『優しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
本当に辛い。
悲しくて仕方ない。
いつもと同じ、変わらない言葉が延々と繰り返される。
端々に散りばめられた心の声に耳を傾けても、何が原因でこうなったのかは解決の糸口が掴めない。
「生きてれば良い事があるよ」
優しさで言われた言葉を何度も飲み込んでも最後には喉の奥が焼けるように暑くなって吐き出してしまう。
そんな事より、ただずっと、死にたい気持ちを殺して欲しく無かっただけなのだろう。
優しさ
あなたの優しさに救われた時があった。
少し、あなたを好きになりかけた。
でも、その優しさは本当ではなかった。
それに気づいたとき、嫌いになってしまった。
優しさには良し悪しがある。悪しの例は他人が自分の部屋を掃除してくれたが自分がとっておいた本が捨てられたなどだ。だから優しさは時に悪い意味になるので必ずしも良い意味とは限らない。
貴方の優しさになんで救われたのだろう。
一人孤独だった私達に手を差し伸べてくれた。
誰にも理解されない自分を「それはお前の個性だ」と肯定してくれた。
貴方は何時も私達のために無理をして、それでもそれを顔に出すこともなく「お前らはお前らの成すべきことをしろ、それ以外は俺がなんとかしてやるさ」という。
どうか無理をしないでほしい…と、いっても貴方は「心配するな」といって無理をするのでしょう。
ならば頼ってください、私達を使ってください。私達は貴方に救われました、何度も、何度も。
貴方の優しさに救われたのです。
今度は私達が貴方を助けます。どんなに汚れようとも。
私達はハッカーチーム『蒼き炎の鎖〈デス•チェーン〉』。
貴方〈ボス〉と私達に繋がれし鎖は決して、壊されることなど無いのだから。
優しい人が好き。優しい人になりたい。
優しい人が嫌い。優しい人になりたくない。
優しいの基準は人によって違う。そんなことは分かってる。自分が優しいことも、優しくないことも知ってる。気づいてる。
けれど、自分はどうしても「優しい人」を求めてしまう。
どうせ突き放してしまうのに。優しさは返せないのに。泣きたくなるに。苦しくなるのに。
ごめんなさい。ありがとう。
これすら言えないかもしれないのに。どうして、優しさなんてものは存在するのだろう。
「優しい人」はこの世で1番難しい。
_優しさ_
本当の優しさって何だろう…?
お年寄りを気に掛ける、困ってたら助ける
これは優しさだよね。
じゃあ、
間違ってても相手を傷つけないために何も言わない、
大切な人を守るために誰かを傷つける
これって優しさなのかな…?
私は違うと思うな…
時には厳しく道を正すこと、
大切な人のためだと言って相手を傷つけないこと
そういうのも優しさだと思う。
思いやりを持っとか、優しくしなさいとか言うけどさ、
結構難しいよね…
だから…
優しく接したり、気を遣って頑張ってる人はすごい!
お題 優しさ
【優しさ】
「優しい、ですね」
ふわりと微笑みながら、君が言う。
君の目には僕が優しく映っているのか。
違うよ。
僕は優しくなんかない。
君は上辺だけの、造られた優しさに騙されてしまっているんだよ。
きっと、僕は。
優しさを知らない。
幼い頃から愛情を受けずに育った。
愛情とは何か。優しさとは何か。
大人になった今でも分からない。
僕は君が好きだ、そう思う。
好きとか、嫌いとか、分からないから、曖昧なんだ。ごめん。
僕は僕なりに君に愛を伝えているつもりだ。
伝わっているかな。
真似しただけの優しさに、暖かさなんてあるのだろうか。
「大好きです」
ギュッと抱きつきながら言ってくる君。
とても、とても、暖かい。
こんな僕なんかより。
ずっとずっと、優しさに溢れている人が居るじゃないか。
優しい君へ。
僕の未熟な愛を受け取ってください。
るあ
16日目【優しさ】
あなたは私を気にかけていると思っていました。
それは大きな勘違いで、「仕事ができる男アピール」の一環として、気にかけていたんですね。
あくまでもベクトルは自分にあって、私の方向ではなかった。
勘違いした私は、優しさを返したつもりでした。
でもあなたにとっては、出過ぎたことだった。
最後はお互い嫌な感情を持つようになりました。
こんなお別れ方、したくなかった。
感謝と握手で離れたかった。
優しさ
気付いてしまった
あなたの素っ気ない態度
突き放す言動
全てが、優しさからだったこと
不器用なあなた
私を巻き込まないために
守るために
私を遠ざけて、そして去ろうとしている
でもあなたは不器用だから
私は気付いてしまった
だから私はあなたを追う
優しさから?
いいえ
これは、私のエゴなのでしょう
俺は「優しさ」がわからない人間だった。
生まれた時からなのか。何か成長の途中で起きた変化なのか、何もわからない。
ただ人に対してやさしさを持っていないわけでは無い。自分でやさしさなどと言っているが、これが本当の優しさなのかはわからない。
優しさってなんだろう。そう考えると頭が痛くなる。何か特定のことを考えると頭が痛くなるのは、昔にトラウマがあったり、何か体が拒絶している証拠なのだ。トラウマになるような記憶はないのだが。
暑い夏の夜だった。子供が小学生の夏休みということで、実家に帰省しているのだが、私の実家は昔から暑かった。その日は何かいつもと違う感じがするほど、特に暑かった。
なかなか寝付けず、夜中の2時を回った頃だろうか。少し気分転換?になればと思い、トイレへ向かった。トイレを済ませ、廊下を歩いていると、途中の部屋の電気がついていることに気づいた。ほんの出来心で中を覗くと、そこには高齢男性の姿がある。私の父、私の子供のおじいちゃんだ。何か本を読みながら、ぶつぶつ言っている。だが、そこに父がいたのはほんの少しの時間で、すぐにそそくさと出て行った。本は置いて行ったようだ。
もちろん普通の人ならば、ここで、本は読まないべきだろうか、と悩むだろうが、私は一瞬も迷わずその本を取りに部屋へ入った。開ける。
「きようからにっきをつけます
11月3か
きようはあさからゆうえんちへ行きました じえっとこーすたーにのりたいといったら、お母さんにおこられました おばあちゃんはなにもいいませんでした。
11月7か
きようはまちのおまつりにいきました おじいちゃんとおばあちゃんとお母さんとぼくで行きました。
またおこられていやでした
11月9か
いえでおままごとをしていたら、お母さんにけられました うるさいとなんかいもいってなんかいもぼくをたたきました。いたくてなみだがいっぱいでました
」
私は驚く。こんなことをされている子供がいたのか。
だが、ここまで読んだならもう止めることはできない。
ページをめくる。
「11がつ10か
きようはともだちとあそびました。ともだちにけられたというと、ともだちはかわいそうといってくれました。
やさしいともだちで、ぼくはうれしかったです
11がつ12にち
お母さんにまたけられました。かおをけられて、このにっきをかくのがむずかしいです ともだちにけられたことをはなしたとお母さんに言ったら、お母さんは、はしってそとにいってしまいました。
11月16日
ともだちがひっこしてしまいました。きのういっしょにあそんでたときはおしえてくれませんでした。ばいばいをいいにいこうとしたら、お水よりもドロドロしてるものと、マッチぼうをもっていたお母さんにとめられました。それでも行こうとしたら、きようはなぐられてしまいました
」
頭が痛い。うう苦しい。
ページをめくり続ける。
「11がつ26にち
お父さんがいえにきました。なにかお母さんとはなしていました こえがおおきくて、おこってるみたいだったので、お母さんにきいてみたら、はさみをむけられました。はさみはもうなんかいめかわかりません。
」
は!私は横腹を触る。確かここには縫った跡があったはずだ。はさみ、ハサミ、鋏。
「12がつ16日
お母さんににっきをかいてるのがばれちゃいました。さいごになるので、いっぱいかきたいとおもいます。ぼくは今へやにとじこめられて、ごはんはたべれてません。しぬのかもしれないっておもうとなみだがでます。でももうなみだはでません。なにもかんじなくなりました。
それじゃあ、ぼくはこのはさみをつかって、あのひと
」
動悸が荒くなる。私の母は今どこにいるのだろう。なぜ今まで母のことを気にしたことがなかったのだろう。この日記の持ち主は私だ。私は確信した。それと同時に、ある不安が残る。はさみ。
優しさとは、本来生活の中で身につけていくものだ。虫でも、自分の周りの植物でも良い。それらを大切にし、それらを想うことで優しさは身につくと言えるだろう。
しかし、それらに触れることが出来ず、家でも、外でも殴られ蹴られ、罵詈雑言、「生まれて来なければ」。
どうしたら優しさが身につくのだろう。「優しさがない」ということは私が死なないために身につけた術なのかもしれない。母をこの手で終わらせたのもその力のおかげなのかもしれない。
優しさ
どん底だった息子に「ママは声が枯れるまで君を応援する!」と言ったら「だからそれがウザイ」って言われた…
あの時はわからなかったけど「応援する!」の後には「だから頑張って…」が隠されていたんだね。
優しさのつもりが…余計なお世話だったり、自己満足だったりする事ってある。
それが本当に優しさか?難しい…
〖優しさ〗
何を言っても全部肯定してくれるあなた
やりたいことは全部叶えてくれた
好きなこともさせてくれた
なぜここまで優しいのか聞いてみた
「大好きだから」その一点張りだった
だからあなたを信用してた
浮気現場を見るまでは
怒りや悲しみ以上に疑問と衝撃が残った
今までの優しさは嘘だったの?
でも学んだよ 優しすぎる人には『裏がある』
ありがとう 気づかせてくれて
でもこれからは覚悟してね
倍以上の裏を見せてあげる 今から私の番だよ
【優しさ】
僕の職場には細かいことに気が行く女性がいる。同僚のために必要な資料を準備したり、体調が悪い人を見つけると声をかけてさりげなく手伝ったり。誰もが嫌なことは率先してやっていた。
しかし、僕はそんな彼女の様子がだんだんおかしくなっていくことになかなか気づけなかった。
僕が変化に気づいたのは年の暮れ頃だろうか、軽く腕を振るう感じで自身の足を叩いていた。だけど普段と変わらず同僚と話したり業務も変わりなくこなしている。
そんな様子から気にも留めなかったが、ある時彼女の独り言が聞こえてきた。
「あー、イライラする」
その言葉にびっくりした僕は、試しに何気ない会話を振ってみた。
彼女の様子は普段と変わりない。いつも通りの笑顔で僕に接してくれたが、一人の時はため息が多く顔つきが険しいことにようやく気がついた。
それから彼女を見ていると、あることが分かった。
普段気を利かせて同僚たちのサポートをしている彼女だが、同僚たちはそれに気がついていながら感謝を述べることがないのだ。
ある時残業で彼女と二人で作業をしていた。
僕は彼女に普段の行いに感謝していることを伝えると、彼女の目からは涙が溢れ、泣き出してしまった。彼女は言った。
「最近訳もなくイライラすることが多くて、だけど何となく気持ちが軽くなった気がします。ありがとうございます」
「自分を大切にすることも大事だよ」
僕が言えたことではないかもしれないが、それでも少しでも慰めになればと彼女に告げる。
別に見返りを求めてやってた訳では無いだろう。だけど、感謝の気持ちを伝えないと誰でもいつかは壊れてしまう。
これからは、僕も少しは周りに気を配ってみようと心がけることにした。
優しさ:
僕の将来は、どんな色だろう。
自分で決めなくても、時間が経てば勝手に決まる。
それに、望んだとしても、その色が手に入ることは、個人の一生ではほとんど無い。
将来という言葉を使うのは、ミドサーの僕には似合わない。
練れば練るほど色が変わって、こうやってつけて食べる。ねるねるねるねは、魔女の優しさだったのだ。
この世の大半の情報は嘘である。
ネガティブな意味ではなく、人間は大規模な人数の集落になるにつれ「うわさ」、たとえば「あいつは大きな動物を倒したらしい!だからあいつがリーダーだ!」という風に、生存上有利になるように多くの人々を束ねるため、「うわさ」という名の嘘か真かわからないーただほとんどは嘘ーものが使われた。
それはおそらく、人間の本能的な物で、現代がうわさという名の嘘で塗れているのもまあ、人間が食事をやめないのと同じようなものだと思う。拡散力が段違いではあるが。
そんな世の中で、大事な能力は、嘘か本当か見分ける能力もそうだが、人の優しさというものに気づけるか。も大事だと思う。何故なら人は、優しさという感情には嘘はつけない。仕草、表情、言葉選び………さまざまな点で優しさが滲み出ているのだ。
だからこそ、優しさを受ける側も、優しくしてくれた人には嘘をつかないで欲しい。優しさを純粋に受け取って。
「ありがとう」
を伝えよう。
その一言が、この世で一番、優しさに包まれているから。
昨年のこと、
空港の出発ロビーの
ベンチに座っていたら
見知らぬ小学生が来て、
わたしと同じテーブルの
椅子に座った
わたしの対面に!
しばらくすると
母親らしき女性が
「スミマセン!」と
頭を下げて、
子供の手を引っ張って
去っていった
わたしは、
ぽかーん、とした
小学生は、
他にもテーブルはあるのに
どうして、わたしの前に
座ってくれたのだろう
『優しさ』かな?
まー
寒さにも 耐える温もり 与えるは
家族でもなく 綿のぬくもり
優しさ
優しさって何
よく優しい人だねって言われる
なんて答えればいいのか分からなくなる
だって
ほんとは優しくなんかない
うわべだけの仲だから
悪く思われないようしているだけ
ただそれだけ
だから
優しい人なんて言わないで
優しいがなんなのか分からなくなる
相手に優しく接して
自分が苦しくなる
そんなの不平等じゃん
優しくいなきゃならないの?
そんなの違う
怒らないといけない時だってある
だから
皆自分にも平等にね
優しさ
優しさだけで生きていけたらいいなと、思わない日はない。しかし人間ご飯は食べなきゃいけないし、呼吸もしないといけないから、きっと死ぬまで無理な話だろう。
人は優しさでできているのかな、奪ったものでできているのかな。今晩食べたカレーはおいしくて、とても優しい味がした。
これを読んでくれた人が、明日も1人分、生きていけますように。