『冬のはじまり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
街中からクリスマスソングが流れ始め
町中が白、赤、緑、黄色に染まっていく
もうこの季節かと冬の始まりを五感で感じる
雪で子供たちがはしゃぎ
家の中でこたつに籠って一日を過ごす
そんな冬がもう目の前にきているのだ
今年はどんな冬が待っているのだろうか
楽しみだ
冬のはじまり
季節の冬の始まりは、なんとなく心地よい。昔の曲の歌詞に影響されているのかもしれない。
寒くなったら、このコートを着ようとか思い色々探す。それで、これがあれば今年の冬は大丈夫と思い、早く冬が始まらないかなと思う。
でも実際は、寒くて天気も悪い時は、濡れても良い素材のコートになるので、とても限られる。そして、晴れてたらそんなに寒くないので、コートはいらない。
そんな事はわかっている。わかっているのに、今年も買ってしまった。着てみたら、夜は寒かった。これは昼用のコートだな。じゃあ夜用も必要だ。
冬は必ずやってくる
あんなに暑い日が続いても
必ず冬はやってくる
あんなに暑い日なんてもういらない!
なんて思っていたのに
急に夏が恋しくなってくる
木々の緑が赤や黄色になって
木枯らしとともに葉が落ち始め
なんとなく景色に色がなくなっていき
いつしか白い世界にほんの少し色があるだけの
そんな景色になっていく…
さて…
冬はどう楽しもうか…
#冬のはじまり
ハロウィンが終わって、コストコにクリスマスグッズが並び始めると、冬が始まったなと感じます。
いろいろな海外のチョコレートが山積みになって、普段よりおもちゃが多めになり、限定のケーキが出てくるとワクワク感が増します。つまり私にとっての冬のはじまりは、ホリデーシーズン。クリスマスを感じたら冬が始まります。
子供の頃はケーキが食べられるのが誕生日とクリスマスだけだったので、クリスマスはケーキと直結していて、冬のはじまりを感じると毎日ケーキを待ち侘びる気持ちになります。
あー、明日シャトレーゼ行こう!不二家でもいい!ケーキ食べたい!
お風呂に入りたくないと思うこの頃。
冬の始まり 𓍄𓃕
冬のはじまり
雪の結晶って同じ形がないらしい
手に触れただけで溶けてしまうのに
なんだか人よりロマンチストだよね
こんなに脆いのに
ちゃんと自然の奇跡なんだって思い知らされる
乾いた空気が肌を撫でる
ハンドクリーム手放せない季節
こたつ1つに大掃除して
冬仕様になった部屋で動けなくなる
これが私の冬のはじまり
冬のはじまり
しんしんと雪が降る。
寒くて凍えそうだ。
そんな時に電気毛布はありがたい。
湯たんぽより電気毛布派。
あいつら、僕達が遊んでた場所、奪いやがってさ、あそこに隠してたお菓子とか漫画とか、全部自分達のもんにしやがった。
世界史の先生が、友達とは仲良く分け合って、喧嘩になる前にちゃんと話し合って、って言ってたのに、あいつら全然話聞いてくれないんだよ。
卑怯だよな、許せないよ。
何とか取り返さなきゃ。
泥玉作って投げたり、地面に爆竹仕掛けたり、校舎の二階から水風船落としたり。
いろいろやったけど、あいつらまったく立ち去ろうとしない。
そろそろ仕返しが怖いよな。
なんか、ヤバイ反撃手段を用意してるって。
もうこうなったら、あの手しかない。
校長先生が、絶対使っちゃダメって言ってたけど、もう仕方ない。
僕は、常備しているブリーフケースを開け、禍々しく赤いボタンを押す。
そのカバンの名前は「フットボール」
それは、僕達の世界にとって、長い冬の時代の始まりだった。
手のひらの痺れたような間から零れていく光のなないろ
『冬のはじまり』
風が冷たく空気が乾燥してきた
今年も冬のはじまりが来た
気が付けば、日没が早まり
遠く沈む太陽が
木々をシルエット状に映えさせる。
時折、肩をすくめるような風が吹き
上着のフードを、きゅっと寄せる。
遠く離れた、君の住む土地では
こちらより、ひと足もふた足も先に
冬が訪れる。
見上げる空は、君のもとまで
続いているのに
君の頬に触れては溶ける
粉雪が、俺の頬に触れることは
無いのだと。
無性に切なさが込み上げてくる
この気持ちは、なんだろう。
ただ、会いたい。
ふと過ぎる感情に
こぼれそうになるこの想いに
ポケットの中の手を
力いっぱいに、握りしめた。
【お題:冬のはじまり】
冬のはじまり
今年は冬のはじまりが早かった。
去年の今頃は薄手のものを重ね着して過ごしていた。
なんで秋は短いの?10月は夏だし、本当に一瞬で過ぎてしまった🍂
明後日から12月だ。ポインセチアを買いに行って部屋を明るくしよう。12月もあっという間に過ぎるだろうな。
いつからこうなってしまったんだろう
自分の感情を表現できなくなってしまった
時折自分が空っぽなんじゃないかと思うほど、
自分のことを想い綴ることが出来なくなってしまった。
普段、感じることや思い巡らせることは沢山あるのだ。
でも、いざそれを表に出そうとすると真っ白になってしまう。
何も浮かばなくなってしまうのだ。
そのせいで、自分が酷く虚無的なものに感じてしまう。
あぁ、私は空っぽだ
と。
いつからこんなつまらないものになってしまったのだろう
と。
だが、そんな自分に抗いたい。
だから、私は今こうして思うままに言葉を連ねている。
少しずつ、少しずつ
私を出していきたい。
昨年まで、冬のはじまりになると自宅をイルミネーションで飾りつける家があった。
家主のセンスが素晴らしかったのだろう。
古い平屋の木造家屋が、冬のはじまりからクリスマスまでは『サンタの家』に変わる。
我が家が勝手にサンタの家と呼んでいると思っていたら、小学校の同じクラスで聞いてみると、ほとんどの家でサンタの家と呼んでいることがわかった。
屋根にはサンタが座り、寝転び、トナカイに引かれたソリに乗る。外壁にはハシゴやロープがたくさん掛けられサンタが何人も登る。プレゼントが入った白い袋はぱんぱんで、大きな赤いソックスや赤白のステッキもあった。
庭にもサンタが隠れ、プレゼントが忍ばせてあった。
家主はサンタの飾りつけをしたその時期だけ「ご自由にどうぞ」と庭に入ることも許可していたから、その時期は庭を散策する人たちでいっも賑わっていた。
毎年、冬のはじまりになるとサンタの家へサンタに歩いて会いに行った。
冬のはじまりが暗くなるのは早い。
お母さんは陽が落ちる前に私たちと出かけられるよう、いつもよりも1時間くらい早く帰って来る。
夕陽で空が赤く染まって、サンタの家以外が夜の闇に溶け込むまで。
お母さんや妹と手を繋いで、夕陽を受けるサンタクロースが間接照明にサンタクロースが浮かび上がるまで見上げる。イルミネーションでキラキラ光る植木の間をサンタクロースを妹と探しながら歩く。
年に数回の夕刻から夜にかけてのお散歩が、私にとって特別な日だった。
中学生になると、友人とサンタの家へ出かけるようになった。
妹も行きたいと言ったけれど、妹は母と出かけるようにし向けて、私は友人とサンタの家へ出かけ、帰りのコンビニで話し込んでから夕食に間に合わない時間に帰宅して母をいつも心配させた。
高校生のときに、サンタの家は建て替えをした。
平屋の和風建築から2階建ての洋風建築へ。
家は明らかに大きくなり、庭は狭くなった。
和風家屋にサンタクロースがミスマッチで良かったのになあ。
私は失礼なことを思いながら、秋の風を感じながら新築されたその家屋を眺めた。
その冬のはじまりに、洋風建築のサンタの家が初お目見えした。
私の考えは浅はかだったと思い知らされた。
2階建ての屋根にはサンタやトナカイが乗っていたし、外壁にもハシゴをかけたサンタがいた。
電飾がより多く飾られ真っ白な光がキラキラ眩しいサンタの家はよりサンタクロースに相応しい家になっていた。
学校帰りの自転車を道路脇に停めて、その家を見上げながら私はスマホで撮影した。
次の年も冬のはじまりを楽しみにしていたけれど、クリスマス当日になっても、サンタが飾られることはなかった。
サンタの家を見学に来る人が多すぎて、違法駐車など交通の妨げになって危険だから、というのがその理由だった。
警察からそうお願いされれば従うしかなかったのだろう。
サンタの家の家主は何を思ったのだろう。
きっとイルミネーションの構想を練りながら新築しただろうに、もう2度と今まで通りのイルミネーションを飾ることができないなんて。
妹と夕陽に照らされたサンタのいない家を見つめる。
もう二度とこの家にサンタはやって来ないのだ。
「お姉ちゃん」
「ん?」
「うちもイルミネーションで飾ろうよ」
「良いけど…サンタの家みたいに素敵にはならないよ」
「そりゃそうだよ。この家は特別だもん」
妹はクリスマスカードを郵便受けに差し込んだ。
サンタの家の家主へ、これまでの感謝を伝えるはじめてのメッセージ。
「日曜日、お母さんにホームセンターへ連れて行ってもらおうよ。小遣いある?」
「少しだけ。お姉ちゃんは?」
「私も少し。100均にしようか」
「だね」
私たちは、来年の冬のはじまりに自宅をイルミネーションで飾り付けているのだろうか。
今年上手に飾り付けられれば、きっと飾り付けているはず。
でもそれはサンタの家に敵わない。
だって、『サンタの家』は、私たち家族にとって特別な思い出だから。
冬のはじまり
寂しい色の喪中葉書が届き始める
記された享年を見ながら
その人達の一生に想いを馳せる
楽しいことや悲しいことや
嬉しいことや苦しいことが
たくさん積み重なって
出来上がっていくそれぞれの人生
どちら様もお疲れさまでした
安らかに
合掌
【冬のはじまり】
あなたは知らない
バイク乗りのあなたが
少し早めに大きめのパーカーを着てたあの日
冬の訪れを感じたというのに
私の心がとんでもなく燃え上がってたこと
吐いた息は白く
空に吸い込まれ消えてゆく
何度も青い帳が降りて
#冬のはじまり
頑張っている私のもとに、温かい雪が舞い降りた。
私に気にかけてくれる優しい笑顔と声と接し方が心地よくてずっと触れていたい。
いつまでできるかな。時は有限だ。そう考えたら、
今の君をまだ感じていたい。だからまだそのまま降り続けていてね。
「冬のはじまり」
あたたかくてさらさらの
布団と枕に挟まれて
ちょうどよかったはずなのに
夢のおわりを告げた朝
ベットからはみ出た足が言う
あたたかくてふかふかの
布団が今日から必要と
冬の始まり
冬の始まり
君へのプレゼントを持って僕は走る
冬の始まり
君への愛を伝えたくて
冬の始まり
恋の季節が始まる
君を愛してる