『何もいらない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何もいらない
……なんて言えない
だって欲張りなんだもの!
お題
何もいらない
あなた以外何もいらない
それなのにどうして「なんでも買ってあげるよ」なんていうの?
私はあなたがほしいのに
他の人にも買ってるの?
私の気持ちに気づいてほしい。
彼女は激突した。
星々が光るためにここで生まれた。
燃える頭を戴きながら川縁で息を吹き返した。
そして思った。
何者か。
ほんとうは声に出して問いたいことを。
きっかけがあればいのちは蒸発していくから。
夢の底をひきずる足あとが、永遠に画している。
欲望のかたち。
水晶のようにかなしそうな肌の色。
呼吸が濡れるまで炎をせきとめることはできない。
言葉ではきっと思い出せないかもしれない。
それでも、と。
彼女は激突した。
ぼくだけがそのことを知っている。
#何もいらない
何もいらないなんて嘘
溢れ出る欲求
あなたが欲しい
欲してほしい
あなたが好きです。
あなたがいれば わたしは他に何もいりません。
あなたのために わたしはすべて捨てましょう。
あなたが大好きです。
あなたがわたしを見てくれるなら
わたしは富も地位も名誉もいりません。
あなたを愛しています。
あなたがわたしを好きになってくれるなら
何不自由ない暮らしを尽くしましょう。
あなたにすべてを捧げます。
わたしを好きというあなたが
この世に存在できるように。
あなたのために
すべてを捨てて
すべてを捧げました。
あなたがわたしをキライと言うのなら
わたしはこの世に存在する意味がありません。
なにもかも 捨ててしまいましょう。
あなたのために捧げてきたもの
すべて 捨ててしまいましょう。
わたしを嫌いなあなたをも
もうなにもいりません。
あなたの他には/『何もいらない』
何もいらないなんてない、君のことがとても欲しい。
「何もいらない」
何もいらない。
だからどうか、あの人を返してください。
私には、あの人しか居ないの。
ゴミみたいに薄汚れた私を拾って育ててくれた人。温かなお湯が出るお風呂に入れてくれた人。残飯じゃないご飯を食べさせてくれた人。
あの人の他に欲しいものなど私にはないの。
いつか恩返しができると思ってたのに、こんなのあんまりじゃないか。
神様、お願いだからあの人を連れて行くなら私を連れて行って。
あの人がいない世界に未練も興味もないの。
だから、お願い神様。
青白い顔で真っ白なベッドに横たわる彼の手を握る。
大きくて優しかった手が、今はこんなにも儚く細い。いつもいつも私の頭を撫でてくれていた手だったのに。じわりと涙が浮かぶ。泣かないって決めてたのに。
ねえ、神様。
どうしたらこの人を助けてくれる?
私が代わりに死ねばいいならすぐにでも死ぬから。
真っ赤な林檎のそばに置いてある果物ナイフを掴み、首筋に当てる。少し力を込めるとぷつ、と切先が皮膚に食い込み生暖かいモノが流れた。目を閉じてさらに力を込める。勢いをつけて一息に切り裂こうとした瞬間、儚い手が私の腕を掴んだ。
驚いて目を開けると、彼が悲しそうな顔をして首を横に振っていた。どうして止めるのだろう。私はあなたさえいれば他には何も要らないのに。
あなたは私を置いていってしまうのに。
何もいらないわ
あなたがそばにいてくれるなら
何もいらないわ
あなたが私に構ってくれるなら
何もいらないわ
あなたの目に私が写っているなら
でも私には
あなたが必要なの
何も話さなくても良いから
私の隣にいて欲しいの
─────『何もいらない』
うん? 昨日のコンパ?
そうそう、めっちゃ変なこ来たのよ。
カワイイの? うーーん微妙。
それより、そのこ、最初の注文から
「何もいりません」
って言って、ずっと水飲んでるの。
一次会何にも飲み食いせんまま、二次会よ。
そう、カラオケ。
そのこ、来るのよ。帰れよって思ったの、そしたら、急に歌い出して。
よーわからん、バラードやったわ。
歌い終わると、俺の目の前来て、
「歌どうでした? ワタシ才能あります?」
は? ってなるやん。
どうも、俺の事、よー知らんねんけど、音楽プロデューサーの誰かと勘違いしてたのよ。
やから、俺、「俺その人違うし、そんなんもわからんのやったら、自分諦めたほうがええで」
って言ったら、バッて帰っちゃったのよ。
ほんで、ああ大きな才能を潰してしまったかなと思ったよ。
カラオケの画面見たら、勝手に採点式になってて
点数、100点やったのよ。
見る目無いのは俺なのかもな。
え? ああ、耳ね。
なにもいらない。金がないから買えないだけじゃ。あのぶどうは酸っぱいと同じで欲しくてもあれはだめなものだと決めつけていらないと我慢しているだけだ。
なんだったら金があればいらないものすら買う。金のない人は体を売ったり餓死する人もいるのに金持ちは無駄に豪華な家に住みあらゆる贅沢をする。資本主義はくそですな。
しかしそれを言っている俺も漫画やゲームなど生きるに必要のないものを買っている。視野を広げて見てみれば底辺の俺ですら贅沢をして生きている。
こうして平和に美味しいもの食べて娯楽を楽しんで生きていけるのも資本主義のおかげだろう。であれば資本主義の良い部分を享受しておきながら悪い部分だけ見て資本主義を批判するのは良くないですな。
話は変わるが少し前から食前にりんごを食べている。そして先日りんごを買ったのだがこれが大外れ。中身がかすかすのぼけたりんごだった。
これが嫌だからりんごじゃなくてらっきょうを食ってたんだよな。青果は品質が安定しないから困る。
しかたないからジャムかコンポートにでもして食うしかない。手間がかかる上に不味いのだからやってられない。やれやれだ。
何もいらないって
よくドラマや映画の
恋愛ドラマとかあるよね
最近はないか?
私なんか
若い頃は
物欲の固まり
今もそうかも?
で、何でも欲しがった
60過ぎてからは
お金は欲しいけど
淡々と暮らせればいいかな
小さいな夢もあるけど
今、それに向かってる
『何もいらない』
半額だってだけで つい、いらない物まで買ってしまう。半額はみんな、好きなはず。
半額だったから、思わず家を買っちゃったの。後で分かったんだけど、家の半分だけだったの。間取り図の真ん中で区切ってあるの。
トイレとお風呂がもう半分にあって、私の家には無くて。あなた、もう半分、買わない?
台所とベランダ、私の家にあるから、いつでも遊びに来て、いいからさ。いらない? 半額だよ?
「半額って言っても、家の半分だけなら、それが適正価格なんじゃないの?」と、あなたが言った。
…いや、そうじゃないよ、元が、高いんだよ。
「家の適正価格なんて素人に分からないし、元の値段が高過ぎなのかもよ。半額ってだけで飛び付いて買う人がいるんだから、売る方も笑いが止まらないよね」と、あなたは笑った。
…そう、いらないのね。
半額弁当買ってきてやけ食いしよ。
家はともかく、私のこと、いらないらしいので。
「汚くてもいい」
暇つぶしでよかったの。
人が足りなくなったら
私を必要としてほしかった。
いつでも逢いに行くし、身体を貸す。
私以外何もいらないって
ゆって欲しかったんだけどな。
こんな汚い関係じゃ
無理に決まってるけど。
『 何もいらない』
貴方がいればもう何もいらない
どこか遠く
自分の知らないところでも構わないから
あなたさえ幸せでいてくれるなら、
それだけでいい
「何もいらない」夕刻の山で会った人に欲しいものを聞かれた時はそう答えるように
これが、大人達の言う「古くからの村のしきたり」の一つだ
僕たちの村の山には山神様が住んでいて、気に入られれば欲しいものと引き換えに連れて行かれてしまうからだとよく話をされたのを覚えている。
AIなんかが実際に登場し始めた現代の子供としては、こんなものは与太話にしか聞こえない。しかしながら、暗くなり始めた山や不審な人物に警戒を持たせるためにこういった話を子供にするのはよくある事なんだろう。
そう思い至ってしまう程、情報に対してのリテラシーを備えてしまったおませな現代っ子が僕である。
ネットで様々な情報に触れ、自分がまるで世の中の全てを知っているような、振り返ると顔から火が出るような愚かで微笑ましい全能感に似た何かを持て余していたのが僕と言う子供だった。
当時は、直接体験した事のない事柄をただ見ただけで知った気になり、様々な情報を精査して得たその知識は絶対に正しいものだと思い込んでしまうような、世間を知らないが故の傲慢さを持て余していた。
そんな僕の恥ずかしい思いを変えさせるきっかけとなったのが件の山神のしきたりだ。
ネットやゲームと同じく体を動かすのも好きだった僕はよく学校の同級生と田舎の広大な野山を駆け回って遊ぶこともそれなりにあった。
中学の頃には、いささかガキっぽく感じるかもしれないが探検や秘密基地にはまり山や林を探検したものだった。
そんな中で事件は起きた。
山に探検に向かった同級生3人の内2人が行方不明となった。村人総出で山狩を行ったが、身につけていたものはおろか山に入ってからの痕跡すら見つけることができなかった。
大人達は、その2人が山神様に連れて行かれたと口々に話し合っていた。全くバカバカしい、いい歳をした大人が何を言っているのだと遠巻きに騒動を眺めていた僕は、件の山に山神とやらが本当にいるのかを暴き、大人達にそんな愚かな事にかまけていないでもっと現実的な方法を取るべきだと言うことを示そうと夕暮れ時の山へ分け入った。
日が落ちかけ街灯が少ないがために山の中はかなり薄暗く見える。まるで大きな怪物が開いた口の中に入っていくような恐怖とワクワクした気持ちを抱えて山に入る。
通り慣れた山道を軽快に進み人に出会わないか注意深く辺りを見回していく。あらかたの道を巡り、やはりそんなものはいないと言う結論が改めて自分の中で出て山を出ようとした時にソレを見つけた。
黒い人形の影のようなものが夕日が形作る木陰の薄い影に更に濃い影を写すように揺れていた。
視線が影に吸い寄せられる。体が動かない。周りから音が消えて僕とソレだけがいる世界が形作られる。
木の下で揺れるそれは木の枝を胸に生やしそこから何かを垂らしている同級生の1人だった。
何が起きているのか理解が追いつかない。僕は今何を見ているのか目の前にある現実がなんなのかが分からない。
そんな逡巡を繰り返しているうちに不意に耳元で何かが囁いた
「あなたは何がいるの?」
何人もの人々の声が重なったような違和感を感じる声がした。前のめりで半ば転げるようにその場を飛び退き声の主に振り返る。
僕の瞳に写り込んでしまったのは、黒く乾燥した皺がれたミイラのような乾いた皮膚と人を繋ぎ合わせたような歪な形をした何かの集合体だった。
そこれから先はよく覚えていない、気がつけば山の入り口まで息を切らせながら倒れ伏している自分の体があった。身体のあちこちを擦りむいていてやっとその痛みが感じられた。後にも先にも痛みを感じられることをこれほどありがたいと感じる事は無いだろうと今だ混乱している頭で考えていた。
それから何日経とうとも同級生は見つかることがなかった。
僕はあの日のことは誰にもしてはいない、話したところで村の大人は馬鹿な伝承を信じるだろうし、同年代の子供に至ってはからかわれるのがオチだろう。
僕だけが真実を知っている。経験して生き延びた僕だけが知っているのだ。
山神と呼ばれるものは既に人の姿をしていない事、そしてあれが気にいるのは人ではなく人体の一部であること、問いかけは何が欲しいかではなく何が自分にとって必要かという意味である事を。
何もいらないなんて言わないで。
貴方が巣立とうとしている今、
私はどうしても、
貴方に贈りたいことばが
あるのです。
今私が一番いらないのはなんだろう?
恋?いや違うなんだろう??
いらないの自分自身かな?
死にたいと思ったことは中学の頃から頻繁最近はほとんど死にたい
一回は駄目だったけど
死にたいと思ったときいつも手首切ってる
家の包丁は切れ味が悪い、剃刀も傷がつくぐらい睡眠薬も今は大量に飲んでも駄目
20錠飲んでも薄々寝るだけでまぁそれは救急車で運ばれたかな
肝臓の数値が150はあった、また検査したら135になってた
今度は頭痛が治らなくてロキソニンを1錠を2錠そのうち胃に穴が空きそう
それも仕方がない!うん!
片頭痛だし
いらないより欲しいが多いかも!
これは誰でも思ってる事お金
お金があれば何でもできる
家も車もやりたい事が何でもできる
整形もできるなぁ...
脂肪吸入、小顔、鼻、皮膚、最近そばかすが増えて
後アメリカに行って身長伸ばしたい、165はほしい!
今は157だし小さいよなぁ!
お金がほしい!
これも叶わないかな?
いらないに入れる!?
#14「何もいらない」
財産も
人望も
知名度も
なにもかも
生命も
何もいらない
他の何もいらないから
君の愛がほしい
全て捨ててでも、君の隣が歩きたかった
でも叶わなかった
君には好きな人がもう居た
だから僕は今日
空を飛ぶよ
またね
もう何もいらないとか強がってみるけど、
結局色々と期待しちゃうんだよね。