『冬のはじまり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題「冬の始まり」
はー…と息を吐けば空に白色の息が浮かび上がる。
寒がりの俺は、手袋にマフラーと完全装備しなければ外に出られなくなっていた。
マフラーをしている筈なのに首に冷たい感覚。
後ろを振り向けば、指先が真っ赤になっている彼女が首に触れていた。
「手袋忘れたー…。」
俺が上げたマフラーを着けている彼女が寒そうに手を擦る。
どうやら朝に持っていたカイロは凍えていた友達に上げてしまったようだ。
優し過ぎる彼女らしい行動である。
俺は、左手に着けていた手袋を貸してあげることにした。
「右手、ん。」
彼女の右手をぎゅっと握り、ポケットに突っ込む。
嬉しいようで、強く握り返してくれる。
どんどん暖かくなっていく彼女の手。
「ありがと。」
彼女の耳が赤くなっていたのが、寒さゆえか、恥ずかしさゆえか分からないのだった。
いつも明るい彼女が寒さで弱々しくなっていると、冬の始まりを感じる。
『冬のはじまり』
キラキラ
イルミネーション
吐く息、白く
眠る木々を照らす
足元のライトが
行く先を教えてくれる
冬のはじまりは
子供にかえる
キラキラ
ときめいて
時の速さに
流される
冬のはじまり
石川の冬の始まりは、鰤起こしと言う大きな雷の音から始まる。
毎年11月から少しずつ寒くなってき、ゆきは1月の正月明け頃に、どかっと1度振る。そして解けた後また2月にどかっと2度目の大雪が来る。3月にトドメの雪が降るあるけれども来ない年もあります。
その最後の雪が解ける頃にやっと春がやってくる気がします

#冬のはじまり
猫様が膝に乗ってきたり
ピッタリ寄り添ってきたら冬のはじまり
猫バカ人間の体温で暖を取る猫様…
いつもはツンデレなのに
寒いとつい甘えてしまうのね〜! 可愛い♡
なんて考えるのは猫バカ人間だけ
猫様は“ただ温いだけ〜”と思ってる
たま~に猫様のありがたい気まぐれで
サービス程度に甘えてきたりもするが
猫バカ人間が調子に乗って狂喜乱舞すると
鋭い爪でシャキーン!
うぅ~ 痛いですぅ〜♡
と語尾に♡をつけながら
嬉しそうに悶絶する猫下僕☆彡キラキラ
猫様の爪痕は猫下僕の勲章さ〜♡
猫様に支配洗脳されたる哀れな猫下僕…
今日も猫じゃらしを片手に
新体操のリボン競技さながらに舞う猫下僕
だが…
猫様は無関心の完全スルー スル~スル~スル~…
キャットタワーの頂上から憐れみの表情で
冷たい視線を投げかけてくるだけ…
明日にはもっと上手に猫じゃらしを振れる
有能な猫下僕になることを誓う猫バカ人間…
あ〜…
幸せだ♡
冬っていいなぁ〜(=^・^=)ニャ~
🌈黒猫のつぶやき🌈
猫は人の心を見透かしているに違いない
あの瞳は嘘発見器…
(ΦωΦ)ヒヒヒ
『冬のはじまり』
──バチィン!!
ド派手に頬を叩かれた
親父にもぶたれたことないのに……
そんなくだらない事を考えている間に、彼女は家を出ていった
……後を追う気力も湧かない
ヒリヒリとする左頬を擦りながら、洗面所まで行き鏡をみる
なんとも鮮やかな紅葉が一枚、頬に描かれていた
はぁ……なんて溜息をしつつ、風呂に入ってさっさと布団に横になる
一晩寝れば気分もマシになるだろう──
────
──翌朝、寒くて寒くて目が覚めてしまった
仕方が無いので、寝惚け眼を擦りながら洗面所へ行き顔を洗う
部屋に明かりを入れるためカーテンを開けると、外では小粒ながらも確かに雪が降っていた
……通りで寒いわけだ
温かいコーヒーでも飲もうと、電気ケトルへ向かうその顔からは……既に紅葉は無くなっていた
《冬のはじまり》
街中にはクリスマスツリーが飾られました。
街中の装飾がハロウィンからクリスマスに変わった時
冬だなと感じる私たちは何者なのでしょうか。
日本でキリスト教を信仰している人は少ないはずなのに
キリスト教のイベントで季節を感じるとは…
カトリック的に言えばいまは待降節
イエスの誕生を待ち望むそんな時期です
そんな時期に私は不覚にも君のことを考えている
今年の冬を君と過ごせたらどんなにいいでしょう
忘れられない冬になったのかな
物知りな君に私が教えられることは
キリスト教のことについてくらい。
信仰してるわけではないけど15年も学んでるんだもの
秋には君にハロウィンのお話をしました。
冬になったらクリスマスのお話をしようと思っていました
「クリスマスカラーの赤と緑と白には意味があるんだよ」
「クリスマスツリーの上が星な理由はね…」
「アドベントカレンダーの由来ってね…」
「なんでクリスマスツリーはもみの木か知ってる?」
そうやって私の知識を少しでも君に話して
たとえ君が私から離れても
季節ごとに私を思い出してほしかった
でも君と私が過ごしたのは結局秋だけ。
せめてあと冬だけでも君とすごしたかったな
春のはじまりだったら
たくさんの生き物たちがのびのびと...
なーんて書けるけど
冬ってちょっと難しい
自分的にはこの季節は
''準備する時間''
じゃないかって思ってる
生き物も
それに含まれている人間も
準備がきついかもしれないけど
それができなきゃ山を越えることもできない
準備ができてなくて
本番出来ても
ちょっとずつの失敗がある
ヒヤッと来る寒さで
気持ちが切り替わって
春に向けて
準備がはじまるのが
冬のはじまりであり
成長するための準備なんじゃないかな
クリスマスまであと少し…。
だけど、ほんの少しだけ来て欲しくない気分
なんでかって?そりゃあ、好きな人に会えるんだから
クリスマスの日になれば会えるけど、それ以降は絶対に会えないという過酷な日々が続くから。
彼と一緒に過ごせるなら、全てを捨ててでも彼と一緒に暮らしたい。今の暮らしは酷すぎる
普通の暮らしをしてみたい、。家族の温もりを知りたい
それが出来ないから、出て行きたいこの家から。
楽になりたい、幸せになりたい、笑顔になりたい。
もしもそれが叶うのならば、クリスマスの夜に叶って欲しい
冬のはじまり
季節の変わり目は鼻で感じることが多い。
春は土の、夏は青草の、秋は落ち葉の匂い。冬は匂いというよりは鼻奥の閉まるような感覚で冬の訪れに気づく。
冬が始まると一番楽しみだったのは霜柱だ。あのキラキラした氷の細かい柱が朝日に光りとても綺麗。そっと霜柱を手で持ち日に透かしてみるといつかテレビで観たローマの宮殿みたいだ。
鑑賞したあとはいよいよお楽しみの時間。霜柱を踏みしめるのだ。
やったことがある人はわかると思うが、あの霜柱を踏んだ時のサクサクとした靴底に伝わる感覚がたまらない。脇道のまだ踏まれていない霜柱を踏みながら歩くのは、冷え込みはじめた通学路のお楽しみだった。
今は舗装がしっかりされてる道になったので見る機会は減ってしまったが、玄関を開けて鼻にツンとした空気を感じると、あの頃のワクワクした気持ちが蘇る。
さあ今日も一日が始まる。
冬の始まりは、遠いビル群の中だった。
朝焼けは、死に、
無責任な言葉が蔓延る。
あー
『もうなんか、なぁ』
言葉にできないこの感情。
目が覚めてから1時間、布団から出ることが出来ない。なぜ?どうして?決まっている。外は寒いただそれだけだ。
乾いた葉残が
廃れた道路の上を吹き抜けたから風に
音すら無くして散らされる。
行き交う人々は
皆、厚着に身を包み
まるで寒さなど知らないようだと
その足取りを見送った。
見上げた木々の彩は
まだ失われてはないようで。
黄金を纏うその様に
なんだ、まだ冬は来ていないのか、と
小さな姿は小道へと静かに踵を返すのだった。
いつものように友達と学校までの道を歩いていると、マフラーの隙間から漏れ出る息が白い事に気が付いた。それを伝えたら、友達は笑って「本当だ!」と騒ぎ始める。その笑顔を見たら楽しくなってきて、もっと冬の訪れを感じたくなってきた。
すれ違う人の眼鏡が曇っている。女子高生の靴下が長くなっている。紅葉が枯れ落ちて道の端に集められている。
季節の変わり目は、何もないのに、何かあるような気がして楽しい。
なんでもない通学路でさえも冬の足跡がところどころにあって、ふとした瞬間に消えそうだけれど、確かにそこにあった。
あと少し、もう少し。
#冬の始まり
冬の始まり
真っ白い雪の絨毯に
横たわるあなた…
空と雲…
じっと見つめていた
どのくらい
経っただろう
あなたのからだは
ひんやり冷たくなって…
あなたにだいじょうぶ?
と心配になり
声をかけた…
あなたは
だいじょうぶ…
そう呟いた
冷たい雪が降る日
…
あなたとの
初めての出会いであり…
冬の始まりでもあった
そして…
あなたに恋をした
*冬の始まり
空がグレーに染まり、鬱蒼とした雲が音を吸いとったような静かな日は冬の匂いがする。
「ああ、冬の匂いだ」
すっかり葉を落とした木立の間をそぞろ歩き、想いを巡らせる。
また、一年が過ぎてゆく、冬の始まり。
『冬の始まり』
最近寒くなってきましたね。
涼しくなってきて、部活もやっと引退して(文化部なので遅かったのです)、いよいよ受験も目の前。
ついこの間、卒部はもうしていたのですがお別れ会があって。
1年生、臨時休校が終わってから暑い夏にした初めての部活。
あの日と同じことをする時間を後輩たちが数分だけ作ってくれて。
あの日とは比べ物にならないくらい仲良く、大事になった友達と一緒に楽しみました。
とても暑くて緊張していたあの日と、涼しい風が吹くとても楽しい数分が重なってなにか込み上げてきてしまって。
泣かないと思っていたのに最後の最後で泣いてしまいました。
ああ、冬が来る。
しみじみする間もない大変な冬。
受験生の貴方、一緒に頑張りましょう。
自分の事を文にするって小っ恥ずかしいですね。
冬のはじまり____
2022/11/29 小説日記
映像をみてすごいと思った。
周りは真っ白で
真っ直ぐに箸から箸へ移動するだけで
太陽は決して沈まない。
映像をみていいなと思った。
周りは薄暗くて
微かな光が地平線を移動するだけで
太陽は決して登らない。
窓から冷たい風が吹き付け鳥肌が立つ。
一日中夜なんて羨ましい。そう思った。
単に、真っ暗が好きだとか
夜はずっと寝れるからいいなーとか
そういうんじゃなくて。
きっと、一日中夜でも起きなきゃいけないし、
登校しなきゃいけないし、
明日へ進まなきゃいけない。
時間が止まっているわけじゃない。そんなのわかっている。それでも、永遠に夜が続くのはいいなと思う。ずっとずっと、私でいられる。そんなのどれだけ楽だろうか。どれだけ自由だろうか。
袖を伸ばし私はため息を付きながら
授業が終わるのを待った。
冬とは終わりの季節だ。
皆なにもかも枯れ果てて、
何かに耐えるように縮こまる。
チラついた雪を眺めて思う。
冬の全てを儚く思えるのは、
きっと己の事そのものだからだ。
この掌でほどけた、雪の結晶と同じだからだ。
春には私も溶けるだろうか。
積もるであろう雪と一緒に。
枯木は咲くだろうけど、己は疲れた。
煙草に火を灯す。
吐いた煙は息の白さか、
それも分からずに。
#冬のはじまり
『冬のはじまり』
「だんだん寒くなってきたな〜」なんて思っている日々
今日もいつも通りに家を出たつもりだったけど
玄関から出た瞬間、自分の吐く息が白くなっていることに気づいてびっくりしちゃった
「あ、もうそんな季節なんだ!」
なんか少し笑いが漏れちゃったような……笑
昨日までは、何にも無かったのになあ……!
「せっかく季節の変わり目を感じ取れたんだし、気持ち新たに行こう!」
そう思いながら学校に登校したよ
木枯らしが街を駆け抜け、あちこちで雪の便りが聴かれるようになった。
ついこの前までの暑さが嘘みたいだ。
朝晩冷えて来たら冬のはじまりかもしれない。