『刹那』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
文章力を向上させてみたくて
このアプリを初めて見たが、
一発目のお題が
『刹那』で難しすぎた。
こうやって自分が文章を
書いている間にも、
新しい素敵な作品が刹那に
投稿され、作られていくのだろう。
刹那にすぎていく。
もう戻らない。
振り返ってはいけない。
何も考えず、前に進むだけ。
人生。
だから好きに生きるに努めよう。
笑う事を頑張ろう。
しんどい時、嫌な事があった時は
涼しい顔で居るだけにする。
心の中を常に次の楽しみでいっぱいにして、
目の前を淡々と過ごそうっと。
刹那
じゃがいもが端から輪切りにされてポテトチップスになるように
無数の刹那に裁断されて現在は過去へと落ちていく
どれがどこの断片だったかほとんど分かりやしない
00000001000010000001000000000
断片的思い出、離散的な人生
多少長く生きたところで所詮、数えられる刹那と皮膜のような現在しか保持できないのだ我々は
日記のページをめくるたびに、数ページ前は曖昧に滲んでいる
どこまでも一瞬の存在
意味のない人生も有意義な人生もあったものではない
…そんな、カウチポテト族の弁明
2024/04/29
あなたといると
1時間だろうと
1000年だろうと
まるで刹那の間に過ぎていくから
この刹那が永遠になればいいのに
ねぇ、ついこないだ桜が満開だってニュースで聞いたばかりなのにGWは真夏日ですって。
このごろ春と秋が短すぎません?
昔はもっと、いろんなことがゆるやかで穏やかだった気がするのはちょっと懐古主義的かしら。
刹那の春にあなたは何を想っていましたか?
#刹那
ふとした瞬間、私の魂が死にたいと叫ぶ。
私よりも辛い人は、この世に沢山いるんだから。そう言って、私は私の心を殺してきた。
けれど、その魂の声は、ある日外に盛れ出した。
ああ、漏れてしまった。私は泣きながら、冷静にそう思っていた。
ただ、この時私は、まだ生きていた。
私の心は、私に傷つけられたところで死んでいなかった。
私が辛いことを、私自身、何よりも理解していた。
本当は生きたかったからこそ、私は私の心を押さえつけていた。
だから、私に止めを刺したのは、他人の些細な言葉。
「みんな辛いんだから」
そんな、分かりきった言葉。
彼が、彼女が、その言葉を使うのは、私を生かすためだろうか。
否。
私はそこで生き延びたとして、共に生きたいとは思わない。
私は彼等の言葉に感謝などしない。
私の心を殺していいのは私だけのはずだ。
ならば、彼等の言葉の、なんと身勝手なこと。
彼等もそうやって、自分の心を殺してきたのだろう。しかし考えが足りない。心を殺した事実を忘れ、それによって生き延びたことだけ、覚えているのだろうか。だから、他人の心を殺すことも正義と勘違いしたのだろうか。
そうやって、無自覚に、人の心を踏みにじる愚者に成り下がった。
私の魂は、今も、死にたいと叫んでいる。
けれど私は生きている。
溢れだしそうな涙は隠し通す。私の心を守るために。
その涙を、ただ拭いてくれる存在がいる人を、羨みながら。
私より辛い人には、涙を拭ってくれる人が、傍にいる。
誰にも弱音を見せられなくなった私には、誰もいない。
死にたいと叫ぶ私に、それでも生きたいのだと言い返すだけ。
生きたい理由は分からない。
ただ、生きなければいけないとは、もう思わない。
いつか、私の孤独を癒してくれる人に、会ってみたい。触れてみたい。その温かさを、感じてみたい。
それは、死にたい理由より、小さくて、儚い願いだ。
そんな存在はいないと、言い捨てた方が楽だ。
なのに、この広い宇宙で、それを証明出来ない。
誰も、証明できない。
それを証明するより先に、詐欺師の本性が暴かれ、社会から追われる方が早いだろう。
死にたいと叫ぶ。
死にたいなら死ねばいいと、人は言うだろう。
死ぬ勇気を持つことは、そんなに簡単なことでは無い。
ただ、他人の言葉が、容赦なく背中を押す。
欲しくもない勇気を貰ってしまう。
勇気なんて欲しくない。
強くなんてなりたくない。
私はただ、私の弱い心を、誰かに優しく撫でて欲しいだけ。
ただ、それだけ。
温かさを感じることが出来るのは、生きている時だけなのだから。
ガタガタとトランクケースを転がしながら、駅の中を歩く。良い品だし、未だにきちんと使えるのだから文句なんて言えないけど、でも言う。心の中で言う。重いです。それはもう。
このカバン、革張りでしっかりとした作りだから重いのだ。しかも元々船用なのに祖父があとからキャスターを付けたから尚更。流行りものに弱いからね、日本人はね。でもおじいちゃん、多分キャスター要らなかったよこれ……。
ぶつぶつと心の中で文句を言いながら、目的の列車が出るホームをキョロキョロ探す。もうそろそろ正月休みが終わるから、大学がある首都まで戻るのだ。
私の生まれたのは、山々に囲まれた自然溢れる歴史ある町だ。こういうとすてきに思えるかもしれないけれど、つまりはド田舎ってことだ。ただ、名高い霊峰の麓にあって、ガチの山伏が山々を歩き、信仰を求めて人が訪れることがある点においては、特別な町と言えるかもしれない。まあそれでも田舎だけどね。
私はそんな故郷が嫌いじゃなかった。でもそれ以上に、都会への憧れが止まらなかった。郷里への愛よりも、都会への恋が勝ったのだ。そんなわけで、私は地元の(と言っても町からは結構かかる)高校を卒業したあと、首都の大学へ猛勉強して、両親の足に縋り付いてでも頼み込んで、やっとこさ進学したのだ。
憧れた、恋した都会はもう、本当に凄かった。初めて駅に降り立った時、その匂い、その人の数、灯りの量、広告の音、そういった情報の洪水に飲み込まれて呆然としたものだ。
それから暫く経って、故郷の私が思ったほど都会というのは夢ばかりでも、氷ばかりでもないとわかったけれど。今でも都会、という言葉は私の中でキラキラとネオンの光のように輝いている。
夢見たその街は、都会生まれ都会育ちのきらきらした人ばかりということは無かったし、人はゴミゴミしてるし、空は狭いし、まあ結構パリ症候群みたいなあれはあったけれど。でも流行りのスイーツをテレビで見た翌日に食べられるし、そもそもテレビが何チャンネルもあるし、アンテナで入るし、コンビニなんか向かい合って同じチェーンのがあるし。今でも割に夢は見させてくれるのだ。都会は。
そうして、私はだんだんお上りさんだった頃に都会の女だ!!と見つめたような女に表面上はなって、盆暮れだけは帰省して、このままきっと都会で就職するんだろうなぁなんて思いながらおじいちゃんやおじさん達にお酒注いで。ちょっぴりおセンチな気持ちになっちゃったりもして。
そんなことをぼんやり考えながら歩いていたら、目指していたホームの入口を通り越してしまったみたいだった。電光掲示板を見ると、下りの列車が来るホームらしいということがわかった。丁度列車が到着したようで、少ないながらも人が降りてきていた。
それを見て、ああ戻らなきゃ、と身を翻そうとしたとき。ドンッと肩に衝撃が走った。尻もちを着いて、体を支えた手が痛い。誰かとぶつかったんだ。誰だよもう、と悪態を吐きたくなる。
「っ!あぁッ、ごめんなさい!!大丈夫ですか!?」
言葉と共にふわりと香った月光のような甘くてすべらかな香水の匂い。次いで、艶やかなストレートの長い黒髪が見えた。はっと見上げると、びっくりするくらい綺麗な、まさに私が思い描いていたような“都会の女”が目に入った。焦っているようで、腕時計をちらと一瞬見つつも私の返事がないことを心配そうにみている。赤いルージュの引かれたぽってりとした唇が、少し垂れた目元のホクロが、女の私でも見蕩れてしまうくらい色っぽくて。
「……あの、だ、大丈夫ですか?本当にごめんなさい」
その声に、ハッと意識が急激に現実に引き戻されて慌てて返事をした。
「っあ、わ、私こそすみません!びっくりして、あの、大丈夫です。私もぶつかってしまってごめんなさい」
「いえ、私が不注意だったのが悪いんです。どこかお怪我は……本当すみません」
引き起こしてもらって、そうやってしばらく謝罪合戦をしたところで、そういえば彼女、時計を気にしていた、と思い出して。
「あ、あの!本当大丈夫なので!ほんとすみません、あの、お時間、大丈夫ですか?」
「へっ!?あっ、やだ私ったら!!ありがとうございます。列車の時間がそろそろで、本当にすみませんでした。私、行きますね、ありがとうございました」
「っ!いえ!私もその、あれなので!ではその、私も失礼しますね、道中お気をつけて!」
そう言って彼女と別れた。多分、5分にも満たない刹那の出会い。でも、私は見てしまった。彼女が最後に時間を確認した時、その列車の切符の行き先を。
彼女、私の故郷に行くんだ。あんな、美しい私の憧れそのままの女の人が。何をしに行くんだろう。スーツじゃあなかったから、きっと仕事じゃない。でも、私の町は信仰がある人くらいしか来ないから、きっと観光でもない。
そうして私は、目的の列車に乗って都会へと向かうあいだずっと、彼女について考えていた。また会えるだろうか、とか一目惚れした乙女みたいに。
「刹那」
たった一瞬に命をかけることが
美しさや儚さを感じて好きです。
試合、本番、そういった類のものが好きです。
たった一回のために何度も何度も重ねていく
努力のレイヤーが美しくて
そういうものに触れると自然と涙が出てきます。
私たちの人生もレイヤーみたいなもので
積み重ねて積み重ねて
その先には一体何があるんだろう。
刹那
またいつか。
ほんの少し前の言葉を、唇がたどる。
寂れた夜の家路。いつもより人の気配が多い気がして足早になる。身に余るほどの幸せを抱えた自分が恥ずかしくて、恐れ多くて、見上げた月にさえ恐縮してしまう。駆け出したい。喜びたい。楽しかったと、声に出したい。
早くも思い出となった記憶が込み上げてきて、その一つ一つが温かい泡沫となって胸に沁みていく。
「誘って、よかった」
他人と時間を共有することが苦手だった。相手の時間を奪うこと、その代わりを自分が埋め合わせできているのかという不安。意識しているわけではないけれど、頭のどこかに付き纏う。だから私はいつも誘われる側で、自分から何かを企画したことはなかった。
何度も断ろうとした。中止にしようとした。プレッシャーがあった。自己満足で終わりはしないかと不安で仕方がなかった。だけど、最後に何もないまま、みんなと終わりにはしたくなかった。
ポケットの中、スマホを手に感じる。その先にある繋がりを意識してまた嬉しくなる。そして気付く。好きなのだと。みんなとの繋がりが。さらにいえば、人との繋がりが。一人が好きなはずの自分には意外なことだった。
人が変わるのは、たぶん刹那のことなのだ。そんなふうに思うのは、もっと時間が経ってからのことだ。
『刹那』
今回難しい笑
刹那ってなんだろうね
手なわけで個人的な話
今日べっこう飴作ってたらお皿をひっくり返した笑
片付けが大変でした
作り直して美味しいって言ってもらえた
結果オーライですよね笑
#6
「疲れた」「死にたい」って彼氏がつぶやいた
私はなにも言葉をかけれなかった
どれを言っても違う気がして
私は言葉にして伝えるのが下手くそだから
上手には伝えられないけど
私が死にたくなっても踏みとどまっていられるのは
あなたと一緒にいるからだよ、
一緒に乗り越えよう、ずっと隣で支えるからね
あなたが私を突き放しても酷い言葉をぶつけても
味方だからね
#刹那
また、もうすぐ6月が来る。そして、42歳を迎える。世間で云う立派な孤独なおじさんだ。
3年前に離婚歴あり、妻とは一年の別居の末、お別れした。それでも、それなりにお付き合いする女性には恵まれ、寂しい等と感じることは無かった。
昨年12月にも、些細なことで考え方のズレが生じ、正直に「面倒くさい」と感じてしまい、さよならを彼女に告げた。
結局、自由が良い。この歳になっても、若かりし頃の感覚や残り香が自分を纏っており、歳を重ねるとそれを上手に隠せるようになっただけだ。
ふと、ベッド横のサイドテーブルに置いてあるマネークリップに目が止まる。昨年の誕生日に彼女がくれた物だ。
12月に別れた彼女の最後のLINEは「幸せでした。さよなら」だった。
今更ながら、自分は幸せか?なんて考えて生きていただろうか。ということは逆説的に、彼女の幸せも考えていなかったことにならないか。
その刹那、ひとりベッドの上で、とてつもない焦りを覚えた。
題:刹那
『刹那』
カメラでたまたま撮れたお気に入りの画角。
1コマずつ目に焼き付けていく最高の瞬間。
短時間だったはずなのにはっきり蘇る後悔。
一瞬の煌めきとも言われるように、
短い時間に心を奪われることがある。
何気なく生きている時には気に留めることもない
1秒1秒が、惜しく思える瞬間がある。
2度と訪れることのない刹那の時。
今この時だって、その瞬間は更新されてゆく。
「刹那」って言葉、そうそう使わないですよね。
意味合いとしては「一瞬」とか「ほんの短い時間」だとかそういうもののようで。
上の文章がそうであるように、幾らでも言い換えがきく言葉だと思うんです。
それでも、わざわざ「刹那」という言葉を選択する。
そういう意図って、何なのでしょうね。
何故だか私には、この言葉は寂しく儚いように感じでならないのです。
たった漢字二文字に想いを馳せるひとときも悪くないと思うのです。
「刹那」
14年間が今では一瞬に感じるよ。
どうもありがとう。
瞬きの中 ちゃんと掬えた
いや、多分 見落としたくなかった
恐らく一度も使わなかった
初めて見た 君の その不慣れな顔
「刹那」
去年の7月くらいに2コ上の先輩のことを書いたんですが、また9月にお祭りがあって再会しました。(確かわたしの2つ目の投稿だったと思います)
あまり雰囲気は変わってないはずですが、やはり大学生というのは大人だなって、そう思いました。話し方や笑顔の仕草がすごく落ち着いた感じになってたから。そんな先輩には高2のわたしはどう見えてたんでしょうか。
やんちゃ?こども?..可愛い?は普通に嬉しいかも。
もう新年度になりましたが、先輩に追いつくには時間以上にかかりそう。わたしはピアス開けたくらいしか変化ないし。しかし、先輩の追憶の高校生活はそれこそ刹那的なものだったんだろな。
そんな瞬きをするようなごくわずかなモーメントに、数多の苦楽がひしめき合っている様子を遠く想いました。
ほんと、遠くにね...。
#刹那
君と話してるときはあっという間なのに
君を待ってるときはすごく長く感じる。
刹那
分からなかった。
眼前の光景が、雪原の色が。
私は目を離していなかった、ただ瞬いただけだった。
心臓の音が早まっていき、段々と痛くなっていく。
名前を呼ぼうとして、ふとコイツの名前を知らないことに気がつき、口から心臓が出るような錯覚を覚えた。
「おい新入り。 こいつみたくなりたくないなら、頭を下げろ」
ハッとなって地面にぺたりと這いつくばった。
鉄みたいな匂いが鼻腔をツンと刺す。
視界が白で乱反射し、雪すら見えなかった。
すすり泣きながら理解してしまったのだ。
瞬いた刹那に、私は戦友を喪った。
「刹那」
僕は今、高校時代に持った夢に向かって、歩き出しています。
高校時代から、この歩き出すまでの間は全く別のことをしていましたが、それを無駄だとは思いません。
例えやってきたことが、今やっていることに関係ないのだとしても、意味の無いことなんだと言われても、今日の僕を作ったのはこれまでの僕のおかげなんです。
意味はあるんです。
これまでの一瞬一瞬に、刹那に思いを込めて、今日も夢に向かって歩んでいます。