半袖』の作文集

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半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/28/2024, 1:59:21 PM

ついにこの時期が来た。
季節の変わり目の小さな試練。

小学生の時はなんの迷いもなく、暑ければ半袖、寒ければ長袖を着ていた。

それなのに中学校に上がってからというもの、みんな変だ。
「誰が最初に衣替えをしてくるか」だなんて、小さなことを気にしている。

「ねぇ、いつ夏服着てくる?」
「衣替え初日に着てくるのは、ちょっと勇気がいるよね」
「みんなで一緒に着てこようよ!」

なんて、こういう話ができるのも今のうちだと思うと悪くないなとも思う。

衣替え初日。
女子たちは全員長袖のままだったが、男子の数人が半袖の制服を着てきていた。

クラスの人気者集団。
ちょっと暑がりそうな見た目の子。

誰が一人でも着て来るとみんな安心するみたいで、数日もすればクラスのみんなが半袖になっていた。

こんなしょうもない迷いもなんだか心地よくて。
次の衣替えも楽しみだなって思った。

まぁ、まだだいぶ先のことだけど。


お題『半袖』

5/28/2024, 1:58:47 PM

半袖は苦手だ。
 正確には肌を出すのが苦手なので、短いボトムスも同様に苦手だ。
 それなのに、小さい頃から暑い時期は大人から肌がよく出る格好を強いられてきた。
「見ているだけで暑い」
「熱中症になる」
「実際暑いでしょ」
 と丸め込まれて着させられた服の着心地はどれだけ悪かったことか。
 日焼け止めというものも知らず、肌は冬まで黒々としていた。
 半袖を着させられる夏が嫌いだ。
 羽織物を着て、日焼け止めをこまめに塗ってもなお、嫌な思い出に苛まれている。

5/28/2024, 1:53:28 PM

一年中半袖でいたあの子が
 今では制服を着ている
 同い年なのに感慨深く感じてしまう
 私達はきっともうあの頃には戻れない

 そんな今だから言えること

 あの子の眼差しは真っすぐだった
 私の隠している心の弱さまで見透かすぐらいに
 あの子はずっと私より賢くて大人だった
 私が怯えないように見えないふりさえするほどに

5/28/2024, 1:51:07 PM

ついこの間までダウンコートにブレザー、セーターの下にカッターシャツそしてヒートテック、マフラーと寒いのが苦手なあなたはいつももこもこと着込んでいたのに。
 慌ただしく過ぎていく季節はもう夏の日差し。
からりとした薫風ではなく、梅雨前のじわりとした湿度を含んだ空気。
 まるで北風と太陽のように、俺には脱がせなかった服を一枚、もう一枚と軽々しく剥いでいく。
露わになった、すらり引き締まる白い二の腕をにじんだ汗がつたって。
くらくらとした目眩は暑さではなくて、いっそ暴力的な『半袖』にやられる。
きっと無防備な仕草はこちらが伝えても変わらないのだろう。

一夏以上の暑さと欲の我慢比べ。

5/28/2024, 1:50:33 PM

天国と地獄
 
 
『まさに天国? その甘さは天使の囁き! クリームパアアアン』

         VS

『地獄を味わえ! 脅威の辛さ! カレーパアアアン』


 私は、パン屋入り口の前に置いてある、新商品紹介ののぼりを見くらべる。
 パン屋はこの商品にかなりの自信があるようで、これでもかと新商品をアピールしていた。
 そしてそれは功を奏していると言えるだろう
 かくいう私も、これを食べたくてこのパン屋にやってきたから。

 私は、自分が大の甘党だという自負がある。
 なのでスイーツハンターである私は、常に話題のスイーツを探している。
 このクリームパンも、日課のネット探索で見つけたものだ。

 しかし不思議なことに、クリームパンはカレーパンと必ずセットで紹介されていた。
 水と油の様に正反対の二つのパンが、である。
 しかもどちらも大絶賛であった。
 特に辛党がクリームパンを、甘党がカレーパンを褒めちぎるのは異常事態。 
 私は辛い物に興味が無かったのだが、他の人の評判を見ている内に、完全にカレーパンを食べたくなったのだった。

 しかし、私も学生の身……
 お小遣い事情は心許ない上、新作のゲームを買いたかったため、来月のお小遣いを前借りまでしている……
 なので両方食べようものなら、来月はひもじい思いをすることになる。

 ではどうしたらいいか?
 ぜいたくな悩みだが、私には秘策がある。
 それは――

「沙都子、どっちもおいしそうだよ。
 別々に買って、半分こしよ」
 『友達の財布を当てにする』である。
 『お金が無いなら、友達のお金を使えばいいじゃない』by私。
 それに沙都子は世界有数のお金持ち。
 莫大なお小遣いをもらっているだろうから、私の心は痛まない。
 
 けど正直、これは賭けだ。
 沙都子は、これよりおいしい物なんて食べ慣れているはず……
 こんなネタに極振りしたような食べ物に興味を持つか?
 私は沙都子の様子を伺う。

「いいわよ」
「いいじゃん、一緒に食べようよ――えっ?」
 自分の耳を疑う。
 てっきり渋ると思ったのだが、まさか了承するとは……
 どんな気まぐれだろうか?

「百合子も半分なんて、けち臭いこと言わないで、たくさん買いましょう。
 もちろん私のおごりでいいわ」
 まさかのおごり発言。
 たくさん食べれる上、パン代が浮く。
 友達にするならやはりお金持ちだな。



 なんて言うと思ったか。
「沙都子、何か企んでる?」
 そうなのだ。
 沙都子が気前の良さを発揮するのは、たいてい私に悪戯を仕掛けるときである。
 悪い予感しかない。

「何も企んでないわ。
 大切な友人の百合子を困らせるような事、するはずがないじゃない」
 しらを切る沙都子。
 普段『大切な友達』なんて言わないくせに。
 これは怪しい。

「それともおごりは嫌?」
「それは……?」
 だが『おごり』という魅惑の言葉に心を揺さぶられる。
 沙都子はイタズラこそするが、嘘をつくタイプではない。
 奢ると言った以上、奢ってくれるだろう。
 けれど、沙都子の『たくさん買ってあげる』という気前の発言はかなり不気味である。

 私は財布の中身と、罠の可能性、クリームパンとカレーパンへの興味。
 私は全ての要素を考慮し、一つの答えを導き出す。

「沙都子、奢って」
「分かったわ。買ってくるから、席取っといて
「分かった」
 沙都子の悪だくみ?
 そん時はその時だ。
 私は沙都子の悪意に負けず、一つでも多くのパンを食べる所存である。

 ◆

「ほら、買って来たわよ」
「あ、ありがとう」
 取った席に買ったパンを持ってくる沙都子。
 だがそのパンの量が尋常ではない。

「クリームパン20個、カレーパン20個よ。
 足りなかったらまた買ってくるわ」
 多過ぎである。
 たくさんとは言ったが、とてもじゃないが食べきれる数じゃない。
 パンはかなり小さめだが、これはさすがに無理だ。

「沙都子、食べきれないし、いくつか返品しようよ」
「うーん、確かにそうね。
 次から気を付けるわ」
「いや、食べきれないって」
「残りは使用人にお土産に持って帰るわ」
「……さいですか」
 どうやら私の進言は聞くつもりはないらしい。
 まあ、捨てるのではなく、最終的に誰かの口に入るから良しとしよう。

 それでは実食。
「「いただきます」」
 まずはクリームパンを食べることにする。
 天使のささやきとは如何ほどか?

 口に入れた瞬間、パンの甘い香りが口の中に広がる。
 そして噛めば、中のクリームが口の中に溢れ出す。
 あまーーーーーーーい。
 これほど甘いクリームは初めてだ。 
 そして後味もいい。
 当たりだ、また食べに来ることにしよう。

「あら、なかなかね」
 沙都子はというと、これほどうまいクリームパンを表情を変えずに食べて――いや、口がほころんでいる。
 どうやら気に入ったようだ。

 さて次はカレーパンだ。
 地獄の辛さとはどういう物だろうか?
 見た目は普通のカレーパンなのだが、食べるの怖いな。
 やっぱやめるか

「あら百合子。手が止まってるわ。
 食べさせてあげる」
「もがあ」
 私が怖気づいていると、沙都子がここぞとばかりに、私の口にカレーパンをねじ込む。
 こいつ人の心が無いんか!

 パンを口の中に入れた瞬間、カレーの香辛料の香りが口の中に広がる。
 噛めば中のカレーが、からぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ。

 いや、辛い。
 辛すぎる。
 発火しそうなほど体が熱くなる。
 辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い―――ウマい。

 辛さの果てにうまさがあった。
 さっきの辛さが、最初から無かったかのような後味の良さ。
 そして今日も生き残ったという実感がわいて、安心する。
 こんなのもあるんだな……
 くせになりそう。

 また食べにこよう。
 ああ、でも次はティシュがいる。
 辛さのあまり鼻水が出た。

「あら、まあ、なかなか、ね」
 見れば沙都子がカレーパンを食べていた。
 何でもない風を装っているが、顔が真っ赤だ。
 それでも食べきった後は満足したような顔をしている。

「なかなか良かったね」
「そうね」
「では口直しにクリームパンを」
 あまーーーーーーーい。
 クリームパンの甘さにホッとする
 やはり自分は甘党だと実感する。
 カレーパンも良かったが、何度も食べる物じゃないな。

「あら百合子、今口の中甘いでしょ。
 口直しにどうぞ」
「もがあ」
 カレーパン再び。
「からぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ」
「他のお客さんに迷惑でしょ」
「ほれは、ふりこが(それは百合子が)」
 口に入れられたカレーパンを、嚙んで飲み込む。
 良かった生きてる。

「辛かった? じゃあ口直しに」
 あまーーーーーーーい。
「甘い? じゃあ口直しに」
 からぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ。
「辛い? じゃあ口直しに」
 あまーーーーーーーい。
「甘い? じゃあ口直しに」
 からぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ。
「辛い? じゃあ口直しに」
 あまーーーーーーーい。
「甘い? じゃあ口直しに」
 から……あま?
 からぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ。

 交互に体験する甘さと辛さ。
 ふり幅がすごすぎて味覚がおかしくなる。
 おのれ沙都子、これが狙いか!
 でもこれ以上は無理です!
 常に口の中にパンがあって喋れないので、腕で大きく×をつくる。
 
「ちっ」
 沙都子の舌打ちが聞こえた。
 でも、さすがにこれ以上は無理と判断したのか、パンではなく水を差しだしてくる。
 た、助かった。

「ところで百合子。
 奢ったおれいとして一つ質問いいかしら」
「……何?」
「天国と地獄を体験して、今どんな気分?」
「……そうだね」
 私は、、お腹をさすりながら答える。

「地獄かな。
 食べすぎてお腹痛い」

5/28/2024, 1:49:33 PM

半袖

きらめく陽の光
緑さす季節
眩しい白い腕
君の半端袖

5/28/2024, 1:47:17 PM

『半袖』

僕は君が、半袖を着て
日陰で涼しげに、かき氷を食べてる姿が大好きだ。

毎年、見ることだが飽きることはない。
むしろ、来年はどんな服をプレゼントを
しようか悩むところだ。

この夏、このときにだけしか
見れない、姿の君。

そんな君のことをいつまでも
覚えていられるように、
また、来年の半袖の組み合わせを
考えよう。

5/28/2024, 1:46:16 PM

半袖のシャツから 
伸びる小さな手を
しっかりつないで
歩いた夏の夕暮れを
思い出す

5/28/2024, 1:44:30 PM

6月なのにもう暑い。
私は、思う。去年こんなあつかったっけ?もう半袖の時期?そんなぁ~
半袖は、日焼けするし、蚊に刺されるし、もう大変。

私は半袖を好まない。好きになれない、、

5/28/2024, 1:44:03 PM

袖と柚
似てますよね
最近老眼が加速して
半柚
って何だろうと
しばらく考えてた

半分の柚
薄い柚味...

Googleで検索したら
ちゃんと半袖がでてきて
老眼間違いを正してくれた

やるなーGoogle

5/28/2024, 1:43:32 PM

「半袖」

半袖を着るのはいつぶりだろうか。

傷まみれの手首を隠して暑い夏の中もパーカーで過ごした去年の夏。

でもあの頃の私と今のわたしは違う。

君に出会えてわたしは変われた。

傷なんて隠さなくていい。

ありのままの自分を愛してくれる人はたくさん居るんだから、

過去の自分も認めて生きていかないといけないから。

5/28/2024, 1:42:57 PM

いつも長袖を着ているあの人が半袖だった。
あまりにもまじまじと見ていたらしく不思議そうな顔をされた。慌てて今日はあついですねと笑う。
納得してくれたのかそうだねと笑ってくれた。
それにほっと息を吐く。
一見、細身に見えるが筋肉が見えて、ドキッとしたなんて、いえそうにない。

5/28/2024, 1:42:12 PM

あ、と気付く。物販列の折り返しに並んでいた俺と同じツアーTシャツを着た女の子は、いつも教室で物静かにスマホを構っている同級生だった。整列バーを一本挟んだだけの距離は、話しかけるには難しくない。けれど、このバンドが好きだったことを初めて知ったし、そもそも話したことだって必要最低限な連絡事項くらいしかなかった。
 会場中の多くの人が着ているのに、そんな距離感のクラスメイトが自分とお揃いのTシャツなのが何故だか妙に落ち着かなくて。慌てて見なかったフリをして、帽子を目深に被り直した。


"半袖"

5/28/2024, 1:41:55 PM

〚半袖〛

半袖って、暑い時に着るとちょうど良いよね。

5/28/2024, 1:40:56 PM

半袖


(本稿を下書きとして保管)


2024.5.28 藍

5/28/2024, 1:40:45 PM

《半袖》

そろそろ暑くなってきたから長袖を仕舞おう。

「・・・あ」

そうだ。

冬の間、走り回っていたから暑くて、長袖を千切って半袖にしてしまったんだった。

・・・今年の冬、どうしよう。

5/28/2024, 1:39:38 PM

『半袖』


彼の様子がおかしいことに、全く気づけなかった。
いや、気づいていたけれど、大したことじゃないと、知らないふりをした。

「彼は、自分で、自分の命を、絶ちました」

教壇に立つ教師が、重苦しい空気を纏って、ひどくゆっくりと話す。
ざわざわとするクラスに、私は、なぜか妙に落ち着いていた。

全校集会が開かれて、校長が何やら長ったらしく話していた。
その間、私はずっと、彼が何故自殺したのか考えていた。
学校でいじめにあっていたのでは無かったように思う。
では、家庭内で何か問題があったのだろうか。
そんなに関わりがあった訳でもない彼のことを、ずっとぐるぐると考えていた。

校長の話は全く耳に入っていなかったが、すすり泣く女子生徒の声は、うるさいくらいに耳に入ってきた。
――彼と特別仲が良かった訳でもないのに、よくそこまで泣けるな。
そんな薄情なことを思ったとき、数ヶ月前のことをふと思い出した。

彼の、半袖から覗く細い腕に、包帯が巻かれていたのだ。
それは、両腕の手首から肘までぐるぐるに巻かれていた。

――ああ、あれはきっと自傷行為の痕だったんだ。

今さら気が付いても、遅すぎる。
彼は、苦しんでいたのだ。
あの時、何か声をかけていたら、彼は生きてくれただろうか。
あの時、怪我をしたんだな程度のことしか思わなかった自分に、忸怩たる思いが溢れる。
そこで、ようやく鼻の奥がツンとした。
じんわりと瞳に溜まっていく涙を、歯を食いしばって、流れ出すのを我慢する。
彼を見殺しにした私に、泣く資格など、あるはずも無いのだから。

5/28/2024, 1:37:35 PM

【半袖】

朝、暑いなと思ったので
俺は今年に入ってから初めて
ワイシャツを長袖から半袖に切り替えて出勤した

車では快適だったのだが
職場に着くと冷房がガンガンに効いており
「今日は暑いなー」と上司が話しかけてきた
出勤してきた同僚たちは涼しい涼しいと言って
みんなエアコンに感謝している
女性社員たちはカーディガンなどを羽織っているのでノーダメージ
そんな中、涼しすぎるとは言い出せず
俺は一日中縮こまって仕事をしていた

5/28/2024, 1:35:47 PM

半袖。

半袖を着ると
日焼けするのが
嫌。

電車で左側に座ると
日焼けしちゃう。

本当は
色白なのに。

5/28/2024, 1:34:46 PM

「いや、早くない?」
「暦的には夏だし良くない?」
薄ら寒い雨の中、またも冬の上着を引っ張り出した
私の隣、真白い腕を晒して君は笑った
「というか、どうやって来たの」
「お・し・ご・と」
「せ、世知辛い……」
ざわざわとさざめく大通り
カラフルに咲く傘の林を器用に抜けていく裾
「それで」
「うん?」
小走りに追いかけて、追い掛けて、道路の真ん中
ふと立ち止まる君は雨粒を透かしていた
「君の手を取ればいいのかな?」
「……うん、正解」
そういえばあの日は友引だったかと
遠ざかる意識の中、悲しく歪んだ顔だけが見えていた

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