『光と闇の狭間で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『光と闇の狭間で』
闇の、奥深く。
周囲に光はなく、音もない。
私は床の上にいる。これより下には行けないようになっていた。
私は、この下に何があるのか、知っている。
誰の目も届かないような闇の底にいた私を
最初に見つけたのは、君だった。
光が見えるところまで、引き上げてくれた。
光と闇を行き来しながら考えた。何かを考えていた。
何を考えているのか。どんな答えを求めているのか。
自分にも分からなかった。
私は闇から離れたかった。
そこが1番落ち着く場所だったとしても、
光を見てしまった私は、もう闇の底にはいけなかった。
私を光の方に連れ出してくれた人は、君だけではなかった。
もっともっとたくさんいた。最初から、みんなそこにいた。
私が見ないようにしていただけだった。
「灯台もと暗し」と言うけれど、
もしも、灯台の下を探しても何も無かったらと思うと、
怖くて見れなかった。ずっと。見ないようにしていた。
今もまだ、暗い霧のようなものが足元に漂っている。
あの時のような闇の中ではなく、薄暗い場所にいる。
まるで、暗闇に目が慣れてきたみたいに、
いろんなものが少しずつ、見えるようになってきていた。
だから
書いているの
闇に包まれるのは
簡単で
まるで
最近の日の入りみたい
どんなに
うれしいことも
ありがたい出来事も
忘れてしまう
闇の中にいたら
光に気づかず
苦しい
やっぱり
私は
どんくさいと
自分をせめている
でも記録された
喜びは
愛されている恩や経験達は
その時の思いは
読んだら
光になるから
光と闇の狭間で
狭間だから
理解出来る
世界がある
狭間だから
聞こえる声がある
この時間を
記録して
未来の私に
大丈夫をあげるから
私は書いてる
「優しいね」
「気がきくね」
「いつも明るいね」
よく言われる
ありきたりな褒め言葉。
「優しくないね」
「気が利かないね」
「いつも暗いね」
そう言われたくないだけ。
生きやすいを演じる為の
偽りすぎる自分。
私はそんなに
いい奴じゃあない。
本当の姿を
隠しているだけ。
いつだって。
–光と闇の狭間で–
光と言える存在でありたい
いつだって全てにとって光でありたい
けれどそんなことできるはずもないのは
百も承知なわけで
だから
なるべく光であれるように
努めているけれど
たまにものすごく
頑張れなくなるときが来る
そんなときは
自分が真っ暗な闇でないなら
なんでも大丈夫なんて
そんな気持ちで頑張って
そうやって進んでいく中で
ふと自分がものすごく惨めになる
正しい道を選べない私は
こんな頑張らない私は
生きている意味なんてないんだとか
そんなことを思ってしまう
そんな訳ないの
頭では分かってるの
でも
気持ちが着いて来てくれるかは
別の問題で
誰かがそばに居たなら
きっとこんなに悩まないのに
こんな私に寄り添ってくれる優しい人を
浪費するようなことはしたくないから
願い下げするのだけれど
思い出
私が小学校低学年の頃
母方の祖父母の家に行って、
泊まりに行ったことが何回かある
いつもだったら、二階を借りて
母、姉、私、の三人で寝るんだけど
たまに、おじぃちゃんと、姉と私で寝ることもある
その日は、おじぃちゃんと姉と私の3人で
一階で寝た
おじぃちゃんと寝ると決まって面白い話をしてくれる
例えば、昔話だったり、作り話だったり
話題は様々だ
その日の話題は、姉の友達が主役の
面白い作り話だった
姉の友達が魚になって、いろーんな魚を食べるという
物語だった
全部は覚えていないけど、その話がとても好きだったのは覚えている
そして、好きすぎて、母に話したことも
最近は、全然泊まりに行かなくなったなぁ〜
今度は、おばぁちゃんの話もしようと思った
終わり
アスファルト二重の影に手差し込む
冷たいぬるい微睡みのよう
(光と闇の狭間で)
「光と闇の狭間で」
毎日 暗闇の中にいる
毎日 光を探している
光と闇の狭間で
今日も必死に生きている
良い人・悪い人の境界って、どこなんだろう。
他人だと、自分にとっての心地良い相手、嫌な相手だろうか?
だとすると、自分が良いか悪いかを知る方法はなんだ?
自分のやること成すこと、自らが動いている自分の意志は相手にとって悪にもなり得る。
自分の感情に背いてやる行為が相手にとっていい場合もある。
自分にとって、自分は良い人でありたいと思いながらも私はその間に板挟みになっている。
万人受けをねらってしまう自分が嫌いだ。
それでさえ、嫌う人が出るのなら、
自分の好きなように行動したほうがいいのに。
わかっているけれど、刷り込まれてしまったのだ。
物心ついた時からの何気ない会話。
『変わってるね』
『そんなこと思いもしなかった』
『面白い考えしてるね』
『そんなこと考えるのあなたくらい』
全てが否定されているわけでは無いのに、私はこの手の言葉が酷く苦手で、(普通はどう感じる?)と考えながら返答を考えるようになってしまった。
それもごちゃごちゃといろんな返答を思いついてしまうので、レスポンスがゆっくりだ。
結果、まとまらずに変な答えになりがちなのだが。
今はみんなと同じになれないと認めながらも、
いまだにその足掻き癖が抜けないでいる。
今の私を、それで良いと思ってくれるひとと過ごす中でもまだ……。
いっそ、振り切って嫌われたい。
ほんとに面倒な性格だ。
薄明かり
あなたの顔が暈けていく
群れない星と桃色の帯
/お題「光と闇の狭間で」より
昔はとても冷たかった。
お母さんは毎日のようにわたしに罵声を浴びせて来た。
お父さんは顔すら知らない。
学校の皆はわたしが変だっていじめてきた。
結局車にはねられて死んだ。
今はとても暖かい。
お母様もお父様もとても優しくしてくれた。
村にもいい人ばかりで。
そして、頼れる………かは分からないけど、大切な仲間にも出会えた。
ーでも、怖い
この暖かさがなくなるのが。
冷たくなってしまうのが。
わたし
私 はまだ光と闇の狭間で揺れ続けている。
ー光と闇の狭間ー
リース・リリィーナ
【光と闇の狭間で】
『お願いです!通してください!お願い!』
『残念ながら、ここから出すことはできない。』
長い髪を振り乱しながら一心不乱に乞う女と、彼女の前に薙刀を交差させとうせんぼしている門番2人。
『諦めろ。お前らはここから先へは行けない。ここからは神の仰られる域だ。』
厳しい声色で女を押し返す門番。
女は尚も乞いながら縋り付いてくるが、右の門番が薙刀の石突きという刃がついていない方で女を押したため、女は呆気なく下へと落ちていった。
ここは、死後の世界。
天国と地獄の狭間にある、境界門だ。
『、、ここのところ罪人が多いですね。』
落ちていった女を見るために下を覗き込んだ俺は、俺の右に立っている先輩に話しかける。
『ああ。ちょうど、下界は"夏"という季節だ。此処も暑いな。罪人が増えるのも頷ける。』
どうやら、夏は事件が起こりやすく、死亡者も、死刑者も多いらしい。
元々、天界と下界の途中の世界で生まれた俺は、下界は"人間"という人達が住んでいて、そこには心が綺麗な人も、汚い人もいると習った。
人間には寿命があることも。
心が綺麗な人が死んだら天界へ導くことも。
下界で大罪を犯した人間は地獄で捌いてもらうことも。
全てを理解している。
でも、門番という職に就いている俺から見たら、下界の人間も、俺達と変わらないのかなと思う。
ただ、悪いことをした人と、いいことをした人にわけているだけで。
『おい、ボサっとしてんな。這い上がって扉開けられるぞ。』
バシッと柄で頭を軽く叩かれ、我に帰る。
『さ、さーせん、、』
改めて顔をキリッと引き締め、俺は目の前に集中する。
天界と地獄は長い長い階段で繋がっていて、その階段の途中にある浮いた島が、俺達下っ端の奴らが育つ境界と言われる世界。そこからずーっと下は、地獄。
門はその地獄と天界の間にあり、ギリギリ地獄の気候が届かない、本当にギリギリのところにある。
門番は、地獄から来る天界に行きたいと這い上がってくる地獄の住人を突き落とすのが仕事。
かなりエグいことしてるけれど、この人間達も下界で罪を犯して死んだやつらだ。
慈悲はない。なくていい。
でも、、
突き落とした時の、落ちていく罪人の顔が、悲痛に歪んでいて見ていられなくなる。
門番は意外と辛い仕事だ。
先輩はもうベテランだから仕事をしている時は無心だ。
前聞いたら、『こーいうのは、気にしちゃあダメなのよ。』って言われた。
先輩曰く、地獄側に加担してしまうと、魔物に引き摺り込まれてしまうらしい。
だから俺も無心になって仕事をする様に心がけている。
引き摺り込まれたくはないからな。
ーー
ある日。
また、いつもの様に這い上がってくる罪人を突き落としていたら、
『よいしょ、、よいしょ、、』
小さな女の子が来た。
俺は女の子が来た途端に拍子抜けした。
こんな小さな子供が、地獄にいることにも驚いた。
何より、罪を犯して死んだことにも。
『、、、』
先輩は別の人を突き落とすのに夢中でこっちに気付いてない。
ちょっとくらいなら。
『君、ここから先は天界だよ。間違って迷い込んだのなら、天界入場証を見せてくれないかな。』
女の子は戸惑った顔をして、来ていたボロボロの服の裾を手が震えるくらい握りしめていた。
『あの、真夜は悪い子なの。だから、、下でいい。』
、、、自ら地獄に、、
『あっちの世界では、君はどんなことをしたの?』
『真夜、お母さんにいい子しててねって、言われた。けど、、いい子じゃなかったから、、』
女の子の足をよく見てみると、無数のアザがあった。
嗚呼、この子は、、
虐待児だ。下界にいるという、自分の子供に暴力を振るったり、暴言を吐いたりする大罪人の子供だ。
『、、、真夜が、悪いから、、王様に此処にいさせてって言った。』
『っ、、』
俺は声が出なかった。
可哀想。とも思った。だけれど、、
"こーいうのは、気にしちゃあダメなのよ。"
先輩の声が蘇って、、頭がぐちゃぐちゃになる。
『、、真夜、下に戻りたい。』
『ど、どうして、登ってきたの?』
声を振り絞ってできるだけ優しく問う。
女の子は言った。
『王様が、上に登ったら地獄があるからって。』
嗚呼、閻魔大王様。確かに此処は地獄です。
俺は精神的にキツいです。
どっちだろう。
俺は今、どちらを守るべきだろう。
純粋無垢な虐待児か、天界の鉄則か。
"こーいうのは、気にしちゃあダメなのよ。"
"真夜が、悪いの。"
"いいか!門番候補!大罪人に肩入れし者、それ同罪とみなす!それをしっかり覚えておけ!"
いろんな、いろんな人の言葉が頭の中でグルグル周り回って、、
ドンッ
俺は女の子を下へと落とした。
女の子は驚きもしない、普通の顔だった。
でも、押した瞬間、
『ありがとう。真夜、お母さんと一緒にいるんだ。』
と呟いた。
『、、、、、ごめんなぁ、、真夜ちゃん。』
俺は今日も、光と闇の狭間で、揺れる。
門番は、本当にキツイ仕事だ。
光と闇の狭間で……。
人生を台無しにしてくれた、あのゲス女を八つ裂きにしたい。
天国も地獄も無い。業火で焼いてやりたい。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
光と闇の狭間で、天軍と魔軍が火花を散らしている。
桶狭間で、信長と義元が火花を散らした。
失礼……。
∮光と闇の狭間で
辺り一面に覆われた黒
永遠に続くかのように感じる夜の中で
ただひたすらに待っている
君の光が差し込むことを。
お題
『 光と闇の狭間で 』
朝起きたら自分は光と闇の狭間にいた
それは
部屋のカーテンのことだ
開ければ光が入ってくる
ただそれだけだ
光と闇の狭間で
僕にとっての光は貴方が居ること。
僕にとっての闇は貴方を失うこと。
貴方の居ない世界なんて
考えられない。
悲しくても生きるっていうのは
相当勇気がいることだと思う。
楽しくない、苦しいって思うのは
まだ生きたいと思っているから。
理由なんて要らない。
貴方が居て頑張れるのも
貴方が居なくて人生が色褪せるのも
全てこれが僕だから。
人生の別れ道にぶつかっても前を向くのは
思いっきり笑える時を待ってるから。
それを目視できる光景がダイヤモンド富士やオーロラだとしたら自然って偉大だね。
テーマ:光と闇の狭間で
追記:稲妻も入れたかったけど雷自体が嫌いなのであえて入れませんでした。(稲妻モチーフのアクセサリーは好きですが)
俺は今、光の世界で仕事をしている
だが、極希に元相棒の彼奴が協力を求める
其時のみ俺は闇の世界で仕事をする
終われば又光の世界に戻る
光と闇の狭間で俺は生きている
# 11
〜創作メモ〜
サウジアラビアを参考に異世界の国をつくる。
·サウジ家のアラビア国
→〇〇家(歴史的な王家)の〇〇国
·2ヶ所の聖地
→物語のキーになる場所。
→国の歴史が隠されている
テーマ : 光と闇の狭間で
ゆらゆら揺らめくなにか
あれはなんだろう
青い炎にも、オレンジの火にも見える
周りは照らされず、一人ぼっちみたい
さみしく、ないのかな
目をつぶってひとつ、息を吐いた
ぼくは歩きだした
それがこっちを見たような気がした
命令だからと仕方なく、自らの手を血に染めてきた。もう何が目的なのかわからなくなってきた。毎日殺せ殺せと命令される。
──首を斬る
背いたら駄目だ。
──胸を刺す
ただ任務を遂行しろ。
斬った人間の叫び声と呻き声が耳から離れない。斬った感触とあたたかい返り血で吐き気がする。
こんなの違う。
自分の信念とは違うんだ。こんなことがやりたくてあの方に仕えたわけじゃない。
一体いつになったら終わる?
いつになったら解放される……?
「────」
名前を呼ばれた気がして振り返る。
待ち望んでいた光が差した。
「もう、よい……戻れ」
ああ、許された。
安堵で全身の力が抜けていく。俺は戻るんだ、あの方の元に。
『許さない』
声がした。
足元を見ると、斬り殺した筈の人間たちが腹這いになって俺の足を掴んでいる。
数えきれないくらいの人が俺の後ろに並んでいた。
そうか、これが、この先人生で背負っていかなければならない罪の数か──
引き摺る足は重く……罪に鎖で繋がれたまま、たった一人の主の元へと歩き出した。
【光と闇の狭間で】