別れ際に』の作文集

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別れ際に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/29/2023, 3:18:23 AM

#別れ際に



小人の彼女は映画が好きだった
彼女はじいちゃんの空き家でこっそり暮らしている
住む場所を転々として今の家に越してきた。
普段は決して合うことはできないが
唯一彼女が姿を見せる瞬間がある

それが週に1回の僕とじいちゃんの映画鑑賞会だ。
カーテンの端から顔を出してスクリーンを観ていた。

別れ際の彼女はなんだか楽しそうだった

9/29/2023, 3:17:41 AM

君が私に別れ際に言う言葉が「消えてください」であることを望んだ、私もそう思っているからこれはただの痛み分けだ、けれど君は何も言わずに消えたし私はブロックされたメッセージアプリにひたすら愚痴と悪口と暴言を投げつけている、恋は怨みになる。それを教えてくれたひとだった。最後のメッセージ、既読無視するならせめて罵詈雑言でも投げてくれないかな。そうしたらせめて可愛さ余って憎さ百倍からただの「嫌いな人」に成り下がってもらえるんだけどな。あぁ、君は面倒なことが嫌いなんだっけ?だから面倒な私から離れた、と言えば聞こえはいいけど結局捨てられたんだろうな。先に捨てられるのはいつも私だね。

9/29/2023, 3:06:32 AM

別れ際に

最後に貴女と交わした言葉は今でも覚えている

「もしいつか、今の君みたいに困った人を見かけたら力になってあげてね」

あの日からどれくらいたったんだっけか?

貴女の笑顔も手のひらの温かさも、時間が押し流してくれたおかげで、思い出すこともなくなってきた

もう、どんな顔もだったかも覚えてない

けれども、あの時の言葉だけは今でも覚えてる

それがいまの俺を支えてくれているんだ

ありがとう

大切なことを伝えてくれた、貴女のキモチが今なら少しは分かるようになったよ

本当にありがとう

〜別れ際に〜

9/29/2023, 2:46:01 AM

「別れ際に」

 「またな」
 「うん、また連絡する」
 と言い合いながら もう何年間も会ってない
 この歳になるとそんなのばっかり

9/29/2023, 1:36:33 AM

私が学生の頃仲の良かった友達と別れ際にバイバイをして帰った。

次の日から友達は学校に来ることはなかった。

先生が言うには家の事情で引っ越してしまったとのことだった。

だから、友達はあの時すごく悲しそうだったのだと気づいた。

9/29/2023, 1:20:44 AM

別れ際に。そんなことより最近暑い。もう秋になったんじゃないのか。

 昨日も今日も部屋の温度が普通に30度とかで耐えられないわ。まぁ温度は高くても蒸し暑さはないから我慢しようと思えばできるけどそういうことじゃないのよね。

 最近はずっとエアコンをつけてる。エアコンなしで過ごせたのは数日だったな。これまじでいつまで続くんだろ。

 今日は新しいゲームを買ったからしばらくはそれで遊べる。ゲームを買ったのはモンハンサンブレイク以来か。楽しみだ。

9/29/2023, 1:12:04 AM

季節の別れ際に彼は風邪を引いた。
 はぁ。
 ずっと溜め息ばかりついている。
 熱は下がり体は動くが少しだるい。
 明日は仕事に復帰しなければならない。
 風邪さえ引かなければ。
 そう思うがどうしようも無かった。
 好きな秋の始まりは風邪からだった。
 そう思っても秋を嫌いにはならない。
 ただ、溜め息ばかり。

9/29/2023, 1:01:13 AM

「5月頃に、『突然の別れ』ってお題は書いたわ」
お題に限らず、現代・日常ネタ、続き物の連載風で文章上げてるから、「別れ」そのものはチラホラ題材として出してるわな。某所在住物書きは録画済みだった某魔改造番組を見直しながら、それでもちょこちょこ、スマホの通知画面を確認している。
今回の題目は「別れ際に」。日常的な別れから、セーブデータ誤削除等による悲劇、恋愛沙汰、人生最大の際まで、執筆可能なネタは幅広い。
広いのだが。
「だって今回、S社参戦だもん……。いつかNも出てきて、リアル大乱闘魔改造兄弟ズとか、しねぇかなぁ」
当分、執筆作業は始まりそうにもない。

――――――

中秋の名月を数時間後に控えた都内某所、某アパートの一室、朝。
部屋の主を藤森というが、昨晩の夕食の余りをサッと加熱調理し直し、サンドイッチとして挟んで、ランチボックスに詰めていた。

ブリ大根の出世前の出世前、イナダ大根。その出汁を存分に吸った鶏の手羽元。アジフライならぬイナダフライ。それから、少しの栗にしめじ。
秋を取り入れたラインナップ、特に魚メニューの豊富さは、ぼっち生活では到底食いきれぬ秘技「一尾買い」によって、大幅なコスト削減を実現。
食費節約と仕事の効率化を理由として、昨晩まで職場の後輩が、藤森の部屋に来ていたのだ。
昨今急速に整えられた非出勤型。社外勤務である。

後輩は5:5の割り勘想定で藤森に現金を渡し、
藤森は金額に見合った昼食と夕食をシェアする。
在宅のリモートワークは、低糖質のスイーツと緑茶を伴い、順調に進んだ。
なにより理不尽な指示を飛ばすクソ上司や、妙な難癖をつけてくる悪しきクレーム客の機嫌取りをしなくて良いのは、非常に大きかった。

(で、……昨晩の「アレ」は、何だったのだろう)

薄くタルタルソースを塗ったパンでイナダフライを挟みながら、藤森は昨晩の後輩を思い返していた。
食後の茶を飲み終え、土産に弁当用の手羽元煮込みを持たせて、その日のリモート業務を終えた後輩。
別れ際に言われた言葉が意味深だったのだ。

『私、先輩がちゃんとハッキリ言ってくれるまで、待ってるから』
「何」を「ハッキリ言う」のだろう。
藤森はひとつ、心当たりがあった。

(バレているのだろうか。私が、この部屋を引き払って、田舎に戻ること)

雪降る田舎出身の藤森。13年前上京して、9年前初めて恋をして、その初恋相手が悪かった。
恋に恋する極度の理想主義者・解釈厨だったのだ。
縁切って8年、ずっと逃げ続けてきた筈が、今年の7月相手に見つかり、8月には職場に突撃訪問。
9月最初など、藤森の現住所特定のため、後輩が探偵に跡をつけられる事案が発生する始末。
自分が居ては、周囲に迷惑がかかる。
藤森はひとり、誰にも相談せず、10月末で離職し、アパートから出て、故郷へ帰る決心をした。
これ以上、初恋相手が己の職場を荒らさぬように。
初恋相手が、己の大事な後輩と友人を害さぬように。

『ハッキリ言ってくれるまで、待ってるから』
別れ際の後輩は、藤森の離職と帰郷について言及したのだろうか。

(そう言われてもなぁ)

初恋相手から縁切り離れる際も、藤森は誰にも言わず、相談せず、己個人の選択と責任のもと、職を辞し居住区を変えた。
今回もそのつもりであったし、今更どのツラで「実はな」と言えば良いのか。

「……はぁ」
仕方無い。 難しい。
藤森はひとり、ため息を吐き、首を小さく振って、サンドイッチを詰めたランチボックスを包んだ。

9/29/2023, 12:47:34 AM

―別れ際に―


     別れ際に 居直る
        ほら また繰り返す
           何度目になる?

9/29/2023, 12:45:23 AM

意識なんてしてなくて。
ふとした瞬間に、思い出して。
嬉しくなったり、哀しくなったり、喜んだり、後悔したり。

”別れ際に”、は、いつだって分岐点。
それが良いことか悪いことかは解らないけど、解った時の気持ちは嘘じゃないんだよね。

別れ際に

9/28/2023, 11:56:46 PM

テーマ:別れ際に


別れ際に「またね」と言える存在。それは当たり前のようで当たり前じゃない。「またね」と言えるのはこれからも会えるだろうと思っていてなおかつ信頼している人だけだからだ。もちろんそう思ってなくても口にすることはできるだろうけど社交辞令や慣習に従うのは大嫌いだし、臆病なので信頼していない相手に言うことはできない。

またねって言うだけで幸せな気持ちになるのは相手と言葉をかわせるという安心感から。

「またね」は定型文だけどとても大事な言葉で別れ際に大事な関係を作り出してくれる。

9/28/2023, 11:54:26 PM

時間を見ないで
最後の人差し指を離さないで
すがりつく子犬のような目をして
途切れそうな会話をまたくだらない話で繋いで


すぐに背を向けないで
またね、がいい
さよならは嫌

『別れ際』

9/28/2023, 11:41:52 PM

『別れ際に』

「それじゃあ、また」
 別れ際に軽く抱き寄せられた時にフワリと感じた芳しい薔薇の香りに心が落ち着くと同時に、この香りをもっと長く側で感じていたいと心が掻き乱されているのに気付いて、僕はこの人のことがとても好きなんだということを自覚せずにはいられなかった。

9/28/2023, 11:40:08 PM

9/28「別れ際に」

「日が短くなってきたよねー」
「せやな。やっと秋やわ」
 何気ない会話を交わしながらの下校。いつもの別れの角がやって来る。
「ほな、また明日な」
「うん、またねー」
 手を振って別れる。かと思いきや、雨宮は振り向いて指で鉄砲を形作った。
「ズギューン!」
「うわ、やられたぁ〜!」
 胸を押さえてその場に倒れ込む。
「いやー、さすが関西人」
「習性やな」
 砂を払って立ち上がる。と、雨宮が目の前にいた。指先を俺の胸につけて、上目遣い。
「…ちゃんと、撃ち抜かれてよね」
「は?」
 ちゃんと撃ち抜かれたつもりだったし、何ならずっと前から撃ち抜かれてるんやけど。

(所要時間:9分)

9/28/2023, 11:15:21 PM

【お題:別れ際に】

29日は中秋の名月
夜空を見上げる人も
きっと多いだろう

月に神秘を感じるのは
世界共通だろうが

日本では 月に
うさぎがいて餅をついたり
美女が帰っていったりと
なかなか楽しい

竹取物語の魅力は
かぐや姫を取り巻く人たちの
人間臭さにも、あると思う

欲望、ズルさ、浅ましさ
が描かれるが

それらを含め
人間らしさを 否定したくないな、
と 思わされるのも
面白いところだろう

かぐや姫が 月への帰り際
不死の薬を残していくが

帝は 彼女がいない今、
不死に 何の意味があるのか
と、それを焼いてしまう

権力者にとっての
不死の薬とは
喉から手が出るほど
欲しいものだろうと思うが
この帝にとっては
そうではないのだ

当時は 帝の地位や
それに準じる立場を手にいれようと
人間の欲望が渦巻いたことと思うが

その頂点にたっている帝本人は
ここで 永遠の地位、生命を選ばない

かぐや姫の帰ってしまった月に
少しでも近い場所を、と望み
日本一 高い山で
欲望の象徴、不死の薬を
焼かせるのだ

上流社会に渦巻く欲望に
作者が皮肉をこめ
物語の中では 権力のトップに
そう行動させたのかもしれないが

かぐや姫が別れ際にとった
行動や言動も相まって

今は金持ちとなった育ての親含め
本当に大切な存在に
出会えた人にとって

地位や金や名誉などは
大事な人の存在に比べれば
取るに足らないものだろうと
心から思わされる

金や地位よりも
その人こそを選んでしまう

それもまた、人間臭さ
人間らしさなのではないか

9/28/2023, 11:04:06 PM

別れ際にあなたからの約束が欲しい

次のお出かけの約束が欲しい

あなたに会える約束があったら

きっと仕事も頑張れるから。

別れ際には約束をして





─────『別れ際に』

9/28/2023, 11:02:09 PM

別れ際の言葉



彼は、私たちを見送りに駅まで来てくれた。
それだけで、私も優一もうれしかった。

夏の終わりが近づいているのだろう、
あれほどやかましかったセミたちの鳴き声も
今はまばらで、すずしい風の音の方が耳にすうっと染み込んでくる。

セミは、たった1週間しか生きられないという。

なんて儚いんだろう。

私がもっともっと幼いころ、
おばあちゃんに聞いたことがある。
『なんでセミは、たった一週間しか
 生きられないの?』

おばあちゃんはけたけたと笑いながら
『生きられないんじゃないんだよ。セミさんは一週間せいいっぱい声をあげることを選んだんだよ』

私たちと彼が出会ってから、今まで、同じ一週間。

最初の数日は、どこかよそよそしくて、
でもそれからは、本当に楽しかった。
花火を見て、海に行って、自転車に乗って、
探検をして…。
私たちより背の高い彼は、とても頼りになった。


最初の数日、最初の最初から、
同じようにできたら良かったのにな。


「発車します」

車掌さんの声が、思い出を振り返っていた私を突き破る。

私は、隣にいる優一の方を見る。
優一は一瞬ぎょっとしたけど、すぐに私が何を言いたいか理解したみたいだった。


私たちは、セミみたいに一週間で終わらないよ。


「ねえ!」

彼は、目のピントを私に合わせたように
じっと見つめてくる。

「また会おうね!」

これで終わりはいや。
きっとまた、約束すれば続くはずだもん。
約束しなきゃ、それで終わりなんだもん。

彼が、なんと言えばいいか口をモゴモゴしているのを見て
優一がたたみかけた。
「オレたち、またここに来るから!
絶対に来るから!だから、お前もいろよな!」

電車が動き出した。
私と優一は、構わず窓から乗り出して叫ぶ。
「きっと、じゃないぞ!絶対だぞ!」

彼は足を少し動かしたが、
すぐに立ち止まる。
だめだ、だめだ、立ち止まらないで。
終わっちゃうのはいやだ。

「1年後も、5年後も、10年後も、夏はまた来るんだから、オレたちも絶対また会おうな!」
「また、あの海に行こうね!」
「また花火を一緒に見るんだぞ!」
「また、面白い話を聞かせて!」


一度走り出した電車は止まらない。
私たちと彼の距離もどんどん離れていって、
彼の姿はどんどん小さくなっていった。

動き出してから駅を離れるまで、
何秒だったんだろう。

ほんの一瞬のようにも感じたし、
まるで時が止まったようにも思えた。


あのとき、彼は泣いていた。
いつも仏頂面で、何を考えているかわからないような、そんなビー玉のような瞳をしていた彼は、
目からポロポロと涙を流していたのだ。

「ああ!また!絶対に会う!約束だ!」


彼が、あんなに大きな声を出したのも初めて見た。
いつもキマっていた髪型も少し乱れていて、
その全てが初めて見る姿ばかりだった。


電車の中で、私と優一は、目を合わせながら
同じ決心を固めていた。

また、絶対にこの村に来る。
来年も、再来年も。

私たち3人の思い出は、
一週間で終わるわけない。
もっともっと、長生きして、
大きなものになるはずなんだ。



また来年。
そんな言葉を心の中でつぶやき、
私は電車とともに夏を通り過ぎていった。

9/28/2023, 10:27:54 PM

【別れ際に】
別れ際に貴方が言った言葉は
「ごめんね」だったけど
俺が聞きたかったのは
「好きだよ」だったんだよ

9/28/2023, 10:27:40 PM

【別れ際に】

 地平線へと沈みゆく太陽が、空を赤く燃やしていた。
「またね」
 別れ道の三叉路で、君はいつも通り微笑んだ。ひらひらと手を振って、僕を振り返ることもなく帰路を歩いていく。地面に伸びた長い影が見えなくなるまで君の背中を見送る僕になんて、一切構うこともなく。そんな君のつれなさが悔しくて、だけど誰にも媚びることのないその高潔さに幼い頃からずっと憧れていた。
 君が行方をくらませたのは、その翌日。古い因習にがんじがらめにされた田舎町を自分の意思で飛び出していったのだと、教室の僕の机の中に残されていた君からの手紙で知った。
 もう何年も昔の話だ。君が今どこで何をしているのかすら、僕は知らない。だけどそれでも、忘れることができないんだ。夕暮れの中に佇む、あの日の美しい君の姿を。

 別れ際にすらいつも通りの挨拶しかくれなかった君に、僕は今でも恋をしている。

9/28/2023, 10:22:16 PM

「じゃあな」と言って、互いに手を振る。

くるりと背を向けて、前へと踏み出した。

数歩ほど行ったところで立ち止まる。

別に示し合わせていた訳でもない。

それでも後ろを振り返れば。

あいつも同じようにこちらを振り向いていた。

俺たちは同時に吹き出して一頻り笑う。

そうして次の言葉がまるで分かっていたかのように、二人して高々と開いた手のひらを天へと突き上げ、大きな声で叫んだ。


「「またな!」」


いつかまたこの世界のどこかで会おう。

それが別れ際に交わしたあいつとの約束だった。



【別れ際に】

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