『力を込めて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「力」じゃなく、
「愛」を込めて、
お菓子を焼いたり、
誰かを思ってお料理を作ったり、
加工品より手料理が美味しいのは、
きっと「愛」が込められているから。
愛は目に見えないけれど、
私達は愛を感じる事ができる。
匂いも形も何もないのに、
私達は「心」という感覚を使って、
きちんと「愛」を受け取っている。
【力を込めて】
「力を込めて」
何度もぶち当たった壁も
何度も間違った道でも
力を込めて進むんだ
力を込めて
力を込めることなど日常生活では滅多にない。そうだね、力を込めるとしたら、たとえば瓶の蓋を開けるとき。そのくらいしかない。あるいは踏ん張ってなんか身体から出すときだ。だからこんなのは全くの想定外だ。悪魔野郎は小馬鹿にするようににやにや笑って俺を見た。
「できる限り力を込めてドアが開くのを阻止してみてくださいね? ドアが開いたら瘴気が吹き出します。あなたが阻止しなかったらこの近隣の人がみんな死にますよ」
なんの嫌がらせなんだ。俺はいったいどんな悪いことをしたんだ。俺は何もしていないのに悪魔野郎の罠にはまった。たぶん俺の両親のせいだ。俺の両親は悪魔を呼び出す研究に失敗して焼死した。
俺は渾身の力を込めて小屋のドアを外から押さえながら叫んだ。誰か。誰か。きてくれ!驚くことに10人以上来てくれた。町外れとはいえ小屋が町中にあってよかった。俺は説明した。これまで人生でこんなに力を込めて説明したことはないというほど説明した。俺はこれまでまっとうに生きてきた。それを今ほど感謝したことはない。みんな俺の言い分を信じてくれたのだ。単なる一介の孤児であった俺、これまで使い走りしかしていなかった俺のことを。
探索ギルドが動いた。魔術師ギルドも動いた。俺が属してる探索ギルドのみんなはドアを押さえてくれた。魔術師ギルドはドアの向こうに確かに危険な瘴気があることを知らしめてくれた。準備万端に整え、何人もで押さえていたドアが開き、瘴気は魔術師によって浄化された。俺は感極まって泣きそうだった。俺は一人ではないのだとはじめて納得した。
力を込めて、最後まで堕ちるように絞め直す。
そうしないと、暴れちゃうから。
だからこそ、貴方は美しく終わって欲しいから
私の手で天空へと天使になって、迎えに来て
欲しいからこそ、私は、アヤめる。
"独りよがりはいつまでも蝕む心を忘れない。"
寂しいのは何でだろうな。
それを知ったのは貴方が消えてから分かった。
こんなエンド望んでたっけ?
もういいや、今から貴方に会いに行きます。
そこから行かないでね。
バイバイ。
臓器や肉体、大量の血液、残酷な終わりをしても
償いは晴れないだろう。
終わり。
全力で
自分が喜ぶことをする!
全力で
自分を大切にする!
今まで、スレスレキリキリのところに居た
今も、まだそうだ
もっと自分を大事にしてあげても良いんじゃないか?
お題「力を込めて」(雑記・途中投稿)
物理的な力なのか精神的な力=気合いなのか。
先日机にコーヒーをひっくり返してしまってから、キーボードのdeleteキーとかbackspaceキーとかが一回押したら戻らなくなってしまったから、裏面のネジを外して分解して拭いてみようと思ったんだけど。
ネジを全て外したはずなのに分離できなくて困った今朝。
どこかに隠しネジがあるのか、それともスライドとかさせて外すのか分からないけど、力を入れて強引に外すとマズいよな、とは思っている……。借り物だし。
検索したらどうも、キーにマイナスドライバー突っ込んでひっぺがすらしい。裏のネジを外すのに使ったプラスドライバーをマイナスにして突っ込んでみたけど無理そうだから、ネジを巻き直して別のマイナスドライバー持ってこよう。
……10/6(日)分のお題に参加し損ねた事に後から気づいてショック。十時半頃まで家事していたからな……。
“力を込めて”いた物事ほど評価されなかったりする。
例えば、大好きな先生の授業で“力を込めて”書いたあの作文。何のコメントもなくただAだった。最高評価なので嬉しいは嬉しいなのだけれど、もっと何かが欲しかった。先生からのご褒美が、欲しかった。
それとはまた逆に、提出期限ギリギリで“力なんて込めずに”急いでグラフとデータと文章を作成したあの統計グラフコンクール。どうしてか校内選考に選ばれ、今全国に上り査定されているようだ。
しかし、なんとも嬉しいことがあった。文化祭で浴衣を着、部活に“力を込めて”活動していたある時、大好きなあの先生に、あの彼に、なんと「浴衣、似合ってますね」と言われたのだ。あのわたしの、だいすきな大好きな彼に。
ここで私が伝えたいのは、全ては評価されなくとも、いつか俯瞰して人生を捉えた時、なんだか認められてると、なんだかちゃんと評価されていたのだなと感心するような日が、いつか皆さんに訪れるということだ。
足に踏ん張りを効かせて。
腕に全神経を振るって。
彼のこと以外考えるな。
遠くの彼に届くように。
この手紙が、届くように。
全身全霊、力を込めて。
愛の手紙を、投げてやろう。
わからずやの馬鹿な彼に。
私は、お前が、大好きだと。
力を込めて
涙を堪えて
唇を噛んで
貴方を見つめて
「だめ、だったんだ。」
なんて呟くのでしょう。
恋愛に浮かれる時代で
胸を裂く夢を見た。
#力を込めて
料理をするのは意外と力がいる。捏ねるのもそうだし、切るのもそう、混ぜるのもそうだ。世の中の料理人を見ればわかる。特に男性料理人の屈強な体!ボディービルダーと見紛う料理人なんている。
「ふうんー!!!」
「ママ!頑張って!!!」
そんなことを考えて意識を彼方に飛ばしつつ、今一生懸命切っているのはかぼちゃだ。10月にある、子供がワクワクするイベントといえばハロウィン。
例に漏れずに我が家の娘もハロウィンに感化されたらしい。今日は小学校から帰ってくるなり、ランドセルを放ってキッチンへとかけてきた。
「ママ!かぼちゃプリン作ろう!」
手には可愛らしい装飾が施されたチラシ。
どこかでもらってきたのか、ポップな字体で『簡単カボチャプリンを作ろう!』と書いてある。中身を見れば、主婦から見れば簡単でも、子供から見たらちっとも簡単ではない。
それでもどうしても作りたいのだろう。娘はぷにぷになほっぺたをピンク色にして、鼻息荒くふんふん言っている。目もやる気だ。ここで否定してしまえば、待っているのはギャン泣きだろう。
「よーし、わかった。一緒に作ろっか!」
「うん!」
そうして今に至ると言うわけだ。
「ママ、ちょっと切れてるよ!」
横で応援してくれる娘の頭を撫でて、もう一度包丁を握る。電子レンジを使って……とかいろいろ試したものの大きすぎてうまくいかず、もう結局頼れるのは己の腕力のみ。
「そういえば、どうしてかぼちゃプリン作りたいの?かぼちゃはそんなに好きじゃないよね」
包丁の位置を探りつつ、ふと気になったことを聞いてみた。すると思いの外返答が返ってこない。
不思議に思って娘の方を見れば、娘はモジモジと指をこねてやや俯いている。
「……そうたくんが、かぼちゃプリン好きだから、まながつくったの食べたいって」
あらあらまあまあ。
ちょっと早い春の到来に、思わず口元に手が伸びる。
「なら、とびっきり美味しいの作らないとね」
「うん!」
ようやく位置が決まった包丁を握って、今までよりも力を込める。
「ふん!」
「われたー!!!」
嬉しそうな歓声と共に、かぼちゃが綺麗に割れる。切った自分よりも大喜びする娘を見て、思わず笑みが溢れた。
好き、大好き、愛してる、ずっと一緒にいたい。
その思いは当たり前のようにうちの中あって、誰彼構わず好かれてる印を求めてしまう。例えば誕生日に貰ったメッセージカード、お揃いの小物、一緒に遊んだ時の写真、貰った折り紙。うちはもう高校生だと言うのに机の引き出しの中には幼稚園の頃もらったピンク色の指輪ですら大事に仕舞われている。
うちが友達のことがだいすぎだと言うのはうちのなかでは当たり前なこと。だけど、あっちがそうだとは限らない。ネットで他人のエピソードトークを聞きすぎたのか、人は自分の本心を建前で隠す事で平穏を保つということもうちの中で当たり前になってしまっている。その二つの歪な前提があれば人に上手く好きを表せないのは当たり前でしょう。
だから、うちはちょっとした相手からの接触でも凄く嬉しい。今カラオケの王様ゲームでバグしてるのも、建前ではちょっと気まずそうにしてるけど多分家に帰っても何回か思い出してにやけるだろう。だってすっごい嬉しいから。
過ぎ去った日々を思う。
今日は疲れた明日に、とか、仕事帰りに少し休んだ後に……とおもっていると、直ぐに午後七時を過ぎて「書いて」のお題が更新されてしまう。
そして、力を込めて言うのだ。
「また今日も何も書けなかった……!」と。
そして更新されたお題には直ぐにネタが思い付かないから、少し考えてから書こう。
うん、そして今日も疲れたから、今は寝よう。
……そして、また明日になったら力を込めて言うのだ。
「お題を書いている時間がない!ネタが思い浮かばない……!」
押忍!押忍!押す!
掃除したい棚の隙間
(力を込めて)
知っておいて損はない雑学は多いが
知ったが故に少々困ったことがある
テレビか本で知ったことだが
人間の皮膚は豚に近いらしい
それ故、スーパーなどで豚足を見ると何となく複雑な気持ちになる
カボチャの硬さは人間の頭に近いそうだ
包丁に力を込めて切るときは
このことが頭の中を掠める
そして少しだけ想像してしまう
知るということは
その内容や事実に耐える必要があるのだと
知る
「力を込めて」
僕は力を込めてこの日に挑む。
今日は好きな人と夏祭りに行く。
勇気を出して、君に伝える。
おまたせって君が可愛い浴衣姿で現れた。
僕はあまりの可愛さに声が出なかった。
君とりんご飴や焼きそばを食べた。
もっと君と過ごしたい。
そう思ったのは僕だけなのかな。
君と花火を見ていた時、君は僕になんで今日花火に誘ってくれたのと聞いた。
僕はグッと力を込め、君に伝える。
僕は君を好きだ。ずっと一緒にいたい。
僕がそう言うと君は、照れた顔で私もと答えた。
勇気を出して良かった。
チャレンジ78(力を込めて)
わが子の運動会。いちばん力をこめて応援するのは徒競走だ。運動は苦手なので、順位は期待していない。ベストを尽くして諦めずに走ってほしい。願うのは完走だ。
あのさ、お父さん、ウザい。今年も、また言われた。それでも、でかい声で応援するぞ。
お父さんの楽しみだから。
ほんとうに欲しい時
力を込めて
欲しいと言えたら
どんなにいいだろう
気にしていないふりなんかしないで
………力を込めて
力を込めて
筋トレする
走る
仕事する
なんでも一生懸命
悔いのないように
生きていく!
力を込めて
ドアが開かない。
鍵は開いている。
向こうに何かあるのだろうか。
試行錯誤したが、未だ開いていない。
しばらく休み、再び挑戦する。
今までで1番の力を込めて押す。
少し動いたが、体は通らない。
隙間から向こうを見ると、何か大きな物がある。
もうひと頑張り、と思ったところで家族が帰ってきた。
どっと疲れた。
大人しく待っていればよかった。
力を込めて
一生懸命
頑張った
どんなにやってもダメだったのに
力を抜いた瞬間
簡単に突破できた
いつもそうなら
いいのに
力を込めるより
力を抜くことの方が
少し難しい