『君と一緒に』
光ない夜に歩まねばならないわたしのこの道に
きみが交叉してくれる可能性
そんな可能性がわずかでもあるなら
交叉をわたしは望むだろうか
天に駆けるとも
奈落に墜ちるとも
わからないわたしの道に
きみという一条の光を?
交わらなくていいよ
ともに在らなくていい
ただここからきみを見あげることができるなら
一瞬きみを手に入れて失うより
きみをずっと仰いでいるだけでいい
神さまを求める狂信者のままでいい
きみと一緒に歩くには
わたしはきっとずっと
―――過ぎるから
怠惰で醜くて、
そしてきみに恋しすぎているから
1/6/2025, 10:11:27 AM