の奏でる音楽の中にある悲しい音に気付けてたら…と今の私が思うのには、理由がある…あの後、周りと違う君の奏でる音楽に魅力を感じ、君の追っかけっぽく、吹奏楽部に入部した私は、すぐに君に告白をした。すると、君は、すぐ返事をくれた。「良いよ」と…それから、毎日、登下校も一緒にしてたとある日、事件は、起こった…とある日、君は、突然、「ごめん。今日は、一人で帰りたい」と言った。その時、私は、何も違和感なく、「良いよ。」と言ってしまった…それが間違いだったと次の日、学校で思い知らされる…翌日。学校の体育館にて、急遽全体朝会が行われた…その内容は…「昨日、2年3組の中谷怜央君が自殺をして、亡くなりました。皆さんで瞑目をしましょう」と…そう。君は、私と離れた後、下校しながら、自転車で赤信号をわざと渡り、車に突っ込んで、自殺をしてしまったらしい。もし、あの時、私が、異変に気付いて、「今日も一緒に帰ろう。毎日一緒に帰ろうよ」と、君を止めていたら…今も、あの頃を考えると、辛くなってしまい、あれ以来、私は、恋人も作らないまま、ただ時間だけが過ぎていくのを待っていた…
大好きな君へ、あの日、助けてあげられなくて、そして、君が辛いのに気付いてあげられなくてごめんね…もう今更遅いよね…決して許して欲しいとは言わない…ただ君に早く会いたい…
【君の奏でる音楽】
繊細にして高らかなヴァイオリンの響き。幼い頃から音楽の世界で神童の名をほしいままにしていた君が、私の誕生日に私のためだけに奏でてくれるその音色が、何よりも好きだった。
ぶっきらぼうで表情にも乏しい君の心は、音楽に一番反映される。誰からも生まれたことを祝ってもらえない私へと、いつだってありったけの祝福を込めて、君はヴァイオリンを奏でてくれた。
(好き、だったんだよ)
テレビの中から聞こえてくるベートーヴェンのクロイチェルソナタ。海外公演の録画映像を専門チャンネルで流してくれているそれを、日本の狭いワンルームでぼんやりと眺めていた。
ライブ映像ではないことを少しだけ残念に思うけれど、時差の都合上致し方ない。こっちは早朝だけれど、今ごろ現地は深夜のはずだ。きっと君は公演を終えてぐっすりと眠っている。
君が有名になっていくたびに、君との距離が遠のいていく気がする。今ではもう、手の届かないほどに君は輝かしい世界へと旅立ってしまった。それを誇りに思う気持ちも応援している気持ちも本当なのに、心のどこかで醜い私が寂しいと叫んでいる。
ピロンと音を立てたスマホの通知が、テレビから流れる君の滑らかな音色を遮った。たいした興味もなしにスマホの画面をチラリと見て、そうして息が止まるかと思った。
君の名前で送られてきた音声ファイル。メッセージの一つもないそれを、震える手でタップした。
聞き馴染んだハッピバースデートゥーユーの歌が、ヴァイオリンの優雅な音色で奏でられる。どんな難しい古典の名曲でも軽やかに弾きこなす君が、こんな世俗的な音楽を優しく紡いでいる。思わずスマホをぎゅっと握りしめた。
君の奏でる音楽があるから、私は私が生まれてきて良かったって思えるんだ。ありがとうとスマホに打ち込んで、私は君の与えてくれる美しい祝福に浸り込んだ。
「君の奏でる音楽」
僕が一番嫌いなもの……
それは君が残してくれたたった一つの音楽
最後の曲として大ヒットしている
今までは見向きもしなかったのに……
有名になんてならなくてもいい
ただ僕の近くにいて欲しかった……
君の奏でる音楽が今は1番大嫌いだ
本当の歌詞の意味が分かるまで……
君の本当の想い
君の奏でる音楽
普段音楽なんて滅多に聴かないあなたが珍しく口ずさんでるメロディ⋯
なんの曲?
と、聞くと
え?
と、とぼける⋯
そんなあなたが愛おしいと今でも思うよ
君の奏でる音楽
扉越しに彼女が泣き言を零す声を聴きながら、密かに笑みを浮かべる。彼女の声をBGMに手早く調理を進めながら、気を抜いたら笑い声が漏れそうなのを我慢して、それでも堪えきれなかった愉悦が空気となるのを咳払いで誤魔化した。
傷付きやすくて甘えたな彼女は日頃から優しさを心がけて接するだけで簡単に信頼を寄せるようになり、相談を持ちかけるだけでなく嫌なことがあれば我が家に駆け込むようになった。本日も彼氏に振られてしまったらしい彼女は小動物みたいにか弱い声で鳴きながら、人の布団で布まんじゅうになっている。あらかた話を聞き出して、ずっと泣き続けてるのだからと小腹を満たせるものをと軽食の用意を始めたが、中々いい選択だったのかもしれない。いつもは他に思考を割いて存分に堪能できていなかったが、やっぱり声も可愛い。
加虐趣味なんてなかったはずなんだけどな。
恋は盲目とはいうけれど、泣いてる姿に可哀想よりも可愛いの気持ちが勝ってしまう自分の心情に、我がことながら呆れてしまう。君の声が心地よいとは思っていたけど、鳴き声にまで適応されてしまうなんてなぁ。そんなことを考えてたら、手元の料理もすっかり完成間近。うん、それなりに美味しそう。扉越しのしゃくり上げる声も次第に弱々しく鼻をすする音に変わってきた。ころっと他の女に靡く程度の男のためにこんなに泣いちゃうなんてね。可哀想に、ちゃんと慰めてあげないとね。
足を鳴らす。もしくは手を鳴らす。それか口笛も。「ヒューヒュー」と言ったとて、まるごとすべてが彼のための音楽だった。
きれいな音色のトランペット
力強いトロンボーン
澄んだ音色のホルン
低音を支えるチューバ
かわいい音色のピッコロ
美しく歌うフルート
自然の中にいるようなクラリネット
楽しく歌うサックス
演出家のドラムス
君たちの奏でる音楽は
誰もが心安らぐ
誰もが楽しくなる
心に響く音楽
君の奏でる音楽
「君の音楽は最高に素晴らしいよ!是非私たちの所へ来てくれ!」
「お断りします。僕にはやりたい事が沢山あるので。」
僕はあの時断った。だって1番近くで僕の音楽を聞いて欲しい人が居るから。待っててすぐそっちに逝くから。
わたしはV系ー…所謂ヴィジュアル系バンドが大好きで、特にthe GazettEの大ファンである。元気だった頃(約6年前)はツアーの大半に参戦し、全国各地を巡り巡った。the GazettEに費やしたお金はトータルで300万以上に及び、それら全てを風俗で稼いだのである。当時の私にとって、最大の収入源は風俗であった。決して性的なことが好きなわけではなく寧ろ、過去のトラウマ(簡単に言うと年上男性にセフレ扱いされていた)より嫌悪していたといっても過言ではない。ただ、短時間で効率よく稼げるからという短絡的な理由でやっていたのだ。多い日は日給6万以上簡単に稼げてしまうので、正直言って普通に働くのが馬鹿馬鹿しくなってしまう。ましてや当時の時給は850円程度で、1日フルで働いたとしても1万いかないのだ、そりゃあ嫌気がさすに決まっている。当時は一応物販等派遣で昼間の仕事をしていたが飽くまで趣味の延長であり、決してそれで生計を立てようとは思わなかった。わたしは風俗という仕事に味を占め、もっと稼ぎたい、もっと諭吉を手にしたい、と強欲になってしまったのである。
それ以降わたしは、金を稼ぐ為なら何でもやった。例えば裏引き…お店を通さず直接お客様と会いお金を頂くことだ。所謂店外と呼ばれているものだが、この行為はお店側から禁止事項とされている。またデリヘルで働いていたにも関わらず、+αのお金で本番行為も行っていた。言わずもがな、決して許されない行為である。「5000円で良いから本番しない?」等とこちらから持ち掛け、何が何でもお金を手にしようと躍起になっていたのだ。
そして最終的に行き着いたのが、援助交際である。
出会い系アプリで「今から会えませんか?」と募集…個人的に会い、行為の代償としてお金を得るのである。わたしは基本的に「ホ別15000」といってホテル代別15000で行っていたが、今は相場が下がっているようで、ホ別10000で援助交際を行っている者も多いようだ。これは由々しき問題であり、性の売り手が急増してきたこと、そして買い手にも金銭的余裕がないことを示す。昨今パパ活なるものが流行っているが、これもまた援助交際の一環に過ぎず性の搾取であると、わたしは思う。パパ活は肉体関係を持たずお話や食事をしたりしてお金を得るだけだから、と安易に手を出す若者も多いと聞く。だが男性の性欲というものは幾つになっても底無しであり、いつかは肉体関係を持つことを打診してくるに違いないのだ。わたしも何人か「パパ」がいたが、皆そうであった。確かに最初は食事から始まるかも知れない…しかし金銭の授受が重なるにつれその要求はエスカレートし、「ホテル行かない?」等と誘ってくるのだ。また援助交際やパパ活は完全に個人で行うものである。それに、相手は男性だ。何が起こるか、何をされるか分からない。またパパ活に関しては詐欺罪で訴訟を起こされる可能性もあり、様々なリスクを伴うと言える。よってわたしはパパ活や援助交際は余りおすすめしないし、楽に稼げるが故に金銭麻痺を起こすことから注意喚起せねばと思っている。自身の体験から語れることも多い。今現在当事者の女性達に何かしらのメッセージを送りたい…そう強く感じた。
君の奏でる音楽は
もう二度と
聴くことが出来ないけれど
わたしの耳は
憶えているよ
君の
旋律
音色
息づかいまでも
呆れるほど
泣きたくなるほど
鮮明に
# 君の奏でる音楽 (242)
目蓋の裏の秘密のプラネタリウム
真っ黒な君が友達を連れてきては集まって
可愛らしい演奏会を始める
星座をなぞる指先から奏でるシンフォニー
零れ落ちた金平糖がグラスに当たって
空に響くカンタービレ
奴の引く曲には引き込まれることもあるが、合わないときは本当に合わない。異常なほど合わない。後ろから頭をこづいてやめさせたくなるほどだ。
巧いとか下手とか、そういうのは今ひとつ分からない。一貫していない。すべてが噛みあっているときもあれば、ちぐはぐで聴いていて面白くないこともある。要は素人だ。だから酒場で引くという話を聞いたときには、他人ごとながら心配になる。
ただ、奴の曲には心が動く。ときに激しく狂しく刹那的に、ときに普段なら振り返りもしない悔しさ、理不尽さ、そういうものを引き出されてひどく心をかき乱される。らしくないほど甘く苦しくなる曲を奏でられたときは、二度と引くなと殴ってやった。また心が凪いで何もかも許せそうな気持ちにさせられることもあるし、尽きない闘争心をかき立ててくれることもある。そういうことが彼や彼の故郷の連中にはできるのだそうだ。理屈も技術も分からないが。
ああ、引いている。軽妙で酒の進むような曲。私に飲みに来いと言っているのだろうか。自分は弱いくせに生意気な。だが、それもまた可愛いところだ。いいだろう、とごちて立ち上がる。
さて、今日はどんな目に合わせてやろうか。
君の奏でる音楽
昔から君はピアノが得意で
音楽室でいつも弾いていた
誰も聞いていなくても
鼻歌まじりで歌いながら
楽しそうに奏でていたのを
ただじっとみていた
たぶんその姿を見て
僕は君を好きになったと思う
時は経ち
今はキッチンで
料理を作る君がいる
あの時と同じように
鼻歌を口ずさみながら
手際よく動いている
楽しそうに料理してるのを
じっと見ているのが好き
たぶんその姿に
また僕は君を好きになる
部屋には君の作る料理の
楽しそうな音で溢れている
ピアノ
頭の中の君はおしゃべりで
愛想が良い
でも現実の君は寡黙なので
僕はより一層耳をそばだてる
一音も聞き漏らさないように
※君の奏でる音楽