『勿忘草(わすれなぐさ)』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人は時々夢をみる。
本当の快楽や自由を求めて何度も何度も問いかける
それは砂時計の残砂のようでごく僅かな物語
例えば、多数の人間が小屋に繋がれているとする
犬のように首輪で繋がっていて、動ける範囲は一定に保たれている。生活に不自由は一切ない。食事も排泄も、ましては、娯楽まで完璧にセッティングされている。
その中でごく稀に、こんな人がいる
その人は、自由を求めて何とか逃げ出そうとする。
この環境から逃げ出そうとするが、その度に自分を苦しめる結果となる。
逃げられない。じゃあ、どうするか。
邪魔なロープを切って外に出るか、やはり我慢をするか
何が自由なのか。何が最善なのかと頭の中で延々と考える。考え抜いた挙句、誰かがこう言う。
「もし、その場面を迫られるのなら、私は首を切る」と
彼らもそんな気持ちだったのではないかとたまに思うんです。
"勿忘草"
昔、一度だけ見たことがあった。
青い小花の合弁花
中央の黄色が合わさったのが綺麗で、見惚れていたのを覚えている。
それを思い出したのが、息を切らしながらこちらを見遣っている君の手に握りしめられたのを見たからだった。
様子からして、走って来たのだろう。
風圧やらなんやらで草臥れている花も相まって確信できる
私に渡す為に持って来たらしいが、差し出した瞬間にそんな様子に気づいたらしい。ハッとした後に恥ずかしそうに手を引っ込める
私は君を知らない
けれど、なんとなく受け取りたくなった
完全に手を引っ込められる前に私は腕を伸ばして、優しく花を受け取った。
強く、強く握られたそれは確かに疲れているようだけど
確実に、美しい物だった。
花を受け取った私を見て、はくはくと口を動かしている君を見る。
私にはもう何も聞こえない。
耳鳴りがして、君の声を拾うことを邪魔されている。
酷くもどかしい。何を伝えたいのか、どんな声をしているのか。今の私には理解することは叶わない。
一度顔を伏せた君は、それでもばっとこちらを見て笑う
百面相する君がとびきり愛おしく感じた。
今日もまた、勿忘草の花弁が降る
誰からかなんて、明白だった。
勿忘草
『わたしを忘れないで』
………きらいっ!
いや、あぁ、急に汚い言葉を言ってしまって申し訳ない…でも…その……勿忘草の花言葉の『わたしを忘れないで』って…。なんか……気持ち悪くないか…?。
勿忘草が好きな人はほんっとうに申し訳ない。本当に。
多分読まない方がいい。
でも…、なんか…花言葉が女々しいっていうか…。
えぇ〜…。だっ…てぇ……。恋人に渡すとしても相手を信用してない気がするし、親族に渡すとしてもなんか惨めがましい気がする………。……惨めがましいってなんだ…?。なんでこんな嫌だってなるんだろう…なぜ⁇。
他の『誠の愛』だとか『真実の愛』だとか『真実の友情』だとか…う、うさんくせーッ!!。
なんだよ真実の愛って!他のも真実ってつけときゃいいだろって思ってるだろ!うぇーッ!ペッ!。
…あぁ、でもなんかこんなのにうえーっなってる自分が一番惨めな気がする。うああ…。
だって…あばば……。はぁ……。
勿忘草の花言葉が
私を忘れないでだって
ホント?
私のことなんて
さっさと忘れてくれなくちゃ
先に進めないじゃない
私はあなたのことなんて
もう忘れたわ
………勿忘草
玄
関
を
開
け
て
カ
レ
|
の
雪
月
夜
--32--
遠距離の
彼に届いて
この想い
花瓶に一輪
勿忘草
〜勿忘草〜
とうとう行くんだね。
熱く込み上げる。
見送るだけ。
緩む涙腺。
新天地でも、
大丈夫さ。
何だって知ってるつもりさ。
だから忘れないで。
(勿忘草。)🦜
あのね
僕にも
お友達と別れた
経験が有るんだよ。
「何方かと言えば、
無口な女の子。でお喋りな僕が
一方的に囀っていた
気がするんだね。」
《でもね》
【ある日、突然。
僕の前から消えたんだよ。】
❞其れは、僕との時間を超えて
本来の有るべき場所に戻った
証と想い 心の温かい
思い出と共に
大空を見上る事にしたんだよ。❝
「もしも、此の文章。を読んで
いたら【ピンク、の花言葉。】を
プレゼント、するよ。
其の花の名前は[forget−me−not]」
【勿忘草。】
「貴女、と 僕の友情。そして
此の別れが 心に温かい思い出
として 残る事を願って居ます。」
🦜🦜🦜
ねぇ、知ってるぅ?
「わたしを忘れないで~」
って言うけれど
一度お庭に招き入れると
少々小粒のお花にはなるけれど
毎年毎年咲きつづけてくれること
いろんな場所で咲き始めること
勿忘草
実は1本すじの通った
強〰️いお花なんです✴
この勿忘草、なんか夏目漱石の小説とかに出てきそうな感じの花ですよね。ヨーロッパとかでは恋人に贈る花なんだそうです。
可愛い花で、私も誰からでもいいですので、このお花を頂きたいですね(笑)。
ブランコ
いつも並行してブランコを漕いでいた。
だから横を向くといつも君がいた。
景色が変わるだけ。
君と僕はいつも並行していた。
気づくと段々と君の背中を見たり、
僕の背中を見られたりとなった。
そして今は共に
ブランコに乗っていない。
ふたつのブランコだけが揺れながら
景色と一体化している。
君がくれた紫の花
そっと差し込む
隣の席の花瓶
「勿忘草」
【勿忘草(わすれなぐさ)】
"私を忘れないで"
どうして今思い出したのか
それは分からない
君が手渡した花の花言葉を
あの時は知らなかった
ふと思い立って事典で調べた
"私を忘れないで"
そう書かれていた
君は博識だったから
言葉で綴るよりも一輪の花に想いを
込めて僕に贈ってくれたんだろう
それは押し花にして今でも本の栞
にして大事にしてる
忘れないよ忘れられるはずない
君は僕の初恋の人だった
そう言ったら君はきっと笑うだろう
そして悪戯にまた花を差し出して
"真実の友情"
そう言って僕は振られるんだ
草原に広がる勿忘草
貴方が私に見せてくれた景色は
もうないけれど、私には見える
貴方が最後まで紡いでくれた貴方の思い出。
貴方は誰かを見ていたけれど
私は貴方を見ていたわ
最後に、と私を連れてきてくれた、この草原に。
どうして貴方はいなくなったの?
《勿忘草》
もう私のことは忘れて
あなたの幸せを願うから
もうあなたを縛ろうとしないから
そう思いながら
私はあなたに
白い勿忘草を送る
忘れていいと言いながら
あなたに忘れてほしくない
勿忘草
ガーデニングが好きだった。
花言葉も詳しかったね。
マーガレットにチューリップ、そして勿忘草。
色によっても花言葉の意味が違うんだよって
得意げに微笑むあなたが好きだった。
全部過去にできたらいいのにな。
忘れられたらいいのにな。
心に棲みつくように
あなたから貰った癖のようなモノも
全部消えてくれたらいいのにな。
庭の、土手の、初めて手を繋いだ公園の
花が咲き朽ちてを何度巡っても、
忘れられない。消えてくれないこの想い。
暖かくなったらまた咲く
勿忘草。
青と白の勿忘草。
ずっとずっと青くて白い勿忘草。
そこは、花畑だった。
青空の下に咲き誇った、小さくて、色とりどりの花々。
そこに立っていたのは、一人の少女だった。
白紙のような髪の毛を足まで伸ばし、下に咲く花のような目を、空に向けている。
「私は誰?」
「私はなんでここにいるの?」
「私は…私は」
誰も、その言葉に返事をしてはくれなかった。
花も、空も、少女の視界に映る全てが、無視を決め込んでいた。
そんな少女を、双眼鏡で見つめている誰かがいた。
「少女の様子は」
双眼鏡で見つめていたその人物は、隣にいる者の質問に答える。
「おそらく、成功しています。記憶はないかと」
「だろうな。彼女の記憶は全て、花にさせたからな。
あの花畑は、計画の成功を表している。」
まるで自分の功績を、吟遊詩人に語っているかのように、そいつは詳しく喋った。
双眼鏡を持つ男性は、不満を言葉にせず、ただ息を吐き、もう一度少女を双眼鏡で見る。
そこには、立ち尽くす少女と、花畑だけが残っていた。
お題『勿忘草』
・・·・・· 勿忘草 ・・ ·・・ ·・・· ・ ・· ·・・·・・ ·・・·・・· ・・ ·・・·・・·・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
ふわふわとする意識に気怠い瞼が開く。
ぱっと目に映ったのは蒼い空。
自分の周りを見ると淡い紫色の花。
「ここどこ…?」
体を起こしてみるが何処にいるのか分からない。
ふと目に映る髪は腰位まであった。
おかしい。いや、さっきから色々と可笑しいが少なくとも目を覚ます前までは肩くらいだった。
思考停止してるからか後ろからの人影に気づかなかった。
「もー、こんなとこでまたお昼寝してたの?」
突然、声をかけられて肩が揺れる。
「リリア、寝惚けてるのー?」
振り返ると、ふわふわとした茶髪のロングが揺れている。
りりあ、とは私の事なのだろうか。
聞き覚えの無い名前に首を傾げる。
「早くいこっ、今日は花輪を編むんでしょっ」
「え、でも…」
「いいから行くよっ」
女の子は私の手を引いて走ってどこかに連れていく。
「ねえ、まって!」
…
「なあに」
ふとふわりと振り返る。やっぱり顔にもやがかかって髪色と姿しか見えない。
よく見ると同じくらいの身長でしかも、小学生くらいだ。
夢なのか…?あれこれ考えてると
「夢じゃないよ」
「ここは記憶の中」
何故か少し悲しそうな声に聞こえる。
なんだっけ、見覚えある気もする。
思い出そうとするが思い出せない。
「あーあ、時間がきちゃう。リリアともっと遊べるかと思ったのに。でももう暫く来ちゃダメだよ」
女の子の髪にも靄がかかり出す。
「まって!!貴方の名前はっ、さ…」
「どうかな?あ、これ持って行って」
そう言って私の手に何かを握らす。
「ばいばい」
ー私を忘れないで。
懐かしい何十年前に持病でこの世を去った幼い時の親友の声が聞こえた気がした。
もう一度目を覚ますと白い天井にさっきと違う萎れた手、肩にかかる白髪に涙をする家族が見えた。
「更紗、ありがとうね」
家族には聴こえない声で囁いた。
水族館に来た。なぜだか知らないが、あの子とだ。
「なんで僕と一緒に行こうと思ったの」
「理由はないな。高橋くんと行きたかったから!へへ」
つまり、教室に振りまいてるこの笑顔を今日は僕が独り占めできるってことだ。
「あ、見て、クラゲだ」
彼女の目線の先を辿ると、ふわふわと泳ぐクラゲがいた。
彼女は珍しく穏やかな真顔でクラゲを見つめていた。
身長は僕より下、いつも制服姿で慣れてるからか、青を基調とした服装が珍しく思える。
やっぱり、好きだな。
感じてると余計に恋心を意識してしまう。
僕と君の関係が、『真実の愛』という題名ならいいのに。
…と、考えてしまった。
『勿忘草』(高橋くんシリーズ好きかも…これからちょくちょく出てくると思います笑笑)