『何気ないふり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこかいつにもなく寂しさを感じてても何気ないふりをするのが友達だ
はいお通りください。はいどうぞー。押さないでゆっくりお進みくださーい。
秘宝財宝を集めて隠した岩の洞窟。
「ひらけごま」の一言で開いちゃったので何気ないふりして観覧ツアーで儲けてみました。
(何気ないふり)
アラジンのオマージュ、サイドビジネスってやつですよ。
何気ないふりをしているのが好きでした。
「なんでもないよ」と繰り返して、「そんなことないでしょう」と指摘されるのが好きでした。
俺は俺を愛するひとを愛しました。
それ以外の人間は俺にとって無価値なので関わりませんでした。
俺って生き物はどうにもばかでした。
俺は人間から愛される人間ではなかったようで、俺には愛したい人間などいなくて、だからずうっとひとりでいました。
母さんは「もっとみんなと仲良くしてよ」って泣いて、父さんは「もう少し周りを見てくれ」と俺を宥めました。
何年経っても俺は変われませんでした。
変わってくれと願われたって、どうしようもないもんはどうしようもないんです。
俺は俺として生まれてしまったのだから、俺でない人間にはなれないのです。
いつも陰気だと言われたから、飲酒や薬に手を出してみました。
頭の傷で性格が変わったという海外のニュースを聞いたから、頭を壁に何度もぶつけてみました。
でも俺は俺のままでした。
いずれ自傷行為を覚え、何度か親に救急車を呼ばれました。
俺という人間に価値がないことはわかっていました。
でも、器は悪くないんじゃないかと思ってたんです。
この凡庸以下の塵芥の詰まった中身が悪いんです。
俺はそれを破棄できなかったんです。
両親は言い過ぎたことを反省したようで、俺に少し優しくなりました。
ちょっとだけ勇気を出してグループワークのとき笑ってみたら、隣の席の人が話しかけてくれるようになりました。
俺は嬉しかったです。
けれど彼は俺のことを愛してなんかいなくて、ただ暇つぶしぐらいに使ってるだけなんだとも分かっています。
次第に何気ないふりをせずに生きていられたらどれほど楽かと思うようになりました。
明日、彼が誘ってくれたので初めて家族以外と外出をします。
でも俺は怖いから、明日は行けません。
何が怖いのかわからないけれど、俺はすごく臆病でした。
彼は優しいし、俺のことを友達だと言ってくれます。
それでも俺は彼の一番ではないんです。
俺の友達は彼しかいないのに、彼にはたくさん友達がいて、俺はその中でもとびきり格が低いんでしょう。
最近彼と話すと泣きそうになってしまって、うまく言葉が出てこないんです。
俺が泣いたらきっと彼は慰めてくれるし、話だって聞いてくれると思います。
俺が想像するような悪いことなんて起きないんです。
それなのに、なぜだか俺は弱い自分を見せるのが嫌で仕方が無いんです。
自分の中にある感情に気付いてしまって、俺は毎日死にたくて堪りません。
こんなことになるなら人と関わろうなんてしなければよかったです。
彼の中に、俺という存在が永久に残ってしまうのがとても嫌です。
俺のことなんて早く忘れてください。
あなたはこれからもたくさんの友達と一緒に学校生活を送って、いずれ結婚とかをして、家庭をつくっていくんだと思います。
俺はあなたがそういう平凡な幸せの中に身を置くことを、どうしても理解できないんです。
あなたの人生に、俺という存在は邪魔でしかないんです。
俺はありがとうもごめんなさいもロクに言えなかったですよね。
一週間後に俺は誕生日を迎えて、18歳になります。
身体だけ大人になって、中身はまったく成長せず無価値で駄目な自分のまま、他人や社会に迷惑をかけるのはうんざりです。
俺はいつからか誕生日というものを嫌悪するようになりました。
自分が着実に老いていくことに対して吐き気がするんです。
あの日は俺にとっては何もおめでたくないんです。
あなたから「誕生日おめでとう」なんて言われたら、恥ずかしくて仕方が無いです。
一昨日ぐらいに、あなたが俺の誕生日について言及してきたとき、俺は血の気が引きました。
教室の壁に貼られた自己紹介カードに、俺は自分のほんとうの誕生日を書いてしまっていて、あなたがそれを見てしまったということを知りました。
俺は何気ないふりが得意だから、祝って欲しくないなんて言えなかったんです。
少しでもあのとき嬉しいと思ってしまって、俺は情けないです。
もう俺はあなたとお話することができないと思ったら長くなってしまいました。
多分あなたは途中で飽きてしまって、ここまで読んでくれてないと思います。
俺はあなたのことが嫌いだから、明日の約束を破るわけではありません。
誕生日を祝われたくないのも、俺が俺自身を酷く嫌っているからです。
決してあなたが気を病むことではないから、どうか幸せに生きてください。
今までありがとうございました。愛しています。
たちまちに心は君に暴かれて「いいよ」の声が少し掠れた
題-何気ないふり
なにも無いわけがない
にげているんだ
げんきなふり
なにげない素振りが心を揺さぶる
いつも気になって仕方がない
ふと浮かぶのは君の顔
りんとしたふり
あたくし、知ってるのよ。
蝶々のように、あっちへふらふらこっちへふらふら。
気まぐれなあなたが、気まぐれに、何気ないふりをして、そうして気持ちを弄んでるんだって、知ってるの。
蝶のようなひと。でもね、放っておいちゃ嫌よ。
もし他の人に心を寄せるようなことがあったら、あたくし…そうね、逃げられないように閉じ込めて、食べちゃおうかしら。
あたくし、ドロセアから逃げられるなんて、思わないことね。愛しいあなた。
(平気な顔をして)
朝、鏡の前で 笑顔を貼り付ける
今日も 私は 平気なフリをする
今日も大丈夫と 自分に言い聞かせ
私は 平気な顔して
また 一歩歩きだす
「何気ないふり」
何気ないふり
しない人なんているの?
人ってみんな
何気ないふりして
生きてるよね。
そうしないと
生きて行けないから。
もっと楽に
生きられたら良いのに。
休み時間 目が合う恩師に 微笑んで
何気ないふり できていますか
何気ないふりしてるけど
何故かわかっちゃうのよ
わかっちゃうけど
わからないふりするのって
結構 疲れちゃうのよね。
なんも無いよって笑って、
なんでもないよっておどけて見せて。
結局、本音は何処にあるの?
本当は不安だけど、なんともないって顔して過ごすんだ。
そう、何気ないふりをして。
何気ないふり
お題『何気ないふり』
私は凄く歩くのがゆっくりで
人と歩く時はいつも早歩き
たまに少し疲れちゃう
キミと並んで歩く道のりは
キミが何気ないふりで
私に歩幅を合わせてくれる
その優しさが
ちょうどいい速さになる
ほんとは
とても嬉しいのに
私も同じように
気づかないふり
このままがいいなって
思ってるんだ
これからの人生も
きっと同じ速さで
歩いていってね
花屍は言葉を発するのが難しい。
身体の問題というより、精神の問題だろう。
過去の辛い出来事から、途切れ途切れの言の葉を紡ぐのが精一杯だ。
周りの人間は大概が眉を潜め、咎めることも多い。
「この子は、まともに話すのが出来ないのか」
「もっとスパスパ話しなさい。男として恥ずかしい」
彼らは時に善意を、悪意を持って花屍に浴びせる。
彼は必死に迷惑をかけぬようにとこころがけている。だが、周りは傷など忘れて大人になりなさい。皆のように成長なさいと諭す。
傷つける側は正義というある種の毒薬を浴びせる。
花屍にとって言葉を紡ぐのはもはや拷問に等しい行為と成り果て手しまった。
花屍の異変にいち早く気づいたのは従者だった。
彼が言葉をひと言も紡ぐことなく、一日を過ごす日々が増えつつあったからだ。
何があったのかを聞いても最初は答えることはなく、従者の問いに曖昧な微笑みをするだけだった。
当然だ。
自分の話し方に従者にあの表情されるのは恐怖以外にない。
従者も一度は聞くのを諦めた。少し観察すれば、花屍の異変の理由に気づく。
だからか、側によくいるようになった。
すぐに気づくように。
それと主である花屍に惚れているのだから。
少しでもその声が聞きたい。
『何気ないふり』
無造作にまとめた髪
急いで準備したものの
まだ日没には早いようだ
「花火を見に行こう」
そう言ってくれた君に
「別に良いけど」と
そっけなく答えてしまった
今も髪を意味なくまとめて
毎年花火を見に行っている
何気なく始まった交流も
今となっては独りよがりで
何気なく横道を見てみると
目を光らせた黒猫が一匹
その眼光は鋭くて
君の眼差しとは別物だったが
その黒猫を追いかけた
そのうちそいつは闇に隠れ
姿が見えなくなってしまった
逃げた先の暗闇に
目が釘付けになっていた
気付けば花火は始まっていて
打ち上がる花火に意識が戻る
帰りの道は
黒猫の後を追ってみよう
何となくだが
黒猫が受け入れてくれる
そう思えて仕方がなかった
何気ないふりが得意になりたい。
何気なくひとを褒めて、
何気なく気を使って、
何気なく花に水をやって、
何気なく死にたい。
そういえばやさしいひとだったね、と、ふと思い返せるか思い返せないかくらいのぬるい記憶で、何気なく、誰かの人生をやわらかくできるひとに
なりたい。
ひとの前だけでいいから、何気ないふりして手を差し伸べる善人になりたい。
『何気ないふり』
なんとも不向きである
外面では
嬉しいことをしてもらった時に
喜ぶフリをして
悲しい時や腹立たしい時には
怒りを抑える
時には出てしまう
なぜ喜びを人前で素で出せないのか
なぜマイナスを人に振り撒こうとするのか
なぜ内側の私は何気ないふりをするのか
なぜ私は私の良いと思う私を外へ出せないのか
空気を食む
『何気ないふり』
なつ
何気ないふりをどれほど続けているだろうか
窓の外の騒音も止みドアを叩く音は既に日常の一部になり始めていた、だんだんと無くなる心の余裕は誰にもバレないだろう いや 私を見る人はもう居ないのだからバレるとかどうこうの問題では無いのかもしれない
猫が何処にいるのか、未だにいるのかすらも分からず
何気ない一日をこれからも続けていく
「無理すんなって、後輩ちゃん。元気ないのバレバレー」
何気ないふりを見破ってくる人に
本気で恋をするのは正解? それとも不正解?
#何気ないふり
何気ないふり
好きになったらまっすぐで
恋の駆け引きなんて出来なかった
何気ないふり?
もう少しあなたの気を引けたら
あたしが上手にできたなら
もっとずっと一緒に入れたのかな
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テレビでふたりで行ったところが流れる度に
懐かしさも寂しさも全部湧いてくる
あなたも一緒に見てるとしたら
あなたが思い出すのは
あたしですか?それともあの人ですか?
いつか飽きられて
元鞘に戻られたらっていつも怖くて
素っ気ないふりも何気ないふりも
少しでもあたしから距離を置いたら
そのままどこかに行ってしまわれそうで
あなたを信じてないんじゃなくて
こんな自分自身がいつまでも好きにもなれず
信用もできずいつまでも情けなくて
ごめんなさいって何回でも何通りでも
あなたに伝えたい言葉ばかりで
いつまでも胸がつかえてる