『入道雲』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
入道雲
あ!この雲わたあめみたい
すぐ後ろを歩いてた2歳くらいの子がそう言った
そう言えばこの雲が見られるのも夏の間だけなんだなぁ
なんだか無性にわたあめが食べたくなった私は
わたあめ屋さんに入っていった
今回のテーマ「入道雲」とは関係ないのない話題だけど
久しぶりにメンタルがどん底まで来てしまった
別にどデカい何かがあった訳では無い
「チリツモ」なのだけど
段々と言われた言葉を蜘蛛の糸で止めてしまって
いつの間にか吸収してしまった
「自分はダメなやつ」
末期になるとネガティブに囚われすぎて
人と関わることをやめたくなる
そーゆー時はいろんな場で話してみたりして
ぶちまけたりいろんな言葉をかけてもらい
整理 整頓 軌道修正を試みるのだが
今回も暖かい言葉も頂けて
いつの間にか根が張り始めた「自分はダメなやつ」を
少しばかり取り除く事が出来た
落ちすぎると復帰が大変だからもう少し時間はかかるだろうけど
それも悪いことでは無い
というのも自分に落とし込まないといけない
心の不調も体調不良
分かっていたけど認めたくなかったんだなと改めて思った
身近の人がもう少し気づいてくれたらとは思うが
…無理だろう
地上から見える入道雲はとても雄大で緩やかに進んでいくけれど、天上から見ると風に急かされてどんどん移動していくんだなぁ。
「入道雲って素敵ね。どんなに遠く離れていても、こうやって、同じ空を見上げることができるから」
「そうだね」
「私、離れ離れになるの、最初は寂しかったけど、毎日一緒に、同じ景色を見ると、ちょっとだけ、安心する」
電話越しの君は、いつも元気だね。
寂しいって泣いてくれてもいいのに。
入道雲が代わりに泣いてくれてるから、かな?
…ずるいよ。
入道雲
夏の香り、青い空、モクモクと入道雲。
夕立ち、雷鳴、雨…
足早に帰る畦道。
夏の風情を感じながら
辿る記憶
色褪せない故郷の思い出
【入道雲】*22*
スコール前の入道雲だけど、あのくっきりもくもく…私は意外と好きなんだよね
なんだろ、ワクワクしちゃう
できればまわりサクッ中フワッのほんのり甘いパンだったら嬉しいな♪
雨女は入道雲に敏感なんです笑
あ…同じようにワクワクする人いるんだ
そうだよね!
みゆきちゃん→112
はっとりさん→308
にしむら→724
入道雲で待ち合わせしようって
言ってくれたのは、あなた
私は、うなずく。
別世界の二人にとっては
二人っきりになれる場所
私は、妖精
あなたは、龍
風羅羽
彼は、ビールの泡を立てることが、とても上手だ。
「ビール、注いでくれない?」
「いいよ」と、彼は慣れた手でビールを空けて、私はジョッキを両手で持つ。どんどんジョッキへと、ビールが注がれていく。注がれていくに連れて、彼が持つビール缶が、どんどん上へと上がっていく。
「どうぞ」
彼はドヤ顔で私を見た。本当に上手だから、何も言えなくて悔しい。
泡が今にでも溢れ出しそうだ。ジョッキのギリギリで耐えている。
「なぜ俺がこんなにも泡を立てるか、知ってるか」
確かになんでだろう。少し考えてみた。
「じゃあ、俺が告白した時の空を覚えているか」と、私に聞く。理解してしまった瞬間、私の口が開いたままになってしまった。
「あの時、ビールの泡のような入道雲が浮かんでいたからだよ。」
《入道雲》
「入道雲」
暑いね、と言いながら見上げると
もくもくとした雲が浮かんでいる。
もう夏だからね、と君が返す。
今年も、お互いに暑いねと言い合う日々です。
海辺で君がこう言った
「入道雲が見えるこの場所でまた愛ましょう」
そう言った君が今は入道雲になっている気がして
なんて書いていると
「もうっ勝手に入道雲にしないでよ笑」
「ごめんごめん笑」
こんな会話が続くようになる理由になってくれた入道雲が大好きだ
「入道雲」
はっきり見たと記憶してるのは
年齢一桁の頃。
「この中にラピュタがあるかも!」と
観察していた。笑
私にも純粋な頃があったんだね。
思い出すまですっかり忘れていたよ。
蒼天に
登り立つのは入道が
ただ唯一であれ
もう二度と。
『入道雲』
自転車をこいでいた。手のひらの汗でべたべたになるハンドルをわたしはこれでもかと握りしめた。
そんなんじゃ、なにも変わらないよ。
知っている、そんなこと。言われなくたって自分が一番よくわかっている。
やけに重いペダルを踏みしめて、坂をのぼる。
この先になにがあるっていうんだよ。
頭の片隅でそんな声がする。
周りには人っ子ひとりいない。きっとここで立ち止まったってだれにも気づかれない。
こんなことに意味なんかない。
数々の言い訳で逃げてきた。やらないといけないこと、やりたいことから逃げてばかりだ。
遅々として進まない車輪に、生ぬるい風が襲い狂う。
背中に汗がつたって、やがてじっとりとシャツに張り付く。不快だ、嫌だ、止まりたい。
それでも足を止めないのは、まだ諦めたくないからか。
あいつを見返したい。正論ばかり言うムカつくあいつをぎゃふんと言わせるんだ。
普段小難しいことばかりしゃべるあいつがぎゃふんだなんて絶対面白い。
力強くこいで、こいだ。頬を伝う汗になりふり構わず、前に進むことだけを考えた。
どれくらいたったのだろう。ようやくひらけた場所に出る。ここがゴールだ。
ペダルから足を離し、ぎこちない動きで水筒に口をつける。喉を通る冷たい水がこんなにもおいしい。
口の端からこぼれる水を手の甲で拭う。
やった、わたしやったよね。
どっしりと構える入道雲に向かってわたしはとびきりの笑顔でピースをした。
入道雲
雲の中では
いろんなことが
起こっているんだろうけど
とおっとジャンプして
ぼあんとダイブ
夏の空を
漂いたい
部屋の中で
アイス食べながら
そんなことを考えている
暑い夏、入道雲がモクモクと見え風一つない。
あつーーい。脇も背中も流れる汗がTシャツをぬらす。
着いた!ゴール!!
が、そこは職場。さあ、今から着替えて働くのか。トホホ。ため息しかでない。
入道雲。夏。暑い。
そして、私はウンザリの入道雲。
あははは。
入道雲
空の向こうに入道雲が出ている。
綿飴のようにもくもくしていて、昔行った縁日のことを思い出した。
その縁日でクラスメイトの佐々木くんに会った。
『お!奇遇だね!』
ニカっと笑った顔が佐々木くんらしい陽気な笑顔だ。
一緒にどう?と言われて、誘われたことにドキドキしながらも、返事は思考が回るよりも早く、頭は頷いていた。
佐々木くんは私の歩調に合わせて歩いてくれてるみたいで、そういうさり気ない気遣いができる優しいところも大好きだと実感した。
2人で焼きそばやたこ焼き、チョコバナナ、金魚すくいなど思いっきり楽しめた。
最後に佐々木くんは綿飴を買ってくれた。
流行りの子供用のアニメで、高校生の私からすれば少し持っているのが恥ずかしいけれど、嬉しかった。
綿飴はとてもとても甘かった。
入道雲は夏の季節しか現れないらしい。
佐々木くんとの縁日の思い出は、夏になると必ず思い出す。
私の初恋の大切な思い出だ。
題 入道雲
空にモクモクと浮かぶ入道雲を見ながら私はアイスクリームを口に運んでいた。
「それ、美味しい?」
横に並んで歩いていた彼氏が聞いてくる。
「うん、はいっ」
私は口に運んでたアイスを彼氏の口に入れる。
「うっ、ハグっ・・・いや、欲しかったわけじゃないんだけど」
彼氏は、アイスの棒を掴むと、私の手に戻す。
「そうなの?美味しかったでしょ?」
私がニコッと笑いかけると、
「まぁね、甘かったよ」
甘ったるいのがあまり好きじゃない彼氏は顔をしかめて返答した。
私はそんな彼氏の表情に微笑みながら空を見上げる。
「さっき、あの雲見てたの、ほら」
私の指差す先に視線を移して彼氏が言う。
「入道雲?」
「うん」
彼氏の問いかけに、頷くと、私は話し出した。
「あの雲って、すごく夏って気がしない?あの中に何か都市があってもおかしくないくらいの大きさだよね」
「都市かぁ、雲の都市?映画でありそうだよな」
彼氏が私の言葉にそう返答する。
「そうだね・・・毎年思うんだ、あの雲の中に都市があったら面白いなって」
「カナの発想の方が面白いよ」
彼氏が半ば呆れ顔で微笑む。
「どーゆー意味?!」
思わず彼氏に、叩く真似をする。
「悪い意味じゃないって」
そう言いながら彼氏は私の攻撃した手を2つとも受け止めて拘束した。
「僕の恋人は面白くて可愛いって意味。一緒にいて飽きないよ」
「なっ・・・!?」
いきなりの言葉に恥ずかしくなって手を引こうとしても、彼は放してくれない。
それどころか、その手を引き寄せてくる彼氏。
「えっ?なっ、なにっ・・・!」
私の抗議の声を余裕な顔で見つめていた彼氏は、顔を近づけてくる。
「ずっとこれからも、僕に新しい視点をたくさん教えてね」
そのまま彼氏は私の耳元で優しい声で囁いた。
私は顔を真っ赤に染めながら彼氏の言葉に固まっていた。
「ね?」
彼氏が耳から顔を離して私の方を見て、優しい目で問いかける。
そうすると、私は引き寄せられるようにただ頷くことしかできなかった。
彼氏がやっぱり好きだなぁ。
夏の爽やかな風と、青い空と入道雲を背景に映える彼の顔を眺めながら私はそんな思いに改めて絡め取られていた。
入道雲
もくもくもく とどんどん膨らんで
青い空に重なる お山のような白い雲
ああ 夏が来たんだ と改めて実感する
海は鮮やかに光り 波打つ
空は深みのある色合いに変わり
植物もわさわさと元気よく育っていく
太陽の恵みの夏
今年も楽しませていただきますので
何卒お手柔らかに…
空が近い夏ふわりふわふわ
君にもたれて眠りにつきたい
明日へ夏の空を追い越して
梅雨なんて忘れるくらい
夏が眩しくて待ち遠しいくて
…
厳しい現実が
未来を埋めつくしても
少年の頃に憧れた
純粋な心で夏を迎えてます
深夜から波音にハグされて
カモメが夜が明けを知らせ
国道の海岸線が蒼く染まる
ふたり片寄て優しい音色に
希望の訪れを深く強く感じ
このままいこう
どこまでもどこまでも
ふたりでいつまでも……♪