「冬のはじまり」
木から落ちた落ち葉を見ていると寂しくなる
彩りが無くなってしまった木を見ると悲しくなる
殺風景で、寂しそうに見える。
気温も下がって、心做しか心も冷めていくよう
周りがクリスマスや、お正月といった行事で賑わう中、私は孤独に過ごすのだろう。
無意識に冬の木々と自分を重ねていた。
沢山の落ち葉が地面に散らばる中、木からは1枚また1枚と葉が落ちていく。
手元から離れてゆく。
私の周りは静かで殺風景だった。
心機一転の時期でもあり、はじまりの時期でもある春はあんなに周りが賑やかだったのに
冬に近づくにつれ、1人また1人と離れていった。
厳しい冬を木々などが耐える中、私はこの孤独に、冷えきってしまいそうな心を必死に温め耐えるのだと思うと冬の訪れを拒みたい気持ちが押し寄せる。
冬はまだはじまったばかり。
冬が終わり、春になる頃には桜が華やかに咲くように春が来る頃には、また誰かと笑い合えるだろうか。
そう思うと少しだけ頑張ろうと思えた。
11/29/2022, 4:26:16 PM