『勿忘草(わすれなぐさ)』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「勿忘草」
毎年、春休みにに実家に帰ると玄関
先で青く可愛らしい花が迎えてくれ
た。今年は玄関周りをスロープにす
る予定らしい。あの可愛らしい花は
どうなるのだろうか。
2月に入り、予定通り工事が始まっ
たと親から連絡があった。
花好きの両親のことだから、きっと
どこかに移し替えてくれていると思
う。
今度の春休みにはスロープの周りに
青い可愛らしい花いっぱいで迎えら
れたら良いなぁ。
『勿忘草(わすれなぐさ)』
──勿忘草(わすれなぐさ)が咲いた
俺は善人では無い
主観的で
客観的で
普遍的な事実だ
──勿忘草(真実の愛)が散った
最小の犠牲で最大の幸福を求めた社会
その中で生きる誰が善人になり得る?
瞬間的な悲劇がなんだ
永続的な悲劇はなんだ?
本当は解っているくせに
白痴のふりをする奴等ばかり
──勿忘草(真実の友情)が散った
考える余地も無く
議論の必要も無い
馬鹿馬鹿しくて
馬鹿馬鹿しくて
ただただ
ただただ
つまらないだけの話
──勿忘草(私を忘れないで)を踏みにじった
あれから数年。
私が貴方に告白してから数年。
いつの間にか、時間は過ぎていった。
ドライフラワーと化した勿忘草。
「私を、忘れないで。」
私は生まれつき、目が宝石だ。
最初は目だけだったけど、最近は顔全体に広がってきて。
私はその時気づいた。
ー宝石になるにつれ、私の中の記憶がなくなってゆくんだ。
君にこの事を伝えるのが嫌だけど、君のこと、突然忘れたんじゃあ、君も驚くだろうし、言っておくか。
───────────────────────────────
全てを君に話した。やはり君は唖然とした。
仕方ない。これは私が悪いのだから。
と思っていると
「来て欲しいところがあるんだ。」
と言って、私のことを引っ張って、とあるところに連れてゆく。
まさか…とは思ったけどさすがに違うようだ。
まあ当たり前か。どうせ忘れることを言っても意味は無い
そこは花屋だった。何故だろう。今日は私の誕生日では無いけれど
君はタタタッっと走ってこっちに向かってきた。
その手には、小さな青い花束を持って。
「これって…」
「勿忘草。花言葉は私を忘れないで、誠の愛、真実の愛」
「わぁ…」
「さっきの話聞いた時に思い出してさ、この花が枯れたりするまで
その、俺の事愛したり、覚えてくれるかな。」
私は俯きつつも言う
「何を今更。私は君とのことは日記で書いてあるし、君のことはずっと愛すよ。」
前を向いたら、君が泣きながら私に抱きついてくる。
ごめんね。心配させちゃったね。
と私は君を慰める。
私はその花束を抱えて早速とある作業に入る
枯れない綺麗な花
プリザーブドフラワーを作るために
君をずっと覚えるために、君を愛すために
なんていう理由じゃない
君との思い出を
もっと色鮮やかにするために。
私を忘れないでなんて、
忘れるわけがないじゃないか
プリザーブドフラワー、勿忘草を見つめながら私はそう呟いた
ー勿忘草ー
私の光であったあなたが
少しの弱さを見せた時
そこに気づける私でありたい
あなたの小さな涙に気づける人間になりたい
私は私の命が果てるまで
あなたを忘れることは無いので
わすれなぐさ
いつもの帰り道
「山野草」の木札と 荷台にポツポツならぶ草花
花を育てたことはなかったけれど
山を離れて心細げな姿にふっと
仔猫を拾い帰るような そんな気持ちで
ちゃんとお世話するからね
なーんにもなかった私のベランダに
ほんのりピンクのつぼみがついて
そっと開いたはなびらは空の色
やわらかな葉が花が
外吹く風をおしえてくれる
「勿忘草」
#5
勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」
今まで、そんな目で見たことがなかったけど、
悲しい花なんだね。
花にもドラマがある
初めて漫画を読んで泣けたのが
河あきらの忘れな草だったような気がする
小学校5年か6年の頃
漫画読んで泣けたという事実に
自分でもちょっと驚いた
今は何読んでも泣けちゃうけどね。
――「ねえ、これってなんて読むの?」
「それはね、わすれなぐさ、っていうの。」
俺は幼いころの記憶をふと思い出していた。
あのときはただきれいな花だなと思っていた。
だけどそれが今や仕事になっている。
―――植物学者。
あのときの勿忘草との出会いが確実に俺を変えてくれた。
テーマ:勿忘草
お題 勿忘草
君のそばにいるわけを
ここにいるわけを
問いかけて 迷っては彷徨って
寂しげに咲いたワスレナグサに…
(「僕はロボットごしの君に恋をする」より)
山田悠介さんの作品に初めて出会った作品
久しぶりに思い出した
最後の最後にいい意味で裏切られたなぁ
また読もうかな
どうして。なんで。なんでそんなこと。もう二度と声は届かなくなってしまった。
だから今日も、後悔を、する。
「………………」
「…………はぁ、」
「君がいない世界は、相変わらず寂しいな」
「早いな。もう、一年たったよ」
「……ほら、これ」
「花、好きだっただろ」
「忘れてないよ。ちゃんと覚えてる」
「だって、約束しただろ?」
「勿忘草なんて贈っちゃってさ」
「花言葉で伝える、って。口下手かよ」
「あんまり、自分の意見言わないっていうか」
「それだから、喧嘩もあんまりしなかったな」
「無理、させてたんじゃないかな……なんて」
「…………今さら、だよなぁ」
「…………」
「俺さ、絶対、絶っっ対」
「一緒に過ごした日々のこと」
「忘れないから」
_______________________
──ああ。
「………………」
────。
「…………はぁ、」
────。
「君がいない世界は、相変わらず寂しいな」
──やめろ。
「早いな。もう、一年たったよ」
──やめろ。
「……ほら、これ」
──やめろ!!
「花、好きだっただろ」
──そんなに……好きじゃなかったよ……。
「忘れてないよ。ちゃんと覚えてる」
──何、何を忘れてないの。
「だって、約束しただろ?」
──してないよ。君、約束なんてしてくれなかった。
「勿忘草なんて贈っちゃってさ」
──私が買った花はそれが唯一だったよ。
「花言葉で伝える、って。口下手かよ」
──サバサバしてるとこが好きって言ったじゃん。
「あんまり、自分の意見言わないっていうか」
──全部、全部全部君に言ったッ!!
「それだから、喧嘩もあんまりしなかったな」
──喧嘩だって……沢山したじゃん……。
「無理、させてたんじゃないかな……なんて」
──無理してたら一緒にいないよ……。
「…………今さら、だよなぁ」
──あり得ない話をしないでよ。
「…………」
──ねえ、何処見てるの。
「俺さ、絶対、絶っっ対」
──ねえ、君は一体、
「一緒に過ごした日々のこと」
──何を忘れてないの。
「忘れないから」
──君の! 君の覚えてるそれは!! 君の理想だよッ!!
──私じゃないよ……………。
花瓶に挿さった勿忘草は、とうの昔に枯れ果てた。
【勿忘草(わすれなぐさ)】
この花は、春の訪れを知らせる花なんだって。
小さくて可愛いね。
パパとママが出会ったのも、ちょうどこの花が咲いている春の時期に出会ったのよ。
春は出会いの季節っていうけど、本当にその通りだったな。
ノドカは、パパのこと覚えてる?
ノドカが今よりもーっと小さい時にお星様になったんだけどね。
この花を見ると、ママはパパのこと思い出しちゃうんだ。
ノドカも、まだパパのことを覚えていたら、忘れないでいてあげて。パパ、きっと喜ぶから。
パパ、あなたはまだ私達のこと、覚えてる?
見守っててくれている?
私達も覚えているから、忘れないでいるから、あなたもちゃーんと、忘れないで見守っててね。
【勿忘草】
※【とりとめのない話】の続き
「 私ね、勿忘草っていうお花が好きなの 」
と 、彼女はよく そう口にしていたことを今でも覚えている 。
僕は初めてそう聞いた時
「 へー 、なんで? 」
と 、ただ話の話題になればいいなと 、
そんな軽い気持ちで 質問をした 。
なので 、そこまで答えに 期待していた訳では
無かった 。
のだけれど 、彼女は
「 んー 、可愛くない? 」
と 、あまりにも適当な答えを出すもんだから 、
軽く笑ってしまった 。
普段そんな適当な理由を つけない彼女だからこそ 、そんな一面もあるのだなと 、そう思った 。
「 まぁ 、確かに可愛らしい花だよね 」
「 私ね 、白色が好き 」
と 、微笑みながら言う彼女 。
「 なんで? 」 そう 聞こうと思ったが 、
どうせまた適当な理由だろうと思い 、そこまでは聞かなかった 。
── それから約数ヶ月 。
ふと 、僕の中に疑問がうまれた 。
彼女はホントにそんな適当な理由で "勿忘草" を好きだと言ったのだろうか?
あの時は気にもとめなかったけど 、今思えば やっぱり彼女らしくないな 、なんて 。
今更ながら思う 。
そう思うと 、なんだかいてもたってもいられなくて 、気づいた時には
勿忘草について 調べていた 。
そこで分かったのは 、
彼女の好きな 白の勿忘草の花言葉は
「私を忘れないで」だった ということ 。
もしやこれを伝えたかったのかな 、なんて 。
そうだとしてもそうじゃなかったとしても 、僕は物事を ポジティブに捉える方が好きだ 。
そう思い 、これは 彼女が僕に
" 伝えたかった最期の言葉 " だったのだろうと 、勝手に そう解釈した 。
彼女は内気な性格で 、言葉に出して伝えるのが苦手なタイプだった 。
だからこそ 花の名前を出して俺に伝えたかった 。
と考えても 、ある程度納得はいく 。
本当は今すぐにでも真実を彼女に確認したい 。
でももう あの可愛らしい笑顔を浮かべる彼女はここには居ない 。
Fin .
勿忘草
花言葉を調べたら
私を忘れないで
青い小さな花
これが勿忘草なんだ
知っている様で知らなかった花だった
誕生日にインスタにバースデーケーキの写真を載せた
昔の彼が良いね!をしてきた
ブロックはしていないけど、もうフォローしていないし
もう私を忘れて良いよ
『勿忘草』
ボクを忘れないで
ボクを消さないで
ウソだよ
ボクを忘れて
ボクを消して
キミの未来に
思い出なんていらない
ボクの思い出なんていらない
何気ないけど
しあわせな日常
その大切さを思う
今を生きて
生き続けて
キミはキミのままキミらしく
夢を叶えて
ボクは…
キミのいない未来をしっかり生きる
大好きだった
愛してた
キミの笑顔を この胸に…
勿忘草
あなたと会えない時間も
わたしはずっと…
想ってる
でも…
不安で勇気がなくて…
会えないから…
断ってばかりで
ごめんね…
でも…
忘れないで…
ずっと想っていて…
おねがい
ワガママでごめんね
勿忘草
あなたに出逢ったその時から、
ずっと想い続けていた。
でも、あなたには彼女が出来た。
だから諦めた。
……そう頭では何度も思おうとした。
彼が幸せならそれでいいと思った。
なのに、今でも“想い続けている”。
夢にまで出てくるほど。
あの日あなたと話したことを、何度も思い出す。
忘れられない。楽しそうに話すあなたを。
その記憶は色褪せることなく生きているの。
どれほどの時が経とうと、鮮明に。
せめて、頭の片隅でもいい。
彼の記憶に刻まれていたい。『私という存在』
………どうか忘れないで。
私があなたの隣に、“ここに居たこと”を。
「勿忘草」
2023/02/02
昨日だけど、whooの交換募集したら押してくれて、嬉しくて嬉しくて交換しちゃたの。
一昨日も昨日も今日も君のことばっか考えちゃう。
写真も動画も残ってるの、マルシィの未来図も未だに大好きだし、思い出しちゃうし、
こんなに私忘れられないのに、私のことなんてもう何とも思ってないんだろうな。思い出してほしい笑
あんなに幸せだった時間君といた時間以上にないよ
いつかどこかで話せたらいいなって、
金曜日体育ないの泣くんだけど
勿忘草
勿忘草は忘れたい記憶を忘れることのできる花と見たことがある。
忘れたい記憶。
人生いいことばかりじゃない。
捉え方によってはいいこととも思えるが、どうしても美化しているようで、できない記憶がある。
それが私の忘れたいこと。
思い出すだけで心を蝕むような、苦しめるような記憶。
何かいいものをもたらしてくれたのかもしれない。
でも忘れることができたらと思う
<私を忘れないで>
かくばった指先で、青色の花びらを掬うように触れる。彼女の好きな花で、2人で住んでいたアパートの狭いベランダは、勿忘草の鮮やかな色で埋め尽くされていた。とても懐かしくて、涙が込み上げた。輪郭がぼやけ、視界が青と緑だけになる。ぼろぼろ、ぼろぼろと溢れる涙は、葉の上をやさしく転がる。手の甲で涙を拭うと、再び花びらに触れた。美しく可憐な花は、彼女に似ている。僕もまた、この花を愛していた。指先で花をちぎり、唇に乗せた。とても柔らかかった。やっぱり、彼女に似ている。
彼女が亡くなってから、もう何年も経つ。でも、僕はまだ彼女を忘れられなかった。この花をずっと育てているせいだ。この花を見るたびに、触れるたびに、彼女の微笑みが、肌の温かさが、鮮明に浮かぶ。
この花のせいだ。この花のせいで、僕はまだ彼女に狂っている。この花のせいだ。この花のせいで...。乱暴に花を掴む。ざわりと風が起きる。花が音を立てて揺れた。はっとして、すぐ手を離す。首を絞めているような感覚だった。僕はいつまでも、彼女とこの花を重ねている。手に青い花びらが張り付いていた。