『冬晴れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【冬晴れ】
きんと澄んだ空気に、透き通ったうす水色の空
日差しもあたたかく感じたりなんかして
白い点々を描いたようなナンキンハゼの枝に
ヒヨドリが停まって機嫌よさそうに鳴く
山肌に沿って広がる住宅にも、
何年かあとの君の耳にも、きっと届く
あぁ、いい天気だなぁ
こうゆう日は結構いいことあるから不思議なんだよね、本当になんでなんだろうか。
「冬晴れ」
肌に触れる空気は冷たいのに
太陽の光は眩しくて
思わず額に手を翳す
寒さに手を擦り合わせ
温めようと吐く息は
湿気を含み空気を白くする
冬は寒さを運んでくるけれど
冬は心を冷たくするけれど
流れる雲の隙間から
射す陽の光に照らされて
寒さも冷たさも
全て忘れさせてくれる
澄んだ空気の中
今日は冬晴れ
「冬晴れ」
夏の暑いのは大嫌いだけど、冬のぽかぽかあったかいのはすき。
秋が終わって冬が来るなーって顔に当たる風で感じるのがすき。
'25年1月5日 冬晴れ
元日から冬晴れが続きいつもなら人混みは避けていたけれど、あまりの陽気に誘われて出掛けることにした。
お正月に映画なんて何年ぶりだろう。
映画館までの道のりで軽く汗ばむ。
定番のキャラメルポップコーンとジュースを買おうと思ったのに思わずアイスクレープを買っちゃった。
席に着いて予告編を見ながら食べるとひんやり美味しくて本編が始まる前に食べ終えてちょうどいい。
そしてお正月の厳かなゆったりした気分で見ると、より映画の世界に浸れるような気がする。
年始から芸術作品を鑑賞するのはおすすめだね。
※冬晴れ
今日、朝デニに行ってきたよ。開店時間に到着で。
お正月前後はお出かけ一切しなかったから
とても新鮮でとても嬉しかった。
昨日?お題になった日の出も見たよ。
濃尾平野の向こうの山と鈴鹿山脈も見れた。
本当に綺麗な冬晴れの朝。
澄んだ空気はキンと張り詰めていたが
朝食の温かさを演出する要素になっていたよ。
頼むから明日の病院の時間も晴れていてくださいー!
【冬晴れ】
早朝am4:00前
寒く暗い中 身支度をする
年も明けて 日の出を見に山を登る
足元は全く見えない
小石や枯れ枝、枯れ葉で埋もれた山道を
懐中電灯を頼りに登り下りを繰り返し歩く
山頂で 白い息を吐きながら
オレンジに明るく染まっていく空を眺め待つ
風も優しく 雲ない空
冬の空気が 日の出の美しさを際立たせていた
冬晴れ
冬晴れは気持ちが良い
空気が澄んでいる気がする
心のもやもやも深呼吸することで
消し去ってくれるそんな効果がありそうである
冬晴れの太陽のキラキラにあたりながら
今年が最高の一年になりますようにと
神様とお話できた
そんな気さえする
神秘的な冬晴れである
私にとって冬晴れは最高な日です(*´ω`*)
寒がりでずっとコタツにこもってしまうのに… この日はランニングしようかなー🤔とか運動する気になれます🍀*゜また、久々の温かさが心と体の冷えを溶かしてくれます🤲なんちゃって(´>∀<`)ゝ
快晴の空
積もった雪が溶けかけて少し寂しさを感じる
「手冷たい 、 」
「 ね笑 」
赤くなった耳と指先
耳たぶまで巻かれたマフラーに埋まる貴女の頬
全てが愛おしい
「冬と夏どっちが好き?」
「 冬!」
「え夏かと思った 」
「夏も好きだけど〜 」
冬のご飯が好きとかかな こたつも好きそうだなあ
「 ○○にね いっぱいくっつけるから!笑」
「○○はどっち?」
春夏秋冬に好き嫌いなんてなかったのに
貴女は本当に暖かい
「 私も今ね 冬が好きになった笑 」
フィクション
冬晴れ
曇空の続くこの頃、長らく見ていなかった青空が見えた。
『冬晴れ』
ワッセ ワッセ…!
よいしょー!!
…ふぅ、あとひとつ!
寒いからどうしようかと思ったけど
やっぱり干す!
冬用の布団はやっぱり重たい…
持ち運ぶだけでも一苦労
ワッセ ワッセ…
よいしょー!! よし完了!
声に合わせて出る白い息
空気はカラッとしてて
だけど日差しは暖かさを感じ
風はほとんど吹いてない
冬とは言え
布団干しに いい日和
さて…大掃除し損ねたからなぁ…
どうしよう…
ん〜…まぁいいか
とりあえず
普段の掃除プラスアルファ
ぐらいでいっかなぁ〜
その頃にちょうど布団取り込める
いい時間になるだろうから
今日はいつもよりちょっとだけ
お昼寝が楽しみになってきた
〜シロツメ ナナシ〜
18
冬晴れ
ゴミを出しに出た朝だったろうか、過疎化が進んで駐車場の増えた町並みを歩いてゆくと、拓けた場所に出る。
そこへ行くと今まで見たことのないような巨大な入道雲を見るのだった。
空はこんなに拓けて半円形をしているか。雲とはこんなに大きくて限りなく続いているものかと僕は思ったものだった。
こんなに空が広い
こんなに空が広い
明け方に、僕はゴジラになってこの街中踏み潰してやがて、この一面の空が明るくなって真っ赤に燃えて、やがて星が呼吸する夜を灯らせるのを見たくなった。
ゴジラ来い、ゴジラ来い
冬晴れの日は、晴れといっても冬なので、やっぱり寒い。
しかし、寒くて空気が乾燥している分、吸い込むと鼻腔と肺が冷えて、なんか体が清められた的な、神聖な感じがするよね。
そういう自分は末端冷え性ですので、この時期のマスクは鼻腔の保温として有効です(笑)。
冬晴れ
正月も晴れて良い天気や!
洗濯できるし楽しいね!
冬晴れ
冷たい空気が肺を満たす
温もりが皮膚を包む
そんな冬晴れの中を歩いてる
コートの中の温かさ
手足の冷たさ
温かく冷たい矛盾を孕んだ冬の大気が
危うい均衡を保つ
(冬晴れ。)🦜
あのね
凍てつく冬に
御日様の光りで
少し暖かい日を冬晴れ
と言うんだね。🦜
✣僕は、もう、身体に脂肪を
沢山蓄えて羽根を
膨らませた
《ふくら雀。》に成って
居るけど。🦜
・僕に似て居る鳥でもね・・・
「僕の、お友達の
《文鳥、しゃん。》は
余り、寒さに強く
無いんだよ。」
✣其れは、雀が日本の鳥
だげと、
✣文鳥は インドネシアの
鳥だからなんだね。
【冬晴れ、の 暖かい陽射しは
心做しか優しい気持ちに
してくれる。】
❞日本の、鳥達の特権なんだね。❝
❣文鳥、しゃん。にも冬晴れの
光りの有り難さを見せたい
けれど駄目なんだって。🦜🦜🦜
「外出中」の札を下げて鍵を閉め、俺は階段を降りる。何種類かの食材をうっかり切らしてしまったためだ。スーパーだけでなく、コンビニやドラッグストアなんかまでそれなりの種類の食材を置いているこの国は、それはそれで大変だと思う。最近ではコンビニの中で調理もしていると聞く。一体どれだけ多岐にわたる仕事を覚えさせられるんだ、あの時給で――そうも思う。要は――
「――」
思考が際限なく広がっていきそうになるのを感じ、俺は意識を脳内の買い物リストに移し、どこを回れば一番簡単なのかを考える。
「――っ、」
ビルの外に出た瞬間に俺はひどい眩しさを覚えて目を覆い、慌ててサングラスをかけた。
この地域では冬はとにかくよく晴れ、乾燥する。毎晩のように消防署かなにかの車が注意喚起の音声を流しながら走るので、初めて迎えた冬ではそれが聞こえてくるたびに身構えたものだが、今ではもうただのBGMになっていた。
現在8時40分。開いている店はまだないが、歩きだから着く頃にはちょうどいい時間になっているだろう。こんな時間にやってくる客などいないだろう、とあのひとは言っていたし、実際そうなのだろうが、やっているはずの時間に表示もなしに閉まっているのにいきあった客のことを考えろ、とあのひとの友人に言われて納得してから、いまのようにしている。これもまた比較的真面目と言われる日本人相手に商売するうえで必要なこと、なのかもしれないし、案外どうでもいいことなのかもしれない。いずれ悪いことではないだろう。そう考えている。
かつこつと靴音をたてて道を歩く。道には水たまりひとつない。肌がぴりぴりするほどに空気は乾燥し、日差しは嫌気がするほど眩しいが、それでも夏のそれと同じものとは思えないほど冷淡で、そしてどこまでも晴れ渡っている。
コートのポケットで携帯が震えだす。ディスプレイを見るとメッセージの主はあのひと。
『今日あいつが来ることになった。それらしい夕飯の用意も頼む』
突然の話だ。でも。
「――」
前々回――だったと思う――の饗宴を思い出し、俺は口もとを緩めた。
ふたりとも、驚いてくださいね。
長くなった買い物リストを脳内で書き終え、俺はちょうど開いたスーパーの自動扉をくぐった。
寒空の雲の輪郭が朝日に溶けて
自分の吐く息で睫毛が濡れて
頬にあたる冷たさがたまに心地好くて
そんな日々を私は酷く愛している
寒い
とにかく寒い
とにかく寒いのは知っている
ここから出たら即、凍える空気に晒され
血管は収縮し、夢見心地はたちまち枯れて
現実と向き合わなければならなくなる
だから、僕は出ない
下は8㎝、上は10㎝
8㎝×10㎝×120㎝×210㎝と枕
この隙間だけが
僕の最後の砦
絶対に出ない
今日こそはここから出ない
もう決めた
絶対に何があってもここから出ない
嫌だ嫌だ
絶対に、今日こそはここから出ない
と、決めていたのに
やっぱり出ないといけないらしい
意を決して布団をめくる
本能が押さえつけるのを
なんとか剥がして上半身を立ち上げる
靄がかった頭で
カーテンから漏れる陽を睨みつけ
憎さ満点で勢いよく、開ける
一晩中、これでもかと冷却された大地は空気を締め
切り取られた僕の窓は
静かに薄く重なる光の筋と
突き抜ける青空を
まざまざと見せつけてくれた
冬晴れ