『君からのLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
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君からのLINEはいつも素っ気ない…
それでも僕は、君が好きです。
いつか惚れされてみせます。
20○○/○.○
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四年前のつぶやきか…
恥ずかしいこと書いてあるなぁ
あの頃の君は素っ気なかったっけ。
今が幸せすぎてもう忘れちゃったな…笑
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四年前の僕へ、
その素っ気ない好きな人は今
僕の肩ですやすや寝ているよ。
幸せそうにね。笑
僕は彼女を愛してる。
絶対幸せにさせるから。
つぶやいた日 20○○/○.○
プロポーズした日 20○○/7.7
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もういないのに、
消せないでいる
君からのLINE
目を覚ました。窓の方に目をやるとまだ外は薄暗い。周囲の静けさがまだ朝の早い時間だと教えてくれる。
視界が鮮明になる前に思い出したように携帯を確認した。仲のいい数人の女友達からの通知が何個かと親、兄妹からのスタンプ。
お誕生日おめでとう!
チカチカ光る文字と上部から降ってくる紙吹雪に埋もれそうな犬のキャラクター。
嬉しい気持ちとそれよりも大きい切ない気持ち。
彼からの連絡はなかった。
まだ朝だからかな。
もう少ししたら、お昼を過ぎたら、仕事が終わった時間になったら。
そんな風に待ち続ける。
#君からのLINE
君からのLINE。
君からのLINEは
何年経っても
ドキドキしてるよ。
初めて逢ってから
15年は経つけど。
不倫と友情の
はざまなのに。
逢いたいけど
逢えなくて
ドキドキしてたいのもある。
通知音が鳴るたびにドキリとする
ロック画面に表示される名前が
君であってほしいと願う
君からのLINEをずっと待っている
僕は君を求めている
「君からのLINE」
通知がなるたびに、君からだと思ってしまう。勇気をだして誘った
デート。
君が私の通知を見るまでの時間が物凄く長く感じる。
音がなるたび、ゆっくりとスマホの画面を向ける。
まだ...まだ...まだ来てない。
断られるだろうか。不安とドキドキが混ざり合う。
君からのLINEは、いつも私の鼓動を早くさせる。
―君からのLINE―
やることはあるのに、やる気がないので暇だ。
そんな時に、机に放りっぱなしにしていたケータイが
着信音を鳴らして、震えた。
のそのそと手を伸ばし、ケータイの画面を顔に向ける。
画面が明るくなり、ロック画面が映し出されたその瞬間、
喜びが血と共に全身を駆け巡ったような気がした。
指の先まで興奮に震えた。
いそいそと通知元のアプリを開く。
ロック画面の告知通り――君からのLINEが1件。
トーク画面に移り、メッセージを読む。
ねぇね!見てる?虹が出てるよ!!
│
虹?
│
うん、ものすっごくキレイ!!
│
どこ?ここからは見えないのかな?
│
んーとね、学校近くのサイクルショップの方!
見えると思うよ!!
│
じゃあ南東の方かな?
│
うーん、多分
│
あ、見えた!!
すごい!キレイだね!
│
でしょ?
│
虹で思い出した
そういえば、虹の端っこに行くと、願いが叶うらしいよ
│
え、そうなの?知らなかった!
私ね、実は叶えたい願いがあるんだ!
だから行ってみようよ!虹の端っこ!!
│
え、でも、所詮都市伝説だよ?
│
でも、いいの!都市伝説だって確信するためにも、行きたい!
│
わかった
じゃあ、虹の端っこで集合しよう、
そして2人で願いを叶えよう
│
うん、わかった!着いたら電話するから、そっちも連絡してね!
可愛いキャラクターと吹き出しに書かれた
りょうかい!!という文字のスタンプを送り、
一旦会話を終わらせた。
君からのLINE、
君にとっては何気なく、
僕にとっては今日という色のない絵に
華やかで鮮やかな色をつけてくれた虹を知らせるLINE。
僕にとっては何気なく、
君にとっては願いを叶えに行くきっかけになった
虹についての都市伝説のLINE。
その2つがあってこそ、今日、僕は君に会える。
考えただけでもワクワクする。
鼻歌交じりで、踊るように扉まで歩く。
ぶっちゃけ、虹の端に辿り着けるとは思ってない。
歩き回って疲れた君が、電話をかけてきて、待ち合わせ場所を
変えて、会って喋って終わり…そんなとこだろう。
でも、今ふと思い出したが、虹の出た方向、南東は、
風水的に、結婚、出会い、恋愛の場所だ。
もしかしたら…という希望も、
まだ捨てずにちゃんともっている。
もし君に虹の端でも会うことが出来て、
もし都市伝説が本当で、願いが叶ったら…なんて。
さて、君を待たせないように、もうそろそろ出かけないとね。
僕の願い事→いつまでも君が笑顔で居れますように
君の願い事→あなたともっと仲良くなれますように
ふとスマホを開いた瞬間に君のラインがきた
心臓が大きく跳ねた
ワタワタしながらパニックになってたり
ニマニマと微笑みながら一呼吸をしてみたり
ようやく君のラインを開いた
内容を見てさらに嬉しくなる
君のラインが私のエネルギーだから
嬉しいんだよ
常に充電切れの携帯
電話も
LINEも
受け取れない。
誰かが話したいことも気づかない。
存在すら忘れて、
都合のいいように目を逸らし、
臆病な僕は瞼を閉じた。
当然充電するつもりもなくて、
真っ暗になって動かない画面を見つめ、
ただ、
受信に揺れない無音の直方体を、
遠ざけた。
誰からも分からない嘘を抱え、
強がって、
偽りの笑みを浮かべ、
今日も僕は、
誰かを無視した。
君からのLINE
定期的に来ていた君からのLINE。
しばらく来なくなったな。
私からすればいいんだけど、
続けるのがめんどくさくて止まったままでいる。
誕生日にはLINEしよう。
LINEが来る度
君ではないかと、スマホを手に取る
ほんと、あほらしい
君からのLINEだけで
僕の頬が赤く染まり、ドキドキと
君が好きだと、また、気づく
君からのLINE
LINEの通知が1件
それが誰から来たのかは分かってるが
内容は知らない
見たくない
返信もしたくない
未読スルーされるのがオチだ
だったら
別に見なくていい
いや、本当は見たい
けど
見てしまったら君に会いたくなる
会えないのは分かってる
だからこそ
見たくない
ああ…もっと一緒にいたかったな…
そういえば最近君からのLINEが来なくなりました。
もう僕のこと嫌いになったのかな?
それかまた新しい彼女が出来ましたか?とりあえず君からLINE来るのを待ちます。
待っても待っても来なかったら別れようと思います。
#君からのLINE
君からのLINE
これで大丈夫かな、ちゃんと伝わるかな、って、
何度も、何度も、自分が打った文章を見つめる。
送信ボタンを押してからも考え込んでしまう。
もし、傷つけてしまったらどうしよう。嫌な気持ちにさせてしまったら。
自分の打った文章で。
自分は傷つかない、嫌な気持ちにならない、って思っていても、相手も傷つかないとは限らないから。
だから、怖いんだ。
そんな、もやもやした気持ちのまま、床につく。無理矢理目を閉じて、一夜を過ごす。
明くる日、君から新着メッセージの通知がくる。
ただ『おはよう』の単語だけなのに、うれしくて泣きたい気持ちになるのはどうしてだろう。
いつか
君とやりとりできる日を待っています
今か今かと待ちたい
君からのLINE
君からのLINE
君からのLINEが届いて一週間以上がたった。
未読だが、どんな内容かは予想はつく。
既読をつけたくなくて開いていないだけだ。
遂に電話まで来た。きっと心配なのだろう。
何しろ、自殺をほのめかす内容のLINEを送ったのだから。
死ぬしか道はないと思っているんだ。
それでも、まだ実行できていない自分は臆病者だ。
決断をしてからの行動が遅すぎるなと苦笑する。
君からのLINEは無視するよ。
もう、後戻りはできないんだ。
冷たくて澄んだ空気が、小さく震えた。
その途端、体温と心拍数がすこしだけ、上がる。
君からだとは限らない。
……けれども。
期待を込めて、画面を覗き込む。
映りこんだわたしの顔は、不安に揺れていた。
ぱっと、次の通知がきて、ロック画面と共に君からのメッセージが表示された。
『おつかれさま』
『週末空いてる?』
心がふわふわと躍るように軽くなった。
きみに、誘ってもらえるなんて。
『空いてる!』
この気持ちが少しでも、きみと同じ方に向いていますように。そんなささやかな願いと共に、送信ボタンを押した。
9/15,
静かな部屋に響く通知音。
「………」
のそのそと腕を伸ばしてスマホを掴む。
「…あー…やっちまった」
ぼんやりとしていた身体が、
急に動くわけでもなく、
しばらく画面を見つめて、
スタンプを1つ押した。
『ごめんなさい』
可愛らしいキャラクターが土下座をしている。
すぐに鳴る通知音。
『早く、来い』の怒りの文字と、
それとは真逆の寂しそうにしているキャラクターのスタンプ。
思わず口元が弛む。
やっと身体の起き上がる準備が出来たところで
軽く身支度を整えて、
部屋を出た。
寝坊は何度目だろう?
今日も君からのLINEに起こされてしまった。
「目覚ましかけたのになぁ‥」
きっとまた、彼女にこってり怒られてしまうだろうな。
その後はきっとスイーツ巡りだ。
「胸焼けしない程度にして欲しいなぁ‥」
ポツリと呟きながら、愛しい人のもとへ。
返信がないと不安になる。
もっといい言葉があったんじゃないかとかあと10分くらい遅らせた方がよかったんじゃないかとかどうでもいいことが気になってしまう。重いよね。わかってる。でも君だけなんだ。こんなになるほど、好きなのは…
ごめん、急に変なこと言って。連絡待ってる。📤…
返事が返ってくることはなかった。
ピコンッ
LINEの着信音が響く
画面を確認すれば、そこには見慣れた君の名前
たったそれだけで、こんなにも嬉しいなんて
恋とは不思議なものだ
『君からのLINE』