『君と一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『君と一緒に』
光ない夜に歩まねばならないわたしのこの道に
きみが交叉してくれる可能性
そんな可能性がわずかでもあるなら
交叉をわたしは望むだろうか
天に駆けるとも
奈落に墜ちるとも
わからないわたしの道に
きみという一条の光を?
交わらなくていいよ
ともに在らなくていい
ただここからきみを見あげることができるなら
一瞬きみを手に入れて失うより
きみをずっと仰いでいるだけでいい
神さまを求める狂信者のままでいい
きみと一緒に歩くには
わたしはきっとずっと
―――過ぎるから
怠惰で醜くて、
そしてきみに恋しすぎているから
初めて彼女ができた。
私は女だ
つまり同性カップルというものだ
彼女のことは大好きだ。
趣味が一緒、優しい、数えたらキリがない。
ただあるあるだが
家族、友達にはカミングアウトできていない。
君と一緒と云うことがとても難しい
異性より共感してくれ
可愛いともよく言ってくれる
幸せだ。
認知は増えてきたが
世の中にはまだ広まってない
彼女の元カノには嫉妬もする
私を愛してほしいとも浅ましいがかんがえてしまう
ただ、この先も君と一緒にいたい其れは
変わらぬ思いであろう
いつかははっきり公表したいと思う
僕はずっと一人。一緒に歩んでいく仲間もいない。僕にとっての「君」はいないし、これからも多分、現れない。君と一緒に行く場所もない。
でも、時々思う。この文章を読んでくれる人がいなければここまで書いてこられなかったなって。いつこの習慣が終わるかも分からない。でも本当に、いつも感謝しています。ありがとうございます。だからこそ、思う。僕にとっての「君」は貴方。名前も顔も、性格も知らない貴方。案外、そういうものなのかも。お互いを知らないからこそさらけ出せる。だから、一緒に行く場所がある。僕のこの投稿がいつ終わるかは分からない。でも、この経験は絶対に僕の人生において大きな糧になる。
もう、半年以上になるかな。一緒に歩んできてくれてありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
君と一緒に見た空。
歩いた、いつもの道。
毎日くだらない事でケンカした。
それも今となっては遠い思い出。
またね!
そう言って別れた。
当たり前がどんなに大切だったかを
今、痛いほどに感じているんだ。
#君と一緒に
【君と一緒に】
「広い世界を見てみたい」
君はそう言って、その願いが叶うことなく天国へと旅立った。
僕は君を失って何の希望も見いだせないまま何ヵ月も経とうとしていた。
どうせなら君が叶えられなかった夢を実現させよう。
なし崩しの貯金を全部下ろした。
仕事は辞めた。住んでいた賃貸も契約を解除した。
さぁ、これでもう僕には何もなくなった。
君が見たかった世界。君と見たかった世界。
君との欠片を探して僕は旅をする。
お題『君と一緒に』
なにをしようか。
好きな服を着てお散歩に行く?車で遠くに行って、何か心躍るものを探そうか。
映画を見ながら、泣いたり笑ったり、怒ったりする?
小さなカフェを開こうか。マスター役とお客さん役をしよう。
それとも、苦手なもの克服でもしてみようか?
きみと一緒なら、なんでも楽しくなる魔法になっちゃうね。
68君と一緒に
お花見した
海水浴に行った
紅葉も見たね
スノボもしたよ
君と一緒に
はるなつあきふゆ
最強の
過ごし方
君と一緒に
わたしがあなたを押し上げるのではなく
あなたがわたしを押し上げる
この呪いにも似た幸福を「恋」と呼ぶのか
テーマ 君と一緒に
一つの山に一つのお人形。いつものように楽しくおままごとをしていたの。親にはここにおいてかれたの。でも大丈夫!お人形が助けてくれたの!
「こんなところで何をしてるの?」
誰かが来たよ。おままごとの邪魔になっちゃうねー。
「じゃま、かえって」
「まぁまぁそんなこと言わず...に」
誰かはお人形をみて固まっちゃった。可愛いから気に入っちゃったのかな。あげないけど。
「ねぇ、早く去らないとどうなるか分かるよね?」
「...っ帰らないと..!!」
急いで帰ろうとした誰か。あぁもう手遅れだね。
「ごぉー」
足音がよく聞こえる。
「よぉーん」
ズルっとコケた誰か。
「さぁーん」
立ち上がる誰か。あぁもう無理なのに。
「にぃー」
あ、たどり着いちゃうかも。
「いーち」
でも残念、出口は上だよ。ここの山は普通じゃないから。お人形が守ってくれてるの。
「ぜぇーろ」
さようなら。
少女は眼も手も全てが散り散りになった人形とは言い難い物持っていた。
おわり
君と一緒に年を越して新年を迎えた
これからも君とたくさんの思い出を作りたい
悩むことも答えが出ないときも
君となら話し合いが出来る
無理をするんじゃなくて
君に相応しくありたいんだ
我儘かもしれないけれど
夢のような話かもしれないけれど
私は
君と一緒に生きていきたい
初めて君と一緒に駅まで歩いた高1の冬の夕暮れ
もう日は暮れてたのに
温かいオレンジ色の光に包まれてるみたいに
明るい光にくるまれてるみたいに
輝きに包まれてる気持ちだった
今の暮らしで傷つけてられ心が引き裂かれた時
あの日の温かいオレンジがその光が
支えてくれる
太陽みたいに
君と一緒に
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2024.1.7 藍
君と一緒に生活して
人気者の君の
人を惹きつける魅力を学んだよ
「君と一緒に」
君の事がものすごく大好き、
君と色んな所に行って、色んなことをして
沢山の思い出を作りたい。
けど、その思いは叶わない…叶うはずがない…
分かってる。
私は毎日会いたい、けど、君はそうじゃない、
もしかしたら君に依存しすぎてるのは私だけなのかもしれない…
君と一緒になりたいな、。
【君と一緒に】
君とは長い付き合いだね。
君は不真面目でちょっとおバカだけど
君の言葉にしか伝えてることができないパワーがあって
素敵だなぁって思ってるんだ。
君とは沢山ケンカもしたし、沢山本音で語り合ってきた
今でも君の納得できない部分もあるけれど
それ以上に君のことを大切に思ってるよ。
思ってることを伝えてるのは、少し恥ずかしいね…
直接ではなく、この手紙で伝えてることを
どうか許して欲しい
最後に、明日成人式へ向かう姉へ
今まで一緒にいてくれてありがう
そして
これからもよろしく
#96 君と一緒に
海底は冷たくて、
でも乙姫様は永遠に
踊ってくれるでしょう
君と一緒に
一人で生きるのかと思っていたから、
君と出会えた幸運が、今でも信じられないよ。
隣に眠る君に、生きててよかったと呟く。
どうかいつまでも君と一緒に。
叶うならこの息が止まるまで。
#139
鞄を持って家をでる。今日もきっと、あの子はいつもの場所にいるだろう。僕は少し早足になって進む。途中でコンビニによっておにぎりと飲み物を買った。一応、あの子の分も。
家からいつもの場所こと公園はそんなに遠くない。15分もせずに着く。公園に入るとベンチに腰掛けてるあの子が見えた。
「遅くなってごめんね。今日も隣、いい?」
「……うん、いいよ。まってないけど。」
少しそっけない態度で、それでも嬉しそうにそわそわしてるところを見るに嫌われているわけではないだろう。かわいい。
「今日はおにぎりをもってきたんだ。よかったら君も食べる?」
僕がそう言うと、彼女はパッと目に光を宿したあと、伏し目がちに項垂れて言った。
「貴方の物でしょ。」
「これはね。でも僕、君の分も買ってきたんだ。一緒に食べようよ。」
鞄からおにぎりと飲み物をとりだして彼女に渡すと、小さくありがとうと聞こえた。どういたしまして、と言いながら彼女の様子を眺めているとおにぎりをじっと見つめたあと、袋を開け小さくかぶりつく。これは、かわいい。
「……何見てるの?貴方も早く食べなさいよ。」
僕が見ているのに気づいた彼女が不満げにこちらを睨んでくる。そんな仕草さえも可愛くて思わず笑みがこぼれれば、彼女は呆れたようにそっぽを向いた。
おにぎりを食べながらいつものように会話をする。主に、僕が最近あったことを話してるだけだけども。
「今日はね、テストがあったんだ。抜き打ちテストだったから全然勉強してなくてさ。全く解けなかったよ。」
「だから普段から勉強しようって言ったのに。」
「そうだね。君の言う通りだ。君だったら良い点とったんだろうなぁ。」
「……そうね。少なくとも貴方の倍はとれたでしょうね。」
彼女は最近学校に来ない。多分、いじめが原因なんだと思う。彼女が来なくなってから彼女の机には花が飾られているから。……彼女はここにいるのに。
前みたいに一緒に登校したい。けど、このはなしをすると彼女はいつも寂しそうに笑うから僕はしつこく誘えないでいる。
「今日は僕と一緒に帰らない?」
「私は……まだ、ここにいなきゃいけないから。ごめん。」
帰るときまで一緒にいたいという願いも叶えてくれない。仕方がないから僕は2人分のゴミを鞄にしまって帰り支度を済ませる。
「いつも、来てくれてありがと。でも、でもね、もう来なくてもいいよ。……現実を見てほしいの。」
「僕が会いたくて来てるんだから、お礼なんて言わないで?また、明日。」
彼女の最後の言葉は聞かなかったことにして、手を振って公園を出た。彼女は優しいからきっと悲しい表情をしているだろう。でも僕は、僕はまだ彼女と一緒にいたいんだ。
きっと明日もまた、ここに来るだろう。
《君と一緒に》
一緒にいられないことが不思議だった。
同じ境遇に生まれた、双子だったのに。
それでも大人達は口を揃えて言うのだ。
お前達は生まれてはならなかった、と。
双子で生を受けたことが禁忌とされた。
そんな時代に、世界に生まれたが故だ。
殺されなかっただけ、よかっただろう。
だが、顔を合わせることを禁じられた。
過ごす空間も時間も、全て別けられた。
そうして時が経ち、十三の歳になった。
その年に飢饉と、天災が起こったのだ。
双子の所為で天罰が下ったに違いない。
そう皆は断じて、天に返そうと案じた。
かくして双子は生まれて初めて出会う。
互いを存在を禁忌と知らされた子らが。
最期まで共に過ごした時間を得られず。
ただ双子であることを忌まれた二人は。
死して漸く、共に在ることを望まれた。
それでも生かされた事実を知る双子は。
感謝を忘れずに告げ、手を繋いで行く。
滝壺の中を双子は、一緒に飛び込んだ。
やがてこの地に平穏が訪れてしまった。
双子が一緒に、世界から消えたことで。
けれども双子は恨みを言うことはない。
一生会えないと言われていたのだから。
生きている内に顔を見られたのだから。
それを奇跡と思ってしまう人生だった。
双子はどこまでも純粋に想うのだろう。
最期だとしても、君と一緒にいられた。
それが、唯一にして最高の贈り物だと。
好きな物を食べる。
好きな映画の再放送を見る。
愚痴を言う。
不幸なニュースを見る。
良いことだけ君といっしょに。
だけど、君といて嫌な事なんて考えたくないから。