『何でもないフリ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何でもないフリをして。
心はズタズタに傷ついている。
悲しみに目を背けて笑顔を塗り重ねてしまう。
自分には何でもないフリをしないで。
少し立ち止まって休ませて。
痛くないふり
傷ついてないふり
哀しくないふり
辛くないふり
何でもないふりをしていたら、いつか、自分の心が壊れてしまうから。
痛くないわけないから
傷ついてないわけないから
哀しくないわけないから
辛くないわけないから
何よりも自分に向き合い、何よりも自分を大切にしたい
何でもないフリが得意になった
頭の中ではいつも死の音がする
私を向こうに誘う音が
きっと救いは、
蝕む
もうそろそろ無理だろう
その反面
限界突破を試してみようと
蝕まれ続けたその先を
見てみたいとも思う
鏡の中
「何でもないフリ」
何でもないふり
人には何でもないフリ
してるけど…
とても…不安で不安で
涙溢れる
周りには理解されない…
相談すれば…
治す気ないんでしょ
と心無い言葉を
言われる
とても傷ついた…
誰にも、相談なんか
したくない
ひとは傷つけるだけ
だから…
それなら…
何でもないフリ
した方がいい…
君の声が聞こえてきても
君の姿が見えても
ふとした拍子に指先が触れても
何でもないフリ
心の中は熱く、あつく、溶けてしまいそうになっているのに
いつもの微笑みを浮かべて
今日も、うまく出来ているかな
明日も、まだ、うまく出来るかな
(何でもないフリ)
なんでもないフリ
ずっと我慢していたら、自分の限界に達する。
だから、周りの人を信用して、自信を持って心の声を言ったらいい。
過度なことをしなければ、周りの人は必ず許してくれる。
なんでもないフリなんて-しなくていい時があるんだよ。
ありのままの自分でいれば、必ず相手もわかってくれる。
何でもないフリ
言葉にしてと毎回は言いません、
しかし言葉にしてくれないと
分からないことがあるのは事実です。
「例えば君が今、泣いている理由とか」
「……呼んで、私のこと」
身を擦り寄せてくる彼女を撫でながら呼ぶ。
「ネイ」
「ん……!」
尻尾がふよふよと揺れる。目を細めていて気持ちよさそうだ。
こういうときは理由を聞くようなことはしない。
心の中で燃える嫉妬心を彼女には知られたくないから。
『Who's calling?』
お題
「何でもないフリ」
「なんでもないわ」
決まって君は僕にそう言う。その虚な眼差しはいつも僕じゃない何かを思って空を彷徨う。
それが僕にはとても不安で。
ただでさえフッと僕の元から消えてしまいそうな君を
引き止めるように君の手を握る。
「ふふっ、怖い顔してどうしたの…」
少し驚いた顔の後、すぐに僕をからかう笑みを浮かべる
子供をあやすように、スッと伸びたか細い手が僕の頬を撫でる
きっとぼくはとてつもなく情けない顔を君に見せているんだろう。
クスクスと微笑みながなら僕の首に腕を絡めてくる
今日は冷えるわね…
何でもないフリ
続けていた。
本当は
心が痛くて痛くて
傷ついて。
だけど
いつか
何でもないフリじゃなく、
フリがフリでなくなり
何て事ない。
って
思えるようになってきた。
これって、
強がり?
諦め?
成長?
何にしろ
あんまり
いちいち
いちいち
反応していたらキリがない。
スルー技術が上がったと思う事にしよう。
あれ?
それこそ
何でもないフリ、か?
ま、いっか。
お題
何でもないフリ
何でもないフリ
|澤田美鈴《澤田みすず》は大学二年生で、学校近くの本屋でバイトを始めたところ、一つ先輩で、同じ大学の三年生|歌川龍斗《うたがわりゅうと》と知り合う。
歌川龍斗は細マッチョで、スタイルが良く長身のイケメン、そのため女の子のモテるようで、この本屋は学校の最寄り駅直結のデパートの中にあることもあってか、毎日のように用も無いのに、歌川龍斗先輩のバイト先まで同じ大学の生徒がチラチラとやってきては見て行く。
「歌川先輩は女の子から人気者なんですね、彼女は居ないんですか!?」
ある日のこと、澤田美鈴は、歌川龍斗先輩と付き合いたいという想いがあった訳ではない、それなのに一緒に本を棚に下ろしている最中、ただの興味本位から彼女がいるのか質問していた。
「うん、今は居ないかな…………もしかして、澤田さん彼女いるかどうか気になってたの?」
「歌川先輩があまりにも、モテるのと、バイト中に裏でこっそり告白されてるのを見ちゃったんです、でもその時断ってたので、彼女がいるのかなって思って…………すみません、そんなの確認して」
「別に確認してもらって大丈夫だよ、気になったんだろ…………」
「はい、気になっちゃいました」
「正直で宜しい、そうだね、少し前に彼女がいたんだけど、まだ別れたばかりなんだよ。 だから、未練があるとかじゃなくて今は彼女は要らないかなって思っててね。 でも、澤田さんが気になったのは嬉しかったな、どう、付き合ってみる?」
突然、それもバイト中にそう言われた澤田美鈴は身体が硬直したかのように動きが止り、暫く二人の間に沈黙が続く。
どれくらいの時間が経過したのだろうか、その後、澤田美鈴は歌川先龍斗先輩の目を真っ直ぐに見ると「うん」と首を上下に振った。
こうして二人は付き合うことになったのだけど、ある日のこと、友達から歌川龍斗先輩がSNSで彼女のことを書いているのがあると知らされたのである。
それも、私のことではなく、別の女性で…………。
調べていくと、その女性が元カノだと言うことが分かってしまい、澤田美鈴は動揺し凄く困惑していたので、そんな落ち込んでいる美鈴は友達から、二股のようなことをする彼とは別れた方が良いんじゃないかと説得されることに。
ところが、澤田美鈴は歌川龍斗先輩に依存しているのだろう、別れる何て選択は自分の中になかったので、失いたくない一心で何でもないフリをしてしまった。
そして、二股しているのを容認してしまったのである。
それから半年が経過するものの、歌川龍斗先輩の二股は終わっていない。
それでも、澤田美鈴はまだ別れる決心に至っていないので、先輩が戻ってくることを信じながら付き合っていという。
いつか澤田美鈴が幸せになれますように。
何でもないフリ
またしちゃった
何でもないフリ
君に負担をかけたくなくて
君に嫌われるのが怖くて
つい見てませんよーって
意識してませんよーって
変な反応しちゃうの本当によくない
わかってるのに
ごめんね
16テーマ【何でもないフリ】
私はね、ずっと我慢してきたんだ
あなたに嫌われても、
酷い言葉を投げかけられても、
酷い扱いをされたとしても、
ずっとずっと耐えてきた
でももう限界
あなたとはもう縁を切る
さようなら
" もう 一 生 会 う こ と の な い よ う に 願 っ て い ま す "
『何でもないフリ』
見てしまった。
旦那が浮気しているのを。
何繋がりの女なのか。
共通の知り合いに色々聞き回った。
高校時代の元カノらしい。
知らなかった。
いることは知っていたけど、まだ繋がりがあることが。
悲しい、と同時に怒りが湧いてきた。
今日も旦那が帰宅する。
「ただいま。」
「…どうしたの?」
「な、なんでもないよ!」
「今からご飯準備するね。」
モヤモヤする。
でも、この件以外旦那との関係は良好。
私は、明日もきっと何でもないフリをする。
何でもないフリが得意だった。
時には、無理矢理笑顔を作って。
時には、自分の気持ちを押し殺して。
でも、これからは。
嫌なときには嫌と言うし
しんどいときには助けを求めようと決めた。
何よりも大切なのは
自分自身だから。
何でもないフリ
何でもないフリして気にしてるでしょ?
大丈夫なフリして大丈夫じゃないでしょ?
泣いてないないフリして泣いてるでしょ?
そんなことわかってる
私一番わかってる君の強がりな姿を
私もそうだから
大丈夫な顔フリして大丈夫じゃない……。
平気な姿をして平気じゃない……。
泣いてないフリして泣いてる自分……。
いつもちゃんと食べるフリして食べてない……。
強かって気丈振舞っているだけ。
泣きたくても泣き顔なん見せたくないから
食べてる時間なんてないくらいの日々を過ごしているなんて言えないよ…。
逆にそれが辛くなって苦しくて言えないよ…。
何でもないフリ
物事の変化に気づける人ってどれくらいいるのだろう。
あきらかに昨日と違うものの変わりようには少なからず何かあったのかと思うはずだ。
人もそう。前髪切ったの、シャンプー変えたの、メイク変えたの、
普段見ている人の外見は気づけなくもない。
でも、気持ちだけは分からない。
笑顔の盾はその泣いている心も隠してなかったことにさせてしまう。
待ち合わせの場所の5分前に着いたと同時にポケットのスマホが鳴った。
『ごめん、少し遅れそうです』のメッセージが彼女が申し訳なさそうな声とリンクする。
遅刻を人一倍気にしている彼女のことだ、なるべく早く着くように急足でくるに違いない。
『大丈夫だよ。あせらないで、ゆっくり来て』僕はそう返信する。
彼女が時間を守れなかった自分を責めて暗い気持ちになってないといい。
せっかく久しぶりに会えるのだから。
『ごめんね、ありがとう』トーク画面に新規の吹き出しを確認して、トーク画面を遡る。
二週間前くらいからお互いに空いてる日があるかのやり取りが続いていた。
学生の僕と社会人の彼女とでは、生活リズムが当たりまえに違っていた。
僕は僕で大学の友達付き合いや、アルバイト、4年生だから卒業に向けて何かとバタバタしている。彼女も彼女で仕事があるし、プライベートで寛ぎたいときもあるから、休みだからって会おうという期待はしていない。
時間が合えば会おうのスタンスでいるから、1ヶ月会わないなんてときもザラにある。別に恋人同士でもないから、普通のことだ。
しばらくスマホを眺めていると、肩に軽い衝撃が走る。
『ごめん、お待たせ』
肩で息をした彼女が乱れた髪を手櫛で整えながら言った。
『そんなに待ってないから大丈夫だよ。来てくれてありがとね』
『こっちこそだよ!』
ぶんぶんと大袈裟に手を振るが、今日は彼女が合わせてくれた日だ。わざわざ予定を合わせてくれたことが僕は嬉しかった。
『とりあえず、行こうか。お腹空いてる?』
腕時計の針は11時の半分を回わりそうだ。
『うん、朝ご飯みかんしか食べてない』
『まじか。それだけで足りるの?』
『最近お腹の調子悪くて、あんまり食べれなかった』
僕が心配する前に、「でも薬飲んだから大丈夫」っと彼女が笑う。女性だから体調の変化もあるのだろう。
それでも、食べることを幸せだと言っていた彼女がご飯を抜くことが不思議に思える。以前なんか、風邪をひいて寝込んでいるときにアイスを食べたいと所望してきたし、食べたい欲のために料理の仕込みを早朝からやる本格っぷりだ。
そうこうしているうちにお店に着いた。
僕たちが遊ぶ日は決まってここだ。洋風料理が食べれるチェーンのレストラン。メインがほぼパスタやピザが占めているが、その種類の多さに驚く。見開き1ページにいくつものメニューが並んでいる。
何度も食べに来ているのに、彼女はいつも同じものしか頼まない。
『季節のメニューとか期間限定はだめ。どんな味なのか分からないから心配で、食べれなかったらどうしようって思っちゃうの。一度食べたことのあるものなら安心でしょ?』とのこと。外食の冒険はしない。
ちなみ僕もペペロンチーノしか頼まない。辛いものが好きだから。
『最近どう?なにしてたの?』
注文を済ませると彼女は口を開いた。
『この間、就職に必要な資格試験が終わって、やっと解放されたところだよ』
『そっかぁ、お疲れ様だね。じゃあ今日は合格祝いだ』
『大したことじゃないよ、ただの資格試験だよ?』
『いーの、いーの。今日はデザートを奢ってあげよう』
ケタケタと得意気に笑う彼女につられて頬が緩む。
『ありがとう。そっちはどうなの?』
ふいに彼女の表情が固まる。
『…うーん、私は仕事行って、帰ってきて、ごろごろして…っていつも通りかな』と弱々しく笑った。
自分のことを話すのに詰まるのは昔からある癖だけど、その様子に違和感を覚えた。
『お待たせしました。チーズカルボナーラのお客さま』
彼女の名前を呼ぶ声に料理を持ってきた店員さんの声が重なった。
『わあ!美味しそうだね』
料理を目の前に彼女の表情は戻ったので、僕は違和感をパスタに巻きつけて一緒に飲み込んだ。
食後のデザートを堪能して、僕たちは外へ出る。結局、彼女は我慢できずに自分もデザートを食していた。
今日は彼女が買い物をしたいそうなので、適当にふらふらショップを巡った。
隣を歩いてて思ったことだが、彼女は見ない間にどんどん可愛くなっていると思う。髪も丁寧に編みこまれているし、服の色味のバランスもいいし、彼女によく似合っている。
髪なんか一本結びがいいところだった。
『めっちゃ練習したからね』
僕が聞いたら恥ずかしそうにまた笑っていた。
努力家なところは尊敬する。
僕もかっこよくなりたい欲は少なからずあるけれど、ほぼ諦めている。僕は僕で、このままで、まあいい感じだ。
『見てー!かわいくない?』
休憩に立ち寄った珈琲店で彼女が興奮気味にはしゃぐ。
ラテアートがオーダーできるようで、歴代に作ってきたラテアートの写真が飾られている。女の子が好きそうなサービスだ。
彼女は猫のラテアートを頼んだ。
『すごいちゃんと猫に見える』
『そりゃ猫だからね』
かわいいと愛でる彼女を僕はアイスティーを飲みながら見ていた。
彼女は散々眺めてから惜しむようにカップに口をつけた。
『美味しい…さすが猫だけあるね』
『なんだそれ』
『なんかこうやってのんびりするの久しぶりだからかな…染みるね』
えへへっと彼女が笑う。
その表情が痛々しくて僕は顔をしかめる。
『なにかあったの?』
『なんでもないよ!ラテが美味しいなって思っただけ』
嘘だ。何かあったときヘラヘラするのも、彼女のくせだ。
『嘘つき。キミの何でもないは何かあるときだよ』
がんばり屋さんで、思いやりがあって優しくて、それなのに自分には厳しい彼女。優しすぎて他人優先にして、いっぱいになるまでがんばる。
『何年幼馴染やってると思ってるの?』
その度に見てきた。彼女が落ち込んで、元気になって、またいっぱいになるまでがんばって、なんでもひとりで抱えようとするところを。
『そうだね、やっぱ分かっちゃうかな…』
力なく笑った瞳が揺れる。
『話聞くぐらいはできるよ。力になれることならやるし。いつも言ってるじゃん』
辛いことがあったときは落ち込んでいい。
悲しかったら泣いていい。
ひとりで全部抱え込まなくていい。
『何でもないフリして、笑わらなくていいから』
キミの悲しさを笑顔の盾で隠さないでいて欲しいんだ。
あの子と君が話してる
何故か見ちゃうのはなんでだろう
君への恋をあきらめてもうかなり時間が経つのに
ふとした瞬間に思い出すのはなんで?
何でもないフリで
周りも、自分も誤魔化して、
もう泣くこともできなくなっちゃったね
何でもないフリ
寒くなると悲しい気持ちになる
周りはクリスマス気分で溢れている…この年になるとクリスマスも
関係ない…