『初恋の日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
初恋の日
君が好きです。付き合ってください!
と言った日はいつだって?
そっか、あの時のわたしは、見る目がなかったなあ。
恋は盲目というけど本当だったなあ。
その人のいいところしか見なかった。悪いところなんて知らなかった。いや、知ろうともしなかったが正しいか。まあ。振られたけどどうでもいいな。
何もしたくない。
「う"っ…ゲホッゲホッ…」
たまにめっちゃ気持ち悪くなって、頭も馬鹿みたいに痛くなって、1日中動けなくなる日がある。
でも、次の日に待っているのは学校。
「はぁ…」
別にいじめを受けてるわけでもないし、楽しいけど、やっぱり何か学校は息苦しく感じる。
「んじゃあ、〇〇、これを頼めるか。」
「(ダルダルダルダル…)…はい、了解です。」
先生からの無茶な要望も、変な要望も全部笑顔で受け入れて、良い人を演じる。
「……これが、大人になるって事かぁ。」
初恋の日
小学生の頃、好きになった女の子がいた
その子のことは遠くから見ていただけで話したことなんて一回もない。
残念ながらその子の名前すら今は思い出せない
でもその子のおかげで初恋という新しい気持ちに出会えたのだ。
その時の感謝だけはどうにか伝えてみたい
初恋の日
誰だったか覚えてないけれど
楽しかったことだけは覚えてる
あまり男女の意識がなかった時期に
その子の笑顔が誰よりも輝いていた
その子と話せるのが嬉しくて
いつも隣にいた
今じゃ遠くからしか好きな子を見れない
純粋な心でまた、恋をしたい
ドラマみたいな甘酸っぱい初恋になったら良かったのに、
私が経験したのは、年幅も行かない頃の真っ黒い歴史になる初恋だった。
叶わなかったからこそ
美しいまま残しておける
思い出はいつだって、2割増に美化される
#初恋の日
初恋の日
初恋は、高校の時。同じバイト先の先輩に恋をした。
でも彼女がいて、手の届かない存在だった。
それでも諦められなかった。彼をご飯に誘って
映画をみて、夜景をみて
酔って寝ぼけてる彼の手を握り、好きと伝えても
彼には届かない。
ある日のバイト終わりの帰り道。
彼女さんと別れることはないですか?
俺には、彼女しかいないから。君もいつか
この人しかいないという人に出会えるよ
グッと鞄を握りしめ、好きじゃないのにどうして
ご飯行ったんですか…。というと
ごめん。妹みたいに可愛いからバイト辞める前に
思い出として遊びたかった。
申し訳なさそうに見つめる彼。
憎い…私の気持ち分かってたくせに。そんなことも言えず
思い出できました…ありがとうございます。
目に涙を浮かべながら、私は最後に彼が好きと言った満面の笑みでその場を去った。
後ろからハグされて…
頬の香りに
気持ち風船みたいに
膨らんで揺れて…
スローモーションみたいに…
初恋の日
それは
いつもの景色が
いつもより少し
鮮やかに、
煌びやかに、
目に映った日
冬の寒い日 クラスメイトとすれ違いざまに
手が当たって バチッ…と静電気が
起きた衝撃で お互い頬を赤らめた
忘れられない初恋の日になった
20作目✴️初恋の日
初恋の日
『一目惚れ』って本当にあると思う。
私は、あるの。
もうビビビってきちゃった!
すごく優しくて素敵な人だったなぁ。
彼氏が欲しいと思っていても、
好きな人には出会わなかった。
だから恋することがどんなものなのか、
少女漫画でしか知らなかった。
でも『恋』がどんなものか分からなかったけれど、
あの日あの人と出逢ってから、知ってしまったの。
それはもう本能的に。
今日はなんて名付けようかな。
やっぱり『初恋の日』かな。
初恋の日
急に頭を砕かれたのだろうか。
肋は折れていないか。
指では何も感じることが出来ない。
あぁ、好きだなぁ。
現実なんて見えないほどに
五感が全てあなたに向いてしまう。
あぁ、叶わないんだろうなぁ。
諦めてしまった。
私には届かない。
私の小さな体じゃ
あなたの視界に入ることすら出来ない。
私の小さな手じゃ
あなたの涙を拭い切れない。
あなたのために何をしてあげられるだろう。
私の涙すら止められないのに。
花は美しく咲いてこの世界に色を増やす
咲き誇れば、誰にも知られず次の為の実を作る
そして種を落とす
色が一色増えたんだ
雑草が花のように見えて
風は心地よくて冷たいのに頬は暖かい
その人をいつでも思ってしまう、笑い合ってる顔、少し高い声、どんな小さなことでも大層な幸せに感じていたね。
でも、彼女にとって僕は1番じゃなかったみたい
彼女の顔は僕にそう感じさせる
彼に対して彼女はどんな花にも負けない美しい顔を見せていた、彼のために君は精一杯お洒落をして、僕に聞くんだ
『どう、可愛い?』
その言葉に僕は
『大丈夫、綺麗だよ』
そう答えるんだ、僕の中にある、粘土のような思いを抑えて
君は泣いていた
綺麗な服を顔と同じ、ぐしゃぐしゃにして
『なんでなの?こんなに好きなのに』
花は枯れれば、次の実を作る
それなのに君は花にはならなかったね
一つの知らせが僕の視界から一色持って行った
僕の前にあるコレをみんなは彼女だと言う
『なんで?』
この質問に回答は返ってこない
彼女と僕は違う人を同じ気持ちを持って生きていたんだ
それなら僕は君になりたい
また一つ、世界に種を落とす。
花は美しく咲いてこの世界に色を増やす
咲き誇れば、誰にも知られず次の為の実を作る
そして種を落とす
初恋の日
あんなに
好きだったのに
今では
顔も思い出せない
まぁ…
恋に恋しちゃたんだもの
そんな感じ
1日目
初恋、それは一目惚れだった
それは憧れだった
2つ上の先輩、大きな背中
滑り落ちる私を守った大きな手
恋に落ちるのは一瞬だった
恋心が無くなるのも束の間だった
それでも、今なお彼のくれたぬいぐるみを
彼の好きだった数字を私は大切にしている
蜘蛛との生活3日目
2024/05/07㈫日記
探しても昨日は見つからず
今日は帰宅後に部屋に入ったら
居た。
蜘蛛は「は?」って感じで
一瞬動きが止まった。
この部屋には敵がいないと思って
いたのに、なんでいるんだ?と
怒っている感じ。
捕まえようとしたら、逃げられた。
捕獲は明日以降へ持ち越し。
出来れば、勝手に出ていって欲しい。
赤いキウイは、赤ではなく紅だった。
これは個人的色彩感覚。
グリーンやゴールドのように
全体が赤いわけではなく
中心部が赤いだけ。
これは見た目が嫌な人もいるんじゃないかな。
甘さはグリーンよりは甘いかな。
台湾カステラが売ってあって
前に流行っていた以来なので
食べてみたら、これじゃなかった。
もっとふわふわしてたはず。
こういう2度目にあれ?ってなる
現象あるよね。
特にラーメン屋さんである。
だから、まだ好きなラーメン屋さんに出会っていない。
好きなパン屋さんは、数件あるんだけどなあ。
たまに広告を見ることなく
投稿が出来る時があるね。
おやすみ。
「初恋の日」
私は今まで恋をしたことがなかった。
人を好きになる気持ちが理解できなかった。
人の嫌な部分ばかり見てきたから。
私は人間そのものが嫌いだ。
”人の本音”が聞こえてしまうから。
だから、何もかもが嫌になって森に入ったんだ。
死にたいと思って、森に入った。
その森で、疲れていた時に見つけた古い神社。
苔むしてして、所々破損している。
何十年放置されてきたのだろうか。
そんな、古い神社。
疲れていた私は、その神社で休むことにした。
神社の縁側のような所に座り、目を瞑る。
いつも人の本音が聞こえ、嫌なことを考えてしまい、ろくに眠ることが出来ないのだ。だが、この森は違う。
周りに人がいないからか、人の本音が聞こえない。
だからだろうか、いつもより落ち着いていて、すぐに眠りにつくことが出来た。
どのくらいだったのだろうか。
よく眠れた気がする。だが、とても眠い。
「起きたかい?」
男の人の声が聞こえる。
本音が聞こえない。
人間じゃない?
眠い。答える気力がない。
「まだ、眠いのかい?寝てていいんだよ。」
あぁ、暖かい。
優しさに触れられたのは、いつぶりだろうか。
優しく見えても、本音は冷めたものばかり。
だから、優しさを感じられずにいたのだ。
人を好きになるって、こんな気持ちなのだろうか。
心地いい。
撫でられている?
私は、また眠りについた。
そして、起きた。
「よく眠れたかい?」
「はい。」
「君はなんでこんなところにいるんだい?
君は人間だろう?」
「疲れたんです。」
「疲れた?人に対してかい?」
「分かるんですか?」
「君は、人の世が嫌になったんだろう?
人の本音が見えたんじゃないのかい?」
「・・・そう、です。」
「だから、逃げてきたのかい?」
「・・・死のうと、思って・・・。」
「そっか。でも、このまま死んでいいのかい?」
「えっと、それは・・・。」
「いきなりの提案で戸惑うかもしれないが、ここで一緒に暮らしてみないかい?ここには、滅多に人間は来ないから、本音が見えて苦しむことも無いだろうからね。」
「・・・いいんですか?」
「もちろん。私の名前はツキカゲという。
この神社に住む妖だ。」
「・・・美月です。」
「これからよろしく。美月。」
「こちらこそ、です。」
「敬語はいらないよ。」
「・・・わかった。」
これが私の初恋、だと思う。
久しぶりに優しくしてくれた相手だから。
この森に来れてよかった。
ツキカゲと会えてよかった。
今は、ツキカゲと二人で穏やかに暮らしている。
あの時、この古い神社に来ていなかったら?
あの時、ツキカゲの提案を断っていたら?
この神社に来て、ツキカゲの提案に乗ってよかった。
これからも穏やかに暮らせればいいな。
初恋の日
何の日だい?それは?
祝日になるのかな?
休みなるのであれば
ぜひ!つくってもらいたい
初めてその人を好きになった日
新しい好きを更新する日
そんな日だったら定期的に祝日になるね
初恋の日
自分の感情でも、間違いなく読み取るのは難しい。
恋をした日を明確に覚えていられるのなら、
その気持ちはきっと本物だろうね。
覚えていなくても、好きになった日なんてなくても。
そんなことどうでも良くなる日々を過ごせるなら、
その気持ちだって大切にするべきだ。
もちろん、初恋に限った話では無いけれど。
放課後のグラウンド
砂ぼこりと汗のにおい
弾むボールの音と
飛び交う掛け声
視界の端に
傾く陽射しの先に
つい さがしている姿
(初恋の日)