優しさ』の作文集

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優しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/28/2023, 5:12:59 AM

流行りの優しさ

「これからは自分に一番優しくありたい」と
流行りの「優しさ」を唱えるようになった「私」は
令和になってやっとカドが取れてきた「昭和」です。

お題「優しさ」

1/28/2023, 4:48:34 AM

傷つくことを怖れ
やさしいふりをして
自分を守るあまりに
相手のほんとうを
見過ごしていませんか
人を思いやるというのは
自分を後回しにして
相手のために
心を砕くということ
この人のためなら
傷つくこともいとわない
そう思えたなら
新たな愛への一歩を踏み出せたと
言えるのかもしれません


#優しさ

1/28/2023, 4:16:17 AM

優しさ

「ごめん」
「なんで貴方が謝るのさ」

なにもしてないのにとボロボロの姿で倒れているシアンが笑う
自分は無力だ
目の前の4つ下の幼馴染は服の下の見えない部分なに打撲傷やら切り傷やら火傷やらがある
村の人間にやられたのだ
シアンに魔力がない役立たずだから
だから何をしてもいいのだと人々はいう
そんなわけないのに

「そんな顔しないでよ」

このくらい平気なんだからと彼はゆっくりと身体を起こした
今日は一段と酷いようだ
持ってきた包帯と薬の準備を始める
これでも自分は村一番いや国一番の魔術師だから治癒魔法でそんな傷すぐに消せるのに
それができないのを歯がゆく思う

自分が彼に治癒魔法を使えばそれを理由にまた彼を傷つけるのだと
村の人は僕にはとても優しい
困っていることはないかといつだって手を差しのべてくれる
自分がすごい魔術師だから
でも差し出してくれるその手はシアンを傷つけることしかしない

自分とシアンの違いなんて魔力だけなのに
道具を作るのも足が早いのも狩りが上手いのもシアンのほうなのに
それでも村の人たちはシアンを蔑む
魔力がないから

「そんな顔立ちしないでってば
ちゃんとわかってるよ
貴方があの人たちに何も言わないでいてくれているの」

初めの頃はシアンへの暴力を止めてくれとお願いしたのだ
わかりましたと村の人達はそういって僕にわからないようにシアンを罵り服で見えない場所に傷をつけた
気がついたときはシアンは前よりもボロボロになっていた

「“トキワ様に気に掛けてもらえるなんて気にくわない”だの“あの方の心を痛めるな”だのホントに人間って勝手だよね」
その身体中に殴られ蹴られた状態で原因を作ったのはお前らじゃんねとシアンは笑う

自分は笑えなかった
あまりにもみていられず治癒魔法かけたときは貴方がそんな事なさる必要ないといわれた
”あんなもの“を気に掛けるなんてなんてお優しいのだと涙を流して感動された
そして次の日にはシアンは前の日よりもぼろぼろになっていた
何故自分にくれる優しさは彼には向けられないのだろう

自分が手を差しのべた分だけシアンが傷つけられる
できることといったらこっそりと魔法を使わずに手当てするだけ
なんて歯がゆいいっそ魔法で
なんて考えているとシアンがこちらをじっと見ていた

「何もしないでよね」
「…わかっている」

釘を刺された
本当に止めさせたかったら村の人達を魔法で止めてしまえばいい
自分に勝てる人間はこの村にいないのだから
でもそれをシアンは許さない

「貴方も難儀だね、俺なんてほっとけばいいのに」
「嫌だ」

そんな事してたまるか
シアンがどう思っていようと自分にとってシアンがいなければこの世界で息をするのも難しくなるくらには大切な理解者だ
だから助けたい守りたい傷つかないでほしい
でも自分は何もできない
本当に厭になる

「早く村をでよう」
「もうちょっと待ってよ」

まだ山を越えるだけの身体も道具も足りてないしと呑気に笑うシアンの柔らかい頬を引っ張ってやった

世界はこんなにもシアンに優しくない

【10歳の少年から見た世界】

1/28/2023, 4:10:56 AM

(優しさのお洗濯)
私はどんなものも洗濯する洗濯屋。今日もお仕事をしに外へ出掛けます。
外はあいにくの雨。
水溜まりに入る「ポチャン」という音。どうやら依頼主はそこにいるようだ。
「こんにちは」
私がそう言うとびしょ濡れの少女は振り向いた。
「辛い………辛い」
そんな言葉を繰り返す少女。
「辛かったんだね。そんな辛さを私がお洗濯てあげる」
そう言い私は作業に取り掛かった。
優しさの石鹸で、優しさのタオルで、優しく話を聞きながら丁寧に拭いた。
そうすると、少女は自然に笑顔になった。いつものまにか天気も雨から晴天へと変わっている。
笑顔になった少女は私へ言った。
「ありがと。心お洗濯のアライグマさん!」
私は少し照れ臭くなった。

1/28/2023, 3:54:06 AM

彼女はサイコロをぼくに手渡して言う。

「2〜6が出たら、結婚しよう」

「1が出たら?」

「振り出しに戻る、だよ」

緊張しながら、振ったサイコロは、1で止まった。

彼女はサイコロをぼくに手渡して言う。

「2〜6が出たら、結婚しよう」

どうやら、振り出しに戻ったようだ。

1/28/2023, 3:24:30 AM

優しさ

優しさって、目には見えないものだから。
どう現していいか、分からなくなるけど。
そう考えている時点で、もうこれは優しさではないのかもしれない。

泣いている貴方に、手を差し伸べればいいのか。
それとも、黙ってそばにいればいい?
抱きしめて、自分も一緒に泣けばいい?
涙を拭いて、忘れるくらい楽しい事をしようって、手を引けばいいのかな。

そんな事を考えて、動けなくなる自分の頭を、黙って撫でてくれる貴方のほうが、きっと優しさを持った人なんだね。

1/28/2023, 3:06:19 AM

先生、職業柄上

いい人じゃないとだめなんでしょ?

世話を焼く人じゃないとだめなんでしょ?

優しい人じゃないとだめなんでしょ?

だから

話す時の目線も

頼み事をした時の承諾も

私の名前を呼ぶ時の違いも

知ってるよ、知ってるけど

勘違いしちゃいますよ
#先生#優しさ

1/28/2023, 2:32:59 AM

遅れてくる温もり
当然のように受け取るその刹那に
過ぎし時分にヒトリ、
雪の中の足跡を辿る彼の人の道のり
春の木漏れ日
じわり じわり じわり
哀しくなるほどの愛しさ切なさ、傷み
遅れてからやってくる温もり
雪のように降り積り
手を伸ばしても届かない
星の光のように 届く頃は彼の人は何処に
残り香、星の光、木漏れ日、
雲の切れ間のみずみずしさ、雪の中に残る軌跡
まだ まだ しんしんと降り積り 
息が、出来ない
思い返す微笑みは溶ける、肌に触れる雪のように
深く傷ついた臓器を癒やして ちくりと傷み
手を伸ばしても 手を伸ばしても もう届かない




#あなたの優しさ

1/28/2023, 2:30:13 AM

お題「優しさ」


『みんなに優しくありなさい』
幼い頃からずっと家族に言われ続けた言葉。
私が友達におもちゃを取られた時も、足が遅くて馬鹿にされて泣いて帰った時も、言われる言葉は決まっていた。

みんなに優しく。
おもちゃを取られても、この子の方がおもちゃで遊びたかったのだから譲ってあげようと思いなさい。
馬鹿にされても、自分の非が原因で不快にさせてしまったのだから、速く走れる練習をしなさい。

なんで私ばかり我慢しなきゃいけないのか。
最後にその不満を抱えたのはいつだっただろう。
いつのまにか私の中に溶け込んでしまった『優しさ』によって、そんな不満を抱えることもなくなってしまった。

彼女に、出会うまでは。




「ユウちゃん数学の宿題終わってるー?」

同じクラスのトモちゃんが私を呼ぶ。
用件は決まって、宿題を見せて。
自分でやらなきゃ意味ないのに、と一瞬思うが、私は決まってトモちゃんに笑顔を返すのだ。

「終わってるよ。今日トモちゃん指される日だっけ?」
「そうなんだよー、なのにやるの忘れちゃってさー」

悪びれもしてない笑顔だが、『トモちゃんは困っているから』私に声をかけたのだ。
それなら私が返せる言葉はひとつ。

「じゃあトモちゃん当たるとこ見せるよ」
「ユウちゃんやさしー! えっとねー、問5のとこなんだよね」
「そこなら答えだけじゃなくて、ここ全部書き写した方がいいかも」
「ありがと! たすかるー」

トモちゃんは嬉しそうに私のノートを書き写す。

「やっぱりユウちゃんはいい人だなー」

へらっと笑った彼女から溢れた言葉に、私は苦笑した。
ここでいう『いい人』というのは、きっと、『都合のいい人』なのだろうな。

席に戻っていくトモちゃんの背中を見つめていると、先生が教室に入ってきた。
チャイムが鳴り、数学の授業が始まる。

先生が黒板に公式を書いているのを見ながら、私はぼんやりと考える。
このあとの休み時間は、次は誰が古典の宿題を見にくるのだろう。



放課後、先生に任された課題のワークを回収して、私はぼんやりと廊下を歩いていた。

30人分のワークはそれなりの重さだが、まあ、『先生が困っていたから』仕方ない。
部活もやってない、ただ帰るだけの私がやるのが一番良い。

窓の外の景色を見て、そういえば今日は好きな漫画の最新刊が発売されるんだったと思い出した。
まあ、初回限定が手に入らなくても問題ないし。
頭に浮かんでくる、初回限定のアクリルスタンドを振り払って歩いていると、後ろから名前を呼ばれた。

振り返ると、同じクラスの藤原さんがそこに立っていた。

「あ、もしかしてワークに名前書き忘れた? たまにあるよね」

そう笑って近づくと、藤原さんはとびっきり苦いゴーヤを引き当てたときのような顔をした。

「あんた、良いように使われてもなんで笑ってられるの」

自分の体が凍りついたように動かなくなった。
藤原さんの言葉は、なぜか私を傷つける。
だがすぐに、頭のどこかで声がする。

もしかして、私の言動が藤原さんを不快にさせてしまった?

藤原さんの言葉と私の今日の言動で繋がる部分を急いで探す。
藤原さんと今日話したのはこれが初めてのはずで、そもそも普段も挨拶くらいしかしない仲だ。
彼女に良いように使われた覚えはない。

私は言葉を探しながら喋る。

「私……なにか藤原さんに頼まれてたっけ? 忘れちゃってるみたいでごめんね」
「何も頼んでないし忘れてない」

彼女の返事を聞いて私は内心頭を抱える。
それならなぜ彼女はこんなにも不満そうなのだろう。
なにも言えずにいると、藤原さんは舌打ちして、手を差し出した。

「半分持つ。先生に渡したら言いたいこと言うから」

何かお小言があるらしいが手伝ってくれるらしい。
ありがとう、と言いながらワークを半分渡す。

「藤原さん優しいね」
「……あんたに言われると私まで利用されてる気分になるから嫌だ」
「えっ……?」
「あとで言う」

むすっとした顔の藤原さんはそれきりなにも言わなかった。
職員室に入って、先生にワークを提出して、教室

に戻るまで、何も。


教室に戻ってきて、先に口を開いたのは私の方だった。

「さっき言ってたのって……?」

私の言葉に、藤原さんは不機嫌を隠さない顔で答える。

「あんたを見てると、『優しさ』が軽んじられてるみたいで不快なんだよ」
「優しさが……軽んじられてる……?」


どういう意味だろう。私はそんなに軽率に『優しさ』という言葉を使っただろうか。
考えていると、藤原さんはため息をついた。

「あんたが『優しい』って言われれば言われるほど、都合の良い存在イコール優しいもの、ってなってく気分になる」

優しさは本来もっと良いものなのに。
藤原さんから放たれた言葉は優しさのかけらも感じなかったけど、彼女が『優しさ』を大切にしていることは分かった。

『あんたに言われると私まで利用されてる気分になるから嫌だ』

さっき彼女が言ってたことを思い出す。
都合のいい存在という意味で優しいと言われている私に、「優しい」と言われるのは、たしかに都合のいい人と言われているようなものなのかもしれない。
『優しさ』を大切にしている彼女としては、それは一周回って侮辱と感じたのかもしれない。

だが。
私は藤原さんに頭を下げた。

「不快にさせてごめんなさい。でも……たぶん私はこれからも都合のいい存在でい続けると思うから……」
「なんで変えようと思わないわけ?」

私が言い切る前に彼女の声が飛んでくる。
変える?なにを?
私の疑問を見透かしたように、彼女は舌打ちをしてから続ける。

「なんであんたは都合のいい存在から脱しようと思わないのって聞いてるんだよ」
「そんなの……困ってる人は見過ごせないし……」
「あいつらが本当に困ってるように見えたのか?」

私は言葉に詰まった。
宿題を見にきた人たちの顔が浮かぶ。みんな、笑っていた。

「浮かない顔してたのはあんただけだったよ」

付け加えられた言葉に、胸が苦しくなる。
知っていた。宿題なんてどうせあいつに見せてもらえば大丈夫だし、と笑っていたことも。そういう手伝い以外で声をかけられることなんてほとんどなかったことも。

『みんなに優しくありなさい』

頭の中で声がする。
そうだ。利用されてると分かっていても、私はみんなに優しくあらねばならない。何を言われても許さねばならない。

「私は……みんなに『優しく』しなければならないの」
「……なんで」
「そうあるべきだって……思うから……」
「……あっそ」

藤原さんは眉間に皺をよせたまま、くるりと私に背をむけた。自分の席に向かい、鞄をかつぐ。

「言いたいことは言ったから。じゃ」

彼女は振り返ったが、日が暮れかけている教室では、もう、彼女の顔は見えなかった。
恐怖が湧き上がる。
このまま見送ってしまったら、彼女とはそれきりな気がした。
『都合のいい存在』である私を、そう見ないでいてくれたこの人にまで、見限られてしまう気がした。

「藤原さん!」

教室から出ようとする彼女の名を呼ぶ。
彼女は私を振り返るが、何も言わなかった。
どんな顔をしているかなんてわからないが、私はそんなの構わずに尋ねた。

「なんで、話してくれたの」

不快だっただけかもしれない。『優しさ』が穢されていくのが我慢ならなかったのかもしれない。
それでも、ほんの少しだけ、期待してしまった。

彼女はしばらくの沈黙のあと、小さく言った。

「同じクラスになった時、あんたが普通に『優しく』してくれたから」

覚えている。
同じクラスになって、初めて藤原さんと話した時のことだ。
ペンケースを忘れた彼女に気づいて、私から話しかけたのだ。

シャーペンは2本あったけど、消しゴムは1個しかなかったから、私の机の端に置いて交互に使った。
まるで授業中に手紙交換をしているみたいで、ドキドキしながら笑い合ったのを覚えている。

彼女はまたくるりと背を向ける。
もう利用されないと言えば、振り返ってもらえるのだろうか。友達に、なってくれるのだろうか。

だが、私はそれ以上何も言えなかった。
その場しのぎのウソは、きっと、また彼女を失望させてしまう。
これ以上失望しないために打ち明けてくれた彼女を、私はすでに失望させてしまったのだから。

「ごめんなさい……」

誰もいなくなった教室で、私はひとりぼっちになったことを泣いた。


おわり。

1/28/2023, 2:29:54 AM

朝起きることが億劫になったのはいつからだったか。 携帯がけたたましく鳴り、朝が来てしまったことを伝える。
起きなければいけないのに、どうも身体は動こうとはしてくれない。

「おい」

頭上から声が降り、耳障りな音を止めた。
いつもは声も掛けずに出かけるくせに今日は違うみたいだ。薄れる意識のなかそんなことを考える。

「早く起きろ」

少し寂しさを滲ませた声にまた閉じようとしていた瞼をはっと開き、そいつと目を合わせる。

他人に興味ありませんみたいな顔して人一倍寂しがり屋なそいつの声をアタシは何故か放っておけないらしい。
完全に覚醒したことを確認したそいつは悪戯が成功した子供みたいにニンマリ笑う。

「おはよ」

机には温かいコーヒーが2つ並んでいた。

1/28/2023, 2:21:03 AM

僕はあえて何も言わない。
彼女が夜な夜な遊びに行くのを。

むしろ『いってらっしゃい』と笑顔で送り出す。

これは僕の優しさだ。
彼女は自由でいるときが、一番素敵なんだから。

・・・本当は行って欲しくないんだ。




私はあえて笑顔で出かける。
彼が夜な夜な一人にでゲームするから。

むしろ楽しそうな笑顔で、不満な気持ちを出さないように。

これは私の優しさだ。
彼は笑顔で送り出すから、きっと私はいないほうがいいのだろう。

・・・本当は一緒に夜を過ごしたいんだ。


#13 『優しさ』

1/28/2023, 2:09:29 AM

寂しいと思ったとき
あなたはここにいない
暖かいと思ったとき
あなたはとなりにいる



#優しさ

1/28/2023, 1:57:22 AM

優しさなんて自分も他人も持ち合わせておらず、世界のどこにだってありはしませんな。

 この世は地獄でありますので。

 とはいえ、バイトで働いているとたまに人から優しい言葉をかけられることがある。

 一円にもならないただの言葉だというのに、どうしても心が安らいでしまうのも事実だ。

 なにもかもが腐りきったこの国で、心底嫌気が差すこの生で、そんなただの言葉が俺のメンタルを回復させたのは認めざるを得ない。

 他人に優しくすれば心穏やかに生きられるのにそれができない。他人の些細なことにいらいらしてしまう。

 人間強度が足りていない。優しくありたい。だけどどうしようもない。

 だってそう生まれてそう育ったんだから仕方ないじゃないか。

 俺だって俺に生まれたくて生まれたわけじゃない。俺のような人間に育ちたくて育ったわけじゃない。

 何が悪い?決まっている。金がないのが悪い。金がないから他人を妬む。

 寒いのが悪い。寒いからこんなネガティブな思考になる。

 疲れた。金がないから働かなきゃいけない。金がないから暖房だってつけられない。

 どうすればいい?決まっている。

 風呂に入ろう。温まって布団乾燥機でぽかぽかにした布団に入って寝よう。そうすれば人生ハッピーさ。

1/28/2023, 1:38:26 AM

結露して磨りガラスのようになった
窓の外が青く染まっている
間違いなく晴れている
それも雲ひとつない完璧な空
起きたらすでに10時を回っていて
世界もすでに回っていた
とりあえず僕の
今いる位置を確認する
間違いなく自分の部屋
丸くなった猫の背中が
その証し
君がいることで
僕の世界は定まる
リセット完了


「優しさ」

1/28/2023, 1:25:05 AM

本当の優しさって
その人が今、1番かけて欲しい言葉じゃなくて
厳しい事、傷口に塩ぬってくる言葉を
かけてくる人だと思う
甘やかすと優しいは違うから

お題
優しさ

1/28/2023, 1:15:19 AM

大学に入ってから数年、様々なアルバイトを経験してきた。就職後は関わることが少なくなるであろう派遣日雇い労働に幅広く従事したのとそれとは別に家庭教師のアルバイトをしていた。生徒のお宅に訪問して部屋だったりリビングだったりで教科書・参考書を開いて学習の手伝いを行う仕事だ。
これは家庭教師のお仕事あるあるなのだが帰り際に報酬とは別にお菓子だったりマックだったりを持たせてくれたりするのだ。初めて貰うときは感謝し倒し、当然貰うたびに感謝し続けているのだが今日は何くれるかな~(うきうき)と当然声には出さないが心の中で若干慣れが来てしまって少し自己嫌悪に陥る。
この優しさはもちろん自分の子供の教育にもっと前向きになって欲しい、またはその感謝という形から出てきているから受け取った私はそれに応えなければならない。応えられているのだろうか……?
今日はセンター試験、げふんげふん共通一次の追試験の日だそうだ。早朝まで駄弁っていた大学の教室から追い出されたから間違いない。受験生頑張れ~

1/28/2023, 12:50:04 AM

私はあなたが嫌い
周りに微笑みかけるでもなく 手伝ってあげるでもなく
すました顔でツンと陽の光を独り占めしてるあなたが
誰もしない花瓶の水を変えるあなた
物を無くした子の机にこっそり届けてあげるあなた
冷たくとも大事なことを言ってくれるあなた
貴女が嫌いです

私は君が好き
どんな人にも隔てなく接し 自らの時間を削り
周りにあたたかさを分け与える君が
窓際に綺麗な華を活けてくれた君
泣いてる子を慰めた君
思い悩みながら真っ直ぐに想いを伝える君
君が好きです

本当はその優しさに憧れます

#優しさ

1/28/2023, 12:39:09 AM

お題:優しさ

僕の学校には各所にベンチが置いてある。
普段座ってる人を見たことがないそのベンチで、僕はオリオン座を眺めていた。
今日のような冷える夜は星がよく見える。

なぜこんなことになっているか。
帰るに帰れないのだ。

先日とある事情で一人暮らししていたアパートから追い出され、彼女の家に住んでいた。
そんな状況での彼女との喧嘩。
家を飛び出したのはいいものの帰りづらく、ベンチで呆然としているのだった。

「お、祐介そんなとこで何してんの?」
「……。」

顔を上げると雄二が立っていた。

「2限と3限来なかったろ。珍しいな。」
「……なんかちょっと具合悪くてさ。」

雄二の方を見ずに呟くようにいう。
すると雄二は笑って言った。

「篠崎さんと喧嘩したんだろ?本人から聞いた。」

顔が広いのはこういう時に厄介だ。
大きくため息をついて雄二の方を向く。

「そうだよ。喧嘩。くだらないでしょ。」
「2限の授業の時、篠崎さん落ち込んでたぞ。お前らちゃんと話し合えよ。」

僕の話に割って入るように雄二が言う。
……上から目線で言うなよ。イライラする。

「……わかったよ。考えとく。それじゃ、僕行くから。」
「待てよ。逃げるなよ。」

背中から雄二の声が聞こえる。

「伝えなきゃわからないこともあるだろ。」

いちいち癇に障るやつ。
体が熱くなるのを感じた。

「なら言わせてもらうよ。」

僕は雄二に向き直る。

「お前はさ、僕以外にもたくさん友達いて、モテて、認められて、幸せそうなやつだよな。
そんなやつにいちいち上から目線で高説垂れ流されてもな。
何一つ不自由のないお前なんかと一緒にするなよ。
迷惑なんだ。」

雄二は表情ひとつ変えない。
一言も喋ることもない。
その目は真っ直ぐに僕を見つめる。

「喧嘩なんてくだらないだろ。
こいつらまだこんなことやってんのかって見下してんだろ。
悪かったな、まだまだお子様で。
お前にはわからねぇよ。」

息があがる。
疲弊した頭の片隅で、とんでもないことをした、友人を失うのか。と他人事のように思っていた。

沈黙が続いた。
周りの音は何も聞こえず、聞こえるものといえば僕の荒い息くらいだ。

しばらくして、雄二は少しため息をついた後に口を開いた。

「あのな、祐介。
別に俺はお前を見下してなんかいない。
よく聞けよ。」

「喧嘩なんて誰だってするんだ。
俺だっていろんなやつと衝突する。
でもな、その度に言葉にしないとわかんないんだよ。
何が嫌だったのかお互いに言い合って、理解し合おうとする。
お互いが譲り合って一緒にいようとする。
それが人間なんだ。」

普通のことなんだ。
雄二はそう言った。

「まあ俺は恵まれてるけど、不自由ないってことはないぜ。
今回みたいなことがあるたびに悩んで、衝突して、理解し合おうとしての繰り返しだ。
だから祐介。篠崎さんと話してやれよ。」
「……。」

少し驚いた。
今までこんなことになって動じないやつは見なかったからだ。
みんな嫌われないように、上辺だけで話していると思っていた。
……もちろん、僕もだ。

「……お前、すごいな。」
「ん?なんだ、褒めても何もやらんぞ?」

雄二は少し笑って言った。
その笑顔でさっきまであった緊張感が和らいだ気がした。

「……ありがとう。ちょっとやってみる。」

少し目を逸らして雄二に言う。
すると雄二は

「おう、頑張れよ。」

と言って、あっさりと背を向け去って行く。
背中は遠ざかっていき、いつしか夜の闇に紛れ見えなくなっていた。

雄二。
僕はやっぱりお前みたいに全部持ってるやつにどうこう言われるのはイライラするし、悲しくなる。
……でも、少し頑張ってみるよ。
少しはお前に近づけるように。

顔を上げると、電灯さえない真っ暗な道が視界に広がる。
僕は大きく息を吸い込むと、その道を歩き始めた。





関連:Kiss 溢れる気持ち

1/28/2023, 12:05:37 AM

大雪で飛行機が欠航。
楽しみにしていた旅が、流れてしまった。
『日頃の行いが悪かったのか』と落ち込んでいると。
隣に居た夫が、
『ないない!大雪になる程影響力無いから!』って笑われた。
確かにって思い、笑えた。これは優しさなのかもしれない。

1/27/2023, 11:46:19 PM

人に優しくするって当たり前のことじゃないの、?

人に限らず自分の身の回りの事、すべてにおいて。
必ず誰かはどこかで傷ついているし、
言霊っていうのもあるんだよ。

ムカついたとしても考えが違うんだ。で
済ませればいいはなし。

わざわざ口に出して言うってことは
優しさと気持ちがないんだね。

確かにそう接する人もいるけど、
自分だけは優しくしようって思わないのかな??


僕が思った人間って、?優しさってなんだろう。

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