『光と闇の狭間で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私のこころ
私のからだ
私の魂
光と闇の狭間で輝いている
そう。
闇をも照らしている。
きらきらキラキラ
「貴方」という光と
「あいつ」という闇
光と闇の狭間で
私は自覚する
例え、闇だろうと
私は「あいつ」が
好きなんだ
月光は隙をついて忍び込む、青い部屋の影に
『光と闇の狭間で』
今日は一段と月が綺麗だった。
地面は暗くて、よく見えない。
僕はそこに、ストンと腰を下ろした。
あの日も今日と同じように星が見えないほど月が明るかった。
************************
「すぅ、はぁ~」
僕には、お気に入りの公園があった。
公園といっても遊具なんて無くて、パッと見は空き地だ。
でも、ここには、家や学校の狭っ苦しい空気感が無くて、ただ、ゆっくりと今が流れている感じがして、
テストの点が悪かったり、親や先生に怒られた後なんかに、よく来ていた。
ここからは、綺麗に月が見える。
月は、いつ見ても綺麗なものだけれど、ここから見る月は、やけに不思議に見えた。
何て言うか、ちょっとだけ神秘的な感じ。
特に今日は、一段と月が綺麗だった。
なぜだろう。
ただ単に、月が明るいだけなのか。
それとも、僕が、それだけ大きなショックを受けているのか。
「すぅ、はぁ~」
僕はもう一度、深呼吸した。
************************
「すぅ、はぁ~」
あのとき、僕は光と闇の狭間で、何を考えていたのだろうか。
ふっ、あれから、まだそんなに経っていないのに、もう忘れてる。
今の自分に辛いことも時が経てば忘れられるんだろうか。
いつか、辛くなくなるんだろうか。
そんなことを思いながら、
僕は
光と闇の狭間で
秘かに泣いた。
今日は一段と月が綺麗だった。
#光と闇の狭間で
光と闇の狭間で
闇に包まれて眠る。物心付いた頃から、就寝時は部屋を真っ暗にして目を閉じる。
出産後も、息子が寝た後に電気を全て消し私も息子の隣で眠りについていたのだが、今は常夜灯を朝まで点けている。生後間もない娘をベビーベッドに寝かせていて、授乳のために夜中に私や娘が移動しなければならないためではなく、暗闇をいつの間にか怖がるようになった息子が夜中目を覚ました時に泣かないように灯りを付けている。息子のための常夜灯だ。
息子が暗闇を怖がる度に思う。なぜ暗いところが怖くなったのか、私も幼い頃は闇を恐れていたのにいつどうやって克服したのだろうかと。
私は夜の闇の中を歩くのが好きで、実家に住んでいた頃は街灯が無く足元も見えない夜道を星明かりだけで散歩するのが大好きだった。闇が心地良かった。まるで母親のお腹の中にいるようで自分の体重すら闇に隠れてしまい、体がぷかぷか浮かぶような感覚を楽しんでいた。空が晴れている夜は、星の光を自分の目に届けてくれる闇に感謝していた。
時間が経ち、今の生活は、夕方息子を保育園から連れて帰り、娘を背負いながら夕飯を作り、夕飯後は子どもたちと風呂に入り、台所の片付けをしてすぐ子どもと遊び、寝かせつけて自分も就寝という毎日で、夜の闇を楽しむ時間はこれっぽっちも無い。
だから私は、今日も常夜灯の光の中で目を閉じて、家の外の闇を想像して眠るのだ。
夜明け前が一番の闇だと、どこかで聞いたことがある。
今から朝という清々しい幕開け前の、早朝5時頃。
今までの夜の暗さよりも、更に闇は深くなっていた。
今から朝という光が差し込むというのに、最後の悪あがきのように、深くなる闇。
このまま飲まれてしまう。そう思った時に、段々と空が白んでいくのだ。
夜と朝が共存できないように、光と闇も共存できないのだろう。
でも、逆の時間帯に、その共存の時間帯がある。
夕方だ。
闇が深くなる前、じんわりと光が最後の一力をだすかのように、段々と闇に溶けて行く。
夜明け前は、お互いの主張が激しい闇と光ではあるが、夕方は光と闇のうまく共存できている狭間なのかもしれない。
そして人は、その狭間の時間帯をえらく気に入っている。
闇に染まりたくない、光に飲まれたくない。
もしかしたら、人は皆、未完のものと言われているゆえんもそこにあるのではなかろうか。
どちらにも染まらず、完成はしない、染まりきれない狭間。
光と闇の狭間で、私たちは生きているのでは、と。
【光と闇の狭間で】
太陽が昇ったかと思ったらいつの間にか月と交替していたり、晴れ渡っていた次の日には嵐が入国してきたり。
この世界は、光と闇を繰り返して進んでいく。真の意味で平坦で永遠な日々などない。良いことと悪いことの境界線は曖昧、もしかしたら無いのかもしれない。
感情もきっと、そんなものだ。
光と闇の狭間で
光と闇の狭間で
日々良いこと、悪いことの繰り返し
少しの喜びをどのように楽しむのか
それが1番大事なこと
厨二病が再発しそうなかっこいい響き!
光と闇、善と悪、白と黒
2つに分けるのは1番簡単だしわかりやすいね
あと、ポケモンのソフトみたいで好きだな
でも私は優柔不断で欲張りな人なので
2つの間にある、どっちともとれない
それでいてどっちにもあてはまるような
そういうわかりづらいものも好きになっちゃうなあ
光と闇の狭間で
光と闇の狭間で
世の中にあるのは
正義と悪と、どっちつかずの何か
光と闇しかないわけじゃなくて。
だからこそ迷う
だからこそ苦しくて
思い悩み、憂える
光はずっと遠くて、闇はずっと近くにある
闇から逃げられるのはいつなんだろ…
光と闇の狭間で
この世界に産み落とされ気づくと私たちは、
一本の糸で吊るされ右へ左へ、
ぶらーん、ぶらーん、
と大きく揺れされていた。
右へ振れると、眩い太陽の光や、穏やかな音楽に包まれ、心地よく暖かい風が肌を撫でる。
左へ振れると、薄暗い闇に叫び声がこだまし、氷のように冷たい空気が身も心も凍えさせる。
ぶらーん、ぶらーん。
左へ戻される恐怖に泣き叫ぶ者、怒る者、しまいには失神してしまう者もいる。
右へ大きく振れたとき、
そこで糸が切れてくれないだろうか。
何度そう思っても糸が切れることはなく、
左へとまた、私たちを戻していく。
ぶらーん、ぶらーん。
私はこのどうしようもない状況を、
よく観察して二つのことに気づいた。
一つは、右に振れる時間と、左に振れる時間の割合はどうやら同じくらいということ。
もう一つは、左に振れている間は目を瞑り、耳を塞ぎ、
心の中で右の世界を思い出し、情景を広げ、そこで聴いた穏やかな音楽を口ずさめば、右の時間を作り出せるということだ。
それらに気づいてからは、私は左へ振れても、
いくらか気持ちが安定するようになった。
ぶらーん、ぶらーん。
私の隣に吊られている彼女は、今日も泣きながら揺れている。
ぶらーん、ぶらーん。
光と闇の狭間で
思い浮かんだのは
今朝のワールドカップE組
どこが予選を突破しても
おかしくなかった
試合中にスコアが変わるたび
突破出来る国も変わっていた
そんな中で耐え抜いた
日本代表は素晴らしい!!
ドーハの悲劇から30年
ドーハの歓喜を見せてくれた
ドーハと聞くと
複雑な思いがあったけど
今日は狭間から抜け出せた
ありがとうサムライブルー
光と闇の狭間で
ボクは
今だ膝を抱えて
凍えている
過去と未来の狭間で
私は
今だ手を差し伸べてくれる
誰かを待っている
優しく抱きしめて欲しいと
願いながら
そっと手を携えて
進むべき道へ導いて欲しいと
祈りながら
光と闇の狭間で
私たちは
時代からはぐれて生きてきて
少しずつ時代の闇に
飲み込まれようとしている
誰も気付かず
浮かれている
この瞬間も…
片方はキラキラとした世界。
そこには好きなものがたくさん詰まっている。
もう片方は薄暗い世界。
そこには苦手なものがあちこちにある。
どちらかを進むのではなく、
両方が重なった世界に行けたら
私ははじめて成長するのだろう。
『光と闇の狭間で』
『光と闇の狭間で』
私もあの人も
現実を生きている
光と闇の狭間で
妹が光と闇のオセロを買ったから、遊ばない?
と言ってきた。
暇だったので付き合ってみると、夢中になった。
闇が勝てば、台座がブラックホールのようになり、光が勝てば、眩しすぎて何も見えなくなる。
それが面白くて何度も続けて遊んでいたのだけど、一度だけ、何も起こらないときがあった。
どうやら光と闇が同じ数だった様。
何も起こらないそのときが、いちばん美しかったと妹は泣いていた。
…光と闇の狭間で…
人の心は簡単に闇化する
その心を溶かすのはきっと
人々の支えになる
光なのかもしれない
_end_
走っている
街灯が等間隔に浮かぶ暗くて真っ直ぐな一本道を
これ以上は上がらないスピードで走っている。
続いている
同じ景色がずっと続いている
暗闇の中、一列に並んだ街灯の灯りが
前方から近づいて来ては後方へ遠ざかっていく
繰り返される 光、闇、光、闇。
いつからだろう、雨が降っている
空は曇っていたのか
暗くて何も分からない
見えるのはただ 光、雨、闇
光、雨、闇。
走っている
疲れを感じることも
スピードが落ちることもないまま
いつまでもたどり着けない始まりの場所へ
同じ景色の中をずっと走っている
そんな夢を見た
完全なる夢オチの話。
お題「光と闇の狭間で」
「貴方とずっと一緒にいたい!」
光と闇の狭間で揺れていた私は、闇に堕ちた。
もう二度と天国には戻れない。
彼とお揃いの黒色の翼。
さっきまで覚えていた筈の天使の記憶は、霧で覆われているかのように思い出せない。
ライアー、そう私の名前を呼んでいたのは一体誰だったか…。
「これでずっと一緒にいられるね、ライアー。」
私の手をぎゅっと握った彼は、嬉しいのか声が弾んでいる。
この選択が正しかったのかは分からない。
“堕天使”の私は、もう悪魔の彼を頼ることしか出来ないのだ。
彼の手を離さないように、私もぎゅっと握り締めるのだった…。