『君からのLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「今、何してる?」
私はこんなことを送るのにも恥ずかしがってるのに
あなたは余裕そうな顔でLINEを開いてるんでしょう?
君からのLINE
うーん
またしてもLINE
お題、君からのMAILでもいいじゃんね
もしやメール利用してない人多い?
でもLINEのアプリを入れていないので
君からのLINEは受け取れないのです
君とは縁が無いようだ
多くの人との縁を失っているようだ
自覚はあるようだ
君からのLINE
僕に元気を与えてくれる。
鼓動を感じながら開くLINE。
僕が送ったのも同じ気持ちで
開いてくれているかな。
既読にならないと心配になる。
返事がないと切ない。
LINEだけで満足できず、すぐに会いたくなる。
声が聞きたくなる。
そう思わせてくれる君と……
出会いたい。
君からのLINE
明日はいよいよテストだ。
僕は勉強机に座って、ペンケースからシャーペン、消しゴム、鞄から教科書、問題集を、いつもの順番で用意していく。
あぁ、しまった、スマホの電源を切るのを忘れていた。
ポケットに手を突っ込んでみるが、ない。
どこに置いたかなと、とりあえず立ってみて、部屋を見渡す。
ベッドに目をやると、なんだ、こんなところにあったのか。
さっさと切って始めよう。と、歩みを進めながら手を伸ばす。
何気なく手に取ったその瞬間、手に振動が伝わって、スマホの画面が明るくなった。
突然のことにびっくりする暇もなく目に飛び込んできたのは、「好きです」の通知。
なんで、こんなときなんだよ。もっと、他のタイミングあっただろ。
でも。
そう思っていても、笑ってしまう。
今、ちょっとだけ、テストのことを忘れよう。
君からのLINE
君とはLINEの交換はしたけど、連絡ツールはずっと他のものだったね。
君からのLINEはずっと無音。
個人情報が取られるかもしれないって不安がってたけどどうも私の気づかない間に始めてたみたい。
私にも音を繋げてくれたらよかったと思ったあの頃は、もう遠い昔。
君からのLINEがくるいつかが、来世に訪れますように。
「明日は朝から体育だねーだるー」
「夜ご飯食べた?うち来る?」
「今日、バイトだっけ?」
「おーい」
「寝てんの?」
「明日の朝モーニングコールしようか?」
「携帯みろー」
「私も寝るよー?」
「夜中でも起きたら返信ヨロ」
朝、学校に行ったら、友達は帰らぬ人となったと聞いた。
LINEなんかじゃなく電話すればよかった。
違う。会いに行けばよかった。
心友みたいなんじゃないし、友達って感じだったけど、なんとなく心配な子だった。
いつ、どうやって亡くなったなんかは知らない。
でも、生きてた時のその子の様子は多分、その子の親より知ってる。
『親の愚痴ばっかでごめんー』
ってよく聞いてたもん。
その親が喪主か。
葬式の時にぶちまけてやれる程、仲良くなれなかった後悔しかない。
学友、級友、友達。
間柄の名称なんてなんでもいいけど、LINE返信してくれたら助けに行くくらいできたと思う。
私は友達のLINEのアカウントを絶対消さない。
#86【君からのLINE】
ピロン♪
ピロピロン♪
ピピロン♪
…スマホを見なくても誰からのLINEか分かる。
初っぱなからスタンプを連打してくるヤツは
アイツしかいない。
ちょっと放置。
すぐ既読をつけるのも癪だ。
どうせ、グニグニ踊る生き物と
良くわからないセンスのスタンプが
羅列しているだけなのだから。
取り敢えずコーヒーでもいれよう。
その準備ができた後
美味しいクッキーを齧りながら見るくらいで
丁度いい。
ピロン♪
ピピロピロン♪
…うるせぇな。
これ、早く開かないと
より連打されるパターンか?
んもぅ!わかったよ!
開きますよ、開けばいいんでしょ?!
…
…
…
ミュートにしとけばよかった。
ひとつの恋だって 甘酸っぱくてサイダーみたい
よく窓の方向いてる君の横顔 眺めるわたしの特権
プリント回し緊張するなあ 君と目が合えば満足
変なウワサも聞くけれど 別に気にしない
素っ気ないのが君の可愛い所
わたしだけに見せてよ
可愛すぎるのが悪いわ
なんて言ったらどんな顔するんだろう
髪型も目線も仕草も好きすぎて
集中できないよ
雨の日も雪の日も君が居るから急ぐよ
遅刻してくる君 そんな所も好き
目の前に居ないのはちょっと寂しいから
冬になるまでに君を捕まえたい
会いたいなんて言えないけど
気持ちだけでダッシュできるの
朝一番におはようって言いたいから
どんな季節もどんな日も
可愛いって思われたい 君が好き
いっつもそう。lineをするのは絶対私。
好きな人から来たことなんてなかった。
それはそれでもいいけど、なんか寂しい。
嫌われたくなくて、一緒にいたくて、また一歩踏み出せない。なんも言えない。
ただ心のなかに淡い感情が渦巻いてるだけ
君からのLINE
君からのLINE
ものすごく期待してたけど
中身を明けるまでもなく
そうだね。
そうだね。
そうだね。
そうだね。って。
そうだねってそれだけ。
数日間既読にしなかったのは
僕の意地だけど。
きっとそんな事さえ
君はなんとも思っていない
察するとか
空気を読むとか
なんとなくわかるって
そういうけど
それだよね
わかってるんだ
わかっているよ
もういい加減認めないとね
進まないとね
苦しいね
苦しいな
苦しいよ
苦しくて苦しくてたまらないよ
苦しくて苦しくてたまらない、。
『 アイリス 』
私は一人の男性を愛していた。
例え世界が彼のことを嫌っても、彼を支え続けることを誓った。
彼を愛すと、
そしてその彼にLINEを送った。
「あなたの周りにはきれいな人が沢山いる。私の事本当に好き、?」
少し不安になっただけだった。
でも彼からのLINEは「ごめん、今友達と遊んでるからまた明日でいい、、?」
だった。
もう何を信じればいいのか分からなくなって、トラックに飛び込んだ。
彼はきっと事故だと思っているに違いない。私がそんなことしないと思っているに違いない。
いつか、いつかは一生をかけて私のために死んでください。
『 メッセージ 』
PS.
この話は1個前の小説の彼女目線なので彼氏がわも見てみてください!
『君からのLINE』
来るはずがない
来ても困る
でも
ブロックしないまま
何でだろう?
例えば
君からLINEが来て
私は
なんて返せばいい?
君からのLINEへの
正しい返信が
いまだにわからない
地雷を踏まないように
細心の注意を払い
気を使い
何で そこまでしなきゃいけない
と思いながら
だから
君からのLINEが来ないことを
密かに祈っている
#80 君からのLINE
ため息の多い金曜日の夜。
「疲れちゃったなあ…」
今週は特にキツかった。
毎週そう思ってる気もするが。
週末も済まさなくてはいけない用事があって、
楽しい予定も入れられず。
夕飯後の満腹感が一層体を重くする。
心のままに、ずるずるとソファに沈もうとしたら、
軽快な通知音がストップをかけてきた。
「ああー…」
ゾンビさながらの呻き声を出しながらもスマホを手に取る。
そこには。
「サトリがおる、サトリが…」
1週間の労をいたわる君からのLINE。
少し軽くなった心のままにソファに飛び込み、
返事を打つ代わりに通話ボタンを押した。
『君からのLINE』2023.09.15
『食事にでも行きませんか』
スタンプも絵文字もない素っ気ないメッセージ。
久しぶりに届いたお誘いのメッセージに叫んでしまった。わりと本気で。奇声と言っても差し支えないぐらい。
何事かと飛び込んできた弟子に、なんでもないと身振りで応えてから、届いたそれを食い入るように見つめる。
あの素直じゃなくて気まぐれな彼からの、自発的なそれに心臓がタップダンスを踊っている。
俺の高座にきたついでの食事はいままで何度もあったが、なんでもないときにこうして彼からのお誘いはかなりレアなのだ。
ひとまず、スクリーンショットを撮っておく。
それから、深呼吸をひとつしてからどうやって返信をしようかと腕を組む。
『お誘いthx! チョーうれピー!』
これはダメだ。ふざけるなと怒るだろう。
『いいね。行こう』
これもシンプルすぎて面白みがない。
こちらから誘ったとき、彼はどんなふうに受けてくれただろうか。
参考に見返すと、
『いいですよ』
実に素っ気ない彼らしい文面だった。全く参考にならない。
しばらく悩みに悩んで送った返事は、『OK』というスタンプ一つだった。
もっと強くなれ、俺。
君からのLINE
君からの連絡はいつだって突然
気まぐれに
沢山の世間話で終わることも多い
でもいつも楽しそうで
僕はいつだって君に引き込まれてしまうんだ
毎日ひっきりなしに届くこともあれば
一週間くらい音沙汰ない時もある
焦らしてるのかな
僕を試してるのかな
僕からの連絡もなかなか既読にならなくて
すごく心配になっちゃうんだよね
そうやって、久しぶりにきたLINEだから
たくさんお話しているうちに
君に会いたくなっちゃうんだよね
会える関係じゃないって、わかってるのにね
オカルト。
300字小説。
メッセージ
今日も君からのLINEが届く。初めていく場所だ。心細いのだろう。
『今日は一日、石ころだらけの河原を歩きました(´;ω;`)』
のメッセージに
『( o≧д≦)o頑張れ!』
と返して、好きな花の写真を送る。
『優しいおばあさんに会ったよ。服を脱がしてくれた後、綺麗な着物を着せてくれたヽ(*゚∀゚*)ノ』
『良かった(*^_^*)』
『川の渡し守さん、とっても歌が上手でいっぱい歌ってくれた٩(>ω<*)و』
『いいねo(*゚▽゚*)o』
こちらで寂しかった君に向こうの人達が親切にしてくれているようだ。
『お父さんとお母さんに会えた(,,> <,,)♪』
君がいなくなって四十九日。途絶えたメッセージに僕は空に手を振った。
お題「君からのLINE」
そわそわ、そわそわ
届くかなぁ
なんて言ってくれるかなぁ
え⁈ 絵文字だけ…
ワッハッハ
それはそうだよ
お互い、自分の世界を生きているんだから
それぞれ楽しんでるね!
ってことだよ
Theme:君からのLINE
突然、君からLINEが届いた。
珍しい。LINEを送るのはいつも僕からなのに。
メッセージを見て更に驚いた。
「明日、横浜に行くんだけど、少し会えないか?」
用件だけのシンプルなメッセージはいつも通りだけど、まさか会うお誘いとは。
出不精な君が僕の自宅の近くに来ることだって珍しいのに、更に会おうだなんて。
とりあえず「いつでもいいよ!何時頃がいい?」と返事を返す。
用件はあえて聞かなかった。なんとなく聞くのが怖かったから。
久しぶりに見る君の顔は、以前にリモート飲み会をしたときと変わらないように見えた。
予約しておいた居酒屋に入って、しばらく当たり障りのない話をする。
…なんだろう、この緊張感は。
君は本題を切り出すタイミングを見計らってるように見えるし、僕は本題を聞き出す隙を伺っている。
一体、何の話なんだろう?聞くのがどんどん怖くなってくる。
「…ところでさ」
世間話が途切れたところで、君がおもむろに口を開いた。
(来た!)
僕は思わず姿勢を正す。緊張を誤魔化すためにビールを口に運ぶが、味がわからない。
宗教とかマルチの勧誘?生活環境に大きな変化があった?それともまさか…。
逃げ出したいような気分を必死に堪える。
君も同じくビールを一口飲むと、真顔になる。
「今度、こっちの方でやるイベントに行きたいんだけど、家に泊めてくれないか?」
「……はい?」
君はそういうと照れ臭そうに笑った。
「こっちの方にほとんど来たことがないから、今日は練習がてら来てみたんだ。交通費とは仕方ないにしてもホテル代が高くて…」
「…えーと、本題ってそれ?」
「うん、そうだけど?」
LINEが来てからずっと悶々と悩んでいたことは、こうしてあっさり氷解した。
自分の想像力の逞しさに呆れつつ、僕は快諾した。
君の嬉しそうな顔が見られてよかった。
それにしても我ながら心配性すぎる。今度、君が泊まりに来たときの笑い話にしよう。
「君からのLINE」
毎日23時頃必ず返信が帰ってくる。
最近、稀に帰ってこない。
仕事がいつも以上に忙しいらしい。
既読にもなってない。
でも返信してくれる時は仕事の愚痴とか
絶対言わない人。
あんまり無理しないで欲しいなぁ。
"君からのLINE"
【なぁ】
空いた少しの時間に居室に入り、机の上に置かれたスマホに手を伸ばしアプリを開いて、たった二文字のメッセージを送る。ポコッ、という送信音に、はっ、と我に返る。何?何でこんなの送った?ていうか何で此処に?
疑問が幾つも頭に浮かぶが、そんな事はどうでもいい。これに続くメッセージを送らなくては。それか送信を取り消さなければ。一番簡単に済むのは、送信を取り消して無かったことにする。
よし早く消そう、そう思って、先程送ったメッセージを長押ししてタブを表示して《送信取消し》をタップしようとするが、はたと指が止まる。
なんだか、消してはいけない気がする。何故か分からないが、心のどこかで『消しちゃダメ』だと言っているような感じがして、タップする事が出来ない。そうこうしている内に、既読が付いてしまい取り消せなくなってしまった。どうしようどうすれば、と思考を巡らせていると
〖どうした〗
と、簡潔にこちらに問いてきた。どうしたと聞かれても…。何も答えられない。ただ自然と指が動いた、なんてバカバカしい事言えるか。けど一応事実なので完全否定はできない。けれど、体が自然と動いてこうなったという事には、このメッセージを送った事に何か意味があるはずだ。少し思考の海に浸かり泳いで考える。
「あ…」
すぐに答えが出た。メッセージを送る。
【明日そっち行くんだけど】
【お前明日いる時間あるか?】
答えはシンプルで、簡単だった。
会いたい。声が聴きたい。温もりを感じたい。同じものを見たい。同じものを聴きたい。
なんて傲慢なんだと自分でも思うが、どうかこんな我儘な恋人を許して欲しい。
〖11時から2時までいるつもりだ〗
返信が来た。すぐに
【わかった】
とメッセージを送ってアプリを閉じる。ネットだし、周りが見たら『素っ気なさすぎ』と文句を言われるだろうが、久しぶりに会話できて嬉しくて胸がいっぱいになる。
昼頃か、ならお昼も持って行ってついでに済ますか。と、考えながらスマホの画面を消して机の上に戻す。そして、今にもルンルンと飛び跳ねそうになる気持ちを、グッ、と抑えて居室を出る。