『何気ないふり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
詩『何気ないふり』
とんでもないふりをして、生まれ
とんでもないふりをして、愛され
とんでもないことをした、じぶん
何気ないふりをして、生きて
何気ないふりをして、愛し
何気なくひとりきり、じぶん
死んでいるふりをして、隠れ
死んでいるふりをして、ねむり
死ねなくて食べている、じぶん
何気ないふりこそが、せかい
何気ないふりこそが、人生
何気ないふりのうそ、うざい
何気ないふり、じゃ…ごまかせない
わたしの言葉が、噴火する
わたしはわたしのようで
よく笑うこどものようで
泣き虫のおとなのようで
サプライズが少し苦手で
張り詰めた空気は勘弁で
気付かないふりをします
凪のような静けさを持ち
忍法、隠れ身の術を使い
ふっと姿を消しています
誰にも内緒わたしの秘密
『何気ないふり』
何気ないふり……
今一度意味を知ろうと思い、僕はスマホを手に取る。
現代において疑問があれば、数秒の作業で答えが得られる……そんな便利な世の中だ。
実際、こんな程度の思考ですら巡らせる猶予を僕に与えてくれない程に。
さて、漸くスマホ画面に目を向ける。
検索結果のトップに望んだ回答が出るシステムは相変わらず助かっている。
「何気ないふり」
・何気ない素振り
・意識的にしているもの、していないもの
成程、意識的……か。
別の言葉に置き換えると、見て見ぬふりや隠し事をして正常に振舞っているとも捉えられる。
言葉としての範囲が広いからこそ、文章の前後で意図を汲み取る必要のある言葉だ。
意味を理解して初めて僕の過去を振り返ると、何気ないふりをしてきた瞬間って多いなと感じる。
現実から目を背ける事も、業務を先延ばしにして余裕ぶる行為も、何もかも全てが何気ないふりで作ってきた人生だったりするのかもしれない。
そんな人生から僕は――
一旦何気ないふりをします。
何気ないふりを
してみせても
君はちやんと
お見通し
さりげなく
部屋から姿を消して
わたしに泣き場所を
与えてくれる
そんな君の優しさが
心にしみて
今夜はきっと
わたしの大泣き警報が
出るでしょう
# 何気ないふり
何か問題があった時、
何気ないふりしても、
自分を本当に大切に想ってくれてる人なら、
何かあったのかなって気づいてくれると思うんです。
だから私も大切な人が何気ないふりをしていたら、
私も何気ないふりをして、焼肉に誘いたいです。
お寿司でもいいな。
何気ないふりというお題を見て、色々な印象が頭の中に出てきた。
例えば、気になっている子をチラッと見ることだったり、わざと相手が傷つくことを言ってみることだったり
だからといってこれ以上話を広げられる訳でもないけど初日なのでここまでにする
なんてこった!!!寝てる間に内容が消えてしもた……(´・ω・`)
3/29「ハッピーエンド」
突如として現れた宇宙を吸収する未知の存在を探るべく!!!
小さな宇宙の塵になった私の居場所を求めて
ボクは進み始めた!!!
私は進み始めた
ある日出会ったキミとともに!!!
ある時出逢ったあなたを待って
けれどキミはあんまり乗り気じゃなさそうだった!!!
けれどあなたはどれだけ待っても
だからボクはいろいろ調べて考えたよ!!!
どれだけ待っても来なかった
やはり研究は楽しい!!!素晴らしい!!!
だから私は決めたのです
もっとこの星のことを知りたい!!!
この宇宙を全て呑み込もうと
この宇宙を救うためにも!!!
あなたを見つけるために
キミとボクのためにも!!!
私ごとあなたを愛するために
だがなかなかうまくいかない!!!
でも私の中にあなたはいなかった
だからボクらはジタバタした!!!
だから私は決めたのです
できることはなんでもした!!!
私と「あなた」が平和に暮らせる世界を作ることを
それでもまだまだうまくいかないね!!!
それも奪われてしまった
それでもボクらは
それでも私は
ハッピーエンドのために
ハッピーエンドのために
動き続ける
抗い続ける
゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚
3/30「何気ないふり」
あまりにも眠いのでとりあえず一旦投稿します!!
ちゃんと書きます!!!
P.S. ちゃんと書いたよ!!!
゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚
キミはいつもねぼすけで無気力!
そのうえなんだかネガティヴだ!!
まだまだ若いというのに!!!ボクを見習いたまえ!!!
それはさておき!!
ボクとともに宇宙の危機に立ち向かってくれてありがとう!!!
キミしか引き受けてくれなかったから助かるよ!!!
最初はボクどころか何にも興味がなさそうで、
調査どころではなかったよ!!!
だからボクはちょっとずつ自己開示を始めたんだ!!!
そしてキミたちニンゲンのことをさらにきめ細かく知ろうと思ったのさ!!!
その甲斐あってか、はじめはそっけなかったキミも
色々話してくれるようになった!!!
ボクはわかってるよ!
何気ないふりをしながらもボクの作る朝ごはんを喜んでくれていることを!!
何気ないふりをしながらもボクと話をするのを楽しんでいることを!!
何気ないふりをしながらも宇宙を救ってくれようとしてくれていることを!
きっとキミとならなんだってできる!
そんな気がするのさ
なんにもないよ
ここにはないよ
隠してないよ
嘘じゃないもの
ほんとだよ
後ろは見ないで
足元もだよ
覗き込まないで!
なんにもないったら…
どうして
そんなに気になるの
どうして
そんなに気にするの
どうして
そんなに探すのよ!
なにもないって言ってるのに
断
見つかっちゃった
見つけられちゃった
バレちゃったね
覗かれちゃったね
バレなければ
見られなければ
知られなければ
すました顔して
隣にいられたのに
ああ、私の顔、
こんなに醜かったかしら
「何気ないふり」
『何気ないふり』
「グラム殿下」
騎士が己の主君に声をかけた。
「ここ最近の貴方はずっと塞ぎ込んでおられる」
国王陛下が病に倒れてからずっと、彼はこの国の未来
を憂いている。その重荷は常人には計り知れない。
「近頃、王都近辺に魔物が出没するように
なったとの報告を受けた」
「はい」
「幸いまだ犠牲者は出ていないようだが……、
"あれ"があるかぎり王都の中にまでは
入ってこられまい。だが、それも時間の問題だ」
「貴方はその件について悩まされていたのですか?」
「それだけではない。最近、議会派が日増しに勢力を
付け始めている。彼らに対して強く出れない
この俺に、貴族たちもきっと呆れ返っている
事だろう。俺は自分が情けない」
「殿下、少し休息を取られた方がよいかと」
「へシアン。お前は、俺の味方でいてくれるか?」
青い瞳が、最も信頼を寄せる騎士へと向けられる。
「……はい、殿下」
騎士に胸の内を吐露して少し落ち着いたのか
グラムはある相談を持ちかけた。
「へシアン、お前に頼みがある」
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「メインヒロイン!次こそはあなたに決闘を
申し込みますからね!」
「うん!わかった!」
友人(?)から宣戦布告を受けている娘を
ローブを着た二人組が物陰から見つめていた。
「リディル」
名前を呼ばれて娘は振り返る。
「兄さん?」
彼女は顔を綻ばせながら二人へ近付いてきた。
「まあどうしてここに?」
「お前の顔が見たくて抜け出してきたんだ」
「そうなんだ。へシアン、あなたも一緒なのね」
「はい」
横にいる騎士に視線を向けると、
彼は深々とお辞儀をした。
「何かあったの?」
「別に、何でもない。ただお前に会いたかったんだ」
何気ないふりをして見せたが、兄の目の下に
色濃く浮かぶ隈や青白い顔を見て娘は何かを察した。
「兄さん、へシアン。
今日はうちで夕飯食べていかない?
街で食材をたくさん買い込んだから、
二人に腕によりをかけたご馳走を振る舞うよ!」
娘は張り切った様子で二人の手を引く。
グラムとへシアンは顔を見合わせて笑みを漏らした。
何気ない思いやり。
それだけでどれほど救われる者がいるか。
グラムは妹の柔らかくて温かな手を
ぎゅっと握り返した。
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長文妄想すみません😱
いつもいいねを押してくださる方々
本当にありがとうございます(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)
とても励みになっております(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )
ああ、まただ。
これで三度目。
懸けていた。これで最後にしようと。
三度目の正直?二度あることは三度ある?
どうやら私は後者だったようだ。
やはり不運。思うように事が運ばない。
そして今日も…
寂しさや苦しさを押し殺して
君の前では何気ないふりをする私に
きっと気付いていたんでしょう
だから君はきっと
あの時私の手を取ってくれたのでしょう?
それが君の優しさだけの感情だったとしても
優しさの行く先が私で
よかったとも思ってしまうの
ズルい女でごめんね
私はあの子のことが好きだった。
だけど、いつも何気ないふりをして、好きな気持ちがバレないようにした。
けど、その事を友達に言ったのが間違いみたいで、その子に知られてしまった。
お互いに気まずい関係が続いた。
今までも、これからも。
いい関係に戻れることは絶対になくて、
現状維持か、それ以上の悪化か
虐めてきた人と仲良くなった
LINEでいつも辛いと言ってくる私だって辛いよって言いたいけど無理だった
何気ないふうにアイツの机に小包を置く。
頭の中でシュミレートした。
もう何度もだ。
これならと見ていたが必ず誰かがそばにいる。
凝視しては気づかれてしまうためちらちらとタイミングを伺って早二時間。
いや。いや焦っては行けない
こんな時ほど慎重にならねば。
#15『何気ないふり』
夢現
残り短い時間の中で
何度貴方に会えるでしょうか。
盲愛に溺れて、きっと私は帰れない。
何気ないふり 20240330
お前が俺を見つけて嬉しそうな顔をするたび
お前が俺だけを遊びに誘ってくるたび
お前が俺だけに甘えてくるたび
お前が俺だけに特別でかい笑顔を向けるたび
お前が俺だけを特別扱いするたび
俺は何でもないふりして、自分の心をしまい直すんだ
まだ冷たい風が頬を掠め、透き通る様な星空の下、
街灯よりも遥かに明るい星を見て、
貴方は夢を見る様に、恋をする様に、
深く、それはそれは深く息を吐いていた。
彼は天文学が好きだった。
届かない星に手を伸ばして、
虚空を掴んでいるのに、その瞳は
星以上の輝きを持っていて、
私はそんな彼の横にいるのが好きだった。
「僕は生まれ変わったら星になりたい!」
とか、言っちゃったりしてさ、
返って、私は文学が好きだった。
数々の名作を残した文豪たちの息吹を感じながら、
夜が更け、朝日が見えるまで読み込んで、
その物語の世界に没頭するのだ。
彼は、物語に夢中になる私を好きだと言った。
星に恋した彼と
本に恋した私が
かの有名な、宮沢賢治の銀河鉄道の夜の様に、
貴方の大好きな天の川で、電車の席が偶然隣になる様な、
銀河を巡る大冒険の様な、そんな出会いをして、
ほんとうのさいわいを、語らう事ができたなら、
私はどれだけ幸せだったでしょう。
ねぇ、貴方はどうして、銀河鉄道の夜に
私を誘ってくれなかったの…?
酔いが回るとこの事しか考えられない。
積み上げられた未読の本が積もる。
本を読んでもしおりを挟む気にはなれない。
だって、貴方がプレゼントしてくれたしおりはね、
貴方が好きだと言ってくれた、
銀河鉄道の夜、101〜102ページ、
蝎の火の話に挟んであるの。
何気ないふりをしながらね。
馬鹿みたいでしょ?使ってないの、
こんな私を、星になった貴方は笑って見てるのかしら。
夜にしか出てこないなんて、私はいつ本を開けばいいの?
私こう見えて忙しいのよ?
貴方は私の本に跡をつけたのに、
私にも星に恋させようとしてるのね。
本当に、欲張りな人
眠ると一瞬で朝がくる。
それが、少し寂しいと思う時がある。
願い事は口に出してはいけない。
自身の、心の中に留めていなければならない。
一言でも発すれば、その願いが叶うことは一生ない。
何かを成し遂げたいと思うなら。
そうしなければいけない。
「やっぱり置き換えダイエットなんてムリだよね〜」
丁寧に包んで焼き上げた夕飯のギョーザが、君の口の中に吸い込まれていく。
ひょいひょいパクパクと、咀嚼しているようには思えないスピードで飲み込まれていくのを、一つ目のギョーザを口に運びながらジト目で睨んだ。
痩せると良いな。疾病以外で。
テーマ「何気ないふり」
何度も否定しようとした。
気のせいだと、勘違いだと思おうとした。
何度も相手を他に作った、違う人を愛そうとした。
何度も諦めようとした。
どうせ叶わないと、捨てようとした。
持っていたってどうしようも無いのだから。
だけど、お前が俺の名前を呼ぶだけで、
俺と目を合わせるだけで、笑っているだけで、
ただそれだけのことで
またお前に不毛な恋をする、してしまう。
『何気ないふり』をまた、俺は繰り返す。
ーーこの恋が、消え失せるまで。
作者の自我コーナー
いつものショートです。久しぶりにタイトル通り独白。
冷めるじゃなくて消失がポイントです。