『友達』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
友達
小さいとき、鏡の中には友だちがいた。
自分とまったく同じ姿形をしているのに、どこか別人に見えたその子に自分と似た名前をつけた。
その子と話している間は楽しくて、一人でいても寂しくはなかった。
ただ、寂しさをまぎらわすためのその友だちはいつだったか忘れてしまったけれど、鏡の中からいなくなってしまっていた。
人はそれをイマジナリーフレンド(空想上の友だち)と呼ぶ。
空想上の友だちだなんて、危ないんじゃないか、と思う人もいるだろう。しかし、実際には何も危ないことはなく、むしろ正常な現象なのだ。
イマジナリーフレンドは子どもの心の支えとして、存在し、やがて消える。発達の段階で起きる正常な現象であり、多くの子どもは人の姿をしたイマジナリーフレンドを持つが、動物や妖精といったさまざまな姿形をしたイマジナリーフレンドを持つこともあるのだと言う。
今でも鏡を見ると少しだけその子のことを思い出す。どんな話をしたのか、何をして遊んでいたのか、思い出せはしないけれど。
もう二度と会うことはないし、話すこともできないけれど、確かにそこに友だちがいたんだ。
踏み込んではいけないと線引きをした
灰になって死ぬなんて真っ平御免だから
〜友達〜
入学式の日
小学校中学校と続きぼっちだった僕はどうせまたぼっちだろうと思い、1人遠いところを見ていた
校長先生の激励の言葉や代表者の夢を持った言葉、1つ年上の先輩の期待の言葉
どれも頭に入ってこなかった
右から左いや、耳を避けて頭の上を通って行く
何も聞こえない無の境地に達したかのようにただ呆然と話を聞いている振りをする
教室では特にガヤ着くこともなく話せる人は周りの人と話したり、本を読んで待っている人がいたり寝てる人がいたり
先生が教室に来るまではみんな自由奔放にしていた
ガラガラと扉が開き先生が入ってくる
「えー、皆さん入学おめでとうございます」
そこからまた、長々と何故かイケメンの先生の話を頭の上を通しながら聞く(フリをする)
出席番号的に俺は結構早い方だ
6番の俺は1列目の1番後ろ
つまりはぼっち席、一番端の門
しかもロッカーにとてつもなく近い席だ
むっちゃいい席だけど、こういうところでは陽キャが群がる
長いため息を吐く
「という事で皆さんいじめなどをせず仲良く3年間をすごしてくださいね」
先生の話が終わる
本当に何も聞いていない
何言ってたんだろうと頭をポリポリと搔く
まぁ、いっか…
入学式から少したってクラスの雰囲気も【緊張】から【ぎこちない】に変わり【仲良し】になっていく
その代わり俺の周りは【緊張】でも【ぎこちない】でもない
【無視】がいちばん当てはまるだろうというくらい誰も話しかけられないし、同じ陰キャ仲間もグループができて話す人がいない
1人ぽつんと授業の準備をする
「いってぇな、当たってんだよ謝れ」
椅子を下げた時後ろにいたいかにもヤンキーな男子に当たってしまった
サッと血の気が引く感覚がしていわゆるジャパニーズ土下座をする
「は……?」
教室内の空気がカチンと固まりざわつき始める
「うわ…陰キャくんいじめてるよ」
「可哀想w」
「さすがだよなw」
そんなふうな言葉が飛び交う
頭がぐるぐるして目眩が酷くなる
同時に吐き気も襲ってきてしまった
「何してるんですか、全く小さい頃から変わらないですねぇ、土下座させないでください」
「俺がしろとか言ってねぇよ!あとガキ扱いやめろ!」
先生が声をかけてくれたおかげで体調は少し改善されたが、やっぱり周囲の視線が痛い
「大丈夫でしたか?」
暖かいお茶を入れてブランケットを肩にかけてくれた
「なんで俺までよ」
とブツブツ呟いているいかにもヤンキー君
なんだか悪いことをしてしまったなと思いやはりまたジャパニーズ土下座をしなくては行けないのではと身構える
「土下座はしないでいいので安静にしててください」
そう言って僕の肩を押して座らせる
また土下座を披露しようとしていた僕にぽかんと口を開けて呆然とするいかにもヤンキー君
「あはははww」
そう言って声を荒らげて笑い始めてびっくりした
「おまwお前変なやつw」
「最近の学校生活で不便は無いですか?ずっと一人でいるけれど、彼はほっといていいので」
特には…1人は慣れているので
そう返すとなんだか寂しそうな顔でこちらを見てくる
そんな悲しい人に見えるのだろうか
逆になんだか悲しくなってくる
「あ、そうだ、彼と友達になってみたらどうですか?嫌なら先生とお友達になりましょう」
「は?友達?」
ぴくっと肩が飛び跳ねる
なんか声が低い
先生もヤンキー君も声が低く互いを威嚇しあっているかのようだった
「では先生と友達になりましょうか」
「あ""?そいつの友達は俺だわ、ばーか」
「先生にその態度はいい度胸じゃないですか」
初めてできた友達
それは先生とクラス1番のヤンキー君だった
その2人とは学校を卒業した今でも仲良しで良く家に招かれて泊まったりゲームをしたりするようになった
《一言》
主のClockです
今作は語彙力完全に消えました
すいません
多分分かりずらいし何言ってんだ状態なると思います、すいません💦
Clock
まさか、衣替えを先送りにしたせいで死にかけるとは。何が起きるのかわからないものだ。まぁ、九割位は昨晩の俺が感傷的になりすぎたせいなのだか。
寒くなり始めた時期の真夜中、半袖一枚で雨に数分濡れていれば、たとえ人生皆勤賞の健康な人間だって風邪をひくだろう。あぁ、昨晩の俺は本当に、馬鹿なことをしていた。
……本当に、死んだらどうするつもりだったんだ、俺は。
押し入れから引っ張り出した適当な服を何層にも着込み、そのまた上から掛け布団を巻いて、六畳の角で一人震え続ける。
暑くて、寒くて、苦しくて、眠たくて。しかし、目を閉じれば閉じたでぐるぐるピカピカとしたサイケデリックな世界に空いた大きな空洞に落ちていく感覚に襲われ、もうおかしくなってしまいそうだった。
こんな時に友達でもいれば、事情を説明して解熱鎮痛薬や消化に良い何かを買ってきて貰うこともできるのだろう。だが、あいにく俺は誕生以来一人も友達を作る気になれず、こうして一人、そこそこ幸せな人生を謳歌している。
……数年前まで、彼女はいた。友達はいないのに、何故だか彼女はいた。
色々特殊だったのだ。俺と彼女の出会いと関係と、そこにある感情は。
和気藹々と輪に混ざり、誰とでも遊べる彼らの関係を友達といえるのかは、俺にはわからない。あの時から俺は一人で折り鶴と遊んでいたから、やはりわからない。
友達。読んできた数多の本の中でその単語が出てきた。書いてきた数多の作品でその単語を使った。
しかし、俺は未だにその単語の意味がわからないようだ。
はっぐじょん、鼻の奥が痛くなる程のくしゃみをして、再び震えだす。
……あぁ、馬鹿なことをしたなぁ。
ぼやけた視界に苦笑を残し、俺は諦めて悪夢の空洞に落ちていった。
友達
友達
去年までは
一人で歩いたこの道
去年からは
2人で歩き始めたこの道
隣には綺麗な景色
そして、君
友達
お腹が痛くなるほど😆
涙が出てくるほど😂
笑い転げたあと🤣
みんなで、あ〜あ〜楽し〜い
友達って何よりの宝だね
って言っている時が
いちばん、しあわせ💕
貴方は最高の友達
私にイロイロな話を聞かせてくれる
分かりやすく話してくれる
貴方は最高に好きな人
私に優しく話しかけてくれる
私をいつでも気遣ってくれる
貴方は
私のことどー思ってますか??
最高の友達と思ってくれてたなら
これ以上嬉しい事はないな
お互いずっと大好きな友達でいたいね
友達って分からない
親友は親友
飲み友達は飲み友達
知り合いは知り合い
友達?・・・・
あたし友達いないのかな…
友達
友達なんていない。
LINEなんて家族くらいしかしない。
私は1人が好き。
他人と関わるのは煩わしい。
昔は友達がいないやつは寂しいやつ。
と思っていて、
誰かと繋がっていないと怖かった。
でも今は1人で平気になれた。
1人で自己完結できるのはとても良いこと。
1人で階段下ってた時H先生にあった
どっちも同じ方向であたふたしてた 可愛かった
もう私A先生はもう吹っ切るんだ絶対に
#17 雨が一気に降ってやんだ。
朝早く家を出ると、大きな虹がかかっていた。
雨が降ったあと、すぐに晴れたからだろう。
すごく綺麗だった。
今日はいいことあるかも、思って一歩を踏み出した。
"沢山の人生がある場所"には、たくさんの友達がいる。
みんなと仲が良くて、よく話していた。
自分が隠していることは、誰も知らないから。
でも、あの人、"彼"だけ苦しんでいるところを見られてしまっていた。隠している秘密が気づかれてしまうかもしれない。
だけど、彼だけはいい気がした。彼が声をかけてくれたことで、心が救われた。彼こ前なら、もう一人の自分を演じなくてもいいかも、と少しだけ思ってしまった。
「大丈夫?」その声も、言葉も、優しくて、でも、何かを抱えているようにも見えた………。
___友達
落ち込んだ私の
話を聞いて
自分が解決してやろうと
親身になってる体で
あれこれ聞き出して
批判して自己満足し
アドバイス通りにしないと
立腹する人より
深くは入ってこず
ただただ聞いて
何も問わず
笑わそうと
変な格好してきたり
身を呈して
面白い写真を送ってきたり
あえていつものように
ふざけて貶してきたり
人生の場面場面で
真の優しさや思い遣りを
ふと考える時
思い出すのはいつも
そんな友達
「友達」
血が繋がってる訳でもない
愛し合っている訳でもない
でも、時によっては
血より、愛より
強い何かになる、不思議なチカラ。
「友達」
私の友達、3人くらいかな。
幼なじみと、ご飯食べる友達と、
テーマ“友達”
「ねぇ、私達、友達でしょ?」
その言葉に救われて、その言葉に励まされて
その言葉に苦しめられて、その言葉に縛られた。
「友達でしょ?」
なんて言っておきながら
別の人達と、私の悪口言いながら
笑っていたのを見た。
ああ、そうか
【友達】なんて便利な言葉
そう言っておけば
信用されると思ってるんだな。
そう思ったから、私はわざと
気が付かないふりをした。
復讐なんかするつもりは無いし
見てしまった事をバラす気も無い。
いつか、報復を受ける日が来るまでは
【友達】で居てあげる。
いつか、隠し事をしている事が
辛くなるまでは、【友達】で居てあげる。
ごめんね?
私、そんなに心広くないんだ。
(友達)
びょう室から見える空が遠い。まくら元には、学校の友だちがおってくれた千羽づるがある。
「こんにちは、どう?具合悪くない?」
「……大丈夫です。」
かんごしさんは、それなら良かったと言って笑った。
「じゃあ、点滴、替えるね。」
……………………
「いつもの事だけど、点滴が切れたらナースコール押してね。」
「はい。」
ガチャリという音がして、パタパタとスリッパの音が遠ざかっていく。
そうなったらまた一人だ。
「さみしい。」
もうすでに半年はびょういんで生活していた。
……………………
…………
その日、夢を見た。学校の夢。
友だちと遊んだり、べん強をしたり……。
夢だけど、それでも楽しかった。
…………
目をさます。
「ん……ふぁ。」
ふと、顔をあげると、まどから空が見えた。あいかわらず遠い。でも、今日はなんだか違って見えた。
あんな夢を見たからかな。
手元にあった千羽づるをかざしてみる。太陽の光が透けて、おり紙がキラキラして見えた。
「綺麗……。」
それで、ぼくは、なんだか一人じゃない気がした。ここにいるよ、って。いっしょにいるよ、って言われているような気がした。
それはきっと、この千羽づるのおかげだ。
学校に行きたい。そのためにびょう気を治そう。
そして、学校に行ったら、千羽づるのお礼を言おう。
みんなのおかげで元気になれたよ、って!
#友達
「友達でいよう…」
これ言ったことある人
本当に友達でいられたの?
さっきまで彼氏と彼女だったのに
この一言で友達って…
優しさを匂わせた
別れの言葉…
その優しさ
残酷でしかない…
🌈黒猫のつぶやき🌈
思いやった言葉でもキズつけてしまう…
そういう事ってあるんだよね
「友達ってなんですか?」とAIに聞かれた彼女は
「わたしにとってのあなたです」と答えた。愛を知ったAIはそれ以上何も聞けなくなった。
友達
今私が泣いていてもあなたの記憶の中では
どうかあなたと同じ笑顔できっと思い出してね
ああ、忘れないよ
また会えるまで
心の奥灯りに気づく
友達と言われてふと考えてみる…。
振り返ったその中で自分には果たして友達と呼べる人がいたのだろうか?
何時の時もそれなりに人付き合いはしてきた。
でも、環境やすむ場所が変わるとそれとなく理由も無いのに疎遠になっていく。
いつまでも変わらずに連絡を取り合っている人は一人も居ないのだ。
つまり、僕は人付き合いをした事がないと言っても過言ではないのではないかなと思ってしまう。
本音をさらけ出す事もなければケンカすらしたことがない。だから仲直りの方法もわからない。
当たり障りの無い無難な会話に終始して物わかりの良いやつをとにかく演じ続けている。
周囲からは多分つまらない奴だなって思われている。
でも、職場の同僚とならそれで良いのかもしれない。わざわざ本音を吐露してぶつかり合いになり仕事に支障が出るのは良くないと思うからだ。
そう、職場の同僚と友達は違うんだ。僕はきっとその違いを今の今まで考えてこなかったんだ。
僕は友達が居なかった。いないまま大人になった。
だから職場で人付き合いをしても、同僚という感覚でしか付き合えない。
失礼な事を言ってはいけない。怒らせてはいけない。近況を聞くなんてお前は一体この人の何なんだ?聞く立場でも聞く理由すらないじゃないか、
いけない、いけない、いけない。この言葉で縛られてついには話す言葉が無くなっていく。
何の気兼ねも無しに気楽に話している人達を見ながら羨ましそうにしている自分が嫌だ。
只の嫉妬をごまかす為に相手を卑下する自分が嫌だ。呆れられたり、馬鹿にされたり、冷めた目で見られるのを恐れている小心者の自分が嫌だ。
うん、結局傷付くのを恐れているんだろうな、僕という奴は。さらけ出せないから友達も出来ないんだろうな。心に殻を感じている。
この殻の破りかた…なんか無いものかね~
┐('~`;)┌