入道雲』の作文集

Open App

入道雲』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/30/2023, 5:38:10 AM

入道雲
 散歩をしていた。暇だったからなんとなく、理由はない。こんなに長い散歩は初めてかもしれない。
ふと、空を見上げた。飛行機が飛んでいる、細い線を引いて空を飛んでいる。
コンビニで買った、ソフトクリームを口にした。こんな暑い日にこれは欠かせない。公園で食べることにしよう。ベンチに座って、空を見ながらアイスを食べた。
あれ、あの雲ソフトクリームみたい。あれはクジラだね、右の雲は…んー、船だ!
 空っていいな、雲っていいな。そんなことを思いながら上の空の雲形のアイスを食べ終わった。

6/30/2023, 5:33:38 AM

雲の上には、楽園が広がってると思ってた


でも、飛行機で現実を知ってしまった小学生だったある日、色んな意味で人間の重たさみたいなのを、感じてしまった

6/30/2023, 5:21:56 AM

【入道雲】

一年生の頃。大親友だった友達がいた。

毎日遊んで、毎日一緒に帰って。

本当に楽しかった。嬉しかった。

でもそんな君は一年生の時に、転校してしまった。

悲しかったけど、頭の中にはいつもいた。

そんな忘れかけていた、5年後。

バレーをやっている友達からこんな報告を受けた。

「ーーの言ってた友達、バレー部にいたよ」

それを聞いた瞬間、心がドキッとした。

バレーには興味ないけど、親友だった友達がいるなら…

と思い、友達と一緒にバレーの見学に行った。

すると、数年前とは変わらない、元大親友だった

友達がいた。

友達によると、相手も自分のことを覚えており

『大親友』と言ってくれたみたいだった。

こんな自分にも、『大親友』と言ってくれる人がいたんだ

って思うと、嬉しかった。

入道雲が流れる空をまた、大親友と見たかった。

6/30/2023, 5:15:01 AM

ー入道雲ー
店の裏口から出ると光の眩しさに眉をしかめた
もわっと室内との気温差と熱風に立ちくらみと汗が吹き出る
視界がやっと慣れてくると見馴れた町の先にカラカラに晴れた青空と入道雲

忙しいのは有難い事だが、日射しが堪える
それまで我武者羅だったが外の空気と景色が思考を反らす
そんな自分にため息をついて歩き出す

6/30/2023, 4:25:49 AM

彼は自販機で買ったサイダーを飲みながら、屋上で一言
「青春だなぁ」と呟いた。

中学の頃から片思いをしていて、猛アタックして何とか付き合えた彼と、よく昼休みは屋上で共に過ごす。

その日もいつもと変わらず、ただ、時が過ぎるのを他愛もない話をして待っていた。

チャイムがなった時。

彼がふと呟いた言葉に私はクスッと笑って「こんなのでも青春かぁ」と言いながら振り向く。彼の背中には大きな入道雲が重なっていて、どこからか桜の花びらも舞っている。

そんなある日の青い春。

─入道雲─

6/30/2023, 4:13:56 AM

やめてほしいよねこんな感じ、いつもいつの間にか時間に飲み込まれる。
灰色の毎日と、下向きに歩く私が、
睨んだ目で顔をあげた時に
固有名詞みたいな雲と正義を押し付けてくる気に食わない青空。
ジグザグにデコボコした道のりを歩いてきて、
ひどく疲れている間に、
いつの間に雲を作ったんだよ。
ほんとに嫌になっちゃう。
群衆は早送り、走り走り努力をして、
いつの間にか置いてかれて、
一人で太陽光にバテて寝転がる。

皮肉にも、私の方が入道雲をしっかり見てるんだよね。
何もかも諦めて寝転がる私が一番。

6/30/2023, 4:12:34 AM

晴れ渡った青い空に
 高く伸びた入道雲

 その雄大さに
 思わず下を向いていた顔を上げれば

 さっきまで友達とケンカして
 落ち込んでいたはずの心が
 少しだけ軽くなった気がした



【入道雲】

6/30/2023, 3:58:56 AM

「入道雲」


1 海
蒼い空碧い海
水平線でひとつに融けるも
湧き立つ入道雲が境のしるし


2 山
山向うで育つ入道雲
濃い木漏れ日と
蝉の声に囲まれる君の虫籠


3 街
ビルの谷間に切り取られた入道雲を
涼しいカフェの窓越しに眺める
君がアイスコーヒーにたらしたミルクも
雲のように広がり雨を呼ぶ

6/30/2023, 3:48:39 AM

【入道雲】

 絵の具で描いたように真っ青な空に、もくもくと白い入道雲が浮かんでいる。あれは犬の顔、あれは天を駆ける竜。河川敷に寝転がって流れていく雲を眺めていれば、不意に視界に影が差した。
「こんなところで寝てたら、熱中症になっちゃうよ?」
 僕を見下ろす君の白い頬に、玉のような汗が伝っている。日差しに弱いくせに、帽子も何も被らずに外出するんだから困り物だ。
「君こそ、ちゃんと日差し対策しろって何度言わせるの」
 身体を起こし、被っていたキャップを君の頭にぽんと被せた。清楚な君の服装には似合わない無骨なキャップを、君は嬉しそうにはにかんで両手で抑える。
「ふふっ、ありがとう」
 幼い頃からずっと、一人の時間が好きだった。入道雲を眺めて想像を巡らせる時間が、何よりも楽しかった。だけど。
「買い物?」
「うん、コンビニにアイスを買いに行こうと思って」
「付き合うよ。途中で倒れられたら困るし」
 そんな憎まれ口を叩きながら、君と横並びで歩き始める。ぷかぷかと浮かぶ入道雲を眺めても、今は10分後に君と並んで食べるであろうソフトクリームにしか見えなかった。陳腐極まりない発想を、だけど悪くないなって感じる自分がいるのはきっと、君の隣にいるからだ。
 君と共にいる幸せを噛み締めながら、キャップがなくなって明るくなった視界に目を細めた。

6/30/2023, 3:30:55 AM

「入道雲」
 
 もっくもく もくもくもっくもく
 ビロードの綿菓子のようなもくもく
 山は緑で空は夏の青

 ずわーっと雨が降り出した
 見とれてる場合ではなかった夏の午後

6/30/2023, 3:23:02 AM

【入道雲】

実は今日、誕生日なんですよ、私。
おまけにね、バースデー休暇なんです♪

というわけで、今は部屋にこもって
推しの名曲の数々を聴きながら
SNSに投稿するイラストを描いてました。

カラフルなクラッカーが両サイドで弾け、
真ん中には大きな大きなバースデーケーキ。
まるで、入道雲がそのまま乗っかったような
たっぷりのクリームとフレッシュなイチゴ。

とっても美味しそうなケーキなんだけど、
私にはどうしても気になることが…

この「入道雲」のカロリーってどれくらい?

いや、独り占めするわけじゃないんだし、
そもそも【絵に描いたような餅】ならぬ
【絵に描いたバースデーケーキ】ですから、

それでも気になる(自称)乙女の私は、
今年いよいよ新たな年代に突入します。
これだけ年を重ねても、落ち着くどころか
また新たなチャレンジをさせてもらって、
ハラハラドキドキワクワクの毎日です。

そんなわけで、今日からまた
私の新たな1年が幕を開けます。
同じく本日お誕生日を迎えた皆様方、
おめでとうございます‼︎
どうぞ、素敵な1年を過ごせますように…





で、あの入道雲のカロリーは?(しつこい)

6/30/2023, 3:14:56 AM

#入道雲


海に入道雲がのぼり、
日差しが差し込む。
夏休みの宿題に風景画を描くことになっていた。
わざわざ日焼け止めまでして、1時間くらい絵を描いていた。

太陽エネルギーが与える特有の雲
激しい雨が降る予兆なんだとか。

…そろそろ帰ろうかな、続きはまた明日。

6/30/2023, 3:14:50 AM

遠くの空に見える入道雲
昔、あれに乗りたいなと思ってたことがあったなと思い出した。
あの時見た映画の影響だろうか。
動く大きな雲の中には、きっとワクワクするようなものがあるのだろうと思った。
そんな熱気けぶる夏の日、来るたびに思い出す。

6/30/2023, 3:07:19 AM

つい最近、
毎日やっていた唯一のゲームがサービスを終了してしまった。
発表がされてから終了するまでの期間、
不安で生きた心地がしなかった。
しかし、きっと次の場所へ発つ時なのだろう。
たとえその先で入道雲に突っ込むような困難があっても、
学んできたことを胸に強く進み続けなくてはならない。
それが私のするべき弔いなのだと思う。


※お題と関係なくてすみません

6/30/2023, 3:06:34 AM

「入道雲」
この小さな村で
日照りが続いている
昔のように
雨乞いすることもなく
近くの川も痩せこけ
ただ遠くの空に浮かぶ雲を眺めていた
入道雲かぁ〜
あの中にたくさん水があるのになぁ
そう思いながら天を仰ぐと
目の前が真っ白になり
あれ?立ちくらみか?
と次に目を開けた時
高いところから村が見下ろせる
俺は入道雲になったのだ
うそだろ?
え?
ちょっと感想を言いたいところだが
俺じゃない俺の感情が凄まじい
村にひと雨降らせたい
僅かにコントロール出来るが
感情が邪魔をしてるのか
既に決められたルートから
俺が外れようとしてるのか
今にもぶちまけそうになる体を抱え
なんとか村の真上にくると
大量の水をぶちまけた
その瞬間
目の前が真っ暗になった
だんだん明るくなり
俺は川になっていた
心は穏やかだった。

6/30/2023, 3:02:20 AM

入道雲。調べてみたら積乱雲のことか。昔の人が坊主の頭に見立てたことなんとか。ロケット雲みたいなもんか。

 雲と言われて思い浮かぶのは雲の王国だな。ドラえもんの映画でもこの映画のタイトルは何故か覚えてる。語感がいいからだろうな。

 でも雲の王国ってどんな話だったかな。全然覚えてないや。見たのすげー子供の頃だし当然なのかな。

 昔は色々映画を見たものだけど今はすっかり見なくなったな。今風に言えばタイパが悪いっていうのかな、面白いかわからないものに二時間はちょっとね。

 あと年を取ると色々と億劫になる。見たい映画があっても映画館まで行くのはめんどうで配信待ちしてる間に興味が薄れて結局見ない。その繰り返し。

 なんせ今は無料で実況動画が見れるしな。タイパならこれが一番なんじゃね。実況動画だの配信者なんて存在に思うところはあるけど合法の存在なんだから見なきゃ損というかどうしても見ちゃう。

 非常にお手軽に時間を潰せるからね。つまらなきゃ別の動画を見ればいいしほんと便利な世の中になったものだ。

 配信者って生産性がないと思うけど人間にとって娯楽は欠かすことができないものだからな。だからああいう職業が成立して大金を稼ぐのも仕方がないんだろう。

 でも流石にスパチャは法で禁止したほうがいいんじゃないかって思っちゃう。あれは悪魔的な金の巻き上げ方だろ。

6/30/2023, 3:00:25 AM

子供の頃、とある映画を観てから
あの中に巨大な城がいると信じていた。
雲を纏って世界中を周る城が。
ある夏の暑い日、海辺で遊んでいたら
うまれたての入道雲を初めて見た。
それはとても壮大だった。
わたあめが出来上がるみたいにモクモクと
目を離した隙に大きく巨大に。
城は視えなかったけど
雲の中で激しく鳴り響く雷は見えた。
想像は裏切られたけど
とても感動したのを覚えている。

大人になった自分は入道雲を見ると出来るだけ急いで家路につく。
傘、だいたい持ってないので。

6/30/2023, 2:49:14 AM

スイカを食べながら、外をぼーっと眺める。
風がサーと吹いたら、青い空に入道雲。
まるで、天空の城が現れるかの様な。

自然を感じながら、想像をする。
穏やかな時間。

6/30/2023, 2:22:26 AM

「入道雲、あるいは雷雲。積乱雲の別名らしいな」
積雲、わた雲が発達して、バチクソ高いとこまで達しちまった雲で、上部が小さい氷の結晶でできてるんだとさ。某所在住物書きは自室の本棚の一冊を取り出し、パラ見して言った。
「真夏に多い夕立ちの、前兆として稲妻が光りだすのは、雨降らせてるのも稲妻光らせてるのも、同じ『入道雲』だからっぽい、と」
で、この「入道雲」のお題の何がてごわいって、俺みたいなその日の天候とか出来事とかリアルタイムで追っかけて、続き物風の投稿してるタイプの場合、投稿日に丁度良くその雲が出てない可能性があるってアクシデントよな。物書きは空を見上げ、息を吐き、
「入道雲『っぽい形』で、何かで代用するか……」

――――――

前回投稿分から続く、ありふれた日常話。
都内某区、某職場休憩室。どんより曇天に、鬱陶しいまでの湿度を伴った6月最終日の始業前。
雪国出身の捻くれ者と、その親友であるところの宇曽野という男が、ぐるぐる巻きの低糖質ソフトクリーム片手に語り合っている。

「お前のこと、一昨日あの稲荷神社で見たぞ」
「稲荷神社のどこで。証拠は」
「あそこのデカいビオトープのホタル。見て感動して後輩から電話が来て。ビビって飛び上がってた」
「ちがう」
「痛い図星を突くとお前は必ず、まず『ちがう』だ」

自分のようなカタブツが、夏の光の数十数百に、少年少女の如く感激するのは「解釈に相違がある」。
昔々の酷い失恋、初恋相手に刺された傷が、未だに捻くれ者の魂と心の深層を蝕んでいる様子。
チロリチロリ。ソフトクリームを舐めては、懸命に友人の証言を否定しようと努力している。
捻くれ者の健気な照れ隠しと懸命な抵抗が、親友として痛ましくも少々微笑ましく、宇曽野は笑った。

「面白い話を教えてやろう」
宇曽野が言った。
「あの神社、噂ではキツネに一千万渡すと、神社の祭神のウカノミタマが降りてきて、『何か』、例えば予言だのご利益だのを授けてくれるんだとさ」
実際、その予言目当てと思われる政治家の目撃情報が、たまに呟きに上がってるぞ。
ニヤニヤ。笑いながら話す彼を、捻くれ者はジト目で凝視して、白いソフトクリームをチロリ。
「『いっせんまんえん』?」
どこかで聞いたフレーズだ。メタな発言が許されるなら、おそらく「6月19日」の「13時02分」。
潰れたクリームのツノは平坦に広がり、その形は今日見当たらぬ夏の積乱雲――入道雲のようであった。
「『キツネ』?」

「所詮根も葉もないゴシップだが、あそこが由緒正しい古神社なのは事実だ。10円でも100円でも突っ込んで、何か願掛けしてくれば良いんじゃないか?」
「何かって、たとえば」
「無病息災。商売繁盛。良縁祈願。『職場の後輩と近々パートナーとして結ばれますように』」
「何故そこでウチの後輩を出す。そもそも彼女、私のことなど、何とも」
「にぶいなぁ。お前もお前の後輩も」

式には呼べよ。スピーチくらいは引き受けてやる。
軽く笑い飛ばす宇曽野は自分の白を片付けて、じき始業開始であるところの己のデスクに戻っていく。
「誰がもう恋などするか」
予想外に量の多かった入道雲を、なんとか短時間で解消しようとした捻くれ者。
大口で塊を崩し、強引に喉に通して、
「……ァ、がっ……、つめた……!」
それが食道を通り胃へ落ちる過程で、地味な氷冷に苦しんだ。

6/30/2023, 2:16:38 AM

両手を伸ばしても足りないくらいの影の下、なす術なく吸い込まれるか 突如生えた大きな手に掴まれて包まれたい。
夏よ拐ってくれ。

Next