君と出逢ってから、私は・・・』の作文集

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君と出逢ってから、私は・・・』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/6/2023, 1:11:06 AM

【君と出逢ってから、私は…】

今年度から、私は地元の総合病院で医療従事者として勤務している。この種の仕事に就くことなど考えてもいなかった私を導いてくれたのは、間違いなく同級生のマナトだ。

愛される人、と書いてマナトというその名のとおり、彼は誰からも愛される存在だった。勉強も運動もそこそこできて、しかも話がとびきり上手くて面白い。中学時代の彼は、クラスのヒーローだった。

高校からは別の学校だったので、ともに過ごしたのは3年間だけだった。でも、卒業後も他の友人との会話には必ずといっていいほど彼の名前があがった。

ある日、中学時代の同級生から久々に連絡があった。そろそろ同窓会でもやるのかと思っていたが、聞こえてきたのは意外な話だった。

「お前、たしか地元にいるよな? すぐ来てほしい。マナトが入院したんだ」

驚いて病院に向かうと、そこには多くの同級生たちがいた。病室に案内されると、意識なくベッドに横たわり、人工呼吸器を装着されたマナトの姿があった。

初めてお会いするマナトのご両親から、彼が数年前から病に侵されていたことや、それでも直前までは普段通りの日常を過ごしていたこと、主治医から今週いっぱいもたないかも…と言われ、急きょ連絡のとれる人たちに声をかけさせてもらった、と教えていただいた。

あのころの、明るくて活発なクラスのヒーローとは全く違う姿のマナトだが、我々同級生たちは皆自然に受け入れた。教室が病室に変わっただくで、彼が部屋の中心にいることには変わりなかったからだ。それからほぼ毎日のように病室に行っては、彼を囲みながらご家族や他の友人たちと話をした。

「耳は亡くなるその時までず〜っと聞こえているものなんですって。今も、マナトには私たちの話していることが聞こえているはずよ。もしかしたら、急に起き上がって『今までの話、全部聞いてたよ』って言うかもしれないから悪いことは言えないわねぇ」

そう言って、マナトの母さんは笑っていた。いつかそんな日がくることを、そこにいる誰もが願っていた。

初めて病室を訪れてから3か月。マナトは1度も意識が戻ることなく、静かに旅立っていった。ちょうど七夕の夜だったから、織姫と彦星が彼の手を引いていったんだろう。

その後、私は医療の世界へ足を踏み入れた。あのとき、彼と病室で過ごした特別な時間が忘れられなかったからかもしれない。現在、コロナの影響で入院患者への面会は家族のみとされ、人数や時間も大きく制限されている。あのとき、同様の制限があったら面会することすら出来なかったのだ。もし、そうであれば人生は大きく変わっていただろう。

マナト、あれから何度も思い出してはあの3か月間があって本当によかったと心からそう思ってる。また君と会うその日まで誇りに思える、そんな濃密で特別な時間だった。


マナト、君と出逢えて本当によかった。

5/6/2023, 12:43:39 AM

君と出会って私は君がどうすれば笑ってくれるか知りたくて感情の伝え方、伝わり方を知った。
自分の無力さを知った。
君と出会って私は生き方を知った。君の横に立ってるだけじゃなくて一緒に歩けるように。
大人っぽくなったような、生き苦しくなったような
君と出会って好きを知った。君のひとつひとつの仕草が僕を惹きつけた。
自分の弱さを知った。苦味を知った。
何もわからなくなった。

5/6/2023, 12:43:33 AM

君と出逢ってから、私は・・・


「あ、懐かしい写真」
「それねぇ、お気に入りなの」
 俺が手にした写真立てを横から覗き込んできた××は、けらけらと笑った。写真の中と変わらない笑顔が隣にあるのは変な感じだけど、考えてみればずっと××はこんな感じだ。
「この後食べた回鍋肉がさぁ、美味しくてさぁ」
「しばらくハマってたよな」
「そー。母さんにずっと作ってもらってた」
 テレビ台に写真立てを置く。横には去年の誕生日に二人で作った謎の置物がある。一応シーサーを作ったんだけど、どっちもそこまで手先が器用じゃなかったので不思議な生き物になった。
「そういやシーサーってそのまま置くだけじゃ意味なかった気がする」
「え? そうなの?」
「なんだっけな、目覚めさせる方法がどうのって」
 近くに置いていたスマホで検索をかける。
 前まではこういうことは全部誰かに任せていた。××がぱぱっと調べているのを見てる間に「俺もスマホ持ってるんだよな」と思い出して、自分でも検索するようになった。今までもずっと持っていたのにね。
「塩かけたりするっぽい」
「へー?」
「片付け終わったらやるか」
 おー、とゆるい拳を××が掲げる。
 隣の部屋からうちへの引っ越しは変な感じだ。
「お昼は僕が回鍋肉作るからね」
「得意料理の」
「そー!」
 ごろにゃん、とご機嫌な××が俺の頬にキスをして立ち上がった。まだ運んでいない荷物がある。××はうちから出て隣の実家に戻っていった。
 残された俺はシーサーと写真立ての写真を撮る。同棲記念日、ということで何年か経ったときにこの写真を見たときにさっきの会話を思い出すのだろうか。
 うん、そうだといいな。

5/6/2023, 12:33:58 AM

オシャレに気を使うようになった

お洋服にすごく悩むようになった

所作に気をつけるようになった

ダイエット頑張るようになった

世界にピンクのフィルターかかった

世界がピンボケして

あなただけに焦点が合うようになった

「あなた」と言う存在を「利用」して

私綺麗になった

–君と出会ってから私は…–

5/6/2023, 12:32:09 AM

#君と出逢ってから、私は…


お母さんと、車で病院から帰る時、あの時間は嫌だ
嫌で、嫌で、どうしようもない
今日は学校の日かな それとも休み どっちだっけ…
私はヨーコ、ずっと布団で横になってるからヨーコ、ここではそう呼んで

部屋で一人で横になると、何かをやりそこねた感覚がずっと続いてる

毎日起きて、眠る、起きて、眠る、おきて、ねむる
処方してもらった薬は、あれとこれとあれ
あれ? これって何だっけ?

まぁ何でも構わない、それと、あれと、これ

薬を飲むようになって、あの子と話す機会が増えたのが嬉しい

ヨーコちゃん起きて、起きて
ナズナちゃんおはよう

ナズナちゃんは私の唯一の友達
いつも、元気でおひさまみたい、私は大好き


君と出逢ってから、私は…何だかおかしい
気分がいいけど、心の内側がズキズキしてる

今日は何して遊ぼうかヨーコちゃん
ナズナちゃんのしたいことなら何でも

気分がいいの、とっても素敵。

5/6/2023, 12:28:56 AM

私は弱くなりました。
 君がこの世界を暗い物だと教えてくれたから。 
 笑って生きてられないと知ったから。
 それでも不思議に思います。
 綺麗な君が傷つけられるこの世界を。
 けど、この暗い世界のおかげで君と出会いました。
 
 やはり私は君と出会ってから弱くなりました。
 君がこの世界を捨ててしまう不安が募るのです。

5/6/2023, 12:12:06 AM

君と出逢ってから、私は君に心を惹かれた。

訳ではなく、ごく普通のクラスメイトだった。

席が近くなるまでは、ただの遅刻常習犯だった。

でも、話してみると優しくて、面白くて。

でも、少し話すのが早くて聞き取れない部分もあったけど

君の友達に、君の気持ちを打ち明けられるまでは

ただの友達。好きと言う感情がわからなかった。

でも、今まで体験してきた『好き』とは

また、少し違った『好き』だった。

初めて、こんなに長く想っていた人。

修学旅行、同じ班がいいね。


『君に出逢ってから、私は…』

5/5/2023, 11:53:40 PM

~君と出会ってから、私は…~

君と出会ってから、私は

変わりましたね
お面のような表情が柔らかくなって
その出会いが閉じ籠るきっかけであっても

56文字の黒の史書

5/5/2023, 11:39:01 PM

母は強しというけれど

実際に、自分が母親になった瞬間から
毎日が不安の塊でしかなかった。

絶対的に、何があろうと
死なせてはならない。
我が子という、未知の生き物。

育児という経験値も何もないのに
手元には頼りになる情報もない。

ただ、手応えのない日々を必死に過ごし
我が子は、順調な様子で成長はしているものの
私は、それでも不安の塊だった。

そんなある晩、地震が起きた。
寝不足もピークで、何もかもが
辛い時期だった。
けれど、揺れたと思った瞬間には
布団を飛び出し
私は、眠る我が子を守る為に
覆い被さった。

咄嗟の行動だった。

幸い揺れも大した事はなく
私は、また布団に入り直した。
けれど、私の胸の中には
熱いものがひとつ。

君と出逢ってから、私は…
自分の命より大切な存在の意味を
知りました。


【お題:君と出逢ってから、私は⋯】

5/5/2023, 11:32:48 PM

キミと出逢ってから私は
キミにとてつもない依存をしてる気がするよ
毎日離れたくなくて
毎日一緒じゃないと不安になる

キミのおかげでここにも来られた
だからこれからも仲良くしてね
きっとキミ居なかったらしんでしまうもの
今度新しいお洋服選びにも出掛けよう

大好きだぞ、私のsmartphone 。

_ ₄₆

5/5/2023, 11:27:05 PM

【君と出逢ってから、私は・・・】

 幼い頃からずっと、神様と崇められて生きてきた。洞窟の奥の薄暗い祭壇に鎖で繋がれて、訪れる村人たちの願い事を神秘の力で叶えてあげる。そうすれば供物にと、水と食事とが分け与えられる。
 私の置かれた環境が、世間一般から見れば間違いであることは知っていた。風を操ればいくらでも、外の世界の知識は耳に入ってくる。だけどそれでも、別に良かった。私がここで『神様』をしていれば、同じ力を持った弟は平穏無事に村の中で生きられる。少なくともあの子が大人になって、この村を出ても生活していけるくらいに成長するまでは、甘んじてこの状況を受け入れるつもりだった。
「こんなのおかしいよ……! 絶対俺が、ここから君を出してあげるから!」
 だけど村長の息子の少年は、そう私の手を取った。弟のことも私のことも、全部絶対に助けてみせると、無垢な瞳で宣言した。ああ、なんて馬鹿馬鹿しいんだろう。この村の大人は誰一人として、私たちの自由を許さない。私たちの持つ力を利用して利益を貪ることしか考えていない。子供の浅知恵なんかで、逃げきれるわけがないのに。
 目の前で村長がにたにたと笑っている。神様、どうか我々の願いをお聞き入れください。形ばかり頭を下げるその態度に、無性に苛立ちが募って仕方がなかった。
 ふざけるな。腹が立つ。消えてしまえ。沸き立つ感情に呼応するように火花が弾けかけたのを、無理矢理に抑えつける。全部、全部、燃え散らしてしまえたら、どれだけすっきりするだろうか。
(君のせいだよ、馬鹿)
 私たちなんかに手を伸ばしてくれる人もいるのだと、知ってしまった。何の打算もなく私たちのために怒ってくれる人の存在を、知ってしまった。それが私にとって、どれほど甘い毒だったか!
 荒れ狂う情動を奥歯に噛み締めて、私は持ち込まれた願い事を『神様』として叶えるために、いつも通り神秘の力を行使した。

 ――君と出逢ってから私は、理不尽を憎むようになりました。とっくに殺し尽くしたはずのこんな感情、忘れたままでいたかったのに。

5/5/2023, 11:01:24 PM

朝起きたら、まずスマホを開いてメッセージを確認するようになった。

家を出る時は、必ず同じ時間。君と会える時間を狙って出る。

学校に着いたら、遠回りになるけど君の席を横切って自分の席に着く。


君と出逢ってから、私の生活は劇的に変化した。

何もかもが君中心に回っている。

そして今日も、君中心に私の世界は動き続ける。

5/5/2023, 10:40:54 PM

君と出会ってから私は何も変わらない。
だって自分自身の特徴を見つけて欲しいから。

5/5/2023, 10:27:39 PM

君と出逢ってから、私は・・・

いつも独りだった
敷かれた線路の上を
先なんて見えないまま
目の前だけを見て進んできた

レールは2本あるから
線路になるんだよと
あなたが教えてくれた

いつしか隣に
あなたがいて
行き先を
話し合うように
手を取り合ってた

進めない時は
一緒に停まり
動き始めは前から
引っぱってくれた

誰かと一緒に進む
今まで感じたことのない
感情ばかりが胸に届く
それは悪くないもの

少しずつペースを合わせ
共に進むことを選んでた
誰かと共に走ること

そんな日がくるなんて
思ってもみなかったから
見える景色もぼやけて
泣き笑いした顔を
隣で許し笑いされてる

君と出逢ってから、私は
素直に泣いて笑えるように
感情を胸に、気持ちを言葉に
出来るようになれたんだよ

ありがとう、愛してる

5/5/2023, 10:26:45 PM

君と出逢ってから、私は心に余裕が出来ました。

君と出逢ってから、私は我慢しなくなりました。

君と出逢ってから、私は泣くようになりました。

君と出逢ってから、私はわがままになりました。

君と出逢ってから、私は好きという感情を知りました。

君と出逢ってから、私は

1人でできていたことができなくなりました。

だって全部君とやりたいから。

君と出逢ってから、私はよく笑うようになりました。

君と出逢ってから、私はご飯が美味しいと感じました。

大好きな貴方が目の前に居るのに

ご飯が不味くなるなんてありえないでしょ。

君と出逢ってから、私は貴方を思い続けています。

君と出逢ってから、私は可愛くなる努力をしています。

貴方は私と出会ってからどんな事が変わりましたか?





─────君と出逢ってから、私は・・・

5/5/2023, 10:22:15 PM

『初めて』

 君と初めて会ったのは、初夏だった。小さくてか細い鳴き声で、膝の上で震える君に触れるのさえ怖かった。
 広い檻の中ではさらに小さく見えて、それでも懸命にここから出してと訴えていたね。

「みぁーっ、みぁーっ!」

 檻の隙間から手を伸ばし、恐々触れた。暖かくてふわふわした手のひら。ときどき皮膚に穴をあけてしまいそうな鋭い爪が掠った。

「お外に出たいの?」

 あまりに必死だったから、少しだけ・・・・・・と、檻の扉を開けた。まるで怖がる様子もなく檻から飛び出したのに、腰が引けたような歩き方で部屋の中を進んでいく。
 それがおかしくて声を上げて笑った。

「ぬんきち」

 名前を呼んでもまだ反応はない。どれだけ時間があれば振り向いてくれるかな?
 ぬんきちとの時間は今始まったばかり、10年か20年か。この先長い時間をぬんきちと共有する。いろいろなことがあると思うけれど、この瞬間は絶対に忘れないだろう。

「うちに来てくれてありがと」
「にやぁー!」

 君との出会いはきっと運命だった。出会わせてくれた神様には、感謝しかないと思う。
 君と出会ってから、私の心はいつも穏やかになったよ。

おわり

5/5/2023, 10:17:59 PM

『出逢い』 

胎動を 抱いた日々に さようなら
今日から腕の なかで笑って

-

偶然の 出逢いを願い きみのいる
図書室前を 何度も通る

-

王様の 遊びはいつも つまらない
がきみを目で追う お食事会は

5/5/2023, 10:10:30 PM

君と出会ったから私が何か変わるわけではなかった

いつか夢みた優しくて誰にも好かれる主人公なら
違かったかもしれないけど

君も私も、救済を求める、主人公の助けを夢見る
汚くなった人間

でも、誰も救ってくれないなら君と逃避行位はさ、してもいいよね


財布を持ってナイフを持って携帯ゲームも、カバンに詰めて要らないものは全部壊していこう



あの写真もあの日記も今となっちゃもう要らないさ
人殺しとダメ人間の君と僕の逃避行の旅だから

そして私達は息苦しいこの世界から逃げ出した

この狭い狭いこの世界から


家族もクラスの友達も全部捨てて君と2人で
守れるかも分からない、保証できない

『遠い遠い誰もいない場所で2人で死のう』

なんて口約束を交わしてくれて

もうこの世界に価値など無いよ
人殺しなんてそこらじゅう湧いてるじゃんか
君は何も悪くないよ
君は何も悪くないよ

と言い聞かせてくれた貴方は、私のいつか夢みた主人公かもしれない



君とは似た者同士で、一緒にいても何も変わらないままだと思ってたのに

いざ外に出てみれば貴方は眩しかったね
私の事を引っ張ってくれる主人公
私がヒロインに慣れたら良かったんだけど
人殺しには荷が重かったなぁ

君は光り輝くとこに居ていいよ
君といるとなんだか私が「人殺し」が目立って
自分が醜く思えるの

だから、さよなら




そして私は首を切った
変なの、なんで君が泣くのさ

これからの人生笑わなきゃでしょ?

ほら、前向いて



きっと君は私と出会っても何も変わらなかったよね

否、変わってくれてたら嬉しいな

そんなに泣いてくれるんだから
そう受け取っても仕方ないよね。許して


生きて、生きて、そして死んで…………

私の最後のことば受け取って、くれたかな






あの夏が飽和する

5/5/2023, 9:43:30 PM

ずっと動物と暮らしてきた。今は中・大型犬と暮らしている。犬と暮らすのは子供のとき以来久しぶりなことだったが、ここまで劇的に生活が変わるとは思っていなかった。

毎日歩くことで持病が寛解して健康になり、近所に友達ができ、笑う時間が増え、天気に詳しくなり、災害について考えるようになった。選ぶ洋服が変わり、お金の使い方が変わり、一人旅に行かなくなったりもしている。

とにかく手がかかるのは事実だ。子供同然とも言われるが子供とは違うと私は思う。互いに深い信頼関係が成り立っているのに、突然幼児のような物分りのなさを見せられたりする。甘えるときは全力で挑まれる。かと思えば、物言わぬがゆえ体調不良を隠すなど大人びたことをしてみせたり、逆に飼い主の具合が悪いと知ればずっと寄り添って親のように見守ってくれたりする。全体的に自己主張は強めだ。

家族、なんだろうな、と思う。夫婦が結婚したら家族になるように、血族ではないけど家族になった。守るべきものであり、守ってくれるもの。私は、色んな意味で強くなれたと思う。

5/5/2023, 8:32:42 PM

お陰様で
あなたと出逢ってから、私は
心がマッチョになりました。

#38「君と出逢ってから、私は・・・」

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