『優しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「優しさ」
相手を思い行動することの
すべてが
優しさのような気がします
相手にどう受けとられるかは
後のお楽しみで わからないが
少なからず
喜ぶ姿を想像する事が出来ただけでも
その優しさは
報われると思うよ❢
『誰か』に『何か』をしなければ、
“悪意”も“善意”も生まれないのだ。
私の一部を削り取って渡す。
お前の口に合うといいが。
♯優しさ
優しくするのって
どうすればいいんだろうね。
色んな人にいい顔するけど、
注意ができない。
そんな自分がもどかしい。
優しい人って
相手にばかり気を使うんじゃなくて
それ以上に
自分に優しくできるんだと思う。
心に余裕がないと
難しいよね。
自分じゃなくて
相手だけを優先してたら
いつか余裕がなくなって、
心が壊れちゃうよ。
疲れたら遠慮なく休めたらいいよね。
そうすれば
人にも優しくできる気がする。
周りの人に
優しくしよう。
子供の頃は
何も思わなかったけど
本当に
そうなのか?
ほんとの
ほんとに
1番大事なのは
わたし自身。
まずは
わたしが
わたしに
優しくする。
それが大前提。
それから
大切な人に
優しくしよう。
#優しさ
愛を語る
いつもと変わらない朝
ベットに横たわって君は背を向けて
おはようって言葉だけが
聞きたかった
いつもと変わらない朝を迎えたくて
君が太陽を見れるように
だから今日もそばにいさせて
好きだから
好きなんだから
別にちょっとくらい 嫉妬しちゃうから
初めての
ことばかりだけど
君と一緒なら 私は進めるの
君がドアを開けた
私は君の顔が切なく見えたんだ
おかえりって言葉だけが
言いたかった
一緒にいようと決めた時から
私が幸せであるために
だからそばにいて
大好きだから
大好きなんだから
今はあの人よりも 私を見ていて
知らない ことばかりだけど
君がひとつずつ教えてね
愛だから
愛を知ったんだ
朝起きて おはようって
家を出るなら 行ってらっしゃい
君がドアを開けたら私が
おかえりって待ってるからさ
愛してるから
ずっと好きだから 嫉妬しちゃうし
依存しちゃうけど 君に私を見てほしいだけなの
愛してたんだ
なんでって 疑問ばかりだった
最初からわかってたけど
やっぱり 寂しくなるからさ
いつもと変わらない朝
君は横にいなくて もうどこにも居なくて
いつもと変わらない朝を迎えたくて
君と太陽を見たくて
だから今日もそばにいるから
〝優しさ〟
私には、可愛い後輩がいる。
クレーンゲームが得意で、
たまに景品を渡しに来てくれる。
あの子に憧れて私もやってみたけれど、
これがなかなか難しい。
今度あの子に教えてもらおうかな。
いや待て…最近私はあの子の優しさに甘え過ぎている。
やっぱり一人で景品を取って、
あの子にプレゼントしよう。
きっと驚くだろうな。
気づくこと
気づかないふりをすること
関心をもつこと
受け入れること
与えること
分かち合うこと
側にいること
見守ること
胸を痛めること
赦すこと
手をほんの少し伸ばすこと
「優しさ」
#314
人は誰しも優しさを与えられるところからはじまると思っている
誰かに優しさを与える初体験は何歳なんだろう
受け取り側の心がそれを決めるなら、きっと生後9ヶ月のときかもしれない
ここから消えてしまいたいと線路に歩いていった母
背中には言葉を持たない私
すすり泣いていた母の首に触れた小さな手
あなたの温もりがあったから今も生きてるよ
「優しさって何だと思う?」
あなたは私にそう問いかけた。
君は厳しくしすぎないところが素敵だけれど、そうして何でもなぁなぁにすることが優しさじゃないんだよ。
そう言うするあなたの表情は慈愛で満ちていて、何故か悲しげで、険しくて……感情でいっぱいなそれを正面からじぃと見つめる。
「もう、ちゃんと私の話聞いてるの?」
そんな問いににっこりと笑えば、あなたは呆れたように頭を撫でてくれた。
そんなことしないでさっさと私を切り捨ててしまえばいいのに、と思う。きっと彼女自身もわかっているはずだ。なのに捨てないなんて、愚かなひと。
やっぱり、あなたほど優しくて親切なひときっとこの世にあなたしか居ないのだわ。
唯一のあなた、いとしいあなた。世界でいちばんあなたのことを愛しているわ。
目の前のいとしいひとに、私は「にゃおん」と肯定の声を上げた。
▶優しさ #57
優しさと騙すことは、違うように見えて似通っている。
他人の弱さに漬け込んで、後は良いことをするのか悪いことをするのかどうかだ。
しかし、騙しがもし、相手にとってメリットの方が大きい場合、はたして悪だと言えるだろうか。
おそらく、一定数の人達からは称賛されるかもしれない。
優しさも同じく、相手にとってデメリットが大きい場合、善とは言いがたくなる。
かといって臆病になり何もしなければ、怠惰で冷たい人だと思われるだろう。
とかく人間とは難しい生き物だ。
優しさ
動く椅子で座ろうとしたら椅子が動いて転んだ人がいて、
大丈夫!?
って言いながらずっとその人を見るのは恥ずかしいからやめてあげて。
心配した後スッとスルーするのも優しさ。
コンクリートの道端に燕が翼を広げて倒れていた。様子を見るに死に垂んとするさまだった。彼は凝然とそれを見るばかりで、応急処置をしようとか、助けを呼ぼうとかそういう素振りは一切見せなかった。私たちは、憐れだな、と互いに共感を口にしてそのままその場から去った。彼の恬然とした顔つきはもはや見る影なく、親友の彼女と姦通した直後の男のような懺悔の面持ちで歩みを進めていた。ある程度の距離になっても、表情が懐柔することはなかった。ここに義侠心の敗北を見た気がする。
これは私の実話。
中学生になり、新しいクラス。
新しい友達。
隣の子が声をかけてくれた。
遠い街から引っ越してきたらしい。
たまたま趣味があって、どんどん仲良くなってた。
その子は虐められてた。
社長令嬢で可愛くて、コミ力もあるからかな。
要らないほどの正義感と
気の強さ
頑固
これは私の短所。
助けなければよかったかな。
先生も巻き込んで、部活を退部して。
そこまで辛かったんだよね?
何度も励ましの言葉をあげた。
守ってた。
でも事が落ち着いていくと、いじめていた子と仲良くなっていた。
私は、いじめていた子を小学生の頃から知っている。
中一で、ネッ友と会い
ネット出できた彼氏とDM
15人も彼氏いるんだ〜
10万を片手にインスタのストーリー
そんな子だった。
私は、多分。
見返りは求めてない。
でも、心配で心配で。
『 誰と仲良くするかは自由だけどさ、気をつけないよ』
『 お前さ、よくいじめてきたやつと仲良くできるよね』
強く言葉をかけてしまった
『 まぁいいけどさ、気をつけてよ』
私もしつこかったかな。
これに対して
『 いいなら、私の人生に口出ししないで』
あー。私、もう無理かも
助けなければよかった?
私はどうすればいい
また裏切られたのかな。
悲しいな。
先生からも言われた。
『 あなたは優しすぎるから、気をつけて』
優しくないよ。
多分、人を助けたいだけ。
うん。
でもさすがに自分でも言っていいかな。
私は優しいんだな。
正義感なんていらないよ。
#優しい
私がお腹痛い時
あなたは必ず「お母さん 大丈夫?」と
扉の向こうから声をかけてくれますね
そんなあなたに1番最初にプレゼントしたモノは
(優希)という名前です
名のとおり 優しい子に育ってくれ
母はこの上なく嬉しく思います
どうかこのまま 優しさに包まれた日々が続きますように
#優しさ
テーマ/優しさ
学生のとき、ちょっとしたモデルの仕事をさせてもらっていたことがある。いわゆる読モではなくて、公共物のパンフだとか、電車等の中吊り広告に起用されるもので、ザックリ言ってしまえば〝素人感〟とか〝フツーの人っぽさ〟が演じられるモデル。
そんなアルバイト的な仕事をしていたときに、同じくモデルの仕事をしている女性と知り合った。歳は2月の早生まれで学年的には私と同学年。1年近く友達づきあいをさせてもらった。
小田急線で、私の大学は玉川学園前、彼女の短大は本厚木だったので、ときどき、町田駅にある東急百貨店町田店の中にあるアイスクリーム屋さんで仕事の入ってない日の学校帰りに待ち合わせて、30分か小一時間おしゃべりをするだけのことだったけれど、油絵を描く趣味が同じであったりとか話が合って楽しかった。
その程度の友達づきあいでしかなかった彼女に、郷里の新潟で当時中学三年の美樹の話をしてあげたことがあった。美樹は早生まれで2月6日が誕生日だと話したら、彼女が驚いた。実は彼女も美樹と同じ2月6日生まれだということを初めて教えてくれた。
不思議な縁だなあと思って、彼女に美樹の写真を見せてやったら、どことなく雰囲気が似ていると言って親近感を抱いたらしい。
そう言われてみれば、私は仕事上で表情を作っている彼女を見ていたせいか、それが彼女の素顔のように錯覚していたけれど、目の前でアイスを食べながら微笑んでいる彼女をよく見ていたら、確かに目元と口元が美樹と同じように思えた。
その後、松女短大を卒業した彼女はOLを経て本格的にモデル業に携わって、歌を歌う仕事に転身した。
1992年、美樹は玉女短大を卒業した後、何も理由の言葉も残さず姿を消した。実家のご両親に執拗いほど訊ねてみても本当のことを話してはくれなかった。
ショックが大きすぎて、どうしようもなく歌手デビューしたばかりで多忙なはずの彼女に聞いてほしくなった。
仕事の環境がガラッと変わった彼女に果たして繋がるかどうか分からない電話番号に、繋がってほしいと祈るように電話を掛けてみた。
「おと君、まだこの番号覚えていたんだね。社長から解約するように言われていたから、その前に繋がって良かったあ。でも……この電話に掛けてくるなんて、よほどのことがあったんじゃない?」
忙しいはずなのに、かつてのような優しい声が返ってきた。胸に溜まった苦しみがもう爆発しそうで、ダムが決壊したように美樹の失踪のことを彼女に打ち明けた。
「おと君。美樹ちゃんのことは写真も見せてもらったり、二人のそれまでの8年間の付き合いのことを話してもらったりしていたから、私なりによく分かっているつもり。だから言うね。美樹ちゃんはその理由を言ったら、おと君がもっと苦しむと思ったから何も言えなかったんだと思うの。それは美樹ちゃんなりの自分で選んだ優しさだったんだよ、多分……」
「そんなの……いなくなるほうが、どんな優しさであっても俺には辛すぎるよ。もう美樹の隣を歩けないって……そこには俺はいないんだって、そんなことを思うだけでも呼吸が変になって、苦しいよ」
と、私は涙ぐみながら安定しない声で返事をした。
彼女は一緒に泣いてくれた。そして
「今は泣くしかないよね。息もできないくらい泣いて泣いて、もっと目が腫れるまで泣いたっていいから。ひとの優しさってさ、いろんなカタチがあるけど、ひとりの人間が持っている優しさでも時にはカタチを変えるものだと思うの。美樹ちゃんの最後にみせた優しさはきっと、覚悟の優しさであって、おと君に優しくすることで自分を痛めつけるものだったんだよ。私にもそんな経験あるよ……その道しか選べなかったんだよ。おと君にそれを悟られたら嫌だったんじゃないかなあ。なにかの理由でその選択が一番いいことだって、美樹ちゃんは判断したんじゃないかな……だから、この先どんな結果になるとしても美樹ちゃんを恨まないでやってね」
それが、彼女から最後にもらった言葉で、最後にもらった優しさだった。その翌年、彼女は『君がいない』というタイトルで曲をリリースした。明るめの曲調で歌詞の最後に「切なく good-bye」と終わらせている。
その優しさ、ありがとう。
自分の人生、気持ち切り替えていこうって思ったんだ。
優しさ
猫に優しさがあるのかどうか
わからないけれど
かつて飼っていた猫を
思い出すのは
優しい猫
だったな、と
夜更かししているとニャアとうったえ
それでも私が起きているとあきらめて
親の布団に潜り込み
やっとこさ私が一緒に寝ようと
猫を迎えに行けば
自ら出てきて
トイレをすませ
私の部屋で朝まで一緒に過ごしてくれた
優しい猫
思い出の宝物
ありがとう
Theme:優しさ
貴方はいつも優しい。
でも、その優しさが私を苦しめる。
貴方は誰にも分け隔てなく、惜しみなく手を差し伸べる。
優しい笑顔と一緒に。
貴方の優しさが他人に向けられているのを見ると胸が痛む。
誰にでも優しい貴方。
その優しさが、その笑顔が向けられる先が、私だけならどれだけいいだろう。
今日も貴方の優しさが私の胸を切り裂く。
優しさ
やさしい人がいいわ。
みんなそういうの。
でもね、やさしい人はずるいんだよ。
やさしい人はやさしいから、
やさしい人からやさしくされると、
みんなきらいになんかなれないから。
もしも、やさしい人が
わがままで
つめたくて
サイテーなやつだったとしたら?
きらいになれるのに、別れられるのに
やさしい人はやさしいから、
やさしい人からやさしくされると、
きらいになんかなれないから。
だから
やさしい人はずるいの。
ずるいんだよ。
「ハトにエサを与えるのは優しさではありません」という、小さな看板書きを、15年ほど前に札幌の大通公園の緑地帯で見た。その直後に屋台で焼きトウキビを買ってベンチで食べたんだが、一羽のハトがずっと近くに居た。クレクレ光線出しまくりのガン見で、ずーっと居た。
「お前にトウキビ粒をわけてやるのは優しさじゃないとか看板に書かれてるからダメだよ」と言いながら焼きトウキビを食べる間、僅かかもしれない可能性にハトはブレなかった。すべてのトウキビ粒が無くなると、ハトは静かに去って行った。
誰かがハトに迷惑を被っているのか、それとも人間から食べ物を得ることにハトが慣れて本来の捕食能力を鈍らせることを危惧しているのか、看板文言だけでは判らない。
これが知床の熊相手なら、食べ物なんて絶対ダメだ。最近の観光客は熊に食べ物を投げてやる人も居ると聞く。ホント、ダメ絶対。はっきり言えば、野生の熊に食べ物を与えるという行為は、その熊が殺されるリスクを与えているのと同義だ。人間から食べ物を得た熊は、人間と食べ物を結びつけて覚える。繰り返し人間に接触を試みてしまえば、猟友会のおじさんおじいちゃん達が出動せざるを得なくなり、その熊は撃たれる。そういう可能性を考えることなく、通りすがりに無責任の極みを楽しくやるなんて鬼畜も同然だ。絶対に優しさなんかじゃない。ひとつ言い添えておくが、熊撃ちを喜んでやる人はいない。大抵、命を奪うことに複雑な想いを持ちながら「出動の義務」で実行している。「人間の業というやつだろうか」と言っていた熊撃ちのおじいちゃんもいた。
生態や習性をよく知らないまま、口だけけたたましく動かす「声だけでかい」人も居るが、本当に生きものへの思いやりや優しさを発揮するなら「どちらかが死ぬ」結果につながる行動はしないはずだ。「優しさ」はまんべんなく渡るものなのだから。