『冬のはじまり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「冬のはじまり」
木から落ちた落ち葉を見ていると寂しくなる
彩りが無くなってしまった木を見ると悲しくなる
殺風景で、寂しそうに見える。
気温も下がって、心做しか心も冷めていくよう
周りがクリスマスや、お正月といった行事で賑わう中、私は孤独に過ごすのだろう。
無意識に冬の木々と自分を重ねていた。
沢山の落ち葉が地面に散らばる中、木からは1枚また1枚と葉が落ちていく。
手元から離れてゆく。
私の周りは静かで殺風景だった。
心機一転の時期でもあり、はじまりの時期でもある春はあんなに周りが賑やかだったのに
冬に近づくにつれ、1人また1人と離れていった。
厳しい冬を木々などが耐える中、私はこの孤独に、冷えきってしまいそうな心を必死に温め耐えるのだと思うと冬の訪れを拒みたい気持ちが押し寄せる。
冬はまだはじまったばかり。
冬が終わり、春になる頃には桜が華やかに咲くように春が来る頃には、また誰かと笑い合えるだろうか。
そう思うと少しだけ頑張ろうと思えた。
もうこんな季節、と溜息をつきながらコーヒーを啜る。
すっかり寒くなり、暖房を炊いていても寒さが感じ取れる。
私は冬が苦手だ。
勿論雪を眺めながら感傷に浸るのも悪くは無いが、私は寒がりなもので、とても耐えきれなかった。
毎日毎日早く終われと念ずるばかりで。
仕事の為に正装をし、マフラーを巻く。髪の毛を纏め、外に出る。
まだまだ寒いが、雪が降っていた。
綺麗だとは思いつつ、当たりを軽く見渡すと、子供がいた。
子供ははしゃぎながら雪だるまを作る。手を止めこちらを見やり、手を振ってくれる。
振り返し、私は思う。
冬の始まりも悪くない。
冬のはじまり
どうやらしっかり雨が降っているらしい
パラパラという雨音の裏で
空を舞う雨と
隣のいびきと
車両が道路を走る音とが
各々で個性を持ったベースを奏でている
ずっと暖かいと思っていたから
楽しみなんだ
この雨がいつしか雪に変わって
新しい景色を見せてくれるのが
その時にはまた
違った音色を聴かせてくれるかな
#冬のはじまり
冬のはじまり
初雪が降り、いつの間にか根雪になる。
ツルツル路面凍結と、ガタガタのソロバン道路。
豪雪の冬は、バス停にバスは来なくて何時間も凍えながらバスを待ったりする。
雪の降りはじめのワクワク感はあっという間になくなり、冬の寒さと不便さと、雪かきの重労働にうんざりする半年間。
寒いのが苦手なわたしは、ひたすら春を恋焦がれる♡
「冬の始まり」
秋の下旬
紅葉が枯れて茶色になった葉を見て思う
そろそろ冬だなぁ…
これから冬になったら誰が暖めてくれるんだろう
そんなことを思いながら人肌恋しく帰路に着く
あぁ、こんな事を考えてしまうのはきっと冬のせいなんだろう
だから俺は
冬が苦手なんだ
雪が降り出す。
この村では、それが冬の訪れの知らせだ。
囲炉裏を囲んで和む、家族の幸せそうな顔が
目に浮かび、それを細める。それはきっと、昨
年の私の家だろう。
「去年に、…戻りたい。」
そう、そっとつぶやき頬を手で擦る。伝って
いた涙が、中途で切れる。
それから、火のついた囲炉裏のそばへ行き、
炎を消す。辺りから、暖かさが失せていく。
もう、いいんだ。
✴ #冬の始まり No.6
テーマ“冬のはじまり”
朝、目が覚めて
ふと、窓を開ける。
キラキラと路面が白くなっているのが見える。
ああ
霜が降りたんだなとそう思うと
もう冬か……
そして、身震いする。
呼吸をすると、鼻や喉に
ヒンヤリとした空気が入ってくる。
寒っ。
慌てて窓を閉め、再び布団に潜り込む。
だがしかし、既に布団も冷たくなっていた。
早く目覚めたというのに
二度寝が出来ないなんて…
そう思いつつ
仕方が無く、二度寝は諦める。
お湯を沸かし、ホットコーヒーを作り、飲んで
ほっと息を吐くと、その息が白く見えた。
ああ、今年も冬が来たんだな…。
そろそろ今年も終わる…。
ホットコーヒーだけでは流石に
体は温まらないので
早めに準備しておいた
電気ヒーターの電源を入れ
温まる。
ああ、快適。
此処から離れたくない。
そう思うものの、コーヒーには利尿作用がある。
残念ながら
早々に離れなければいけない。
それも、冬のはじまりを感じさせる事でもあった。
足先が赤く痒く
手先が動きづらく
見えるまた希望の光
お空がある
大好きなお空の色
色だけでなく大好きな人も
幸せを願い目の前の人を大事に。
冷え性のわたしは冬になると指の先から冷たくなる。
恋人はわたしの手を握ると
「うわ、冷たいなぁ〜大丈夫か?」
と言って、手を握ったままコートのポケットにふたつの手を入れる。わたしの冷たい手のせいで恋人の手まで冷えてしまうのではないかと不安になり
「冷たいやろ、ごめんな」
と謝ると
「まかしとき」
と言ってポケットの中の手をいっそう強く握ってくれた。
恋人の体温がわたしに溶け込むようにうつり、いつの間にかわたしの手は恋人の手と同じあたたかさになっていた。
なんだかもうこのまま一生冷え性でいたいと思った。
あたためてくれたのは手だけじゃなかった。
「冬のはじまり」
『冬のはじまり』
頬を撫ぜる風が冷たいから
その手で包んで暖めて
そのうち吐く息は白くなって
赤くした鼻先を笑うのでしょう
手袋越しの温もり
揃いのマフラー
降り始めの雪
好きよ
楽しみね
外を歩いていると
冬の匂いがする風が吹いた。
冬は寒くて
景色に色も無くなって
あまり好きではないけれど。
降り積もる雪。
甘いみかん。
大掃除をしてすっきりした部屋。
もこもこのマフラー。
香ばしく焼けた餅。
年始のにぎやかな雰囲気。
楽しみなことだってたくさんあるから。
さあ、今年も冬のはじまりだ。
冬のはじまり
道を舞う枯葉、低くなった雲、人恋しさ。
そんなものに冬のはじまりを感じるならいいけど、
現実は甘くないよね。
すぐ冷めるお風呂、乾かない洗濯物、くもるメガネ、
厚着のせいでさらに窮屈な満員電車…
今まさに季節の変化を実感中です。
今後ますます寒くなるけど、
みなさまどうぞご自愛ください。
#冬のはじまり
まもなく12がつ。
冬が始まります
冬のはじまり
冬のはじまりは、イベントの準備のはじまり。
クリスマスとか、お正月の仕度期間。
クリスマスまでの用意を楽しんだり。
買い物をしたり。
誰かの喜ぶ顔がみたくて、クリスマスカード
を用意する。
今年は、何て書こう。
メリー、メリークリスマス。
幸せなクリスマスをお過ごし下さい。
さて、明日から、家族、友人にクリスマスカードを
贈る準備をしなくてはね。
冬が始まる
そろそろ街はイルミネーション
光が夜の空間に滲む
私は人知れずクリスマスソングにわくわくしてる
冬のはじまりは
春への期待のはじまりでもある
寒い冬を乗り越えられるのは
乗り越えた後に
春があると思うから
あたたかい日差しに
さわやかなそよ風
それらのありがたみを
感じられるマインドに
冬がしてくれる
人生も同じかもしれない
つらいことがたとえあっても
そのことが
今まで見えなかったものに
感謝できる人にしてくれるから
題「冬のはじまり」
外に出た瞬間の空気。
風の早さ。
自転車をビュンと漕いで
顔にかかる前髪を耳に掛ける。
出したばかりのストールにくるまって、
新しい朝の空気の中を
軽快に走ってく。
太陽はまだ登り始めたところで、
陽の光は淡い。
それでも背中に感じる仄かな暖かさに
励まされているようでほっとする。
-冬のはじまり-
僕のお母さんはねこの季節になるとね毎年僕をね!
暖かいお布団に入れて寝かせてくれてくれるの
僕のお母さんはねすっごくお節介でね
クリスマスになるとね雪をふらせて
僕のお姉ちゃんやお兄ちゃんを喜ばせるの!
僕達はみーんなお母さんの事だーいすきなんだぁ!
【冬の始まり】
✂︎-----------------前作続き-------------------✂︎
僕は彼のせいにする僕が嫌いだ。
壊れたのも僕が┄┄┄┄に似た
症状が出るようになったのも
全部彼のせいだと考えてしまう
そんな僕が大っ嫌いだ。
確かに彼については僕も思う点はいくつもあったが
彼は何度か離れるチャンスをくれていたんだ。
体を重ねたあと、僕は離れたいなら離れれば良いと
彼に言われていたことを今でも鮮明に覚えている。
しかし、その度にそばに居ると言っていたのは僕の方だった。
あの頃の僕はどうかしていた。
彼に依存し昔の私と重ね、同情していたのかもしれない。
いつまで未練タラタラで引き摺っていくのだろう
終わらせるべきだったのだろうかなんて考えるまでもない。
お互いの幸せのため、春を迎える前に僕達の線路は分裂した。
【深海】
蜜柑を食べて
冬の香りに包まれる
冬は悲しい思い出が多くて
嫌になるけれど
コタツがきっと慰めてくれる
【冬のはじまり】
私はチョコレートが好き
一番好きなチョコレートはMeltykiss
これが店頭に並ぶと冬のはじまりを感じる