『何気ないふり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きな子ができた。
あの子は僕より一個年下の24歳で、かわいいよりきれいな女性。目は一重だけど大きくって、口は小さい。よくジーパンを履いていてスラッとしている。僕は最初年上だと思った。だってあんなにきれいだもの!目があったときは胸がはずんだ。会話の際はできるだけ長くいられるようにたくさん話題を出した。その時の彼女の笑顔はたまらなくかわいいと感じた。
だんだん彼女と親密になっていくと同時に彼女からアプローチされてきた。初めは気の所為と感じたけど、だんだん本当なんだと感じた。
だからあの日、彼女に告白した。そしたらさ…OKしてくれたんだ!本当に嬉しかった!
…けど、彼女は僕のことを好きではなかったって気づいたよ。ある日のことだ。彼女からメールで『会いたい』って
来たんだ。僕は大急ぎで駆けつけた。そしたら、どうなったと思う?
僕はたくさんの警察官に捕まった。彼女は警察だった。何気なく近づいてきたのはをして僕を逮捕するため。彼女は言った「殺人罪で逮捕する。あんたのことは知っているわ。だってアタシの尊敬する兄を殺したんだもの。」ってね。そんで僕は27人殺した罪で死刑になった。それでも僕は彼女のことが好きだ。愛している。たとえ、その尊敬する兄に性的な目で見られて、その兄に下着が盗まれて、僕が現場を見て、彼を注意したっけ殺されそうになったから殺したことに気づかなくても。
愛しているよ。
『何気ないふり』より
『何気ないふり』3/30
「私、借金してるんすよ」
何か、急に語り始めた。
「千円貸してくれない?」
おい、待て財布を離せ
「優しい先輩が、お金を貸すまで3・2・1!」
何気ないフリ、、、違う違う、そうじゃない。
私はきみが嫌いだ
いつも笑ってる
何気ないふりして笑ってる
その笑顔は明るくて、可愛くて
少し辛さで歪んだ顔
そんなきみを最後に見たのは
病室のベットの上
きみがいなくなる3日前
相当辛かったはずなのに
きみは笑って誤魔化す
そんなきみが私は嫌いだ
ソファーでスマホを手にしながら
彼がうたた寝をしている
何気ないふりをして 私は
そっと 彼のスマホを 盗み見た
スマホの画面は彼のお気に入りの
ゲーム画面
また いつものゲームか…
そう、安堵した直後
ゲーム内の
チャットメッセージが入った
「昨日はご馳走様でした!
楽しかったよ♪
また 遊びに行こうね!」
昨日…?昨日は残業だったはず…
さて、どうやって 白状させようか。
私は 何気ない顔で寝ている彼の
ほっぺたを 思い切り摘んだ
#何気ないふり
何気ないふりして
そっと
手を差し出せば
きっとあなたは
黙って
その手を
握りしめてくれる
その確信の強さが
逢えない日の
寂しさを
埋めていく
# 何気ないふり (89)
何気ないフリ
優しくしっとり…
静かなあなたに
癒されて…
何気ないふんわりした
雰囲気…
あなたのやさしい風に
癒されながらねむるの
おやすみなさい
何気ないフリ1つで私は振り回されてしまうんだ。
先輩が、考えている。先輩が間違えている。何気ないフリしてまた戻ってくる。先輩を追いかけると毎日毎日新しい発見がある。先輩の癖や先輩の話し方。でも、いくら真似しようとそれは真似をしている自分でしかなかった。
あーあ、先輩見失っちゃった。
そう思った途端に先輩が走って来て、すれ違って行った。先輩の匂いが一瞬のうちに漂って、私はこの空気を、この時間を私のものだけにしたいと思ってしまった。振り返ると、先輩は首元を触っていた。先輩は今…。そっか、私の事、視界には入れてくれていたんですね。
何気ないフリして私に話しかける幼馴染くん。何気ないフリして私に微笑む幼馴染くん。何気ないフリして私の袖を引っ張る幼馴染くん。君にはいつも青春ってものを学ばせてもらっている。別に好きでもないし、嫌いでもない。ただ友達以上恋人未満ってだけで、こんなにもキュンとして胸を締め付けられるんだと毎度実感している。何気ないフリして、あの時、私に…しようとした君を今でも忘れているわけじゃない。本当は君でも良かったんじゃないかと思ってしまうくらいだ。でも、この気持ちは間違っている。だって、だって…
何気ないフリして優しくしてくれる君に勘違いして好きという感情を抱いてしまうのは、きっと間違っている、そう思うから。
あ、と気づいた。小さな予感のようなものだけど、きっとそうだろうと思った。
「それでさ、試しに聴いてみたらはまっちゃってさー」
何気ない会話だ。僕の友人である彼は、楽しそうに話している。
「そうなんだ?いいじゃん、僕も聴いてみようかな」
「マジおすすめ!食わず嫌いはするもんじゃねぇな」
そう言って笑いながら彼は頭をガリガリと掻いた。
彼は最近、ある音楽にハマったらしい。激しめな曲を好む彼があまり好まないような、落ち着いたブルース。
どうして、急に好みではない曲を聴き出したのか。
深く考えなくても、僕には分かる。ずっと、彼を見ていたから。初めて出会ったときから、ずっと。
出会いは単純だ。入学時、隣の席だったからだ。僕自身は社交的な方ではなく、むしろ人見知り気味だった。そのうえ入学したばかりで戸惑っていたし、悩んでいた。
そんな僕に彼は気さくに話しかけてきた。
「これからよろしくな!」と。そこから彼は本当に小さい事から話しかけてきた。
「次の授業…数学だろ?だりー。俺は体育がいいんだけどなー。お前は?」「今日の給食カレーじゃん!ラッキー!な!」「おい!次移動だぞー。遅れるぞー」
「な、今日どっか一緒によらね?」
とかとか…最初は鬱陶しくも感じたけれど、段々と楽しくなって来て…。気付けば、かけがえのない友人になっていた。
彼は僕以外にも何人も友達がいるようだし、彼からしたら僕は友達K、ぐらいの感覚かもしれないけれど…。僕にとっては本当に、本当に特別で大切で、かけがいのない…『友人』…なのだ。
きっと彼は、好きな人が出来たのだろう。その人に近づきたくて、普段は聞かない曲を聴き、わざとらしく大きめな声で、教室の中話している。
応援しよう。協力も、出来るならしよう。
相談には、いくらでも乗ろう。悩みは、一緒にいくらでも考えよう。
そう頭の中で考えながら、楽しげに話す彼を見つめていた。
おだい『何気ないふり』
何気ないフリで、好きになり、お相手を想う。
何気ないフリで、その人を想う事。
『何気ないふり』
どんなに成績が悪くても
どんなに体調が悪くても
どんなに上手くいかなくても
何気ないふりをして大丈夫と口にする
いつも笑ってはぐらかす
辛いときは声にして、困ったときは大声で
そうしないと、助けは来ないってことを知らずに
『大丈夫!大丈夫!』
君の口癖。
いつの間にか耳に焼きついていた。
負けそうになった時、
不安でいっぱいの時、
その言葉に僕の心は何度も救われた。
何気ないふりをしてる君に、
たくさんの恩返しを。
内心相手の反応をうかがってるけどいや、全然気にしてない(-д- 三 -д-))っていう雰囲気を出しちゃってる泣
素直になれないかねぇ(/´△`\)
題名【何気ないふり】
清楚でお淑やかで美少女そのものなあの子。
窓際で空を見つめ黄昏れたり、
友達と談笑している時の表情、
先生と会話する時の仕草、
床に落ちた消しゴムを拾う所作。
その全てが完璧に美少女で、
不自然な程に自然である。
あの子は自覚しているのだ。
自分が清楚でお淑やかな美少女なのだと。
だからこそ美少女然として振る舞う。
まるで意識していないかのように錯覚させる。
さり気なくも完璧に、完璧な無意識のふり。
それ故に、彼女は完璧な美少女とは言えない。
【何気ないふり】
誰かが何か失敗しても何気ないふりをして手伝うことがある。
もちろん気づいてくれる人がいて、その人も何気ないふりをして手伝ってくれる。
気づいてくれない人は自分の失敗を気付かずに、また同じ失敗を繰り返す。
自分のしたことは、良かったのか悪かったのか…。
自問自答を繰り返す。
ひとみ
日常の片隅でちらりと痛むこの胸、不安や恐怖が一気に襲ってくる。しかし誰にもそれを悟らせるわけにはいかない。だから今日も何気ないふりをする
何気ないふりをして連絡してきてさ
こっちの様子伺ってきてさ
何考えてんの?
SNSに、今カノの写真載っけてさ
別れたからって
今さらなに?
私の人権無視じゃん
無神経な奴
無視してやりたい
だけど嬉しくて返信する
こっちも何気ないふりしてさ
大好きなんだよ。まだ。
またどっか行っちゃうんでしょ。どうせ。
辛いよ、こんなの。
心のやわらかいところに
毒を纏った
一輪の花を
誰かを傷つけるのではなく
大切な自分の心を守るため
気持ちを隠す術なのです
『何気ないフリ』
'' 痛くないよう棘は抜いてね
「もしかして、帰りたい?」
気の進まない飲み会でそう声をかけられた時、咄嗟に首を横に振ったけれど、具合が悪そうだからなんて言って先に帰してくれた。それが最初だった。
あなたはよくよく気のつく人だった。
疲れていたり、怒っていたり、我慢していたり、隠そうとしても気遣ってくれる。
言いたいことがあるのを黙っていると、さりげなく促してくれる。
夕食のあとにデカフェのコーヒーを一杯飲むのが、このところのあなたの習慣だった。
私が持ってきたコーヒーカップを、タブレットに視線を向けたままあなたは飲んだ。
私は、いつも通りできていたろうか?
それとも、青褪めて、手は震えていたろうか?
あなたが私のことを見なくなって、何も気がつかなくなったから、自分では分からない。
喉元を押さえ、苦しげにして、驚いた顔であなたは私の方を見た。
見開かれた目に、ずいぶん久しぶりに私の顔が鮮明に映し出されている気がした。
その顔は、
#何気ないふり
「おはよう」
「こんにちは」
「こんばんは」
「久しぶり」
「元気?」
こんな言葉を発するのに人はどのくらい頭を使うのだろう?
何も考えずに?何も意識せずに?目が合ったから?友達だから?話したことある人だから?
私には無理だ。何気ないように見せようとしながら、頭の中では、今言うべき?相手はこっちに気づいているかな?迷惑じゃないかな?馴れ馴れしいかな?どう思われるかな?なんて考え続ける。言葉を発したとしてもどう思われたかが頭から離れない。
……多分、外から見れば何も意識してないように見えてる
【なんにも悩みとかなさそうだよね!いいなぁ羨ましいわ。】
ってなにを思ってそう言うのかな。
何気ないふりしていつも過ごしているけど、本当はすごい悩みを抱えて生きてる人もいるよね。
それはどんな人もそうで、
笑ってるからって楽しいことばかりじゃないよ。
見えてないだけ、
隠してるかもしれない、
裏で頑張っているかも、
見えてないところで、
本当は泣いてるかもしれない。
『無神経な人いるよねっ』
「え、」
『人それぞれ何考えてるかなんてわからないのにね』
「う、うん、、(私顔に出てたかな)」
『仕事終わりでしょ?飲み行こっ!ストレスぶちまけよーぜっ』
「う、うん!」
意地悪そうににっこり笑う君に私も笑い返した。
私は少なくとも君にはかなり救われて、恋してるんだ。
何気ない日常に何気ないふりで生きて、その中に幸せを見つけて、
それぞれの幸せがあって、
それでいいよね。
「ありがとう」
『ん?おうっ』
焼き鳥うまいとこあるんだよーって言う君と会社を出た。