『何でもないフリ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「何でもないフリ」
生きる事が過酷でも
生きている。
君が隠したかった傷に
今なら気付けるんだ
だって同じだから
何でもないフリは大変だ。
わかっていても、察してしまっていても、ポーカーフェイスですましてないといけない。
私はひょんなことから妹が私の誕生日にサプライズプレゼントをすることを知ってしまって、それ以降妹がこそこそしてても何でもないフリをし続けている。
もともとポーカーフェイスなんて不得意だけど、本人が知っているサプライズなんてサプライズじゃないからなんとか頑張っている。
全ては妹の笑顔のため。お姉ちゃんは地味な努力をしています。
そして私の誕生日。私の頑張りも妹のサプライズも実を結んだ。
はー、やれやれと思っていると母が一言。
「二週間お疲れさま、お姉ちゃん」
……母にはバレていたようだ。
12/11 「何でもないふり」
夜空に浮かぶ星は想像もできないほど遠くにあるんだと思っていた。
だから、どんなにまぶしくても手を伸ばすことはしなかった。
けして届かないと思っていたから。
そんなものに焦がれ続けるのは無駄だと思い込んでいたから。
けれど、彼女を見て思った。
そんなこと関係ないと高らかに声を上げる彼女を見て思ってしまった。
「さぁ、私の手を取って!」
たとえ届かなくても、たとえ砕けてしまったとしても。
「やろうよ! 全力なんて生ぬるい」
私もあの輝く星に手を伸ばしたいと。
憧れを憧れのままで終わらせたくないと。
「そう…」
「「命を賭して」」
視線が交わった。
彼女の表情が一瞬きょとんとして、その後満面の笑みに変わる。
果たして私はうまく笑えていただろうか?
跳ねる。
自分でも分かるほどに。
高鳴る鼓動が煩いほどに鼓膜を揺らす。
あぁ、駄目だ。
もう…
何でもないフリなんて出来ない。
いってらっしゃい
2024/12/11㈬日記
この数日、長文だったので
今日こそ短めに。
この前、1年間ここで投稿を
続けていた作者さんが
新たな投稿サイトに行くらしく
最後の投稿があった。
僕が始めた頃から毎日投稿を
続けている作者さんのことは
大概認知させてもらっているつもり。
1年続けて来て自信に繋がったのかな。
それとも「1年続けられたら〇〇に
投稿しよう」とか決めていたのかな。
どちらも素晴らしい結果を
作者さんは得られたって事だね。
どうぞ、新しい場所でも
ご活躍を。
春になったら、1000日を
超えるであろう作者さんの感慨等を
聞いてみたいけど、その日を迎えても、いつも通りなのかな。
1000日続けて何か変わったことは
ありましたか?って聞いてみたい。
なんでも1000日続けたら
何か変わるって聞くから。
でもね、
いつも通りに作品だけの投稿なら
それもかっこいいから
作者さんの思いのままに。
明日はどん兵衛を買うつもり。
備蓄用にする事にした。
早く食べたい気もするけれど
我慢する。
おやすみ。
入学当初私の隣の席に座るあなたに私は恋をしてしまった
けれどあなたは斜め前の子に恋をしている
失恋すると分かっていてもやはり辛い…
帰り道忘れ物をした事に気づき教室に戻る
その時は私は聞いてしまった
あなたが告白の練習をしているのを
誰に言うのだろう
その眼差しは誰に向けられるのだろう
教室に入ろうとした私は向きを変え家に真っ直ぐに帰った
彼が教室で何をしていたのか
それを見てない事にし『何でもないフリ』とした
2学期最後のクラブ活動松本さんは骨折しながらも一輪車を漕ぎました帰って板邊さんの家に行ってピアノがないからバンザイをしながら遊びました。オシを見て、キャーキャーでした
何でもないフリを
急にきみの反応が見たくなって
早速やってみることにした
どんなサプライズをしようかな
楽しみ♡
学校の授業中に
きみの背中に
ちょんちょんってする
きみが好き♡なのに
ちょっかいをかけたくなる
きみが振り返ると
わたしは
「何でもないよ」と
きみは
だったら
「用もないのにやるなあ」と
ちょっと怒り気味
きみは冗談で怒っているのが
わたしにはすぐにわかる
きみは面白いから
またちょっかいをかけてみる
今度は先ほどと違うことで
背中にバカと書いてみる
わたしは
心の中で笑う
きみは
くすぐったいみたいで
また後ろを振り返る
きみは
もうやめろよ何か用か?
わたしは黙って
黒板に書かれたことを
ノートに写している
何でもないように知らんぷり
しばらくして
今度はきみに
びっくりさせることをしてみる
背中に
大好き♡♡♡♡♡と
書いてみる
すると
きみはさすがに
背中が激しく揺れて
机が倒れてしまった
クラスのみんなが
びっくりしたみたい
先生が
お前は授業中に
「何をやっているんだ」と
怒られてしまった
きみは
わたしのせいにして
わたしたちは言い争いをして
ふたりで怒られてしまった
授業が終わると
わたしはきみに呼ばれた
俺の背中に書いたことは
本当のことなのか
ハートマーク♡が
たくさん書いていた気がするけど
どうなんだ?
わたしは
わざとらしく
「何でもない気のせいじゃないの」と
笑いながら言葉にした
きみは少し残念がっていた
百合注意 少し長いけど読んで欲しい
いつもの帰り道。だけど今日はいつもの私じゃない。
好きな人に『クリスマス遊ばない?』と声をかけるのだ。
君にもっと私に興味を持ってほしいから。あと私が君と一緒に過ごしたいから。
「どしたの、ぼーっとしちゃって」
その一言ではっと我に返る。考えてばかりじゃダメだ、行動に移さないと__
「あの」
「あのさ、」
……
最悪だ。言い出しが被ってしまった。どうしよう、でもこういうのは後に言った方が雰囲気出る、気がする。
「ごめん、先いいよ 」
焦ってそう声を出す。
「あ、そう?後でもいいのに、」
そう君は顔を赤くして、少し俯いた。
そして大きく息を吸って、
「クリスマスさ、2人で遊べないかな…なんちゃって…」
しばらくその意味が理解できなかった。
嘘、まさか誘われるなんて。私から言うつもりだったのに。君も私と過ごしたいって思ってくれたのかな。だとしたらもう……
「やっぱり無理かな、」
「あ、や、違う!本当は私も君を遊びに誘おうと思って」
やばい、つい言ってしまった。どうしよう。言う必要なかったよね、でも平常心、平常心。
「じゃあ、クリスマス予定開けといてね」
そう言って君ははにかむ。本当はすごく嬉しいし君のことが好きだけど、嫌われたくないから、"何でもないフリ"をする。
「もちろん、君もね」
私、今普通に笑えてたかな。
でもそんなことを気にしてないような素振りで君と帰路を歩き続けた。
相手の子目線 おまけ
誘っちゃったけど、まさか君も私を誘おうとしてくれてたなんて全然思ってもいなかった。口角が自然と上がりそうになるのを必死に抑えて、"何でもないフリ"をして
「じゃあ、クリスマス予定開けといてね」
と声を出すので精一杯だ。
君には嫌われたくないから、何でもないフリを外せるのはまだ先かな。それまで待っててね。
何でもないフリで重ね合う2人の女の子の恋の話
【 No.11 何でもないフリ 】
プール終わりの教室。
チャイムがなるほんの数分前。
みんなが席に着いて、授業の用意を始める。
開け放った窓から入ってくる爽やかな風にのって、みんなに染み付いた塩素の香りが、ほんのりと鼻を掠めた。
暑苦しい更衣室でかいた汗が、少しずつ引いていく。
ふと隣を見ると、君は下敷きをパタパタと揺らして、風を作っていた。
「あっつぅ"ー、」
大袈裟にそう言うと、まるで溶けたアイスみたいに、机にだらんと顔をくっつけた。
「机ひんやりして気持ちいいよー」
ふにゃっと緩んだ顔でそう僕に声をかける。
言われた通りくっついてみると、確かに気持ちよかった。
机に顔をくっつけながら、僕たちは顔を見合って笑う。
「授業やだねえ」
「そうだね 」
先生が教室に入ってくると同時に鳴ったチャイムと、号令の声。みんな疲れ果てているため、だらりと立ち上がって挨拶をする。
着席して先生が黒板の方を向いた時、少し強めの風が吹いた。後ろの掲示物が音を立てて揺れ、教科書やノートのページがめくれていく。
反射的に窓の方を向くと、彼女は長い髪をなびかせて、きゅっと目を瞑っていた。
差し込んだ光に照らされて、彼女の大きな瞳と長い睫毛が耀り、ぷるんとした唇の艶がよくみえた。
つい、見惚れてしまう。
「どうかしたの?」
「いや、なんでも」
キョトンとして此方を見つめる彼女の顔が見られなくなって、すぐに顔を逸らした。
頬が熱い。こんな顔、君には見せられない。
早く何でもさらけ出して、君に全部見て欲しい。
勇気が出なくて、なかなか言い出せないけど。
僕はいつまで「何でもないフリ」を続ければいいんだろう。
何でもないフリ。
何でもないフリは難しい。
いつも頼まれるけれど、いつも言っちゃう。
だって、隠し通すなんて、相手に悪いし。
そう思っていた。
でも、日に日に無視されていることに気づいた。
机に落書きされたり、花瓶を置かれたり。
先生に言っても、聞く耳を持たない。
私はそう思いながら眠りについた。
何でもないフリ
「ちょっと消しゴム貸してくれない?
無くしちゃってさー」
「ありがとー
え?あー、いいよ探さなくても。君は優しいね〜」
もう飽きるほど探したし。
消しゴム1個で落ち込むなんて、
私のキャラじゃないから。
いつも通りを振る舞う。
何でもないふりは得意。
よくいじめられてたから顔に出さないのは上手くなった。
でも内心はすごい傷ついてる。
私は可愛くないしコミュニケーションも上手くとれないからいじめられるても仕方ないって頭では分かってる。
でも心はいじめられるのを受け入れてくれない。
いじめのない普通の生活をおくりたいって思ってる。
いじめられるのはおかしいって思っちゃう。
君が他の男の子と喋っていたって
「何でもないフリ」をするよ
君が笑顔になるなら
「何でもないフリ」をするよ
君が悲しまないなら
「何でもないフリ」をするよ
どうしてだろう 涙がとまらない
〜何でもないフリ〜
【何でもないフリ】
いつしかきみは有名になって
いわゆる”幸せ”な人の目に映るようになって
消費するような浅はかな人が溢れかえった
あの自由な場所に人が押し寄せて
今まで作った砂のお城もダンボールの遊具も
踏みつけられて壊されるのを
僕はただ眺めるしか出来なかった
まだこの場を守れるほど力が強く無いから
必死に何でもないフリをして
小さくなった自由な遊び場で
過去の栄光を象って模って
ここを忘れてしまったら
きみの根本が崩されて気がしてしまうから
僕が力を付けるまでは必死に汚いものから
目を逸らすことで何とかやり過ごすしかないのです
2024-12-11
「ちょ、やめてよ」
「あははははは」
あぁ、胸糞悪いな。
これがいつもの日常。
彼が毎朝毎朝筆箱を取られて、サッカーボールのように扱われて。
それをなんだか楽しそうに笑っているのも。
そして、傍観している僕も。
でも、僕は僕のことで手一杯なんだから。
「キモッ」
「ないわー」
うるさいな。
今日も女子は僕をいじめる。
「ほら!とってみろよ」
必死になって取ろうとすれば女子の胸に手が当たって。
「きも!!胸触られたんだけど」
「おいー、何してんだよ」
「痛っ」
しまいには、髪を引っ張られ暴言の嵐。
楽しいんだろうな。
彼女達の笑顔を見てそう思う。
先生に言ったことはない。
ちくるなんて影でなんて言われるか分かったもんじゃない。
泣くこともできない。
これはせめてもの小さいプライドだ。
夜は無理に寝て、朝起きて思う。
嫌だな、学校、行きたくないな。
それでも起きる。
僕が学校に行きたくないって行ったら親は休ませてくれるだろう。
その優しさに溺れてしまいそうで怖くなる。
親に迷惑はかけられない。
腹が痛い。
ずーっときりきりしてる。
朝ごはんを食べる気すらおきない。
今日は、無理、でも、明るく言うのだ。
「行ってきまーす」
何でもないフリ
ちょっと体験談混ぜてます。
まだ小学生なんですけど。
それで、昨日見てくれた人はわかると思うんですけど、私が同性愛者かもって打ち明けた子、今日すっごく優しくて。
なんか、気持ち悪いくらい色々してくれるんです。
普段の塩対応とは考えられないくらいに。(それも可愛かったんですけど)
正直怖かったです。
きみはいつも、何でもないフリをしている。
つらいことがあっても、誰にも相談しないで抱え込む。でも、それを続けてたらいつか限界が来てしまう。
だから、何てもないフリをするのはもうやめよう。
泣きたい時は、泣いてもいいんだ。
つらい時はつらいって言っていいんだ。
嫌な時は嫌だって感じていいんだ。
いつもお疲れ様。
頑張ったね。
何でもないフリ
私は気にしてない。私はどう思われてても良いよ。だって人間だから万人に好かれようなんて思わないから。
そんなの嘘だ。私は嘘つきだ。
物分かりがいいふりして、本音を隠して、笑っている仮面をつけている。
吐いた人にとっては何気ないひと言だったかもしれない、何気ない言葉を馬鹿みたいに気にしてる。
私に対してのメッセージの一言一句噛み締めて、その文字列に喜んだり落胆したり。
小さな画面の顔も知らない誰かさんからブロックされたことを人一倍気にしている。
私の何がいけなかった?何か気に触ること言ってしまった?
どうして、どうして、どうして…
今日も私は元気だよ。
好きなことを語り合える仲間がいて、推しがいて。
毎日楽しいね。
嗚呼、また心の奥を隠して投稿ボタンを押してる。
何でもないフリをいつまで続けたらいいんだろう。
馬鹿らしいことこの上ない。逃げたい、でもいたい。
文字でしか繋がりがない人たちの輪から追い出されたくない。
なんて弱虫なんだろうと自分自身に心底嫌気がさす。
「大丈夫?」
って聞いて
『なんでもないよ』
って大丈夫じゃないくせにさ
まぁ、でも、とりあえず傍にいてあげようかな
「ねぇねぇ、後で、遊びに行こうよ」
少しでもホントの笑顔でいて欲しいから
あなたの前では、何でもないふりをしたくない。わたしを全部解ってほしい、あなたを全部解りたい。
言いたくないことも言いたくて、知りたくないことも知りたくて。また今日も、何でもないフリをしながら素直になる。
題:何でもないフリ