『優越感、劣等感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
想いは
いつも同じ場所で
微動だにしないというのに
時の流れだけが
あざ笑うかのように
駆け抜けて行きます
色褪せることのない想いを
これからもきっと
変わらずに抱きしめて
過ごす事でしょう
時折の
悲鳴にも似た溜め息や
溢れ零れる涙が
今のわたしの
せめてもの
生きている証なのかもしれないと
思うこの頃です
✩生きている証 (212)
勉強はどちらかというと好きだった。
知ることが楽しかった。
分かることが嬉しかった。
解けることが面白かった。
けれど、幼い私には勉強はやはり頑張ることだった。
ただ、それ以前に私を勉強に駆り立てたのは、
運動は出来なかった。
美しくはなかった。
可愛げもなかった。
長女ではあったが、長男ではなかった。
どうしても、
家族にとって私は弟よりも優れてはいなかった。
高二のクラス替え、私の今までとこれからが、担任の評価の対象にすり変わるのを感じた。
進学クラスに入れられた時、模試の結果は全国1桁だった。
それでも、弟のチームが1勝した日に勝てなかった。
おめでとうという祝福も、頑張ったなという労いも、私のものではなかった。
次もその調子で。
お前ならできる。
もう少しだったな。
そんな言葉が欲しいんじゃない。
どうすれば、
私はどこまで、
私の方が弟よりーーーー
私は勉強を頑張ることを止めた。
お題:優越感、劣等感
自分より弱そうな人に声かける。
欲しそうな言葉だけ並べて「僕もそうだよ」なんて言って。
優越感に浸ってる。
僕はまだ大丈夫だなって。
大丈夫なんて人それぞれと上から目線に言う道徳の教科書。
それをみて、思う。この作者も、生徒という弱者にこんなこと言って優越感に浸ってんだろうな。
劣等感が押し寄せて教室で吐いた。
僕はよわくない。
優越感と劣等感。それはコインの裏表だ。
昨日まで抱いていた優越感は、明日は劣等感に変わっているかもしれない。
薄氷の上に存在している優越感に縋ってなんとか毎日をやり過ごしている私は、さぞかし滑稽に見えるだろう。
ある人は「周囲と比べても意味はない、上にも下にもいくらでも人はいるんだから」と言う。
別の人は「自分は自分でいいと思えればそれで十分。人と比べる必要なんてない」と言う。
あなたたちは、とても強い人間なんだね。
私にとっては自分を支えにして歩いていくことはとても難しい。
自分を信じることはとても難しい。
「人は存在してるだけで価値がある」「誰もあなたの代わりにはなれない」
そんなこと、どうやって証明できるの?
誰かと比べた方が、手っ取り早く答えが手に入るじゃない。
「それじゃあ自分が苦しいだけじゃない」「自分を大事にしてあげなよ」と人は言うけれど、それはあなたが輝いているからじゃないの?
私みたいな弱い人間には、そんな言葉は眩しすぎるよ。
優越感も劣等感も私はそんな感情すら湧いてこなくなった。
そんな感情を思い出すだけで、いや、思い出したい自分もいるのは間違いない。
でもね、この家に住んでる限りはそんな感情を抱いていられない。抱いてしまうと緩さが出てくる。
今まで、現在もか。黒いものが上からいつでも狙えるように狙っているから。
毒されたカラスのように。
何をもって攻撃してくるのかはわからないし、知りたくもない。知ったところで解決できるようなことではないんでしょう?
だから、感情なんてあっても無駄なんだと思えるようになった。
でも、いつか感情が戻る時は必ず来る。と期待したい。
戻った時の喜びはかけがえのないもの。と思いながら、
今日も一日を終える。
才能はパズルのようだ
ピースを次々とはめていくことで
パズルは完成する。
しかし、パズルを崩してしまったら
ピースを探して、探して、探して、
パズルを完成しないといけない。
いつ、私のパズルは完成するのだろう。
嗚呼、また 私のピースを探さないと
みんなみたいに完成できない。
私のパズルは誰よりも優れているんだから
『優越感、劣等感』
自分よりできない子を見て、優越感に浸る。
自分よりできる子を見て、劣等感に悩む。
優越感は自分を守るための盾で、劣等感はそんな盾から現実を覗く双眼鏡なんじゃないかな。
*優越感、劣等感*
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これまでずっと、普通の毎日を送っていた。
辛いことも普通にあるし、楽しいこともある。
けど、今年は違う。
年上として、下級生への態度を改めた。
習い事も全力でやってる。
勉強も、自分に必要なことをしている。
とても忙しくて辛いけれど、一番幸せ。
*これまでずっと*
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10分前に送ったLINE。
返事は、ない。
既読と返信がないだけでとても心配してしまう。
事故にあったのか?自分のことはどうでもいいのか?とても忙しいのか?返すのが面倒くさいのか?
こんな自分も時代も大変だな。LINEって、スマホって怖い。
*1件のLINE*
親友だけど好敵手。
あいつよりルックスも勉強もスポーツも性格も
優劣を比べたら
俺の方が優れていたと思う。
でも、違うんだ
初めて好きになった女の子は
あいつの全てに恋をして
最初から『好き』の優劣を決めていた。
#優越感、劣等感
優越感劣等感
誰かしらを煽ったりする為には使える
ただしそれは虚像に過ぎない
それは一種の酔いでしか過ぎず
実像を見る為には邪魔にしかならない
そうだね、妨げにしかならない
それでやる気になれるならいいとは思う
基本的には他人に向けるものではない
自分と向き合う為のもの
他人から向かってくるそれは
気持ちが悪い
正常か異常かに問わず
それでもそれそのものに良し悪しはない
気持ちのよいものもあるから
気持ちが悪いのには別の理由があるかも
どちらも同じものだと思う
多少の賢さがあるなら
そうそうは示さないものだけど
失うのも得るのも
与えるのも奪うのも
優も劣も
同じ場所の一部で
あなたのもので誰かのものではない
もしそれが
あなたのものではないのなら
あなたは間違っている
誰のものか、まずは区別しましょう
どちらにしたって
あなたにとって
いい刺激になることを願っている
僕は優越感と劣等感がちょうど半々あります。
理由は、お父さんが元SMAPで、お母さんが泥棒だからです。
僕は優越感と劣等感、どっちの感情を強く持つべきですか。
相談してくれてありがとう。
とても難しい問題だと思います。
お父様が国民的アイドルだったことはとても凄いことで、それを誇りに思うのは不思議じゃありません。
一方で、お母様が泥棒というのは悲しいことで、私がもしあなただったらそんなことやめて欲しいし、他人に知られたくないと思うのも無理はないと思います。
相対する感情を持つのは人間にとって全然不自然なことじゃありません。ですから自分の感情を単純に計算式に当てはめて決めたり、あるべき方向にコントロールしようとするのは適切どころかむしろとても危ないことです。大事なのは自分の心をそのまま受け入れてあげることだけど、親がSMAPだとか泥棒だというのは親の問題であって、それが原因で生まれた感情のぶつかりをそのまま受け入れろと言われても、納得できないかもしれませんね。
もしよかったら、もう少し詳しく教えてくれませんか?
そうすればもっと具体的なことをお話しできるかもしれません。
お父様がSMAPの誰で、お母様が何を泥棒しているのか。
嫌だったら嫌だと言ってくださいね。でも、私があなたの力になりたいってことは、信じて欲しいな。
お父さんはスティーブ・ジョブズで、お母さんは電気を盗んでいます。
スティーブ・ジョブズは元SMAPではありません。
iPhoneを作った人で、故人です。
あなたのお父様は嘘つきで可哀想な人だから、優越感を感じる必要はありません。
お母様は電気を盗んでいるんですね。最近は電気代も高いから気持ちは分からなくもありません。でもそれは、あなたのお母様が払うべきお金を他人に払わせているということだから、やっぱり許せないことです。そういう人に子供がいることがまず信じられません。あなたは本当に存在していますか。
優越感と劣等感、どちらを強く持つべきか、という質問でしたが、私は、あなたが優越感を覚える余地は全くもって皆無だと思うし、十中八九、劣等感を持つ以外にないと思います。
改めて質問ありがとう。
お母様には警察に出頭することを勧めて、今年の夏はエアコンを付けずに過ごしてね。
今年の夏休みこども相談室は今回で終わりです。
たくさんのご応募ありがとうございました。
優越感、劣等感
優越感は嫌な感じ。
劣等感を感じている時は成長しようとしてる時。
って思うようにしてる。
-これまでずっと-
これまでずっと一緒だったのに、どうして、、、
すぐにくらべたがる
あのコの視線は突き刺すよう
値踏みされるみたいに
髪型からメイク
服装や喋り方
負けない視線で見つめ返す
私は負けない
あのコにも誰にも
そんな強い心を持ちたい
劣等感なんてぶっ飛ばせ
優越感なんていらない
私はわたし
♯優越感、劣等感
「おかしい」
僕はスマホを見て思わず口にした。
「リトー!合格発表のメール届いたー?」
下の階から母の声が聞こえ、同時に階段を上る音が聞こえてきた
ああ、どうしよう。なんて言い訳しよう。
そんな事を考えながら、僕は理由探しに記憶を遡った。
先生「おお!◯◯大学に行くのか!お前ならできるぞ!」
友達「ええ!今回も学年1位?!リト君すごいね〜!」
母「貴方は出来る子だから大丈夫よ!」
蘇って来るのは周りからの期待、憧れ...当時の僕はみんなからの眼差しに優越感を覚えていた。しかし、それに驕らず、懸命に努力したはずだった。
そんな考え事をしているとクラスLINEからの通知が
「△△大学合格した!」
「おめでとう!」
「私も合格出来たー!」
ああ、やめてくれ。今言い訳を探してるんだ。こんな感情を抱きたくない
気持ちの整理がつかないまま、扉のノック音がなった。そして扉が開く。
「ってどうしたの?!そんな顔色悪くして」
...もう言うしかないのか?でも言ってしまったら...
「母さん...ごめん。僕....
僕この瞬間初めて劣等感を覚えた。
日曜日に執筆致します。
ここのところ残業続き、休日出勤と多忙でなかなかアプリを開くことが出来ていませんでした。
お気に入りに登録くださった皆様、どうかあたたかく見守っていただけますと幸いです。
よし、寝よう...
「優越感、劣等感」
サラジュは焼き上がった甕(かめ)を
土から掘り起こし眺めた。
サラジュが考えた甕は
下方がすぼんでおり
土に埋めやすくなっている。
そして上半分はまるで炎のように
上へ上へと伸びている。
改めてみるとなんとも不格好だ。
サラジュはため息をついた。
あれだけの手間をかけて
出来上がったのがこいつか、と。
そこへレシャヴが大きな魚を数匹
肩に担いでやってきた。
「今日の獲物だ。サラジュに」
丸々と太った鱒のようだった。
レシャヴは自作の銛で魚を捕る名人だ。
サラジュは自分が甕作りに没頭している間に
レシャヴが手に入れたおおきな獲物を思うと
恥ずかしくなった。
魚をサラジュに渡しながら
レシャヴはサラジュの焼いた甕をみた。
このような形の甕は初めて見る。
レシャヴは自分にはない
サラジュの才能に嫉妬した。
ガンダがそこへやって来た。
ガンダは近々マディヤムと夫婦になるため
マディヤムのために緑色の石で
作った耳飾りを見せに来たのだ。
サラジュとレシャヴは
ガンダの作った耳飾りを見て
目を見張った。
赤子が体を丸めて眠るような
なんとも美しい形をしている。
マディヤムもさぞ喜ぶだろう。
ガンダはサラジュの焼いた甕を見
レシャヴの獲物である鱒をみた。
彼らがこれら大きなものを手に入れた時
自分はなんと小さなものに
夢中になっていたのだろうと。
三人は互いに恥ずかしくなり
やがてムラを出た。
サラジュは北へ
レシャヴは南へ
ガンダとマディヤムは西へ
そうして時は流れた。
…………
私はいま、
北の国でサラジュの焼いた
火焔型土器を目にし
南の国でガンダの作った
青銅の剣を目にし
西の国でレシャヴがマディヤムのために
心を込めて作った
ヒスイの勾玉を目にしている。
そうして それらの品々が
私に物語をきかせてくれる。
縄文時代から こんなふうに
優越感と劣等感は続いていて
にんげんの文化というものは
それら にがくて切ないおもいによって
受け継がれてゆく。
「優越感、劣等感」
枠に入る言葉にしたなら
「優越感」
「劣等感」
な、だけ。
他者が、いる。
感。
『優越感、劣等感』
スマホ使用時間が50分以下の日は、優越感があります。
「スマホに勝った!」みたいな…
スマホ使用時間が9時間を超える日は、劣等感を感じます。
「動画観過ぎた!!」みたいな…
気がついた時には
競争の世界だった
そうやってみんな
生きてきたんだよ
争いたくなくても
比べたくなくても
頑張って頑張って
頑張って頑張って
でももうそろそろ
いいんじゃない?
争いたくないもの
比べたくないもの
日が昇り朝が来て
夜になり月が浮ぶ
其々の場所があり
輝ける場所があり
他の誰かではなく
わたしのまま、
それがいいのに
『優越感、劣等感』
題.優越感、劣等感
両方持ち合わせているのは、
私が知っている中じゃ
「いじめっ子」だけじゃないかな。