『友だちの思い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
むかしとても面白い友達がいた。
とにかく人の話を聞かないやつで
親や教師にやるなと言われたことは
たいていやって失敗していた。
成績は悪くなかった。
むしろ優秀な方だったと思う。
本人曰く、
大人は信用ならないのだとかで
廊下を走るなと言われて
全力疾走して転んでいた。
蜂の巣に近づくなと言われて
挑んで腕を腫らしていた。
団体行動だから離れるなと言われて
迷子になっていた。
奴が偉いのは
きっちりと“失敗”するところだ。
話を聞かないからだと
みんなバカにしていたが
自分は尊敬していた。
そんな奴だが一つだけ
親の言うことを聞くことがある。
幼い弟に関すること。
今も元気でやっていることを願う。
お子ちゃまだな。
新しい友達を作り
世界を知り
恋を知り
女の子から女性へ。
大人びてるなぁ…
可愛いなぁ…
同い年なのに親目線。
–友達の思い出–
「友だちの思い出」
生きてる?
それとも死んでる?
私は幸せだったよ。
喧嘩別れして連絡取らなくなって、
でも、こんなに経ってから病院にお見舞いに来てくれた。
共通の友人でなおかつおせっかいなマミコに感謝だね。
ありがとう。
君はいつも優しくて
君はいつも笑っていて
君はいつもそばに居てくれた
君が二度と会えない遠い旅に出ても
これからも同じ星の上で同じ時を生きていく
高校生のとき部活入部2ヶ月で退部した。
サッカー部のマネージャーで練習はきつかったけど楽しかった。でも、親に反対されOFFの少ない部だったから体調を崩し退部するしかなかった。
退部する2週間前くらいから毎日泣いていた。
どうしたらいいのか分からず一人で悩んで泣いて、でも友達にはバレないように笑顔でいた。
ある時、一人の友達が、
『無理して笑わなくていいよ。つらいときはつらいって言っていいんだよ。』
と声をかけてくれた。
彼女は中学生の時に部活内でいじめにあっていた。
誰にも相談できなくて苦しかった、一人で抱え込んで不登校になった、そう教えてくれた。
そして私にそんなふうになってほしくないと言ってくれた。
その言葉にとても救われた。
とても嬉しくて初めてひとの前で泣いた。
そこからお昼ごはんを一緒に食べるようになり、一緒に帰るようになり、一緒に行動するようになった。
彼女のお陰で灰色になりかけた高校生活が色鮮やかだった
私は彼女がいなければいまこの世界に存在していないだろう
友達の思い出
現在進行形ならいないから
だから思い出なんてない
過去形ならあるにはあるはず
ただいちいち友達判定はしてない
一時的につるんでた相手ってくらい
場所や所属に関係なくなれば放置
関係の継続に執着はない
思い出だけならあるけど
既に終わってるから
お察しだよね
自分から
継続的に関わりたい人はいない
継続的に関わっている人で
尚且つ仲がいい人って意味が友達かな
友達かどうかよりは
それなりに
付き合っていける相手がいいね
友達の思い出って縛りだと
思い出したいことはない
友達だといまでも思ってくれているなら
凄く光栄だと私は思うけど
いい意味でならね
悲しいのに
泣いたら
自分が壊れそうな気がして
その時
すぐに
泣けなくて
夜
独りで泣いてたら
友だちが気付いて
傍に来てくれた。
ありがとう。
気付いてくれて。
ありがとう。
一緒に泣いてくれて。
あなたは
10年以上経った今も
わたしの親友です。
#友だちの思い出
テーマ「友達の思い出」
「青梅」
歩いて30分かかる登下校の道は
小さな竹やぶや
電車が間近で見られるフェンスがあり
季節によって野いちごやオシロイバナ、クローバーの花が咲く。
今の子供はお家に帰ってゲームとか習い事とかだろうけど
私達は毎日会う友達との別れが惜しくて
登下校に寄り道してたくさん遊んでいた。
舗装されてるとこはあんまりなくて
土を掘ると蜘蛛の子供の入っている袋があったり
野草もたくさん生えていた。
一度だけ、友達と他人の家の木に登って大きな青梅を取った。
4人くらいで1個ずつ、こっそり食べた。
梅干しを想像してたからまあ、
まずいまずい。
4年生くらいだった。
うちに帰って冷静になって「私達ドロボーじゃん」と思ってとても反省したし怖かった。
他人の家に入るなんて二度としなかった。
それがテーマを読んでぱっと思い出した思い出なのですが、
寄り道にしたって他人の家に入ったことにしたって
今考えたら悪いことばかりで
知らずにあんなことしてたなんて信じれないなあと思うけど、
自分の子供には青梅食べたみたいに口を酸っぱくしていいます。
「寄り道しないでまっすぐ帰りなさい」
友だちだった頃、あなたから私に〝好き〟を告げて来たね。
私はいちばんの友だちを失って、初めての恋人を手に入れた。
恋人だった頃、あなたから私に〝嫌い〟を告げて来たね。
私は唯一の恋人を失って、いちばんの友だちも戻らなかった。
他人の今、あなたは今度は何を私から奪うのでしょう?
右手では
一番大事な女性(ひと)を
しっかりと
抱きしめながら
左手の小指の先で
時々
気まぐれのように
わたしの心を
かき回す
貴方は
ドンファン
罪つくりな男性(ひと)
# 友だちの思い出 (203)
「友だちの思い出」
この部屋の友だちには
笑顔を見せながら
ジリジリと
まるで植物が澄まし顔で
知らぬ間に逃げ道の蔓を伸ばすように
まるで時針が眠った顔で
知らぬ間に追手の分針から逃げるように
そう、目に見えぬくらいの速さで
ゆっくりと ゆっくりと
後ずさりをして
笑顔をみせたそのままに
眼の前の扉を閉める
そうして私はようやく
貼り付いた笑顔の仮面を下ろす
ほぅ と息を吐いて
この扉も違ったか と
あらためて次の扉を探す
おそらく私の居るべき部屋は
見つからないのだということを
知ってはいるが 気づかぬふりをする
寂しがり屋の私は
「友だちの思い出」とやらを
数えるために
また笑顔の仮面を被って
ドアノブに手をかける
「友だちとの思い出」
同じ小学校で、同じクラスで。何百人といる全校生徒の中から、仲良くなったのが私で。
友だちと出会ってからというもの、くだらない事で喧嘩して、仲直りして。楽しく笑いあって喜びあって。
少しでも違う人と友達になっていたり、私の性格が違っていたら。
友だちとは、もしかしたら絡むことの無いただの他人だったかもしれない。
この普通のようで普通では無い日常がとにかく幸せだと感じている。
今の友だちと、何年先まで一緒にいられるか分からない。いつか大人になって、友だちとの思い出も色褪せるかもしれない。
私がここに書いた思い出全てが笑いばなしや昔の思い出話にできるくらい、これからもできる限り一緒に笑いあっていたい。
それが私の単なる願いなのだから、今年の七夕のお願いは、いつまでも一緒にいられますように。かな?
……でも。
未来に願うこともいいけれど、今も過去も、大切にしていかなきゃね。
『友だちの思い出』
友達の思い出
私、転校するんだ。
急に言われた言葉
私はもう、子供ではない。
でもきっと、貴方の思い出の中では
私は永久に子供のまま。
【げんちゃん】
小学生の頃 げんちゃんという友達がいた。
初めは向こうから遊ぼうと誘ってきて外でボール遊びや靴飛ばしやら公園で遊んでた。
何人かでげんちゃんと一緒に遊んでた事もある。
基本的にげんちゃんと遊ぶ時は外でしか遊ばない。
家で遊ぶ時は僕の家に来てテレビゲームをやっている。
主にやるのはシューティングゲームだ。
シューティングゲームはめちゃくちゃ上手く最初からスタートして死んだのは3回程で最終面まで毎回行くという上手さ。
そして、げんちゃんは運動神経も良いし50m走も早いしサッカーさせてもドッチしても上手くて目立つ
しかも面白いしクラスの人気者だ⋯。
頭は⋯そこそこ悪いけどね。
友達も多い人だが、ある時から僕はげんちゃんと遊ばなくなった。
それは僕の家にげんちゃんが来た時に僕の漫画を盗んだからだ。
始めはげんちゃんが盗んだとは思ってなかった。
そこまで無くなっても困るほどの本でもなかったが苦労して手に入れたから割とショックだった。
めっちゃ探し回ったけど見つからなかった。
まあ自然に無くなくしちゃったぶんは仕方ない自分の責任だ。今度は二度となくさないようにしようくらいに思ってた。
ところが、ある時に外で何人かと遊んでた時にげんちゃんの持ってたカバンの中身が、たまたま見に入った。
中に僕の家で無くなった漫画と同じ漫画が入ってた⋯。
もしかして⋯コレって僕のか?
げんちゃんは遠くの方で遊んでいるのでバレないように中身を確認した。
パラパラとめくると途中ら、血がついて一部茶色くなったページがあった。
確信したコレは僕の漫画だ⋯血のついたページは僕が鼻血を流したのが着いたからだ⋯その時の跡が間違いなく残っていた。
漫画を元に戻しげんちゃんがコッチに来た時に聞いてみた。
『この漫画って僕の本じゃないよね?』探りを入れてみた。
「え?俺が買った漫画やけど?」
『そうなんだ⋯』
このやりとりで終わった。
コイツとは、もう二度と遊ばないと思った。
その漫画は自分が親のお手伝いをして貰えるお金をかき集めて買った漫画だ⋯。
僕に嘘をついてまで欲しかったのか?
腹が立つのを通り越して冷めてしまっまって呆れてしまった。
盗んだ上にサラッと自然に嘘をつく。
『あ〜コイツこの程度の人間なんだな、しょうもない奴だ⋯嘘ついてまでその漫画欲しいのか?何が人気者だ⋯周りはコイツの明るさに騙されてるんだ⋯とんだ嘘つきだな⋯』
とうやら僕にとって、げんとやらは嫌いを通り越して、どうでもいい、その辺歩いてる他人に格下げされたらしい⋯。
漫画の事も追求はしない、欲しけりゃくれてやる⋯アホらしい。
それからは、アイツとは一切こっちから話しかけることは無かった。
話しかけられても話は適当に流す⋯遊びに誘われても断る。
暫くしたら、アイツとはお互いに一切関わらなくなった。
そんな感じで中学になり、中3になった時アイツの話を聞いた。
アイツはサッカーが上手く県代表で呼ばれる程、上手かったがアキレスを断絶してサッカー出来なくなったらしい。
その話をしてくれたヤツは『ざまあみろ!アイツ頭、悪いからサッカーで特待生で高校行くつもりだったらしいけど終わったな』って言われてた。
アイツはどうやら一部で嫌われてるらしい⋯まあ、しょうがないけどね。
俺はアイツのこと嫌いというか、どうでも良い存在なので、ざまあみろとかは思わなかったけど⋯可哀想ではあるなとは思った。
因果応報ってやつなのかな?
悪い事は出来ないものだな…。
あと、どうでもいいけど盗まれた漫画はエロ漫画ではない事を最後に書いとく(笑)
テーマ【友だちの思い出】
『友だちの思い出』2023.07.06
高校時代につるんでいたヤツがいる。
ガムを噛んでいるのが不良っぽくてかっこいい、とか思っているヤツだった。
実際、俺たちは不良だったし、他校の連中と喧嘩をすることも当たり前だった。
ヤツはいい家庭環境ではなかったけど、家族思いのいいやつだった。
高校を卒業して、俺は実家を継ぐため料理学校に進学。ヤツは特にやりたいこともないらしかったので、適当に就職をしたらしい。
最初のうちはこまめに連絡をとっていたが、互いに忙しくなり疎遠になってしまった。
そんなヤツと今度、同窓会で会う。
俺もヤツも三十路だ。お互いいい大人として再会するのは、成人式の時以来だ。
ヤツはどんな風になっているのだろう。
二十歳なんて高校の延長みたいなもんだから、そんなに変わってはいなかったが、今は三十歳だ。
実家のイタリアンレストランを継いだ俺と、おそらく会社員をしているであろうヤツ。
さすがに、ガムを噛みながら仕事はしていないだろう。髪も高校の時みたいにツンツンさせていないはすだ。
そんな想像を膨らませながら、皆が集まる居酒屋に向かう。
「久しぶり」
果たして、待っていたヤツは高校時代と変わらない人懐っこい笑顔をみせた。
ガムを噛んでいて、髪もツンツンさせていて。
それだけで、一気に高校時代に逆戻りをした気がした。
と同時に、ヤツとの思い出話が楽しみになった。
エピソードはたくさんある。どれから話してやろうか。
友達との思い出
11年前の今日、私は友達とあの頃はお祭りに参加して出店を歩き回っていた。
いつもと変わらずに楽しいひと時を過ごしていた。
それから、一通の電話が鳴った。
祖父が亡くなったと。
あの時はひたすら家に帰りたくて急いで家に駆けつけていた気がする。
急いで家に駆け込むと、そこには祖父が横たわってる姿があった。
元気だったというか、自分の意思で勝手に歩行し、病院で入院中で弱っていた祖父が亡くなったと一報を受けて。
その光景は今も覚えている。
親族が亡くなっているにも関わらず、心身ともに整理がついていないのに、あの時の彼からの電話、メール攻撃は今だに覚えている。
今となれば良い思い出だが、当時は物凄く嫌で、こっちは悲壮感が凄くて段取りも知っておかねばならなくて色々あったのに、それも理解できない彼からのしつこい連絡が嫌悪感を抱いていた。
あれから月日が経っているが、今となっては懐かしい思い出。
祖父も今頃は祖母と幸せに暮らしているでしょう。
【アップルパイ】の意味は未だにわかっていないけど、
どうか安らかに。
#15【友だちの思い出】
小学2年生の時に出会ってから
今も仲良くしている友達がいる。
割とあっさりとした関係で
気がついたら、なんかいる。
そんな感じ。
中学生になったら
美術部に入ると思っていた彼女は
なぜか私と同じ吹奏楽部にいたし
推薦が決まっていた私に
「高校、離ればなれになっちゃうねー」と
話していたのに
入学式には一緒に参加した。
ある日の事。
「明日、遊びにいこう!◯時に迎えに来てね」
そう連絡をもらって家に向かうと
玄関に出てきたお父さんが教えてくれた。
「え?約束してたの?まだ寝てるよ?!」
マダ、ネテルヨ。
ちょっと何言ってるのかわかんないっす状態で
目をぱちくりさせる私。
「取り敢えず上がって!朝ごはん食べた?」
「フルーツ食べる?ジュースもあるよ!」
「ホントごめんねぇ!すぐに準備させるからね!」
あまりのお父さんの慌てっぷりに
怒る気も失せた。
妹ちゃんとテレビを観ながら待っていると
ご本人登場。
私は彼女の第一声を忘れてあげない。
「ごめーん…起きたら今だった。」
友だちの思い出
この頃、ふと思い返す。
君の声、君の手の温もり、君の背中。
春は桜舞い散る中、お花見をした。
夏は入道雲の下、キンキンに冷えたラムネを飲んだ。
秋は落ち葉を蹴散らして、追いかけっこをした。
冬は雪が降る中、霜焼けになるまで遊んだ。
記憶の中に残っている君との思い出は、鮮明だ。
スマホの連絡先に登録されているのに、今の君のことはよく知らない。靄がかかったようにぼやけている。
この頃思い返すのは、君に会いたいからなんだろう。
友達の、思い出話を聞くのが好きだ
田舎の野山を駆け巡った話など大好物
珍しく川が凍ったときに歩いて渡ろうとして
割れた穴から冷たい水に落ちた話
得意の木登りで樹上に秘密基地を作ったけど
数日後大人たちに片付けられてしまった話
うどんを餌に堤防で魚を釣りまくった話
採れたてのホタルイカを漁師さんに分けてもらった話
わたしが経験してこなかった話が
まるで異世界の物語のように楽しく
自分の人生の横幅まで
ぐんと広がるような楽しいひととき
「友達の思い出」
#157
友だちの思い出
友だちとの思い出、たくさんあります。
でも、このお題見て思いついたのは、幼稚園にも行ってなかった頃の友だち。潤子ちゃん。一つ年上で、わがままなわたしに良く付き合ってくれました。子供なのに、穏やかな人だったな。家も近く、ずっと友だちだった。
高校も同じだったけど、学年が違ってたからその頃にはあまり話さなくなってたな。
大学進学前に、お父さんを病気で亡くしてね。進学せずに就職したの。みんな進学するような高校だったけど。その話し聞いた時、彼女なら辛くてもやって行く筈って、わたしは思ったの。
実家の母から聞いた話しだけど、潤子ちゃん結婚して、旦那さんの理髪店を手伝って、資格も取って頑張ってたみたいで。良かった〜。
今も元気にしててほしいな。
何だか、思い出話になってしましました笑