『君と最後に会った日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
少し前に、野良猫と仲良くなったことがある。
夜に公園を散歩していたら、茂みからニャーニャー聞こえて、近くに行ってみると細身のキジトラのネコがこちらをじっと見つめていた。
逃げる素振りはなかった。だから、怖がらせないように静かにしゃがんで、そっとからだを撫でてみた。猫は立ち上がって、私の足にからだをこすりつけてくれた。
正直運命だと思った。
こんなに懐く野良猫なんてそうそういない。
家で一緒に暮らしたいと思ったけど、家族が反対するのでできなかった。
だから、毎日その猫に会いに行った。
私がベンチに座ると、その子は膝の上に乗って寝てくれるようになった。こんな漫画みたいな展開あるんだって感動した。温もりを感じて、幸せだった。
ある日、猫が急に立ち上がって歩いていくので、私は不思議に思って後をついて行った。しばらくすると、一人お婆さんがやってきて、その途端猫が激しく鳴き始めた。私には見向きもせずに、お婆さんの元へ駆け寄っていった。
私は酷く傷ついて、そのまま家に帰った。
私は独りだったのに、あの子は独りじゃなかった。
私にとってあの子は特別なのに、あの子にとって私はそうじゃなかった。
私はまるで失恋したような気分になった。
私って、都合のいい女だったんだ、、。
でも気がついた。猫はもともとそういう生き物だった。マイペースで、どこまでも自分勝手。そこがチャームポイント。
だから私は、構わず次の日もその子に会いに行った。
最後に会ったのは、いつかの早朝。いつも暗い時間に会っていたから、新鮮だった。なんか気まずかった。あの子もそう思っていたかも。
私がいなくてもあの子は大丈夫なんだと思うと、次第にもう会いに行こうと思わなくなった。
私は、私だけを必要としてくれる存在が欲しかったんだと思う。結局一番自分勝手なのは私だった。
それにしても、あの猫は小悪魔な子だったな。まんまとトリコになっちゃったよ。今も元気にしてるといいな。
君と最後に会った日
俺は裸で踊っていた
どうしてかわからないが裸で踊ることを選んだ
君たちはどう生きる?
彼女のことが誰よりも大切で、大好きで、絶対に幸せにするって思ってた。でも、俺の気持ちは空回って、むしろ嫌な思いをさせてしまった。ごめんね。
彼女に別れを告げられ、「でも友達でいたい」だなんて言われたら断れる訳ないじゃんね。そこで良いよ、って言ってしまった俺が悪かったね。
先週の日曜、「もう俺からは連絡しない」って話をした。彼女は泣いていた。「傷つけてごめんね。」って。俺も馬鹿だからさ「次付き合う人には、こうならないようにすれば良いんだよ。」って話しました。無駄に良い人演じちゃったよ。
中学生で出会って、大人になって付き合えて、本当に幸せだったな。それは本当。しんどいことも沢山あったけど、それ以上に幸せでした。
今までこんな俺と付き合ってくれてありがとう。いつでも一番の味方だからね。
彼女に沢山の幸せが訪れますように。
君と最後に会った日を、私は覚えていない。きっと、なんでもない日だったのだろう。そして、これからもずっと、なんでもない日であってほしい。その日に意味を見出だすことなど、私はしたくはないのだから。
/お題「君と最後に会った日」より
『君と最後に会った日』
君と会った最後の日は何も特別ではなかった
いつも通り待ち合わせて駄弁ってご飯を食べて
いつもと変わらないじゃあねを言って別れた
何の疑いもなくまた会えると信じていたから
だけど絶対なんて保証はどこにもなくて
君はこの世界から飛び立った
最後の日が特別かどうかなんてのはどうでも良かった
でもただ一つ君に感謝を伝えておけば良かったと
そう思った
マルゲリータことマルとはわたしのことだ。主から変わったにおいがしてから、主はあまり部屋からでなくなってしまった。
主はいつもさんぽに連れて行ってくれた。いつも笑顔で、最近は寂しそうな顔も見せていた。あの寂しそうな顔が原因なのか。わたしはてっきりコイワズライとやらだと思っていた。だが、わたしはなにも分かっていなかった。
あの香りがしてから早1年。主はあっという間にこの世を去った。それこそ、花が散るようにあっという間であった。
それこそ儚く、いうなれば呆気なく。主はわたしの日常から消えた。
それからの日々はあっという間に過ぎていった。主のいない日常は、つまらないの一言に尽きる。さんぽしてくれる人、おやつをくれる人、遊んでくれる人、その全てをわたしは失ってしまった。
わたしがもっと早くあのにおいに気づいていたら、何か変わっただろうか。所詮わたしは猫だ。伝えようがない。でも、自分の心の準備くらいはできた。主を忘れないよう、思いっきり甘えることもできたかもしれない。今は何もかもがもう遅いのだ。
主と最後に会ったのは1年前のひまわりの日。わたしも猫として成長した。でも自分が好みのオス猫をみたり、仔猫をもつ想像は全くしようと思わなかった。
今は、主の思い出に浸っていたい。立ち直るのは、もう少し先でも…主は悲しみませんか?
大好きな主。好きな物は、失ってから気づいても全てが遅かったのだ。
最後だとわかっていたのなら
少しも零すことなく
すべてを閉じ込めておいたのに
最後だとわかっていたのなら
最後だとわかっていたのなら
あぁ、だけど
最後だとわからなかったから
君に笑顔で手を振った
君に残る 最後の私 は
きっといつもの 君を好きな私
【君と最後に会った日】
君と最後にあった日
昨日だったけ
覚えてないや
まあもうあわないけど
さようなら
たぶんこれが君と最期にあった日だ
✩.*˚゛君と最後に出会った日.。.:*☆
君と最後に会ったのは...確か小5
面白くて、クラスのリーダー的存在だった人
本当にあの頃は楽しかった
先生もふざけてたり
クラスの皆もふざけたり
時には叱られたり
時には喧嘩したり
皆、笑顔だった
だけど君は転校してしまった
君がいなくなる最後の日クラスの皆は泣きドヨンとしていた
次の日もまた次の日も
どうにかして何人かの人が皆に笑顔を届けようと努力していた
確かに日に日にあの頃みたいに戻っていった
だけどあの頃みたいに皆心の底から楽しそうな笑顔ではなかった
現在クラスのリーダー的存在の人は暖かくて面白くて楽しそうなのに怖くて冷たかった
私はあの頃のクラスにもう1回戻りたい
今、この瞬間
「君と最初にあった日」
は奇跡だと僕は思っている。
だがそれが起こったところで大したことではない
ただ出会っただけなのだから
しかしあなたの友人もその奇跡であった
それが
「君と最後にあった日」
ではないからだ。
君と最後に会った日……
大丈夫、大丈夫だよ
『笑顔記念日』になるようにって
今でも、ずっと
泣くのを我慢してる
#君と最後に会った日
自分は自分のままのつもりなのに
いつの間にか変わっていって
そうこうしている間に
相手も何だか変わっていって
軋轢が積み重なって
会う理由を設定することすら無くなって
あの頃のあなたには
あの頃の私には
もう会えないのだと思う
何故か今ふと
あの頃とあの君を思い出して
繋がるって難しい
結ぶって重い
解くのって淋しい
君と最後に出会った日
今はまた風邪引いてるけど絶対治して元気になって早く帰りたいな
『 君と最後に会った日 』
… 今日 何月だっけ 。
最後に 家から出たの … いつだっけ ?
そう思って 家を出て 、
ふとポストをを 開けてみると 。
一通の手紙 、 君からの 、
内容は 『 また会える日まで 』 の一言だった 。
「 … ばか 、 逢える日まで だっつーの ( 笑 ) 」
(君と最後に会った日。)🦜
あのね。
・春生まれの
娘雀しゃんが
親離れして
・独り立ち
した時。
・僕は、
とっても
寂しくて
もう、会えないと
思った。🦜
(そして。)
「僕も
独り立ちして
恋人探してた
とき・・・。」🦜
・とても、綺麗な
すずめ、に会った。 🦜
《それが、あの時の
娘雀しゃん。
だった。》
【もう、二度と
離れ無いでね。
お願い・・。】
君と最後に会った日
君と最後に会った日が、僕が最後に見た景色になればいいと思った蒸し暑い夕暮れの帰り道。
日々家
君と最後に会った日、多分この景色は僕の走馬灯に映るだろう。最初に会った日の事は全く覚えていなくて、気付いたら君は僕の友達だった。君と遊んだりバカしたりした記憶は沢山あるけど、ああして対面で真面目な顔で見つめ合ったのは初めての僕たちだった。また会える日が来るまで僕はあの時の君の真っ直ぐな瞳を忘れないし、蒸し暑い中握った君の指先が冷たかったのも忘れない。友と付く言葉全てが当て嵌るような関係だった僕らが離れるなんて思わなかった。また会いたい。その時は助走をつけて君に飛び込んでやりたい。あいたいよ
君と最期に会った日。
君と最後に言葉を交わした。
「さよなら。」
ああ。今思えば。
午後
君にメールを送る。
1時間経とうと、3時間経とうと、
既読がつかない。
ふとニュースが流れる。
─事故死。全身を強く打ち─────
──○○○さん、死亡。
僕が良く知っている名前だった。
え?
違うよね。絶対違う!
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!
嘘だ!
鼓動が早くなる。
目の前が真っ暗のまま。
気づけば、夜が明けていた。
君と最後に会った日
旅行帰りの電車の中
人がだんだんまばらになってくる
僕は君の顔が見れず
ぎゅっとリュックを抱きしめた
あと一駅だけ
本当は僕はここで降りなきゃいけない
でももう少しだけ君の隣にいたかった
きっともう会わないから
終点 どう足掻いてもこれ以上は一緒にいられない
僕らの間に言葉はなくて
さよならも言わずに
僕はもう一度帰る電車に乗った
初めて彼と喧嘩をしてしまった。今までとても仲良しだった分、かなりの大喧嘩になってしまい、勢いで私は家出をしてしまった。とはいえ、行く宛てが思いつかなかった私は実家へ向かった。
「いきなりどうしたの、彼は一緒じゃないの?」
「彼と喧嘩して、しばらく会いたくない」
私を出迎えてくれたお母さんは、心配そうな顔をしながらもしばらく泊まることを許してくれた。それで頭を冷やせるならそれでいいよと、その日は久しぶりに家族で過ごした。
次の日の朝、布団から起きた私は心にぽっかり穴が空いたような気分だった。いつもなら愛しい彼が隣にいるが、家出をして実家に居るんだと思い出した瞬間、虚しさが込み上げた。あなたと最後に会った日からまだ一日しか経っていないけれど、それ程までに私に影響を与えていたんだなと改めて実感する。
「おはよう…」
「元気ないね、やっぱり寂しくなった?」
さすが母親と言うべきか、こちらの考えはお見通しだった。涙を堪えながらこくりと頷くと、ちょうど今客人が来たところだよ、と言って玄関まで私を連れて行った。
「あなたの素直な気持ちを伝えれば大丈夫だからね」
お母さんにそう言われて、私は仲直りしたいという気持ちを伝えるために玄関のドアを開けた。
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