何もいらない』の作文集

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何もいらない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/20/2023, 12:40:35 PM

「はーい。わかったー。んじゃ、コンビニで煙草だけってことね。あっ!玄関ドアは鍵開けといて。すぐ帰ってくるから。じゃ、行ってきま!」

#23「何もいらない」

4/20/2023, 12:38:52 PM

「もしもし、そこのお方」
 よく通る声で話しかけられた君は、声の主の方を向く。見目麗しい少女が道端で、高級そうな椅子に座っていた。
 君は少女の視線に合わせて、屈んでみる。
「困っていることはありませんか?」
 君は考える素振りをしたが、暫くして首を傾げた。どうも、思い当たらないらしい。
「例えば、生活に困っているとか、自分に合った恋人が欲しいとか、不労所得が欲しいとか、そういうの、ないんですか?」
 うーん、別にいいかなあと君は言う。どうも君は今の暮らしに満足しているらしい。
「わたし、生まれてこのかたお金持ちなんです。折角なら誰かに何かを恵んであげたくて、声をかけてるんです」
 そうしたら、良いことをしたって、気持ち良くなるでしょう?と少女は微笑んでみせた。
「そこで、たまたま貴方が返答をしてくれた。だから、貴方になにかを与えてあげたい」
 わたしは与える側の人間だ、と言わんばかりだ。恍惚の表情を浮かべる彼女に、君はきっぱり、欲しいものはないです、と告げて頭を下げた。
 よいしょと立ち上がると、面食らう彼女を置いて、歩いていく。
「ふうん、面白い人ですね…。あの方が欲に屈服する姿が見てみたい…」
 なにやら、無欲な人間と欲に塗れた少女の話が始まりそうだが、話はここまでである。
 作者に続きを書く欲がないらしい。

何もいらない

4/20/2023, 12:35:24 PM

俺もそうです…

僕は1人で勝手に闘う男です

ごめんね…

痛みも分かち合えず…

痛い思いは俺だけに…

自分勝手にして

ごめんね

俺は器用でないから…

ごめんね…

悲しい思いだとしたら…

勝手で

ごめんね…

I lo…

4/20/2023, 12:34:41 PM

/何もいらない

「俺、お前がいるなら他はなんもいらねぇわ」
「なに、急に。気持ち悪いんだけど」
俺の言葉にアイツは露骨に顔をひきつらせた。らしくない事を言っている自覚はある。だが、その顔がおかしくて思わず笑ってしまう。
「 仲間も、この場所も、家も、俺の幸せも要らねぇ」
口元をひきつらせて硬直する奴を見た。
「手前が生きてるなら、手前の幸せすら、俺は要らねぇな」
「……君、歪んでるね」
「お互い様だろ」
鼻で笑いとばす。コイツの幸せは死ぬ事だから、俺は俺の為にコイツの幸せを奪い取り踏みにじる。

コイツが生きてさえいるなら、俺は何も要らねぇ。
たとえそれら全てが俺のエゴで、誰も幸せにならないものだとしても。

4/20/2023, 12:30:39 PM

居なくなってわかった。
あなたが居たら何も要らなかったのかも。
その存在の大きさを知る。
時が過ぎたことを忘れてた。
いつかは、居なくなること
もっと先だと勝手に思ってすごしてた。
人生こんなもんか

             舞

4/20/2023, 12:29:25 PM

人生の半ばを軽く過ぎてしまった。就職氷河期の世代である。過去を感慨深く振り返るには、まだ余りある。
本当に人生半ばなのか?
終幕があるのだけは確かなのだが。

終幕のその瞬間。
永遠に続くかのような絶望感と苦痛の類から解き放たれて、
幕を閉じるのだ。

喉元を過ぎれば あれほど痛い思いをしたというのに 喉を潤したくなるのだ。
「何もいらない」なんて気持ちに到底なれないのは、生きることを諦めていないから。
終幕の瞬間を心待ちにしているつもりが、何ひとつ片付ける気力も湧いてこないのだ。

いや。捨てられないのだ。

#何もいらない

4/20/2023, 12:28:11 PM

昔から僕は、欲しいと思った物を素直に言えない性格だ。あれが欲しいこれが欲しいと素直に告げる兄と違って、僕は黙って諦める。
それが通常で、何も気にしたことなんてなかった。

そんなある日、僕が部屋で勉強しているところに訪れた兄は本を借りると部屋に入ってきた。
別に黙って借りればいいのに。律儀だなぁなんて考えていた時、兄はこちらを向き首を傾げて
「欲しいものはないのか?」
と突然聞いた。無意識に目を見開いて、兄を凝視してしまう。僕の欲しいものなんて、興味あるのかと。
「え…ないことは、ないけど。」
ありはするけども、別にそこまで欲しいものでも無いし我慢できる。兄の質問の意味が全く分からず、曖昧な回答をした僕に、彼は柔らかく微笑んだ。
「そうか、何が欲しい?」
何が欲しいか?何故そんなことを聞く?
混乱して若干パニックに陥っている僕に、兄は再び首を傾げる。どうしてそんなに焦っているのか。なんて、自分でも分からないよ。
「欲しいものがあるんだろう?何が欲しい?教えてくれ。」
「聞いてどうするの?」
「買う。」
え?と自分から間抜けな声が出て、兄もつられてえ?と眉間に皺を寄せる。こちらが疑問に思っていることを疑問に思っているらしい。
「なんで買うの?」
「君が欲しいからだろう?」
僕のほしいもの買って何するの?漫画だったらハテナマークが僕の頭上に大量に浮かんでるだろうな。意味のわからない兄の言葉に首を傾げていると、まさか。と苦々しい顔をした兄が
「君、今まで欲しい物は買って貰えないと思ってただろう。」
と言った。え?実際そうじゃないの?
「だって僕、迷惑に「ならない。」
僕の言葉を遮って鋭い目付きで凄む兄に、思わず体が後退する。かなり深いため息をついた兄は手を額に当てると首を横に振りだす。訳の分からない僕の方を指の隙間から見て「いや、まぁ、そう考えるのか…。」とぶつぶつ呟き始めた兄に、今日の彼は変だなと思いながら声をかけようとした。
「よし、出掛けるぞ。」
が、兄の方が行動が早かった。服はそれでいいな?と聞いてきた兄にこくりと頷く。今首を横に振ったらなんかやばい気がしたから。ならいい。と言った兄は僕の腕を引っ張りながら部屋を出る。出かけると言っていたが、毎日忙しい兄の手を煩わせるのではないか。この流れだときっと僕の欲しいものを聞き出して買いに行く気だろう。
「ぼ、僕!何もいらないよ!欲しいものも無い!!」
慌てて少し声を大きくして言うが、兄は止まることもせずに玄関まで歩き、いつの間にか用意していた運転手に聞いたことも無い行き先を告げ始める。何度か兄の名を呼んでいると、やっと振り返った兄は目を細めて言った。
「なら、欲しいものが見つかるまで出かけようか。」
知らないうちに兄の面倒くさいスイッチを押したらしい。これから始まるであろうショッピングに、ため息が出るのをどうにか堪えながらどこか楽しそうな兄に心の中で呟いた。

本当に、家族以外何もいらないのに。

4/20/2023, 12:25:39 PM

何もいらないし求めないけどただ少しだけ優しい世界になってほしい

4/20/2023, 12:25:34 PM

「あなたがいれば、何もいらない」
 ドラマや映画の世界じゃん、と思っていたけど
 思い返してみると、片思いしていた時って、
 そういう気持ちになっていたんじゃ
 ないだろうか。
 その存在で、自分の中がいっぱいに
 なっていたもの。

             「何もいらない」

4/20/2023, 12:24:21 PM

テーマ:何もいらない

何もいらないから、あの人と一緒になりたいとか
何もいらないから、普通の幸せが欲しいとか
ありきたりで定番すぎて
どれもしっくりこなくて

現実問題、何もいらないなんて事はないんだろうなって

だって僕にも欲しいものはある
欲しい人だっている

だけど、何もいらないからって願ったところで
それは…それは上手く言葉にできないけど

仮に
「何もいらないから彼が欲しい」と願う
手に入ったとするよ

…彼はさ、きっと僕の色んな面を見て好いてくれたと思うんだ
僕の知らない、僕のいい面をいっぱい教えてくれて
いっぱい「好き」だと言ってくれた
それを手放して、何もいらないからなんて
それはもう彼の好きな僕じゃない気がする
…手に入った彼は、僕の虚像にすぎないと思うんだ

仮に
「何もいらないから普通の幸せが欲しい」と願う
手に入ったとする

普通の幸せ程 魅力的なものは無いけど
今まで培ってたきた僕の大切なものはどうなる
苦労して 死ぬ思いで手に入れてきた大切なもの
それを失くしてまで普通に固執する事は無意味だと思う

普通と大切なものに天秤をかけるなら
僕は…大切なものを失う事に躊躇う

結局、望む全てのものはリスクもなしに手に入らないって言われてるようで
結局、望む全てのものを手に入れたいなら死ぬ気で手に入れろって言われてるようで

なんだろうね、こんな事 思っちゃう僕ってひねくれてるのかな?(ㆆωㆆ)

テーマに戻ろ

んー…僕だってリスクもなしに、欲しいもの全て手に入ったらなんて毎回思う いつも思う

だけど、やっぱり今までの人生の中で手に入れてきたものを1つの為に手放すのは惜しくて
手に入れる為に
どれだけ努力して どれだけ傷ついて
そういう過程があるから躊躇うんだ

だけど、もし今持ってるものを所持したままで
欲しいもの全て叶うんだとしたら
僕は躊躇いもなく【何もいらない】からって
願うんだろうなって確信してる

4/20/2023, 12:23:53 PM

あなたがいればそれだけでいいといつも思っている。
高価な車も服もいらない。

あなたがいれば贅沢なものはなにもいらない。


でも、これはもらって欲しいな?

笑いながら渡してきて指にはめられた指輪に、私は泣くしかなかった。

4/20/2023, 12:21:35 PM

もう私には何もいらない
だって明日
死のうとおもっていて
薬を飲んでいるから

theme 何もいらない_nanimoiranai

4/20/2023, 12:21:31 PM

満たせないモノが、あるんだ。
どれだけ願っても、どれだけ頑張っても、どれだけ取り戻したくても。
この気持ちは、この願いは、この焦燥は。
絶対に満たせないんだと解っている。

だからーーー””何もいらない”んだ。

絶対満たせないモノの代わりがアンタ達だ、なんて、思いたくもなかったけどね。


何もいらない

4/20/2023, 12:20:16 PM

たくさん欲しいものがある

誕生日には時計が欲しいし

クリスマスにはゲームが欲しい


でも君さえいれば

他のものなんて

本当は何もいらないんだ


《何もいらない》

#24


今までないくらいいいねがついてほんとに皆さんに申し訳なさと感謝でいっぱいです…コロナとかじゃなく持病なんで心配しないでください!!!

4/20/2023, 12:18:49 PM

お腹いっぱい。ほんとにずっとお腹いっぱい。
 お高いシャンパン開けて貰って、今日はお父さんお母さんお姉さんがいるからね。子どもはいっぱい食べなって。
 
 美味しかったんよ。めちゃくちゃ美味しくて。
 話も楽しくてお腹痛くなるほど笑って。いつも物静かなお父さん()も珍しく笑って。
 デザートまで二皿。
 
 もうほんと、今何にも入らない。
 何もいらない。
 
 白湯飲んでストレッチしてマッサージしなきゃ……。
 
 ほんとにご飯美味しかったの……。

#何もいらない

4/20/2023, 12:18:03 PM

欲望が

強すぎるほど

失うものが多い

本当に

大切なもの

だけでいい

あなたが

傍にいれば

何もいらない

4/20/2023, 12:17:32 PM

全てを手に入れた男がいた
金も、名誉も、無償の愛も
欲しいと思ったものは全て手に入れた

何も手に入らなかった男がいた
金も、名誉も、無償の愛も
欲しいと思ったものは何も手に入らなかった

全てを手に入れた男は言った

「私はもう何もいらないから、
 君が欲しいものを何でもあげよう」

何も手に入らなかった男は言った

「では、あなたが今欲しいものをください」

すると、全てを手に入れた男はその男を絞め殺してしまった

何も手に入らなかった男は
満足そうな顔をしていた


~何もいらない~

4/20/2023, 12:16:50 PM

君さえいれば他に何もいらないって思うこと
ほんとにあるんだ。
って最近なった。

すごいことだよね、これ。

僕にとってはもう君なしではいられない、
生きていけないんだよ。


まぁ、そんなこと君に言ったら重くて引かれるかもしれないから言わないけどさ。


今日は仕事終わりに駅前のシュークリームでも買って帰るかな。
君の喜ぶ顔が見れるかもしれないし。

4/20/2023, 12:12:31 PM

【何もいらない】

お昼のデートは断られて夜セックスするだけでも
夜中急に迎えに来いって言われても
誕生日やクリスマスを一緒に過ごせなくても
文句一つ言わないわ。
ただの都合のいい女になってるってわかってるの。
それでも貴方以外何もいらないから
どうか私を捨てないで。

4/20/2023, 12:11:34 PM

テーマ:何もいらない #159

望まぬお見合い結婚の相手は
「何もいらない」と心を閉ざす女性でした。

そんなお見合いの相談が来たのは、
今から一ヶ月前。
結婚しない僕に急かすように
親がお見合いについて話をし始めた。
嫌な予感がした。
いつもはそんな話持ちかけることもないのに。
僕の気を察したのか、
隠すことなくお見合い相手の話になった。
お金持ちの地主の末っ子の子らしい。
それも、その子と地主に血縁関係はないとのこと。
その地主に言われたことだから断れないといった。

息子の断りもなく、縁談話が進むなんて。
そんなことを思ったものの、
親にも断れない。
もう進んでしまった話は仕方がないからというと、
親は安堵したように言った。
「じゃあ、話を勧めておくわね。明日準備してね」
明日……?
僕はその言葉にフリーズした。

次の日。
親に連れてこられたのは立派な美術館だった。
ここも地主の土地らしい。
一人の女性が誰かを待っているようだった。
真っ白なきれいなワンピースと黒いブラウスを羽織った人だった。
「こんにちは」
小さく挨拶された。
「あ、はい。こんにちは」
それが僕たちの出会いだった。

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