『友達』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あの子と仲良くなりたい。
あの子とお話ししてみたい。
私の親友になったあの子。
他の誰かと話しているあの子を見て、
私はたまに思う。
あなたを誰かに取られたくない。
私だけ見ていれば良い。私だけの友達でいてほしい。
そう、思う時がたまにある。
“友達”
夏は思いました。「みんなとお友達になりたいのになあ」
この世界には春と夏と秋と冬、四つの季節しかありません。春と秋には初めと終わりに会えるけれど、冬には一度も会ったことがありませんでした。
なぜなら、夏と冬は正反対の季節だからです。決して交わることはない。交わってはいけない。それは神様から言い渡された、絶対のルールでした。
「でも、友達になりたいんだよなあ」
たった四つしかない季節なのに、最後の一つとは永遠に会えない。そんなのは、夏にとっては悲しすぎました。
「どうしたら友達になれるかなぁ」
*
夏は、秋に相談することにしました。秋は夏と冬に挟まれている季節なので、適任だと思ったのです。
「ねえ秋。僕、冬に会いたいんだ。橋渡しをしてくれない?」
けれど、秋は「だめだ」と言いました。季節を狂わせることは許されない。それが神様から言い渡されたルールだからです。
夏も、それは知っていました。けれど、どうしても諦められなかったのです。
季節が巡る度、夏は何度も秋に交渉しました。そして、そのたびに断られました。
それでも、根気よく何度も何度も訴え続けて。
ある時から、秋が病気がちになってしまいました。あまり長く季節を担うことが出来ないのです。
その代わりに、夏と冬が長めに頑張ることで何とかしていました。
初めは夏も真面目に頑張っていましたが、少しして欲が出るようになってしまいました。
「ねえ秋、ちょっとでいいんだ。どうにか冬に会えないかな?」
いつもならすぐに断る秋ですが、この日は違いました。体が弱っていたせいでしょうか。秋は「少しだけなら」と弱弱しく口にしたのです。
それから、夏は時々秋の担当する季節に、冬に会いに行くようになったのでした。
*
夏に悪気はありませんでした。ほんとうにただ、冬に会いたかっただけなのです。会って、友達になりたかっただけなのです。
けれど、少しずつ、少しずつ、季節が狂っていきます。
一度禁を破ってしまったしわ寄せは、どうなってしまうのか。
それは、誰にも分からないのです。
∕『友達』
「友達……友達ねぇ。友達なんて要るか?」
「いきなり何言ってんだよ」
俺の友人は例によって例のごとく、唐突にそう切り出した。昼休みの駄弁り開始の合図だ。
「いやな、リアルの友人は俺だって大切だよ? けどさ、ソシャゲの友達ってどうなん?」
「あー……」
確かに友達って言葉を最近一番聞くのってソシャゲかもしれない。
「あいつらに友情を感じることなんてある?」
「ゲーム内で助けてもらった時とか?」
「まぁ、うん。そっち方面はね。そうかもね。けどさ、助ける側もメリットあるから助けてるだけだよね? それって本当に友情って言える?」
嫌なところを突くなぁ。
「それってお互い様じゃね?」
「物は言いようだね。見返り前提の友情って、俺的には抵抗あるよ」
——友情は見返りを求めない、だっけか。コイツはそんな言葉が好きだった、気がする。
「ってか、ソシャゲごときに友情を語ってほしくないね」
コイツはまた問題発言を……そこで本当に友情を築いてる人もいるだろうに。
「あんなもん、俺から言わせれば友達じゃなくて人質だよ。プレイヤーを辞めさせないための、ね」
人質。それは確かに言い得て妙かもしれない。
「引退しようとしているプレイヤーを引き止めるには、人質に『お願い、見捨てないで』って言わせるのが一番手っ取り早い。それが——上辺だけでも、友達の言葉だったら尚更効果覿面だろうね」
「そうかなぁ……」
「それでも辞める人は辞めるだろうけどね。その場合は、もう誰にも止められなかった、ってだけの話さ」
「そんなもんかな?」
「そうとも」
などと、特に実りのない会話をダラダラとしていたら予鈴が鳴った。
「あ、予鈴。そろそろ席戻るわ」
「おー」
気のない返事をした友人は窓の外に目を向けながら、
「実際、俺も君に止められなかったらとっくに退学してたよ……こんなくだらない学校」
そう、小さく呟いた。
友達……
友達かあー
友達と親友って全然違うんだろうな
友達って、なんだろう
親友って、なんだろう
結婚してからも家族ぐるみで、お付き合いしてた友達夫婦は、数人居たっけな
旦那が何処へ転勤になっても必ず家族でその遠くから遊びに来てくれた
遊びに来るとなれば、どんな料理を作ろうかな?何処へ遊びに連れて行こうかとワクワクしながら考えた遠くから、わざわざ時間かけて、お金かけて来てくれるので来てくれた時には、一切、相手方には、お金をつかわせては、いけない気持ちで、お・も・て・な・し~帰りには手土産持たせて、またねーって➰👋😃送り出して、そんな友達が何人か居た
だけど今は、子供達も大きくなり、そんな事もなくった思い出の写真だけは、山の様に残って多すぎて就活が大変💦
子供が、まだ小さい頃、旦那が亡くなり色々困ったり悲しんだり引越しの準備だの頭がパニックで誰か来てくれないかなーと心で呟いて居たけれど誰も来る事は、なかった皆、忙しいのは分かってるから、仕方ないと…💧
だけど私なら友達が悲しんだりしていたら側に居てあげたいから旦那にお願いして友達の所へ飛んで行っただろうな
私には、そんな友達が居なかった💧
半世紀くらい長い友達も居るけど結局……
引越し準備から何から何まで全て一人でやって、あの時は、本当に辛くて悲惨だったな😢もう15年 早いな 年賀状なんかも幸せそうな家族写真のは、きつかったな私なら旦那亡くなった人には、絶体送らないし遅れない、それが何年もで悪い友達では、ないのだけれど…
考えてみれば真の友は
居ないかな直接は言えないけど、そう思う だけど死が近くなったら、あの時は、寂しかったよって伝えるかな
でも、やはり悪い気持ちにさせちゃうから言わない
だけど楽しかったな🥰
リアルにいないので、分かんないっす。
学生時代の友人なんて、もう住所も知らないし、会ってもお互い認識できないと思うよ。
それよりは、一緒にフェス戦やってくれる、ゲーム機の向こうのみんなのほうが、今は近い。
【友達】
友達は少ない方
心を開くことが苦手
時間がかかるから
近づいて来てくれた子も
仲良くなる前に離れちゃう
誰とでも仲がいい
人懐っこい子は羨ましい
嫌われるかもとか
警戒心とかあんまり持たないんだろうな
傷つくことが怖い
臆病者の私は
友達なんてできやしないよ
知らぬ間に沈み込んでいるあの夏の日の記憶の中だ。
「────…南ーっ」
突然、現実の世界に引き戻される。
ざざーん、と海の波の音がやけに大きく響いた。果てしなく続く海にぱっとピントが合った。
「遅れてごめーん!」
砂浜を駆ける音が脳内を揺さぶる。
砂を散らしながらこちらに一直線に駆けてくる友人の夏露の姿に酷く安心した。
肩にこもっていた力がゆっくりと抜けていく。
「遅い」
「ごめんってー。南、ずっと待っててくれたの?マジでごめ────…っ、わぶ…っ」
ざざーん、と静かに響いた波の音がBGMのように聞こえた。
数秒の間の後、聞こえるように呟く。
「だっさ」
ずささーっと砂浜での滑り込みで俺の目の前に到着した夏露。つまりは俺のまえで盛大に転けた。
こいつはほんと俺を飽きさせない。
「う、うう~…、めっちゃ恥ずい…、余裕で死にそうなくらい恥ずい…」
「いつまでそうしてるつもり」
「だ、だってぇー…」
転けた体勢のまま動かないそいつに笑みが零れる。
「ほら、立て」
「……ん、」
一瞬躊躇した右手を差し出す。
空気が変わらずに夏露が俺の手を取ったことにどれだけほっとしているか、きっと夏露はしらない。
「…ふ、」
「っ、笑った…!いやっ、確かに南の笑みってレアだけどさっ、ここで笑うなよっ」
揺れる水面が、熱い砂浜が、太陽の光できらきらと輝いてあた。
このときはまだ友達になれてよかったと、そう思っていた。
─友達─ #105
南、夏露
(また寝落ちて投稿できてなかったし…。昨日のやつのほうがよくかけてた気がしてしまう)
【お題:友達 20241025】
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(´-ι_-`)
設定と言うか、プロット的なものは思い浮かんでメモしてる。
けど、それを文章化する時間が取れない⋯⋯、うーむ╭(๑¯⌓¯๑)╮
:友達
親友は、友達を失ったことがある。
引き金になる何かがあると、思い出して苦しくて、
学校にこないってことがあって。
僕にその気持ちは分からない。
けれど、裏切られた気持ちと同じと考えるなら、
僕と親友は同じ道でも違う方向を向いている。
…アイツさ。全部を抱え込むんだ。
プライドだ〜とか、
弱みを握られたくないから〜とか、
そう言ってたけど、
僕にはその過去のことを話してくれた。
勝手にいなくならないって信頼してくれたのかな。
あ、でも。これだけは言わせてね。
別にその友達が悪いんじゃないよ。
どこかの神様のイタズラに巻き込まれただけ。
そう言ったら親友は涙目になってた。
滅多に見せないその涙が、僕に突き刺さってさ。
僕さ、泣いちゃったんだ。
「やっぱおまえ、優しいやつだよ。」
…別に。
ただ言葉選びが独特で、文章もへたくそで、
辛さや苦しさにに共感して泣いてしまうだけの
日本人で、
…君の中で、最も信頼してる友達でしょ?
友達
(本稿を下書きとして保管)
2024.10.25 藍
題.友達
くだらない日常会話をして、こずきあい面白くもないことで馬鹿みたいに笑う。
代わり映えのないことだ。
昨日までは同じ枠組にいた編み込みのあの子、はて、何処え行ってしまったのか。
聞けば、いざこざがあり枠組から消されたそうだ。可哀想に。
仲良し、だなんて常日頃から口にしていたにもかかわらず、少しの火種で排除されてしまう。
けれども、こんなものだ。
表面上は笑顔で接していても、裏では毒を吐かれているのだ。
内通者がいるのも知らず、みすみすと情報を渡して密告される。結果が今回のこれだ。
ああ、可哀想に。
冷たい視線に晒されて、あんなに肩身を狭くして。
私を友達だと本当に信用してしまって。
『友達』
深夜、3人で何となく集まって良く行く場所はゲームセンター。店の灯りに誘われていつもそこそこ賑わっている。そんなに軍資金も無いので、暖かい店内で喋りながら過ごしたり他の人達の様子を眺めたりしている。
唯一やるゲームは太鼓の達人。3人とも腕はいまいちだが大好きなゲームだ。
「今日はちょっと難しい設定でいくか!」
お調子者の太一が声を上げた。無理すんなよ~と言う2人の言葉をよそに、本当に設定を一段上げている。
「うおおぉぉおぉ~!!」
無我夢中に太鼓をたたく太一。雄叫びとは裏腹に、画面とは全く噛み合わないバチ捌きに2人で腹を抱えて笑い転げた。
毎日、何か特別な事なんて無くていい。
今は気の合った友達と過ごす時間が最高に楽しい。
友達
私は大好きな友達に囲まれて
とても恵まれた学生時代を過ごしたと
思っていたが
大人になってから
特に仲良しだと思ってた子たちに限って
結婚式に誘われてない
私ってほんとは
友達いなかった?
・3『友達』
「……友達じゃないか」
そのいつもの見送りさえさせてはくれそうにないこいつは黙って行こうとしていた。紛争地へ。
「俺は友達だなんて思ってない」
おまえは半身みたいなもんだ。
【続く】
友と呼べる人はどれだけいるだろうか
「友達だよね!」と言って
相手を見下したり騙しだり
残念ながらそういう人たちもいる
幸いなことに私の周りには
居なかったと思うが
友と呼べる存在は少なかった
今でも他に比べたら少ないと思う
それでも私の友人たちは
皆 いい人で一緒にいて安心出来る
これからもその友人たちと
いい関係を保っていけるようにしたい
「友達」
友達
今日から学生時代の友達と旅行!
何年も会ってなくても一瞬で昔に戻って、
話してると「あーだから友達だったんだろうなー」と納得する…
友達ってそんな感じ…
友達が大切とか友達作りとか意識せず、会いたい時に会って好きな話をする…
友達大切!
私には都合のいい友がいる。
何度も結婚してもらい
何度も入院してもらい
何度もお亡くなりになってもらい。
数々の雑多な用事や集まりを
回避させてくれた
都合の悪い時用の大切な友達。
(友達)
僕は逆鬼《あまのじゃく》といって、周りの普通の鬼とは少し違う。
とても凶暴といわれて、他人は僕らを避けてきた。
そんな僕にも友達がいた。同じ逆鬼のチカト。
内気な僕と活発で賢いチカトはでこぼこコンビだった。
そう、僕にも友達がいたのだ。かつて。
僕ら逆鬼は、12歳~15歳頃に成長期がある。いや、これは人間にもあるのかもしれないが、逆鬼のそれは人間のそれとは比べ物にならない。
成長期はいわば覚醒期。逆鬼の本能、殺人欲求が本格的に現れてくる時期だ。
チカトはそれに耐えきれなかった。
このままではいつか誰かを殺してしまう。それが俺にははっきり分かる、自分のことだから。そうなる前に、悪の芽は早めに摘んでおく。
という手紙を遺して自殺した。
あいにくチカトには正しいことが分かる賢さと、悪状況を打破できる行動力があった。
僕はしばらく熱を出した。くらくらする頭で考えた。僕も死んだほうがいいのかもしれない。チカトが判断したことだからきっとそれが正しい。
それは別によかった。でも、どうしても腑に落ちないことはあった。
あんなに優しく賢く正しいチカトが、死んだほうがよかったなんて思えない。ここで僕まで死んだら、それが正しいことになったみたいで、つまりチカトの自殺も正当化してしまうんじゃないかと思った。
僕は生きることにした。
生きててもよかったんだよ、と友達に伝える。
たったそれだけのために。
背の大きくて手がごつごつして、おおらかで頼れる男の子と会えるといいね。小さくて優しい僕の友達。僕が一番愛してる。見た目も性格も性質もぜんぶ君の好みって勝手だね。別にいいよ、どうしようもないもんね。求めるものも違うから。
愛が大好きでこの世界は愛でいっぱいだって言ってたね。そんなのは気味が悪いって思うけど論破はできないならそうかもね。嫌いで死んでしまえばいいと思う人間が君に会ってはじめてできたんだ。自分が嫌なやつになってくのがわかるよ。これも愛なんでしょ。
友達だもんね。人前じゃ言えない一人称を使って、片思いみたいな文になって、こんなんで馬鹿馬鹿しいだろうな。身長180欲しかったな。声ももっと低かったらいいな。でもまずそんなんじゃなくて君は多分男の子が好きなんだろうね。
別に恋したいわけじゃないし君の好意が要るわけじゃないけど、運命なんかに取られる将来が恨めしい、愛なんか大嫌い。
小説、映画、漫画、絵画、演劇、音楽、彫刻
そこにはいつも人がいて、彼らと話すのが好きだった。
いろんな感情、知識、価値観をくれる。
友達と呼ぶには少し違うと言われそうだけど、私にとって大した違いはない。
カウンセラーだとかいってた大人なら少しは同じ事をわかってもらえるのではないかと話してみた。けどそれを悪いことの様に捉えて寄り添うようなフリをして私を表に引きずり出そうとしてくるから気持ち悪かった。
愛想笑いも気遣いも共感もなにも彼らなら求めてこない。
私は彼らがくれる物を受け取ったり受け取らなかったりするだけ。
それが1番気楽。
だから彼らは周りがなんて言おうが私の友達なのだ。