『光と闇の狭間で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
光と闇の狭間で僕は
可惜し息の緒燃えてゆく
やぶにらみにどくどく
あなたと踊りたかったんだ
天国は遠くないよね
深夜3時だれも何も言ってないのに
頭の中に負けてしまったようだ
言ってないから行かないで
暖かさが足りないよ
くだらないことでも何でも
あなたが言わない心のこと教えてよ
可惜し息の緒燃えゆく僕らの
孤独を分け合って間に揺れる
太陽はきっと遠くないけど
ずっと後ろが寒いんだ
胎動胎動夢見る胎動
極楽浜にて宙
時雨る星の温度は夢に見た
光と闇の狭間で
『光と闇の狭間で』
生涯で何度、何回、私は神頼みをするのでございましょうか。信仰もろくにせず、ただ祈るだけの行為、いや、ただ手を合わせるだけの行為をする、私たちに神は何を恵んでくれるのでしょう。
「私は罪を犯したのでは無い。私の行動に罪が有ったのだ。」
「相変わらず、変な言い回しをするのね。」
そう言って笑った彼女の顔も、今は靄がかかって思い出せない。
「私は神を信じていない。神がもたらすものは、見せかけの幸福のみであろう。」
とある男がそう言った。
「私は生涯において、幾度となく神頼みをしてきた。」
「試練、告白、岐路、縁、運命、結末、生死」
「奇跡とは神が起こすもので、奇跡は必然である。」
「神は実在するのだと、実在していないと考えることさえも罪なのだ。ただ神という存在を受け入れ、心臓を鳴らし、脈を打つ。光を浴び、絶えず血を巡らせ地に立つ。人生の意味をあえて述べるなら、そう言葉を紡ぐだろう。」
「生を享受し、この世界に身を任せなければいけない。つまり、疑うことは罪なのだ。私はそう教えこまれ、あらゆるものを受け入れてきた。善も悪も疑わず、問いを持たず、ただひたすらに受け入れてきた。」
「」
「しかし私はもう、そして、疑うことを罪とした神の存在を信じることができないのだ。」
「私は神がいることを知っている。」
「信じる、信じないではなく存在するのだ。」
「お前が選択したことも、お前がこの地に生まれたことも全て必然。神の思うままだったというわけだ。」
「神に祈り続け、信じその結果妹を失ったことも全ては変えられぬ運命だったのだ。」
つづく
ゆらゆら
水面が揺らめいている
太陽の光が水面に反射して
時折きらりと光った
僕は海に入った
ダイビングをして
感じること
海の静けさの中にある音
魚たちの煌めき
海の暗さ
日光の届かないところまで潜りたい
そしたら僕はぺちゃんこに
潰れてしまうだろう
光と闇を心は海を彷徨うように
往来する
海の中から空を見た
水面が揺らめいて
不思議なガラスのようだ
僕は船に戻ると
日誌を書き出した
光と闇の間で
光って
とにかく突き進んで行けるときかな
闇って
信じてたものが
なくなった時かな
間にいる時は辛い
抜け出す時は全てを手放せる感覚を
感じた時だ
好きな人も遠い
話したい人も遠い
私にとって願うものは
全部遠いんだ
光と闇の狭間で
見えてくるものは何だろう?
じっと目を凝らすと
何かが見える。
息を潜めて
ほら、
見えた?!
「光と闇の狭間で」
僕が闇なら君は光だ。
僕たちは真反対だよね。
それでも、一緒にいたかった。
君のそばにいたかった。
天使である君と悪魔の僕。
こんなにも叶わない恋があるんだね。
僕は闇で君は光。
それは変えられない事実で。
残酷で悲しい結末。
そんなものが待っているなら僕は君から離れるよ。
でも、光と闇の狭間で僕らは出会った。
それはきっと神様のいたずら。
それでも良かったんだ。
だから、また光と闇の狭間で待ってるよ。
僕らの住む世界の境界線でね。
薄明の移りゆく色を数えていた
/お題「光と闇の狭間で」より
光と闇の狭間で、私は、決意を固めた、それは、
ここでの、生活を始めて、表世界へのさようなら
そう、光が差している所に戻れなくても、いい、
だって、ここは今から私の居場所となるのだから
後悔も後退りしたい嫌な気持ち捨てて、歩む、
ただそれだけなので、救いを求めるなんて、
二度とやらない、というか、やらん、
逆に、此処に堕ちてしまった人を助けて、
未来ある人生に戻さなければ(出来る人のみ)、
それでも、頑張っていきたいな。
"貴方達も、堕ちたら救える者と確認できたら、
救いに来ますからね。"
だから、まっててね、とでも言うと思ったか?
ちゃんと、区別して救うよ?
ねぇ、貴方達は、大丈夫?
視界を掠めた光を追って、
気付いたら、もう闇の中。
続ければまだ間に合いそうで、
戻るには少し遠過ぎる。
選んで残された道に立って、
自分の位置も曖昧ながら、
信じたこの足が、どこかへ運んでくれている。
「光と闇の隙間で」
明るい光の下は歩けない
かと言って
暗闇の中へは飛び込めない
光と闇の隙間で
今日も、モタモタ生きている
瞬きをすれば もう そこに同じものは ない
(光と闇の狭間で)
「光と闇の狭間で」
自分の中の、天使と悪魔がケンカしてる。
「ちよっと、そこまで真面目にしなくていいよ。手ぇ抜きなよ、皆やってるよ?」悪魔が闇の中から囁く。
「駄目だよ、皆がやってるからって、正しいって事じゃないよ。やるべき事をやらないと落ち着かないでしょ?」天使が光の中から囁く。
基本的には、天使の言う通りにしてる。
だって、手抜いて困るのは結局自分だし、自分を誤魔化して「大丈夫!!」って言ってても、心の中では落ち着かない。
そんな、落ち着かない気持ちを抱えて居る位なら、ちょっとしんどくても、自分を誤魔化さずにキチンとした方がスッキリする。
自分でも、つくづく損な性分だと思う。
不器用で、要領も悪いと思う。
人に搾取されて、疲れ果てる時もあるし、怒りに支配されてしまう時もある。
闇落ちして、暫く立ち直れずに、何もかもが嫌になる時もある。
良い意味での適当さはないのに、ある日疲れ果てて、悪い意味でいい加減になってしまう時もあって、自分でもホントに駄目だなって思う時もある。
けれど、いつも一生懸命頑張ってる自分は、嫌いじゃない。
損でも、要領悪くても、みっともなく足掻いてても、それが私だから。
光と闇の狭間に居る時もあるけど。
でも、光も闇も、善も悪も、全部飲み込んで、その上での私だから。
一所懸命、一生懸命、生きて行く。
【光と闇の狭間で】
何のために私は生まれたのか。
全てのものが信じられなくなった。
我が主、あの神でさえも。
何故なのか?
生まれたあの日、ひどい哀しみと苦しみが昔の記憶のように私の中を支配していた。
"あの者を信じてはならぬ"
何処からか声が響く。
だが、不思議と恐ろしくはない。むしろ、安心と安らぎを私にもたらした。
その声は私が成長するごとに日々大きくなっていく。
私は常にその声にしたがい、周りに悟られぬよう振る舞い続けた。
来るべき日に備えて。
我が名はルシフェル。神を越える存在になり得る者。別の名をサタン-。
闇がある。真っ暗な闇がある。それが辺り一面に広がっている。
それは闇夜の湖。明かりは偶然なのか何も照らしてはいない。
月は雲に隠れて見えない。ただ闇夜の湖が広がっている。底知れぬ闇と表現できるような暗さだ。
蝋燭の明かりが灯されれば、そこはまるで小さくも、光と闇の狭間と言えようか。
しかし、風が吹き明かりを消せば、真っ暗闇へと逆戻りしてしまう儚い狭間と言えようか。
それは、、人工的に作り出すことのできる狭間でしかない。
自然が創り出す光と闇の狭間は消すことができないもの。例えば、雲に隠された月が湖を照らせば、そこには光と闇の狭間が生まれるのではないだろうか。
その狭間は消すことがどうやっても消すことのできないものである。何せ照らしているのは自然の月光そのものなのだから。
どうやって、その大自然の狭間を消すことができるだろうか。その方法があるならば、是非ともご教授願いたいものだ。
その方法を知っていたとしても、月の光が見せる光と闇の狭間を消すことはしないだろう。
それはある種の美しさを感じさせるもの。宝石のように美しい。表現する言葉は無く、まさしく息を呑むほどの美しさであるために。
魚が跳ねる音がするのかもしれない。鳥が魚を捕らえる音がするのかもしれない。音がするとしたらそれだけだろう。
あなたはこの闇夜の湖にどんなインスピレーションを得たのか。どんな光と闇の狭間の物語を見出せたのか。どんなイラストを描くのか。はたまたそれはテキストなのか。
私にはそれを知る由もないのだーー。
題 光と闇の狭間で
たった一つの選択で人生が大きく変わることがある。例えば結婚の話。自分は相手のことが好き。でも、親に反対されてしまった。その人と結婚するのは正解なのか? これは悩まされる。どちらが光でどちらが闇なのかすらもわからない。あなたならどちらを選ぶ?
光と闇の狭間で
本当は
寂しくて
悲しくて
不安で
なんて言ったら
あなたは
困りますか?
お題 光と闇の狭間で
夢に出てこなければ
思い出すことなんてなかったのに
夢での私達はあの頃と同じで
このままずっと眠っていたい
光と闇の狭間の中で今日もまた
あなたの夢をみる
光と闇の狭間で
抜け出す事もただただ堕ちる事もできるのに
狭間というグレー色の心地良い空間に
ずっと居たい
光と闇の狭間で
理不尽な要求に応えながら
堪えて覚悟を持って
そんな闇の中で心を込めて仕事する
灯火があった
わずかな光
覚悟をもって辞めた
心と身体が壊れていく闇から
解き放たれて
青空は広く
木漏れ日は輝いている
減っていくだけの生活資金
静かな闇が横たわっている
静かで深い闇
誰かの圧力はいらない
上からも横からも下からも
もう二度とそれはいらない
十分向き合った
十分戦った
自分のできることで人の問題を解決する
それをできるのかできるものならやってみろと
静かな闇は静観してる
せせら笑うまであとわずか
その期間を静かに横たわって待っている
俺は焦らない
小さな光を積み重ねて
そのまま照らし続けてやる
俺の敵は今や
人じゃない
闇だ
おまえだよ
俺
俺は俺を照らす
光と闇の狭間で
『光と闇の狭間で』
冷たい風の感覚はほぼ無く、
汗が自分の輪郭をなぞるように落ちていく。
足の疲れも走っていくうちに地面を踏みしめる感覚しかない。
あと1メートルでも遠くへ走るんだ。
そう思いながら真っ暗な河川敷を走る。走る。
まだ...まだ走れる!もっと、全力で...!
そう自分に言い聞かせて走っていると
セットしていたタイマーが鳴る。
鳴ると同時に走るペースをゆっくり落として足を止める。
熱の篭った息は白くなり空へと溶けていく。
今日も走りきった。体を冷やさないうちに帰ろう。
来た道を戻ろうとすると背中が少し温かくなる。
振り返ると太陽が顔を出してきた。
ずっと暗かった部分をゆっくりと明るくしていく。
...陽の光が冷めようとしている体も温めてくれる。
半身が暖かく、半身が冷たい...
本当は早く帰って体を冷やさないようにしないと
いけないとだけど...
この瞬間が特別に感じて離れたくなかった。
語り部シルヴァ