『優しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【優しさ】
クラスで1番人気な君と付き合えた。
私なんかが付き合えると思ってなかったからすごく嬉しかったよ
当然私に嫉妬する女の子達だって沢山いる
最初は気にしてなかったのに段々嫌がらせが続いて学校に行くのが辛くなった。
でも君に会えることだけを楽しみに登校してたよ…
なのに……
──急にスマホの通知音が私の心に響いた
スマホを開くと、
「別れよう」
この一言がナイフで刺されたみたいに深く深く刺さった。
あなたのことだからきっと私がこれ以上嫌がらせされないように言ったんだよね。
でもあなたの優しさは私には全然優しくなかったよ
ばーか。
→やさぐれ
私みたいな陰気な奴にも活きる場所を与えてくれる
この世界の地獄のような優しさに乾杯
テーマ; 優しさ
優しさは呪いだと思う
善い行動をしても
見返りを求めてはいけないから
自分の心は擦り減っていく
相手を否定したくても
その言葉が言えずに受け入れてしまう
そして必要以上に傷ついてしまう
全ての人に尽くしても
その人たちは留まり続けてくれるわけではない
だからいつまでも孤独のままだ
この優しさを捨てたいけど
捨てたら自分が無くなってしまう気がする
これが優しさなのかどうかも分からなくなってくる
だからわたしはこれを呪いと呼んでいる
-優しさ-
嗚呼、全てが憎らしい。
その善意を、その配慮も、全てに嫌気が差す。
私は、かつてとはそんなにも違うのだろうか。
きっと、これらの現象を無知と言う。
気遣いは美徳だと思う。
しかし、大抵は悪手と成り得るのだ。
自らの実感として思う。
こうして人は、人で無く成るのだ。
対等に見られず、声は届かず、皆、五感を閉ざすのだ。
そして、私は蝕まれ、やがて、言われるのだ。
何を考えているのか、分からないと。
優しい
優しいね、優しいなぁ、お前って優しいよな、優しいと思う、本当に優しいよな、君って優しいよね、優しすぎ、優しい、優しい、優しい優しい優しい……
あなたたちは善意で、私の欠点を指摘する
優しさ
優しさ
これは、2020年に出した藤井風さんが作った曲のタイトルです。
貴方にもらった分を、私は還せているだろうか。
/「優しさ」
『罰』
シュルシュルと包帯を巻く音だけが響く。今この部屋にいるのは私と彼の2人だけだった。みんな私たちに気を使って部屋を出ていってしまったけれど、私と彼との間には気まづい空気しか流れない。
そんな沈黙を破ったのは彼だった。
「…ありがとう、包帯を巻いてくれて」
少し俯き気味だった彼がぽつりと呟く。
「…いえ、これが私の仕事ですから」
そう返した私に彼は小さく笑った。
「ふふっ…君は優しいね」
その言葉に包帯を巻く手が止まった。彼が心配そうに私の名前を呼ぶ。
そう、これは優しさなんかじゃない。貴方たちが傷つくのを見てることしか出来なかった、私からのせめてもの贖罪。私には止めることも出来た。だが、それをしなかった私への罰。
「ごめんなさい…ごめんなさい……!」
いきなり泣き出す私に彼は驚きながらも背中を撫でてくれた。
私は優しくなんかない。自分の保身しか考えられない臆病者。
背中にある体温がチクリと心に刺さった。
【優しさ】
優しさ
ひとさし指でそっと押す
閉まりかけたドアの隙間
誰かのために開けておく
それだけで、風が通る
言葉にしない気づかいは
空気のように見えないけれど
呼吸のたびに沁みてくる
心の奥に、静かに灯る
優しさは、強さじゃない
でも、折れない
優しさは、光じゃない
でも、照らす
誰かの涙に触れたとき
自分の手が、あたたかいと知る
それだけで、世界は
少しだけ、やさしくなる
眞白あげは
「優しさ」
優しい人だと思った。
誰にも伝えたことのない、自分ですら気付かなかった寂寥感に寄り添ってくれたから。
誰にも見られていない朝の憂鬱も夜の寂寞もどうして貴方が知っているのだろう。
ああ私はこの言葉が欲しかったんだ、と自分の隅に丸まっていた背中に手を差し伸べることができた。
だから貴方は神様だと思った。
人に寄り添って導いてくれるのは神様しかいないじゃない。
だから貴方がいないこの世は終わりだと思った。
これからどうやって生きていけばいいの。
貴方からもらった言葉を刻み込んでもいつかは摩耗して消えてしまうでしょう。
じゃあ最初から優しくしないでよ。
優しさを知ってしまったから弱くなったのよ。
強い私を返してよ。
ふっと頬を撫で振り返ることもなく、去ってゆく。
心に爽やかな香りを残して
優しさ
「優しさ」
近年
この歳になったからか
切に思う。
あまりにも
優しさと甘やかしを
履き違えてる人達が
多い事を。
だけど
こうも思う。
結局の所
相手がどう思うか。
自分がどう思うか。
相手に伝わるか
伝わらないかだと。
優しさって人によってに違うよね。
その人なりの優しさで接してくれた物を裏で悪口を
言う奴は何よりも気持ち悪いよね。
甘やかしているだけではダメ
時には、厳しくする事も大切
相手のため
自分自身のために
私は性格が悪い、最近気付いたが私は高校生時代友達を作りたいんじゃなくて見下せる人を探しているなって気づいた。
そんな私を変えたくて入社した会社では困っている人には積極的に助けることにしていた。だがふと思った、これも自分の優越感を出したいからではないかと、いっそ私がいないほうが社会にとっていい方向に出るのではないか、そう思い、そういう優しさから
私は飛び降りる。
良いことが続くと
幸せのダムがいっぱいになって
そのあと決壊したら
もう良いことは無いかもしれないと
友は呟いた
気休めにしかならないが
決壊する前に
誰かに優しさを分ければいいと提案してみる
満杯にならないように少しずつ放流すればいい
友は笑顔で納得した
「だから優しい人は幸せなのか」
きっと無意識に優しさを分けているんだろうな
あなたは優しい
優しいから、やめろとは言わない
ただ誘うだけ
“今夜いつもの店に行くけど、来るか?”
どんなに私が悩んで
いやでいやで消えてしまいたくても
今夜、消えてしまおうと決めていても
無責任に止めるなんてしなくて
ただ、“次” をくれるだけ
そんな優しさが暖かくて
終わりよりも魅力的で
また欲望に負けて延期する
手すりにかかっていた手は
今夜、いつもの店のドアを押していた
貴女が話しかけてくる
そのせいで私も話しかけてしまう
前は減った貴女のそれが
なぜ今になって増えるのか
私の諦めが伝わったのだろうか
いやきっとそうだ
ただの友達
それに向けた
ただの優しさ
二度と会うことのないキミへと向けた笑顔は私の最期の優しさ。
永遠にさよなら!
title「優しさ」 2026-01-27
何でこのタイミングで。
いつもだったら、部下の不出来さを真っ先に指摘する癖に。
悄気て見せても知ったことかとお構いなく言葉を連ねる癖に。
何で人が一番弱っている時に、そんな、誰よりも。
「優しくするんですか……!」
堪えきれずに溢れた涙を隠す暇をくれなきまま、鬼だと評判の上司はいつになく眉尻を下げた。
「俺もそこまで鬼じゃないぞ」
他にもう誰もいないオフィスに、彼の淹れてくれたコーヒーの香りが漂う。
とてもとても、優しい香りだった。
お題『優しさ』