『優しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
氷点下の雪が、あたたかさを連れてくる。さり気ない気配が愛おしい。
#優しさ
与えられる方も
与える方もいつか壊れてしまうもの
いつしか我慢へと変わるもの
目に見えない、気づけない
気がついた時にはもうない
ふとした瞬間に消えている
それが優しさだ
300字小説
秘められた優しさ
人間と魔族の戦いが激化するなか、魔族に庇護され育てられた人間の娘など、あってはならない存在だった。
『お父さん』
と呼ぶ娘に
『利用価値も無い能無し』
と酷いことも言った。そして、密かに部下に調べさせ、善良な人間の営む孤児院を見つけ、大枚の寄付と共に『売り飛ばした』。
「あれから二十余年、まさか人間と魔族が和睦を結ぶ日が来るとは」
魔族側の使者として来た私の前に、人間側の使者として中年の女性が現れる。
「……お前は……」
歳はとったものの、忘れるはずもない面立ちを宿した彼女に愕然とする。
「お久しぶりです。お父さん」
彼女が笑む。
「やっと再会することが出来ました。私が貴方の優しさに気付かなかったと思いましたか?」
お題「優しさ」
優しさ 求めるだけじゃ無意味だね
⒈優しさ
初めに俺には好きな人がいる、生徒会長の俺よりしっかりしてて、綺麗で、皆に優しくて、それでいて自分には厳しい…そんな人を好きになった。
―
今日は文化祭だった、その文化祭も終わり皆、片付けに入っている。
一緒に片付けをしていた友人に急に言われた。
「あのさ」
「?どうした」
「生徒会副会長の麗香さんいるじゃん?」
「ああ、いるけど」
今言うが、俺の好きな人は五十嵐麗香(いがらし れいか)という人だ。
「麗香さんがどうしたんだ?」
「俺麗香さんに告ろうと思っててさ」
「……ぁ」
その言葉に反応出来なかった、反応の仕方が分からなかった。
俺の友人はイケメンでその上高身長、成績優秀でスポーツ万能…
まさに“主人公”という言葉が似合う男だ。
「そッ…そうか…いいんじゃね…?」
本心を隠して言った。
「噂で麗香さんが俺のこと好きって聞いて、単純だけど俺もそっから意識しちまってよ〜!w」
「…そっか…」
「おう!」
親友に等しい人と好きな人が被った
「お前も応援してくれるよな!」
「っ……」
そんな悪気のない言葉を向けられた
「ぉ…おう、当たり前だ…!!」
咄嗟にそう答えてしまった、答えてしまったからにはもう引き下がれない
かっこ悪いが諦めてしまおう…本当に…ダサいな
こんな時、自分に自信があれば良かったなんて今でも振り返ってしまう。
作︰水無瀬 陽鳴、酔狂
「優しさ」
私は、幼い頃から周りから言われる長所が
いつも「優しい」だった。
だけど、私はこの褒め言葉が苦手。
だって、一部の人は「優しい≒都合いい」って
無意識に思ってる気がする。
『優しいから断らないでしょ?』
優しいしか褒められない私は、
優しくあるために断れなくなった。
私はもう、ただ優しい人ではいたくない。
強く優しい人になりたい。
『優しさ』
私はよく「優しい人」と言われていた。
確かに、相手の嫌がることはしたくないし自分より
相手に幸せになって欲しいという考えはある
別に自分が遠慮をしているわけではないけど、
相手に合わせるのは得意だ。
でも、もし相手が悪いことをしようとしても私は注
意できるような人ではない。
かと言って一緒に参加するようなこともしない
ずるい人間だと思う。
私が好きになった人は優しくはなかった。
思ったことを全部口に出すし、相手を傷つけること
もすぐ言っちゃう人だった。
でもそれは羨ましいことだと思った。
自分の軸がしっかりあってダメなことはダメと
好きなことは好きと言えるはっきりとした人だった
少しデリカシーが無い彼だからあまり人からは好か
れていなかったけどでも
私はそういうところが好きだった。
昔の家の
広い庭に
小さな私は
小さな小さな青い花をつんで
ぴょこぴょこ動いて
笑っている
その花がいつの間にか
夏のホコリになって
車に閉じ込められて
やがて駅に流れてゆき
雑踏の中
スーツケースの毛玉になったりして
やがて日本海を北上し
空に舞って千切れて
大きくなった私のもとに
雪となってふわふわふってきてくれる
【優しさ】
優しさ
緩く滑らかな静けさ
薄く鮮やかな傷口
淡く儚げな明確さ
呆気なく痛みのない一振り
明らかな違いだと思う
優しいとは届かない違いで
優しいとは違わない想いで
優しくとは届く気遣い
優しさとは側から見えた考え
どこかには届くかもしれない
それがどこを向いてたはともかく
簡潔に言うと
優しさは痛みである
痛みを感じないものもいるね
他の痛みで誤魔化しる
そのことに気がついてないと
ほとんどは無力で
ただ優しくしても無駄になる
伝わらない思いに意味がある
それは伝えたい側に
いつかそれとなくわかるなら
それはその時に意味をなす
しばらくは待つしかない
それはもう既に
伝えられた側の問題だから
優しさ
すべてを包み込んでくれる
すべてを忘れさせてくれる
自分の中の素直な感情に気づかせてくれる
それを求めていた
求めていたつもりだけど
与えてばかりだ
与えていたつもりだけど
実はたくさん与えてもらっていて
それに気づいたときには
自分はただの自己中野郎になっていた。
優しくされたら、優しくできる。
優しい人は、優しくされた喜びを知ってるから優しい。
優しさは一方通行じゃない。
だから嫌いな人や苦手な人には優しくできない。
一方通行の優しさは、いつか心が折れる。
真の優しさには見返りはいらない。
優しさの連鎖で世界が丸くなれば、戦争もなくなるのかなぁ。
まずは身近な家族から優しさの連鎖を始めよう。
優しいって難しい。
誰かに良くすれば、優しい。
手伝ってくれれば、優しい。
話を聞いてくれれば、優しい。
否定しないで黙って聞いてくれたら
黙らず意見を出してくれたら
怒らないでくれたら
ちゃんと叱ってくれたら
そんなの主観の違いだ。
分かってるよ。分かってる。
世の中って変に優しいにこだわり過ぎなんだよ。
僕はそう思う。
現に僕も優しいに甘えてる。
こうして、目の前で僕を殺そうとしてる君が
もし僕を見逃してくれるなら、君を僕は『優しい』と言うだろう。
じゃあ、君がもし僕を殺したら、君は……
俺は、なんて優しい人間なんだ。
目の前にいるこいつを苦しまずに解放してあげるなんて。
苦しんでいるやつの為にオレがこの世界から
みんなを解放してあげるんだ。
天国に行けるように。
さて、次は誰をカイホウシテアゲヨウカ
タイトル:優しさ
ボクは優しくなんかない
どう思われるか怖いから
本当の気持ち隠したいから
責任から逃げたいから
本当の事が言えないダケ…
だから
キミに対して優しい
怒ってあげられる人になりたいんだ
優しさの大部分は愛情からできていると思う。
だけど世間の優しさの大部分は、たぶん打算や下心の偽装でもあって、そこが難しいし面倒になる。
他人を思いやる気持ちや行動。
優しくなりたいと人は常に感じている。
それを失うことは社会性を失うことに他ならず
孤立してしまうからだ。
自分勝手に行動することも大変なんだ。
僕が通ってる中学校は、歩いて30分くらいで着く。
いつも通りの通学路。
けど今日は、なにか違った。
カン、カン、カン、カン、、、、
踏切が鳴る。
それを横目に見ながら通り過ぎようとした時、ある少女が目に入った。
「ッ……タッタッタッタッ」
「ッはっ?」
少女は踏切が鳴っているにも関わらず、線路の中に走っていったのだ。
よく見ると、同じ学校の制服。
鞄は踏切の隅に置いてあった。
電車が近ずいてくる。
「…ッガシッ」
ガタンゴトンガタンゴトン
……
「はあッ…はぁッ…危ないだろッ?!」
何とか直前で少女の手を引き、2人とも助かった。
ここは人通りが少なく、僕が手を引いてなければ彼女はきっと死んでいただろう。
数分経って、やっと彼女が口を開く。
「……なんで助けたの。」
「…は、?」
「私、死にたかったのに。消えたかったのに。なんで、、」
「…君、僕と同じ中学だろ?それに、目の前で人が死にそうなのに、助けない方がおかしい。」
「…それってほんとに私を助けたの?」
「え、、?」
「私がなんで死のうとしたかも知らないくせに、勝手に私の心の中に土足で入り込んでこないでよッ…」
ー作者解説ー
今日のテーマは〖優しさ〗。
自殺しようとしてる女の子と、それを止めた男の子を書いてみました。
皆さん、優しさってなんだと思いますか?
確かに、男の子がした事は、きっと世間的には正しいことなのでしょう。
でも、女の子にとって、その行動は本当に正しい優しさでしょうか。
この後2人はどうなったんでしょうね。
暇な時にでも、優しさについて考えつつ、この物語の続きをあなた方が完成させてみてください。
それではまたお会いしましょう。
私は、あの人の優しさに酔いしれ、溺れ、胡座をかいている気がしてならない。どんな言葉も、どんな憂いも、どんな行動にさえも敵わない。あの人が羨ましい。空虚な自分なんて消えてしまいたい。きっと、そんなことをしたら、あの人は悲しんでしまう。それだけは、悲しむ顔だけはさせたくないんだ。何故って、それは、あの人が私の親友であり、片思いの人であり、唯一無二であるから。愛おしく、儚げで、可愛らしい。いつの日か、どれ程私があの人に救われたのか伝えたい。どれ程好きなのか伝えたい。人生一度きりと言うのなら、明日、伝えよう。明日の夜8時半に、通話越しに。直接会って、告白したいから。好きなのは、まだ言わないけど。もし、付き合えたら、どんな風に、私を愛してくれるのだろうか?考え得る限り、優しい温かい愛なのは間違い無さそうだ。ただ、空っぽな私は、君の優しさや気遣いや好意に値する程のものを返せない。そんな私が隣に居るのは、嫌だろうか?案外、女々しいあの人の事だ、私に主導権を握らせることだろう。あの人の口から先に好きと言わせる戦略を立てられると思うと、存外面白い。
私は、あの人を好きなのだろうかと、時々考えてしまう。切なさと、自分に対するあの人を信じきれていないことに嫌気がさす。でも、きっと愛せるって、根拠のない自信だけが宙を舞っている。元カレに植え付けられたトラウマのせいで、人の愛し方を失くしたけれど、それで良かったんだ。私は、あの人だけの愛し方を作っていけばいいと考え、行動に移せるのだから。あの人との時間の共有は、心地良い。最近、知ったのは、あの人は意外にも話すことが好きだと言う事だ。いつもは寡黙で、聞き役なのに、私の前でよく話すようになった。私がもっと知りたいと言ったからだろうか。私は、大切な人とは、沢山話をしたいと思っているので、嬉しい。どんな苦痛が私を襲っても、あの人が居て、隣で話が出来たなら、私は乗り越えて見せるよ。
あの人は、私が他の男性と話していると、暗い顔になって、こっちを見てくれない。嫉妬しているのだろうか?最近は慣れたと言っていたが、寂しそうな、悔しそうな顔をしているのは、気のせいだろうか。こちらとしては、あの人の周りの女性の方が気になるのだけれど。それはそうと、あの人は私と面白いくらい真逆なんだ。私は、男性の友達が多い。だが、あの人は女性の友達が多い。私は、何時間でも本を読めるくらい読書が好きだ。あの人は、両手で数えられるくらいしか本を読んだことがない。あの人は、音楽ではラップが好きだ。でも、私はラップがあまり好きではない。あの人はマンゴーやアボカドが苦手だ。私は逆にマンゴーなんかは大好物だったりする。こんな調子だが、共通点が無い訳でもない。私もあの人も冬が好きだ。苺を一生食べていられる。甘党。珈琲はブラック。好きな色は青。好きな時間は夜から朝方にかけて。
私は、あの人と親しくなって、親友に成れたことは、誰が何と言おうと、嬉しかった。あの人の心の内に触れ、優しさに支えられ、共に苦難を乗り越えられ、今に至ることに、意義と言い表せない程の深謝と幸福に満たされた。私とあの人がこれからも共に過ごす時間があるのなら、私は、幸せだ。
歪みきった理と中途半端な優しさで傷つけ合う
このどうしようもない世界で僕らは
互いの温もりも頼りに
たった一つの正解を探しはじめたけれど
荒み渇ききり、微塵の潤いもない大地に
どれほども望むべくもなく
ただただ今この時を凌ぐばかりとなっていた
放課後対話篇
これは、我々が「灰色の青春時代」と読んでいた、特に色恋のない高校生活の時の話。
放課後、文芸部の部室で読書して時間を潰していた私は、同じく時間を潰していた友達と話をする。
ちなみに、彼はイマジナリーフレンド、いわゆる私の想像上の存在であり、実在しない。
友達いないわけではないんだけど、哲学的な話ができるような間柄ではないのだ。
特に、今日のはかなり繊細な話題だ。仲が深いわけではない他人には言いたくない。
私は聞く。
「『優しさ』って、何だと思う?」
「……その人を思って行動することかな。何でそんなことを?」
「昨日さ、姉が親に恋人がいるって話をしたとき、親が『絶対連れてこい』って聞かなくて、姉は涙ながらに抗議してたわけ。親は『見せられないような人間なのか』、姉は『娘のことが信用できないのか』と。」
それはそれは大喧嘩であったわけだ。
あまり言い争うことのない我が家で、珍しく声を荒げて。
「で、それが優しさなのかどうかってこと?」
「親が娘の彼氏を絶対に連れて越させるのは優しさか? また、姉はおそらく生まれて初めてできた彼氏に『両親に会って欲しい』と言って彼氏に負担をかけることを防ぎたい、というのは優しさか? っていうこと。」
「それだけでは何ともね。親は、自分の気に入らない男を別れさせるワガママかもしれないし、娘は彼氏にそんなことを言って振られるのが怖いのかもしれない。特に、そんなことで振られた噂が広まったら『アイツと付き合うと結婚前提になる(笑)』とか、『厳しい両親に制裁される』とか言われて、もう彼氏できないかもしれないし。」
イマジナリーフレンドは、厳しい、嫌なことを言う事が多い。ほかでもない、私が、内心で思ったゲスな感情を他人として言わせているからだ。
しかし、話は止まった。
そこから先は、憶測しかないからだ。答えは出ない。
故に、少し矛先を変える。
「別に、この話でなくとも、桃太郎でもいい。桃太郎が犬猿雉にきびだんごをあげたのは、鬼と戦うのに戦力が必要だったからなら、それは優しさではないのではないか、とか。そもそも鬼退治は、村人への優しさなのか、宝物を奪うための山賊行為なのか、とか。」
イマジナリーフレンドは腕を組む。これなら、現実ではないのでもう少し遠慮のない仮定話もできるだろう。
「犬猿雉については、絵本はともかく、話としては家来だから、主従契約だね。鬼退治はどうだろうね、社会正義を守るためとか。優しさとは違うような気がする。優しさはむしろ浦島太郎でしょ。」
「浦島太郎が亀を助けたのは、最初は見返りもないし、あまり議論の余地なく優しさかと思って。あえて桃太郎にしてみました。」
「それだよ。見返り。つまり、うまく行っても得しないのかどうか。」
「では、利害関係があると、どんな行為も優しさじゃないってこと?」
「見分けはつかないねってこと。あるいは、逆に損を被っているかどうか、とか。」
「鬼退治行為にはリスクが伴っているから、リスクを損と考えると、損しているってこと?」
「実際には、鬼退治がどのくらいの難易度か、得られる報酬がどのくらい見込めるか、のバランスで決まるんじゃない?」
ここまで言って、件の話を思い出す。
姉は親に嫌われるリスクを取り、彼氏に嫌われるリスク、あるいは彼氏の心理的負担を避けた。
親は娘に嫌われるリスクを取り、将来的に娘が不幸になるリスクを避けたかった。
こう並べると、親の方が、なんというか、あまり利を得られないが、親とは子どもを不幸にしたくないと思うので、子どもを不幸にしないのは、直接的に親のメリットなのかもしれない。
逆に考えてみる。
親には、リスクを取らずに「連れてこい」と言わない選択肢もあった。それも優しさなのか。
短期的には姉の負担を減らすだろう。しかし、もし悪い男なら、姉は不幸になる。
それとも、そこまで考えずに口から出たことか。
「こんちわ。おや?1人?」
文芸部室に新たに人が来た。先輩二人組だ。
私はこの二人はよく一緒なので付き合っていると思っている。
「優しさが何か考えていました。特に、表面的でないところで。」
「ワン◯ースみたいなこと?」
彼氏先輩が言う。ワン◯ースの初期には、主人公が無茶苦茶なことをしたが、実は誰かを思ってしたことだ、という展開がいくつもあった。逆に、善人面の悪人もいた。それのことだろう。
「いや、結局、優しさかどうかは本人にしかわからないし、もしかしたら本人も優しさと思っているだけで、実際には分からないことだな、と。」
自分の他の人が来たので、イマジナリーフレンドは消えた。
ただ、結論的には、口から出た今のくらいが着地点だったろう。
つまり、本人が、優しさの定義をし、自分の心の中のエゴを取り払ったうえでしか、正確には判断できない。
そういうものなんだろう。
だから、伝わるときも、伝わらないときもある。
ふむ。
今夜、親と姉に、別々に、都合の良い側面を伝えて仲の修復を図ってみるか、と考えてみる。
親には姉のクラス内での社会的死のリスクを、姉には親が娘に嫌われる覚悟をしても不幸になってほしくないと思っていることを。
結局、真実は私にはわからないのだ。
家庭内平和のために動いてもいいだろう。
この行動は、自分の住環境のためであり、優しさではない。
自分の内心のことだから、これだけは真実だろう、きっと。
お題:優しさ
優しい あなた とても 寛大
あなたの着ている服を汚しても、あなたから借りた物を失くしても、待ち合わせの時間に遅れても、あなたの大事な物を壊しても、私が勘違いして怒っても、あなたは決して怒らない。
寛大な あなた とても 無関心
「所詮他人だからね」「期待してない」
「だから怒りが湧いてこない」
他人に興味が無いのね。
それを私は「優しいあなた」と言っていたのね。
あなた の 優しさ
あなた 優しい?