『何もいらない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何もいらないなんて綺麗事だ。
無償の愛だって
心のどこかで見返りを求めている。
相手の笑顔もその何か。
#何もいらない
何もいらない
そんなわけない
羊が草を食んでいる
ぷちぷちかみちぎって美味しそう。
私はと言えば、たくさんのおいしいお菓子を食べて幸せだ。
口の中いっぱいに広がるベリーの香り。
なんと幸せなのだろう。
一口目の紅茶とのマリアージュ。
フォークの使い方がわからないから。
マルハナバチが飛んでいる。もふもふしていてかわいい。
ボーダーコリーは留守をしているので会えない。
ビニール傘に乗っかってツバメが羽を繕うよ。
夢中になって人が立っていることにも気づかない。
友達
家族
ネッ友
唯一信用してたあいつだって。
…もう何もいらないよ。
だってどうせまた、失うだけでしょ、
このまま限界が来るまでずっと作り笑いして生きていけばいいんだよ
毎日ばかにされて
無視されて
蹴られて
それでも笑ってればいいよ
迷惑なんだよ
自分はただの邪魔者
ごめんね
こんなやつで
…あれ、なんで僕、こんなとこいるんだろ
???
♯何もいらない
何もいらないと思う事はほぼない。
何かが欲しいから人間として生きていくと思うから。
お腹を満たすために食べ物が欲しい。
体力を回復するために休息が欲しい。
自分の考えを人と共有するために人脈が欲しい。
1人で生きていく事を望んでいる人は考えてみよう。
今住んでいる家は自分が建てたのか。
その木材は自分の身を削って採取したのか。
何かしら自身の身で生きていく事は不可能だ。
だから当たり前になっている事も感謝して生きていこう。
#006 『仮面の人』
???
夜明けを待って川を渡る。その後はしばらく連絡できない。
すれ違いざま、くしゃくしゃに丸めた走り書きのメモを渡された時、日はとっくに高く昇っていた。
路地裏に隠れて開いたメモは小さく千切って丸め、数回に分けて飲み下す。
帰ってくる約束だったのに。そんな言葉もついでに飲み込む。
望んで選んだ仕事じゃなかったと聞いていた。高すぎも低すぎもしない身長、どこにでもいそうな風貌、たいして特徴のない声に、よくある西部訛りの発音。それなのに語学から暗号解析、体術、暗殺術まで仕込まれて。
あなたはずっと仮面の人。素顔のように見えたその顔、わたしに見せた穏やかな顔も、もしかしたら仮面なのかも。
何もいらないと言っていた。名前も家族も、過去も、記憶さえ。ただただ祖国のために。そんな自尊心の方が、わたしにはよほどいらないものに思える。
命さえいらないのかもしれなかった。でも、わたしには必要なものだ。
届くはずもない、届いても聞き入れてはもらえないだろうと思いながらも、祈るしかなかった。
ただ、無事ていて。他には何もいらないから。
《了》
お題/何もいらない
2023.04.20 こどー
「何もいらない」
あなたがいるだけでとても幸せだから。
僕と一緒の時にはそんなこと
言わなかったのにねと僕は微笑んでみせた。
彼女は言う。
あなたがいるととても幸せだったけど
同時にとても不安だったわ。
私の気持ちをあなたが考えたことなんて
一度もなかった。
そうでしょう。
そう言って彼女は去った。
そう言ったら彼女は戻ってきてくれると
思っていたのに。
彼女が僕の元に戻ってこないのなら
もう何もいらない。
君ともう一度笑いたかっただけなのに。
「何もいらない」
何もいらない
なんてことを
一度でも
想ってみたい
何もいらない
なんて想ってても
気づいたら
やっぱり欲しいな
いるな、って
欲求がでてしまう
煩悩とでもいうのか
捨てきれないでいる
逆にいえば
その捨てきれない
ものが溢れてくる
というのが
生きていることに
繋がっているのかもしれない
何もいらない
ってことは
リアルにおいては
諦めてる状態に
なってるのかもしれない
何もいらない
なんてない
微量でもいい
私はやっぱり
欲しいものは
欲しいよ
何もいらない
なんてことを想う
のがいらない
何もいらない。
本気でそう思える人
この世界にどんだけいるのかね。
そう突発的に思う事はあれど
多分大抵の人間、自分含め
すぐに違うもの求めだすよね。
あ、あれかも
本当に満たされている人
本当に満たされていない人
この二種の人が
何もいらないって思える人かも。
わ~凄い表裏一体だ。
もう望むべきではない
望んでしまえば
持っているもの全て
奪われるような気がして
だから
何もいらない
*何もいらない
何もいらないなんて思う日なんか来ませんぜ
完
【何もいらない】
「ねえ、キミの願いを教えてよ」
朽ちかけた賽銭箱の上に腰掛けた君は、そう問いながら柔らかく瞳を細めた。真っ白な長い髪、真っ白な着物。白ばかりに埋め尽くされた君の姿の中でたった一つ、色彩鮮やかに輝く柘榴色の瞳が、じっと私を見つめていた。
「願いなんてないよ」
パーカーのポケットに両手を突っ込んで、私はそっけなく君に応じる。そうすれば君は、ひどく困ったように眉を下げた。
「宝くじが当たりますようにとか、長生きできますようにとか、何だって良いんだよ? オレ、全力で叶えるから」
鬱蒼と茂る森の木の葉が、ざわざわと揺れる。古びて壊れかけた社の扉が、風に煽られて軋んだ音を立てた。
人々から忘れ去られ、敬愛も願いも何一つとして捧げられなくなった『神様』は、ひとりきり寂しく消えていく日を待つばかり。
「別に。そんなの欲しくないし」
両親は仕事人間で、学校でも浮いていて。居場所なんて何処にもなかった私の話し相手になってくれたのは、そんな『神様』だけだった。威厳も何もない、私の持ち込むお菓子やテレビゲームに目を輝かせる、世俗にどっぷりと染まりきった神様は、私のただ一人の友達だった。
きっとこのひとは、もうじき本当に消えてしまうのだ。だから力なんてもうほとんど残っていないクセに、最後の力を振り絞って、私の願いを叶えるなんて言い出した。
「いらないよ、何にも」
吐き捨てるように告げて、そっと君の手に触れる。いつのまにか温度のなくなった、氷のように冷たい君の指を、ただそっと握りしめた。
(だから少しでも、君と長く一緒にいさせてよ)
何もいらない
こんな贅沢な言葉
私は言えない
今の自分が
自分にあるものが充分で
手に溢れるほどあるから
もう何もいらない
って言うんでしょ
もしくは
なにかに悩んで
なにかに絶望できたから
何もいらないから死にたい
って言うんでしょ
悩めることが幸せだとかは思わない だけど
死にたいってのも 死ねてないだけで
死ぬきっかけがほしいって望んちゃってると思うんだよ
うちの言いたいこと、伝わるかな 笑
だからつまり
何もいらないなんて
そう簡単に口にしていい言葉じゃないと思うのさ
人生満たされてない人を敵に回すだけ
少なくとも私は死ぬまで
たらればに縋って いろんなもの欲しがる
何も要らないってなるまで
不自由なく生きたいよ。
_ ₃₁
何もいらない
あれがほしい、これがほしい。
あの人が羨ましい、あんな人になりたい。
人間って基本的には欲まみれだよね。
欲が悪いとかではなく、むしろ必要だと思う。
それは足りないものを補いたいから。
足りないからこそ欲しくなる。
あとは、見返りを求めるのも同じ。
友達に家族に恋人に職場の人に、
あなたにこんなことをしてあげたんだから、
自分に見返りを頂戴!!とかね。
そういった自分都合の欲とか、
見返りを求めなくなったら、
それがある意味幸せなのかもしれない。
自分は満たされてるから「何もいらない」
自分は満たされてるから見返りもいらない。
見返りなく尽くせることが愛なのかも…ね。
( 何でも欲しい。)
これは何にもいらないと近い物がある。
許容量が決まってる。
結局、何かを諦めなければならない。
欲しい物がある他人が何でも欲しいとは言わないだろうから。
自分には何も無い。
なのに欲しいものも忘れてしまった。
何でも欲しくて何もいらない。
幸せすら欲しくない気がしてくる。
題「何もいらない」
詩だよ〜!いいねよろしくね!笑
#何もいらない#
何もいらない
君がいてくれるだけでいい
笑ってくれるだけでいい
たまに目が合ったりして、笑
たまに両思いかもって
思っちゃうけど
たまに言われるんだ
半分好きで半分嫌い
だってそれって普通ってことでしょ?
なんかあんまり嬉しくない
普通って嫌なんか嫌
そしたら嫌いの方が好き
何もいらない
みんなからなんであの子が好きなの?
なんて言われるけれど
分かんなくていいただ単に好き
わかんないくらい好きなんだ
何もいらない
ただそれだけで私はいい。
もういいわ
やめましょう
こんなことはもうたくさんよ
もういいの
やめましょう
こんなところにはもういられない
もういいわ
何もいらない
こんな私なら必要もない
#なにもいらない
私の子供の頃は、
お菓子が欲しい!
おもちゃが欲しい!
ぬいぐるみが欲しい!
あの子と同じのが欲しい!
あれもこれも欲しい!
だったけど、今は違う。
そんなのもう要らない。
なにもいらない。
でも一つだけ私には、欲しいのがあるんだ
家族との時間が沢山欲しいんだ─────。
【何もいらない】
幼い頃はずっと何かが欲しいと飢えていた。
おもちゃが欲しい、お菓子が欲しい
そんな可愛い欲望がいっぱいあった
今でもおもちゃやお菓子が欲しいとかはある。
でも幼い頃のように飢えるくらい欲しいことはない
幼い頃より手がかからなくなったから
というのもあるだろうが
それ以外にもあるかもしれない。って考えてしまう
弟がいるから。
どれだけもらっても弟に取られる。
誕生日プレゼントでもご褒美でも
どんなものでも、弟は容赦なく取る
それを「また今度買うよ」で片付ける。
だから、私は心のどこかで諦めたのかもしれない
"もらっても意味が無い"どうせまた取られるから。
取られなそうなものを買うことは何度もした
ぬいぐるみとか弟の嫌いなものとか
でも、取られた。
いつの間にか弟の部屋にぬいぐるみがある
嫌いなのに食べる。そして捨てる
そういうのから考えるのも疲れたんだろう。
唯一かもしれない、弟に取られないもの。
それは音楽関係のものだ。
いつもは習い事すら取られる
その度に私は辞めてる。お金かかるしね…
でもピアノを習ってたが取られなかった
そのせいか音楽をしている間は自分でいられる
部活も音楽関係だ。
そのおかげですごく楽しく過ごせている。
音楽へ進ませてくれたお母様には感謝している
もちろん弟に取られないっていう理由だけじゃないが
感謝している。
本当にありがとう。
――――――唯一のもの
苦しみなんていらない。
悲しさなんていらない。
不安なんていらない。
何もいらない、だから。
今は、この時間を大切にしたい。
『何もいらない』
一人でいると何も起こらないから、平凡に生きることができるから、気楽になれるから、人嫌い?ほんとのほんとはそうなのかな、私…